勝負できる若者たち

                                                                書いた人:クロコ

 

年末からこの時期の日曜日はマラソンや駅伝の大会が毎週のようにライブ放映されています。

数ある駅伝大会の中から毎年同じ大会を見ているわけではありませんが、ここ1,2年は
それ以前の大会とは明らかに選手の意識、戦術に変化があるように感じます。

特に高校、大学生が男子、女子に限らず非情に積極的なレースを展開することです。

それまではスタートの1区の選手は次の2区へ自分が1番で襷を届けるのが最大の目的で、
スタート直後はスローペースで道路の巾いっぱいに広がり、隣の選手と肘をぶつけ合いながら
「誰か先に行け」と牽制し合いながら大集団で何キロも走り、
最後の1km位になってやっとスパートし最後は短距離走のようなスピードで
身体ひとつリードして次の走者に襷を渡すというパターンが多かったのですが、
どうも昨年暮れから、今年のレースを見ていると、
1区スタートまもなく飛び出していく選手が必ずいる気がします。

レース全体を考えると、強い選手に出来るだけほかのランナーとの差をつけて貰うためには
この戦法が最良と考えますが、飛ばしすぎでつぶれる危険があるので、
なかなか監督も指示できない戦法だと思います。

しかしながら私が今シーズン見たレースの殆どは最初から飛ばす選手がいるレースでした、
これは選手個人にしっかりとした目的意識と自信があってのことだろうと思います。

これは若者の意識の変化なのではないかと思うのです。

数年前までの横並び、ほかの人と違ったことはしない、自信もない、
自分だけ目立って浮いた存在にならないよう常に気を配っていた世代、とは
違う若者が出現し始めたのではないでしょうか。

クラシックの楽器演奏やバレエでは若くして世界に通用する人が昔からいましたが、
今、スポーツの世界でもサッカー、テニス、卓球、スキー、体操と世界で戦える人が増えてきました。

今まで何となく日本の若者に有った、自分はここまでだろうと言うような上限が取り払われ、
自信を持ってトップを目指す若者が増えてきたと感じます。