カンゲキのススメVol.39 おぼんろ『ゴベリンドン』


カンゲキのススメは、東京を中心として、これから始まる公演のご紹介を主に行うページです。演劇初心者の吉祥寺シアターの新人職員O君が、先輩職員Kさんに色々と観劇にあたっての質問をしていきます。お読みになっていただいた方に、今までは知らなかった劇団や新しい魅力などを見つけていただき、劇場へ足をお運びいただくきっかけになればと考えております。

今回取り上げるのは、5月21日(木)より吉祥寺シアターで上演が始まる劇団おぼんろ『ゴベリンドン』です。

【武蔵野文化事業団にて、チケット販売中!】
劇団おぼんろ『ゴベリンドン』5月21日(木)~6月7日(日)
公演詳細→http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2015/02/12.html


















O君:春の陽気でとっても過ごしやすい今日この頃!皆様いかがお過ごしでしょうか?こんないい季節には、やはり井の頭公園で散歩をして、吉祥寺シアターで観劇!がまさにうってつけですね!お、ちょうど、5月21日から注目の劇団おぼんろの公演が始まるじゃないですか!!

Kさん:今回も無理やりつなげてきたわね。 でも、5月21日はおぼんろの初日だけじゃなく、とっても大事なイベントがあるというのはもちろん忘れていないわよね!

O君:はい!もちろんです!!5月21日は吉祥寺シアター10周年記念日です。10年前のこの日吉祥寺シアターはオープンしたんですね・・・。(しみじみ)

Kさん:そう!そんな記念日に公演初日を迎えるのが劇団おぼんろの『ゴベリンドン』なの。では、まず劇団おぼんろの説明からお願いできるかしら?

O君:はい!劇団おぼんろの主宰を務める末原拓馬さんは劇団のすべての公演に脚本、演出、出演しています。末原さんはあの名門、早稲田大学演劇研究会出身なのですが、何よりもびっくりなのが路上での一人芝居を繰り返して、劇団のファンを増やしていったそうなんです!

Kさん:そうなのよね。この時代にそんな武者修行をした人がいるとは・・・すごいわよね。だからこそ、そんな末原さんのもとに集まった役者さん達は求心力のある役者さんたちばかり!だから少人数の出演者でも、たくさんの観客が夢中になってしまう作品を作り出すことが出来るのよ!

O君:そうなんですね!!まさに少数精鋭ということですね!僕が調べたところによると、劇団おぼんろは吉祥寺シアター初登場で、これまで吉祥寺シアターよりも小さい劇場でしか公演を行っていないようです。より大きなスペースでどんな世界観を作り上げるのか・・・。とても楽しみです!

Kさん:そうなのよね、とはいえ「おぼんろ?聞いたことあるなぁ」という方はたくさんいらっしゃるのではないかしら?実は演劇ファンがよくチェックしている舞台芸術クチコミサイト「CoRich舞台芸術!」の年間人気公演投票で3年連続ベスト3にランクインしているのよ。それに吉祥寺シアターの昨年夏のワークショップの講師となって吉祥寺の街中で発表公演を行ったの!その様子がこちら。





















O君:吉祥寺のコピスウッドデッキでの公演で、たくさんの方が立ち止まってくださったのが印象的でしたよね。特に子供達がとっても楽しそうで!夢中になって観てくれたのが印象に残っています。

Kさん:あら!O君いいこと言うじゃない!そうなのよ。劇団おぼんろのイチオシポイントは観劇経験を問わず、それだけじゃなく老若男女を問わずに楽しめる作品というところなのよ!

O君:と言うと?

Kさん:おぼんろの作品はどれもとっても鮮やかなファンタジーなの。でもファンタジーと言っても切なさや寂しさも含んだ、大人も楽しめるファンタジーだから演劇初体験の方も、子供も大人も世界観に入りやすいのよね。

O君:なるほど!演劇を普段観なれていないという方にもおすすめ!ということですね。

Kさん:そうなの。だから初めて舞台を観るという方にも是非観ていただきたいわね。そして今回上演されるのは、劇団おぼんろを一気に世に知らしめた廃工場での一ヶ月ロングラン公演『ゴベリンドンの沼』を吉祥寺シアターバージョンに全編書き直して再演するのよね!

【更に詳しく『ゴベリンドン』に迫る!】

O君:初演時の『ゴベリンドンの沼』のプロモーション映像を発見しました!




かっこいい!でも、なんだか違和感が・・・。あれ?客席の中に役者さんがいますよ?

Kさん:そうなの。おぼんろは客席と舞台を分けず、観客を“参加者”、キャストを“語り部”と呼んで「その場に集まった全員で物語りを体感する」ことを大切に考えているんですって。語り部たちが縦横無尽に劇場を走り回って自分達のすぐ近くで物語が進行するから、主人公たちをそっと見守っているような気持ちで物語に参加できるのよ。

O君:と言うことは「吉祥寺シアターを走り回る」ってことですか?!この広い劇場を?10年間を振り返ってもそんな公演は今までなかったんじゃないでしょうか?

Kさん:そうよね。ちょっと信じられないわよね。おぼんろの公演を観たことがある私でさえ、吉祥寺シアターの劇場がどんな景色になるのか全く予想がつかないのよね。まさに期待と不安が入り混じった感覚よ!語り部の皆さんがとても心配だわ。(汗)

O君:なんだか僕も期待と不安が移ってきました!!(汗)

Kさん:それにおぼんろの大きな特徴といえばもう一つ、この写真を見てみて!












O君:あれ?なんだか見たことあるようなもので美術がつくられてますね!それも劇場の全面に。

Kさん: そうなの。上につってあるのはよくあるビニール傘で、ダンボールで作られたセットもあって、とても身近なもので美術が作られているのも特徴なの。

O君:ダンボールにビニール傘っていわゆる・・・「ゴミ」では?

Kさん:そうよね。でも「ゴミ」と呼ばれるようなモノたちが、おぼんろの物語に取り込まれると、なんだかトクベツな素敵なものに見えてくるというのも魅力の一つかも知れないわね。そんな特徴的な舞台美術が劇場の全面にあるというのもポイントね。四方八方を演技スペースとしているから、もちろん四方八方に美術が必要になるのよね。

O君:と、言うことは、吉祥寺シアターの劇場全面に舞台美術を作るということですか!?劇場に入った瞬間からおぼんろの世界観に入れるということですね!・・・とはいえ、こんなに広い劇場の四方八方に美術をセットするなんて、全く想像がつきません!!

Kさん:吉祥寺シアターの一番近くにいる私達でも全く想像が付かない今回のおぼんろ『ゴベリンドン』の公演。吉祥寺シアターの11年目がスタートする5月21日から始まるこの公演で、劇場の常連のお客様にも今までにない吉祥寺シアターを見ていただけると思います!!是非皆様ご期待下さい!

おぼんろ『ゴベリンドン』公演詳細ページはこちら!
http://www.obonro.net/goverindon/
劇団おぼんろ公式HP http://www.obonro.net/goverindon/#c01