場所や時代が変わっても残るもの

                                  書いた人:スピカ
 
時の流れというのは一定でないなぁと感じることがあります。先日、本ブログでも大概の方は子どもの頃に過ごした時間の方が圧倒的に長く、大人になってみれば、季節過ぎ行く様や、1年なんてあっという間に感じるものですと書きましたが、意外と新鮮な経験をすることで、いかようにでも感じることができる。遠い出来事にも近しい出来事にも感じることが出来る。要は忘れられないような体験をたくさん作ることで、永遠の記憶として補うことができるのではないかと思うことがあります。

こんなことを申しますのも、私のスケジュール帳には、今月初旬に「唐組、雑司が谷、鬼子母神」と記したキーワードの羅列があり、それは取りも直さず唐組公演に行ってきたことを意味します。確認した瞬間、ほんの一ヶ月前のことであるのは事実なのですが、遠い昔のことのようにも感じたからです。ノスタルジー溢れる世界を触れに行ったからでしょうか・・・。

唐十郎の「唐組」(通称紅テント)といいますと寺山修司の「天井桟敷」、鈴木忠志の「早稲田小劇場」とともに1960年代の日本のアングラ演劇をリードした演劇団体の1つです。それを今、現代になって観ることができるとは・・・、そもそもそうしたものが現代になっても行われていることは知らず、「演劇に関する仕事をしているのなら」と知人の勧めで観に行くことにしたのですが、誘ってくれたことに感謝すべきかもしれません。牛に引かれて何とやら・・・。神社の敷地にゴザが敷かれ、ほとんど立錐の余地もないような状態。体育座りで公演を観る。毒々しいまでの原色とキッチュな世界観は、意味とか理解を超えて、一度は観ておいてよかったなぁと感じました。

さて、そんな1960年代の名残を残す唐十郎の演劇を観た後は、場所も時代も現代に置き換えて吉祥寺シアター共催、協力事業となります公演情報に移りたいと思います。

まず、劇団オーストラマコンドーは来月7、8日に新作公演プレイベント「書を捨てよ、町へ出よう」がコピス吉祥寺ウッドデッキで行われます。また、同劇団は吉祥寺シアターにて2月6日(木)から2月16日(日)まで『さらば箱舟』の舞台化に望みますのでそちらも楽しみです。

次に、鈴木忠志が主宰を務めるSCOTは既に本ブログでも何度かご紹介しましたとおり 日中韓3ヵ国語版『リア王』、『新釈・瞼の母』、親子のための音楽劇『シンデレラ』を上演いたします。(公演によっては既に完売となってしまった回もございますが、チケットの取り扱いはまだございますので、興味がありましたらぜひお求め頂きたくお願いします。(チケットの予約→こちらから