• きちびちゃん

萩原英雄記念室

 会期:2017年6月1日(木)~10月15日(日)

 会期中休館日:6/28日(水)、7/12(水)~7/14(金)、7/26(水)、8/28(月)~9/8(金)、9/27(水)

 

 1960年に石をモチーフに制作された、萩原英雄の代表作<石の花>シリーズ。これらの作品には、萩原が独自に生み出した「両面刷り」の技法が使われていました。意図的に裏面から色や形を浸透させ、それを活かして、表面から版を刷り重ねていきます。つまり萩原は、紙の裏と表、両面から刷ることで、画面に深みを持たせようと試みたのです。

 新しい技法によってもたらされた、しっとりした美しさが、まるで地の底にいるような、冷たく静かな世界へと観る側を誘います。萩原が愛した“石”。その美しい表現をお楽しみ下さい。

 

   石の花(灰) 1960年

萩原英雄略歴    
1913(大正2)年   山梨県甲府市に生まれる
1932(昭和7)年 19歳 白日会第9回展に油彩「雑木林」出品、光風
会展第19回展に油彩「上り道」出品
1938(昭和13)年 25歳 東京美術学校(現東京藝術大学)油画科卒業
1951(昭和26)年 38歳 銀座資生堂で「萩原英雄(油彩)」個展開催
1956(昭和31)年 43歳 銀座養清堂画廊で「萩原英雄版画」個展開催、
日本版画協会、第24回展出品、以後、第43回展を除き出品を重ねる
1960(昭和35)年 47歳 第2回東京国際版画ビエンナーレで神奈川県立近代美術館賞受賞
1962(昭和37)年 49歳 第7回ルガノ国際版画ビエンナーレでグランプリ受賞
1963(昭和38)年 50歳 第5回リュブリアナ国際版画ビエンナーレで
ユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞
1966(昭和41)年 53歳 第5回東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞受賞
1967(昭和42)年 54歳 第1回チェコスロバキア国際木版画ビエンナーレでグランプリ受賞
2007(平成19)年   11月東京で歿、享年94歳