児童文学のあり方と演劇

投稿者:Director's Choice



夏になると各地で子どもにも観てもらいたい演劇が数多く上演されますね。世田谷パブリックシアターのクリンドル・クラックスは英国と言うことを強く意識させる作品でした。


僕は児童文学を読むのが趣味で、世界中の本を読み漁りましたが、日本と英米ではずいぶん児童文学のあり方が違うと思うのです。
日本で児童文学が好きというと「ふーん、猿かに合戦とかだろ?」と言われます。確かに日本ではこうした話を小さい頃に読むと、ラヴコメのような読みやすい本が待っている感じです。


その一方、アメリカなどは離婚が深刻な問題であり、こうした状況の中で子供たちがどう生きていくべきか、指針のような強く生きる力のようなものを与える役割があるとも言えます。(もちろんファンタジーもたくさんあり、社会派の話が主流という訳ではありません。)
しかし、中学・高校生に相応しい話がきちんと出版され、軽い恋愛ノヴェルとは全く違う世界が描かれています。


吉祥寺シアターでの少年社中「モマの火星探検記」は毛利さんの世界を強く反映した、こうした中学・高校生にも楽しめる世界に近いものでした。その一方KAATの「暗いところからやってくる」は日本の小学生にわかりやすいドキドキする話でしたね。最後のセリフ「友達なんだ」と言うところは感動的でした。「前川さん、いい台詞書くなあ・・・」と幸せな気持ちでいっぱいになりました。


ちなみに、日本の児童文学者で私が好きなのは、岡田淳です。


 
さて、PARCO劇場で三谷文楽の当日券を買って、開演までにちょっとお昼を、と思って、PARCO裏のスパマッチョに行きました。750gでも650円!というもの凄い店。味はなかなかで、250gなら軽く食べられますよ。