カンゲキのススメVol.35 サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』



カンゲキのススメは、東京を中心として、これから始まる公演のご紹介を主に行うページです。演劇初心者の吉祥寺シアターの新人職員O君が、先輩職員Kさんに色々と観劇にあたっての質問をしていきます。お読みになっていただいた方に、今までは知らなかった劇団や新しい魅力などを見つけていただき、劇場へ足をお運びいただくきっかけになればと考えております。

今回取り上げるのは、1月24日(土)より吉祥寺シアターで上演が始まるサスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』です。

【武蔵野文化事業団にて、チケット販売中!】
サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』 1月24日(土)~2月1日(日)
公演詳細→http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/11/post-29.html

・・・あらすじ・・・
深い森で兄に守られるように暮らしていた少女と、現実の世界で生きるすべを見失った女が出会う。そして不穏な空気をはらむ森での出来事と、現実の世界が次第にリンクして行き… 



















O君:新年あけまして!

Kさん・O君:おめでとうございます!!!

Kさん:2015年最初のカンゲキのススメです!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

O君:Kさん、お正月はゆっくりと満喫できたようですね!あたたかい部屋でごろごろしながらテレビを見たり、おいしいものをたくさん食べたりしていらっしゃった様子が目に浮かぶようです。

Kさん:それ、私がお正月の間に太ったのに気付いて言ってる?

O君:(にっこり)そんなことないですよ~。

Kさん:ふーん・・・。ところで、2015年の吉祥寺シアター提携公演第1弾が間もなく始まるわね!

O君:サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』ですね!

Kさん:サスペンデッズについては、2012年『GO HOME』を上演した時のカンゲキのススメvol.7で紹介したけれど、改めて説明をO君、お願い!

O君:ハイ!サスペンデッズは演劇集団円の演劇研修所を卒業した早船聡さんが、2005年に研修所同期の佐藤銀平さん、伊藤総さん、佐野陽一さんと旗揚げしたカンパニーですよね。早船さんの脚本『鳥瞰図-ちょうかんず-』が2006年に新国立劇場の“シリーズ・同時代”に選ばれたり、劇団としても2009年にMitaka “Next” selectionに選ばれたりと、旗揚げ以降注目を浴び続けている劇団さんです!

Kさん:そして今回、そのMitaka “Next” selectionで上演され好評を博した『夜と森のミュンヒハウゼン』が吉祥寺シアターで再演されることになったのです!ぱちぱちぱち。

O君:今回の公演のあらすじは上の通りですが、今回はただの再演じゃない!とのことなのですが、どういうことなのでしょうか?

Kさん:あらO君!いいところに気付いたじゃない!今回は新たに加筆修正し、音楽や振付を取り入れた新演出になっているそうよ。それに出演者の皆さんも変わっているから、初演を観たという方も楽しめる作品になっているのよ!!ただ劇場が変わっただけじゃない、まさに“吉祥寺シアターバージョン”ということね。

O君:なるほど!“吉祥寺シアターバージョン”楽しみです!
サスペンデッズといえば、公演チラシも楽しみのひとつですよね。

Kさん:木村タカヒロさんのイラストが毎回素敵なチラシよね!『GO HOME』のチラシも印象的だったけれど、今回も目を引くチラシね。O君はどう感じた?

O君:深い森の中から、こちらをじーっと覗かれているようで、どきっとしました。中央の女性も印象的なんですが、動物たちが正面からまっすぐこちらを見ている様子が、何かを見透かされているような、問われているような、そんな気がしましたね・・。

Kさん:そのまま森の中に引き込まれてしまいそうな絵よね。表面の美しい色使いと対照的な裏面の暗さが、森の奥の深い闇を象徴しているようでやっぱりどきっとする。タイトルの『ミュンヒハウゼン』という言葉は、精神医学の言葉で周囲の関心を引くために病気を装う精神疾患のひとつを意味するそうだから、人間の抱える心の闇なんかも連想させて、なんだか見透かされたような気持ちになるのかもしれないわね。やっぱり、演劇って人間を描く芸術なのよねぇ・・(しみじみ)。

O君:うーん、奥が深い・・・。

Kさん:それにこのチラシのように、今回は劇場に“森”が出現するそうよ!!

O君:“森”ですか!?す、すごい!!いつもとは違った劇場の雰囲気が楽しめそうで、ますます上演が楽しみになってきました!


【更に詳しく『夜と森のミュンヒハウゼン』に迫る!】


Kさん:さて、サスペンデッズの公演を生で観るのは2回目のO君!サスペンデッズファンの先輩として、今回初めて公演を観るという方に向けてお勧めポイントをお願いします!!

O君: わー(汗)むちゃ振りじゃないですか!!えっと、そうですね。僕がサスペンデッズの作品で好きなところは、何気ない自然な会話ですんなり作品世界に入っていけるところです。演劇初心者の僕でも入やすいので、演劇を見たことがないという方にもおすすめ出来ますね。でも、ふと気がつくと“異空間”や“異世界”に居るんですよ!そして、あれ?っと思ううちに物語がどんどん加速していって夢中になってしまうんです。

Kさん:言いたいことは分かるわよ!!そうなのよね。とっても自然な会話や、どこかおかしな人たちに夢中になっているうちに、いつの間にか違う時間や違う場所を行き来しているのよね。そんな行き来がとても自然だから、サスペンデッズをはじめてみるという方も安心して、物語に身を任せて欲しいと言いたいのよね!!

O君:まさに、そうなんです!!そして、そんな行き来が物語の核心を浮き彫りにしていって・・・。これぞまさに演劇の醍醐味!と僕は思っています!!

Kさん: あらO君、言うようになったじゃない。さすが吉祥寺シアターのホープは言うことが違うわねー!!

O君: (こ、こわい・・・。)で、ではKさんの今回のおすすめポイントはなんですか?

Kさん:そうねー。今回は初演とはちがって、音楽や振付が入ったり、出演者の皆さんも変わっているから、初演を観たという方も楽しめる作品になっているんじゃないかしら。それに、なんと言ってもサスペンデッズの作品に登場するキャラクターはどれもぐっと心を掴まれる瞬間があるのよね。それこそ、早船さんの丁寧な描写と役者さんの表現力ののなせる技だなぁと感じるわ。

O君:あ!僕もその瞬間分かります!!“分かるなぁ”でもなくて“居る居るこういう人”でもないんですけど・・・

Kさん:そうねぇ言葉で表現するなら“嫌いになれないな”って感じかしら?

O君:まさにそんなイメージです!!嫌な部分や辛いことはたくさんあるけれど、どこか憎めない登場人物たちに心を掴まれるんですよね。さすが吉祥寺シアターの永遠の○○歳 Kさんは言うことが違うなー。

Kさん:O君それは完全にバカにしてるわよね??

O君:い、いえ!!めっそうもございません!!と、言うわけで、いよいよ公演が始まるサスペンデッズ『夜と森のミュンヒハウゼン』お見逃しのないよう!皆様のご来場お待ちしております。(逃)

Kさん:O君ちょっと逃げないの!!




サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』公演詳細ページはこちら!
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/11/post-29.html

サスペンデッズ劇団HP http://www.suspendeds.net/
サスペンデッズオフィシャルブログ http://suspendeds.jugem.jp/