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企画展示室

佐伯和子展...糸の葉 一万五千枚の糸の葉が語りかける

 

 2016年6月4日(土)~7月18日(月・祝)

会期中の休館日:6月29日(水)

主催:武蔵野市立吉祥寺美術館 

協力:タツモ株式会社・ソーイングセンターjoy

  

  染織家・佐伯和子が手掛ける、インスタレーション《糸の葉》…。

  一万五千枚の《糸の葉》が展示空間をどう支配するのか? 

そして別のアーティストの存在=“舞”という要素を加えることで、《糸の葉》がどのような変化を見せるのか? 

常に色と質感にこだわりながら、自身のテキスタイルの可能性を広げて来た佐伯だからこそ生み出せる異空間にぜひ、身を置いて頂ければと願っています。

2008年から着手したインスタレーション《糸の葉》は、東洋紡本社、虎ノ門三井ビル、ヒルトン東京ベイなど、国内外のホテルや病院を含め、数々の公共施設のために佐伯が手掛けた、ゆうに150件を超えるタピストリーとは性質が異なります。平面から立体への変化と共に、意図や目的を感じさせることなく、ただ自然に生を受けたかのような有機的な美を私たちに見せてくれるのです。

佐伯は、独自の技法でチュールの布の上に糸を縫いこみ、一枚一枚表情の違う糸の葉を生み出しました。今回、《糸の葉…落水》(2016)に用いられた糸の葉は五千枚…。《糸の葉…BONBORI》(2016)、《糸の葉…切通し》(2016)など、本展に出品される《糸の葉》シリーズ全点を合わせると一万五千枚を要します。

 《糸の葉》の名の由来は、“言の葉”…。ふと気づいた自然の美しさに眼を奪われるように

  《糸の葉》が支配する空間に迷い込み、見たことのない景色に出逢ってほしい。

  そしてあなただけに聞こえる、糸の葉が語る言葉を聞き取って頂ければ幸いです。

 

ワークショップ「佐伯和子と作る、あなたの《糸の葉》」の詳細はこちら

講演会「佐伯和子が語る、わたしの《糸の葉》」の詳細はこちら

 

 

 佐伯和子(Kazuko SAEKI)

染織家。1973年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業後、1975年にアトリエを設立。1981年、1982年、新制作展新作家賞受賞。1981年、1986年、日本クラフト展優秀賞受賞。2013年、清州国際工芸ビエンナーレにおいてベストアーティスト賞受賞。現在、新制作協会所属。

 

《糸の葉…落水》2016

        

 

夜間イベント 糸の葉×舞  

 一万五千枚の糸の葉は、彼らにどんな言葉を投げかけたのか?

ダンサー・入手杏奈は聞いた「《糸の葉》はわたしに、ここはずっと夜。と語った」

ダンサー・香取直登は聞いた「《糸の葉》はわたしに、潔く降り注げと語った」

能楽師・青木健一は聞いた「《糸の葉》はわたしに、“人の定めは輪廻”と語った」

詳細はこちら

染織家・佐伯和子の手で生命を吹き込まれたインスタレーション《糸の葉》が、別のアーティストの存在を受け入れた時、どのような変化を見せるのか? 

人間の動き=“舞う”を作品に加えることで、別の視点からの空間体感が可能となります。

コンテンポラリーダンスと伝統芸能としての能楽。

本展では、美術館閉館後の展示室内に於いて、《糸の葉》と“舞”の競演をご覧頂きます