• きちびちゃん

企画展示室

きくちちき絵本展 しろとくろ

 

2019年9月21日(土)~11月10日(日)

休館日 9月25日(水)・9月30日(月)・10月30日(水)

開館時間 10:00~19:30

入館料 300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)

主催 武蔵野市立吉祥寺美術館

協力 講談社/アリス館/イースト・プレス/学研プラス/佼成出版社/小峰書店/小学館/

大日本図書/童心社/福音館書店/文溪堂/ほるぷ出版/理論社/WAVE出版

            『しろとくろ』 講談社 2019年9月刊行予定   ⓒChiki Kikuchi ※禁転載

『くろ』 武蔵野市立吉祥寺美術館 2019年9月刊行予定  ⓒChiki Kikuchi ※禁転載

 絵本作家・きくちちきが大切にするのは、“絵本を作りたいという純粋な気持ち”。2012年刊行のデビュー作『しろねこくろねこ』(学研プラス)は、翌2013年、スロヴァキア共和国で開催されている世界最大規模の絵本原画コンクール「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」(BIB)にて、「金のりんご賞」を受賞。一躍、気鋭の絵本作家として注目されます。デビュー後は、墨を用いた流麗な線描と余白を生かした作風から一転、勢いの増した筆の動きにあわせて、多様な色が画面を彩るようになりました。父親となった喜びとともに、きくちは次第に、「金のりんご賞」の受賞日に誕生した愛息を主人公に投影させて絵本を作るようになります。実体験に基づき、具体的なエピソードをもとにすることもありますが、息子の成長を動物や自然の摂理になぞらえる場合も多く、そのつど作風を変えながら、何冊もの美しい絵本を生み出しました。

 「世界観がリンクするような2作の絵本を作ってみませんか?」という、当館からの問いかけに、本展にあわせてきくちが手がけた新作絵本は、猫の“しろ”と犬の“くろ”が主人公のふたつの物語。講談社のご尽力を得て、素晴らしい2作の絵本が誕生したのです。ふたつでひとつともいうべき、『しろとくろ』(講談社 2019年)と、本展の図録掲載のために描かれた『くろ』(武蔵野市立吉祥寺美術館 2019年)もまた、愛息の姿を投影して描かれています。今回、新作絵本2作の原画全点とラフスケッチ、加えて “絵本にならなかった原画”もあわせて展示。1冊の絵本を完成させるために、多いときはひとつの場面で100枚以上、納得するまで描き続けて推敲を重ねる、きくちの制作への真摯な姿勢が伝わってきます。

 デビューから現在までわずか7年間で生み出された絵本は、20冊以上。きくちは、自身の絵本を“100年越しの手紙”であって欲しいと願っています。今、絵本を手に取ってくれている人、そして100年後の誰かの心にも寄り添えるように… 本展では、代表的な絵本原画や、デビュー前に自費出版していた手製本の原画のほか、今回のために制作された大型のバナー作品や立体作品を含め、約200点を展示いたします。きくちちきのみずみずしい感性と、美しく力強い線描が息づく、絵本の世界をお楽しみください。

 

左:『しろねこくろねこ』 学研プラス 2012年

右:『やまねこのおはなし』 作:どいかや イースト・プレス 2012年

【きくちちき◎菊地知己 Chiki Kikuchi】

1975年北海道生まれ。絵本作家。道内の大学に進み、美術学部建築学科を卒業後、上京。美術専門学校でデザインを学び、印刷会社に入社、デザインの仕事にたずさわる。33歳のときに絵本作家を志す。個展で発表していた手製本の絵本が評判となり、2012年に『しろねこくろねこ』(学研プラス)、『やまねこのおはなし』(作:どいかや イースト・プレス)でデビュー。2013年、『しろねこくろねこ』が「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」(BIB)で「金のりんご賞」を受賞。主な絵本作品に、『ぼくだよ ぼくだよ』(理論社)、『ちきばんにゃー』(学研プラス)、『みんなうまれる』(アリス館)、『ぱーおーぽのうた』(佼成出版社)、『とらのこ とらこ』(小学館)、『もみじのてがみ』(小峰書店)など多数。『わたしのひみつ』(作:石津ちひろ 童心社)など、絵のみを担当した作品への評価も高く、月刊予約絵本「こどものとも0.1.2.」「こどものとも年中向き」でも活躍。『とらこのおくりもの』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)など、少部数出版の絵本に魅了されるファンも多い。神奈川県在住。

 

 

 

上段左から、『ぼくだよ ぼくだよ』 理論社  2013年/『パパおふろ』 文溪堂  2017年/『みんな』 WAVE出版 2015年/月刊絵本「こどものとも0.1.2.」通巻281号 『でんしゃ くるかな?』 福音館書店 2018年/『わたしのひみつ』 作:石津ちひろ 童心社 2014年/月刊絵本「こどものとも年中向き」通巻397号 『テオのりんご』 作:きたむらえり 福音館書店 2019年/『もじもじこぶくん』 文:小野寺悦子 福音館書店 2019年/『ねこのそら』 講談社 2015年/『こうまくん』 大日本図書 2016年/『ゆき』 ほるぷ出版 2015年/『とらのこ とらこ』 小学館 2018年/『もみじのてがみ』 小峰書店 2018年

 

◆「きくちちき絵本展 しろとくろ」×「グラニフ」(graniph)コラボレーションTシャツが発売!

本展開催に合わせて、グラニフ」とのコラボレーションが実現。新作絵本『しろとくろ』の原画2点が可愛らしいデザインのTシャツになります。
「グラニフ」の全国の店舗およびオンラインストアでは9月25日(水)から発売、当館のミュージアムショップでは、本展初日から先行発売の予定です。https://www.graniph.com/

 

ⓒChiki Kikuchi ※禁転載 

 

◆展覧会関連イベント 

*会場はすべて、武蔵野市立吉祥寺美術館 音楽室 

本展に関するワークショップのお申し込み方法は、通常のワークショップとは異なり、往復ハガキのみのお申し込みとなりますのでご注意下さい

*③④は参加費不要。イベント当日の美術館入館券が必要です 

*③の開場は、美術館閉館後になりますが、入館券は閉館後もご購入いただけます

 

<ワークショップ>

親子いっしょに“いきものモビール”を作ろう

●ワークショップ終了後、“いきものモビール”は「武蔵野プレイス2階こどもライブラリー」にて、きくちちきの絵本特集と合わせて展示(10月3日[木]-11月5日[火])されます。

9月28日[土] 14:00~16:00

定員:親子10組20名 ※対象は、3歳~小学生以下の方と保護者の方

講師:きくちちき(絵本作家)

参加費:1組1000円

 

②『ちきばんにゃー』で絵本みたいに行進しよう

●歌や振付を練習後、当館のロビーおよび企画展示室(本展会場)内を音楽に合わせてみんなで行進します。

10月29日[火] 15:00~16:00

定員:20名 ※対象は、4・5・6歳の方。必ず保護者同伴でお願いします

参加費:500円

講師:良原リエ/加藤紗希

 

良原リエ(音楽家)

アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器奏者として、映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」、NAOTのショートムービー「ナオトのリズム」をはじめ、TV、アニメ、CM、ミュージカルなどの演奏、制作に関わる。トイ楽器を用いたライブやコンサート、子ども、親子向けの音楽会、ワークショップなども多数行っている。著書に「まいにちの子そだてべんとう」「たのしい手づくり子そだて」(アノニマ・スタジオ)「トイ楽器の本」(DU BOOKS)など。

instagram ID : rieaccordion web : www.tricolife.com

加藤紗希(振付師・俳優)

 

 

 

ダンスカンパニー[ビルヂング]代表。5歳でジャズダンスを始め、中学2年生でミュージカル劇団に入る。現在は、ダンサー、俳優として舞台や映画・映像作品への出演のほか、演劇やアイドルなどの楽曲への振付など、幅広く活動を行う。また、創作ユニット[点と]において、映像作品の製作も行なっている。

http://www.sakicato.com

 

[ワークショップ申込方法]

1)は9月10日(月)必着、2)は10月10日(金)必着にて、①ワークショップ名②氏名③郵便番号④住所⑤電話番号⑥年齢を明記の上、往復はがきにて、【〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 コピス吉祥寺A館 7階 武蔵野市立吉祥寺美術館 「きくちちき絵本展 しろとくろ」ワークショップ係】まで。応募者多数の場合は抽選とし、結果は全員に通知。*1)の場合は親子それぞれの氏名を明記 *往復ハガキ1枚につきイベントはどちらかひとつのみ、複数組・複数名での申込みはできません 【問い合わせ先】:0422-22-0385 

※個人情報は当館が責任をもって管理し、イベントに関する目的以外には使用いたしません

 

<コンテンポラリーダンス&ライブペインティング>

③『しろねこくろねこ』ときくちちき

●当館ロビーおよび企画展示室(本展会場)内にて絵本『しろねこくろねこ』をイメージしたコンテンポラリーダンスをご覧頂いた後、きくちちきのライブペインティングとコンテンポラリーダンスとのコラボレーションをお楽しみいただきます。

10月19日[土] 19:50~20:30(会場は、19:40より)

定員:40名 ※申し込み先着順。小学生以下の方は必ず保護者同伴でお願いします

出演:入手杏奈(ダンサー・振付家)/香取直登(ダンサー・振付家)/きくちちき(絵本作家)

 

入手杏奈(ダンサー・振付家)

 

 

幼少よりクラシックバレエを学ぶ。コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。ソロ活動を主軸に、ダンサーとして様々な振付家の作品に出演。多数の音楽PVへの振付・出演、美術家や音楽家とのコラボレーション等も行う。2014年「第1回ソロダンサフェスティバル 2014」最優秀賞受賞。2018年「SICF19PLAY」住吉智恵賞受賞。 現在、桜美林大学にて非常勤講師を務める。

ⓒbozzo

 

 

香取直登(ダンサー・振付家)

 

 

理系ダンスカンパニー ケミカル3主宰。これまで自身の作品が韓国、ハンガリー、ルーマニア、マレーシア、シンガポールで招聘され、国外での滞在制作も行う。俳優としても活動をし、長塚圭史演出「作者を探す六人の登場人物」や、小林顕作演出「パタリロ!」、中屋敷法仁演出「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」などに出演。

ⓒHARU

 

 

 

<トークショー>

④きくちちきと仲間たちによる『しろとくろ』と『くろ』の絵本ができるまで

11月2日[土] 14:00~16:00

定員:80名(申し込み先着順。小学生以下の方は必ず保護者同伴)

出演:きくちちき(絵本作家)/長岡香織(編集者[講談社])/サイトヲヒデユキ(デザイナー)

●トークショー後半に、きくちちきがスケッチブックに即興で“絵”を描いて参加者の質問に答えるコーナーがあります。描いた“絵”は参加者にその場でプレゼント!

[申込み方法]

3)は9月23日(月・祝)10:00より、4)は10月5日(土)10:00より、お電話(0422-22-0385)、または美術館窓口にて受付。1回の申し込みにつき、2名様まで受付可