スタッフブログ:2014年04月

一葉の写真

書いた人:スピカ
 


 劇団青☆組「星の結び目」の公演チラシが届きました。親戚一同揃った記念写真で、セピアであることからも、おおよそ40年以上昔であることが推測されます。チラシ裏面にあります公演の概要を見ていると、なんとなしに在りし日の家族の風景を描いたのだなということが伝わってきまして、戻ることの出来ない日々、哀切の念が伝わってきました。(公演チラシが掲載されているページは→こちら) 

 ・・・「家族」や「親子」の関係、血の繋がりっていったいなんなのだろう?と思うことがあります。
 写真を見ているうちに、ある日本映画の1シーンに行き当たりました。
 海外へ単身赴任をしていた父親が、一時帰国した際、娘の高校入学のお祝いに万年筆を渡すシーンがあるのです。なぜ、万年筆なんかくれるの?と父親に尋ねるのですが、何を買おうか迷ったのだけれど、結局はこれになった。昔は入学とか卒業というと万年筆っていうのが定番だった。使わなくたっていい、持っていることに意味があるんだと諭すのです。
 持っていることに意味がある・・・これは逆にいうと価値があってもなくても捨てられないものということになります。記念としてもっておけということになります。思えば、私も親からの頂き物ではありませんでしたが、卒業祝いとして、学校側から印鑑が手渡されたことを思い出しました。それは未だに家においてあります。
 どんなに時間がたっても年月を経ても手元にあるというのは、そうした普段は手に取ることがないけれど身近なところにあるのかもしれません。もちろん実用性ということではやはり?になってしまいますが、見るたびに思い出すとかそういうものってきっとありますよね。

 話が少々、脱線してしまいましたが、「家族で共有された想い出」というのは言ってしまえばそういうものなのかもしれないと感じるのです。空気のように、普段は意識しないものだけれど、ふとした瞬間、写真なり、お互いに共有された事物によって、ふと思い出に立ち返る瞬間があるのだと。そして今ある現状からふっと気持ちが軽くなるようなことがあれば、とっても幸せなことですよね。

 本作の作・演出を手がける吉田小夏さんにとっても、「一葉の写真」から一幕の劇へと作り上げるだけの想い出がたくさん詰まっていることに違いありません。

 武蔵野文化事業団チケット取扱いの詳細に関しては今後、会員向けのインフォメーションや当HPを通してお伝えしてゆきたいと存じますので、ぜひとも関心のあるお客様は劇団HPから公演日程を見ていただいて、今のうちに観劇予定を組んでいただければ幸いです。 

 

ゴールデンウィーク。


書いた人:しだた

 
 早いものでもう四月も残りあとわずかとなりましたね。この前電車の中で同じ車両に乗っていた女性二人組みの「今年ももう三分の一が終わっちゃうんだね~」「ほんと、早いよね~」という会話が聞こえてきて、もうそんなに経ってしまったんだなぁと改めてびっくりしてしまいました。
巷はゴールデンウィークに突入ということで、今年は休みがとびとびで混雑するのは五月の連休に入ってからだそうですが、日曜日の朝の電車の中はいつもより少し人が多くて、みなさんどこかに出かけるのかうきうきした感じが伝わってくるような気がしました・・・吉祥寺の街も先日駅前の大型商業ビルがオープンしたばかりですし、いつもの休日より訪れる人は多くなるんでしょうね。
 

 ところでゴールデンウィークといえば、注目度の高い映画がいろいろと公開されるわけですが、吉祥寺バウスシアターでは4月26日(土)より2週間限定で、武蔵野市を舞台に市内オールロケで撮影された『さよならケーキとふしぎなランプ』という映画が公開されているようです。この映画は地元に密着し映画製作から劇場公開までをプロデュースする「吉祥寺で映画を撮ろう!」プロジェクトの第四弾として製作され、主役にはミュージシャンの堂島孝平さんが俳優初挑戦として大抜擢されたそうです。吉祥寺のカフェを舞台に、そこに集う人々の少し不思議なファンタジーを描いているとのこと。惜しくも閉館が決まってしまったバウスシアターでのクロージング作品の一つとして公開されていますが、この映画以外にもおもしろそうな映画が目白押しなので気になった方はこのゴールデンウィークに一度訪れてみてはいかがでしょうか。


 さて、ゴールデンウィーク中の吉祥寺シアターは、毎年恒例の「吉音コンテスト決勝大会」や「和太鼓」などが開催されます。また連休明け5月9日(金)から12日(月)までは、演劇集団 砂地『3 crock ~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~』の開催が迫ってきました。チケットは現在発売中ですが、残りが少なくなってきている回もあるのでお急ぎください。それに合わせてカンゲキのススメも更新されていて、読み応えのあるものに仕上がっているのでこちらもチェックをお願いします!


 

トークショー!

書いた人:コモト


コモトです。ゴールデンウィークを間近に、街の空気もお天気も陽気になっている気がする今日この頃です。

さて、素敵なお知らせが入ってきました。なんと先日ニュースにもなっていた「早稲田小劇場どらま館」の起工記念として、「早稲田小劇場」の生みの親である鈴木忠志さんのトークショーが5月8日に開催されるそうです!当日の内容としては、

「小劇場がそれほど多くなかった1960年代に、自分たちで一から活動の場をつくりあげることには相当の覚悟とエネルギーが必要だったはずです。その力の源泉にあったのはどのような思いだったのでしょうか?当日は新しい「早稲田小劇場どらま館」への期待や、大学が小劇場を持つことの意義についてもお話しいただきます。」(リンク先より抜粋)

とのことで、当時のお話もたくさん聴ける滅多にないチャンスです。

吉祥寺シアターとしても毎年12月に鈴木忠志さん率いるSCOTの公演を上演しており、昨年度に行われた演劇人向けの演劇教室では鈴木先生による講義が行われ、とても有意義な時間が生まれました。今回のトークショーは早稲田大学の学生だけでなく他大生や一般の方も無料で参加することができますのでお時間のある方はぜひ足を運んでみてくださいね!なおトークショーの詳細はこちらからご確認ください。


■コモト、今日の一冊
吉祥寺シアターホームページにて「カンゲキのススメ」コーナーが更新されています!今回は5月9日から始まる演劇集団 砂地『3 crock』の特集をしています。観劇前に是非ご覧ください!

二足の草鞋

書いた人:スピカ

 

 「二足の草鞋(わらじ)を履く」と言う言葉があります。昼間は勤め人として働きながから、夜はスタジオミュージシャンとして活躍中であるとか、休日は趣味と実益をかなえて家で習い事の教室を開いている等、言ってみれば趣味を副業としてしまったケースを指してそのように言ったりしますね。ただ、この二足の草鞋には続きがあって、“二足の草鞋は履けない”までがひとつの言葉のようで、本来は“両立しないもの”の喩えのようでもあります。
 しかしながら趣味を実益にかなえるなんて、私など散歩と読書くらいしかすぐには思いつかない“しがない”趣味しか持たないものにとっては、なんとも羨ましい話ではあります。プロ顔負けの技量をもった方、時には“玄人(くろうと)”などという言い方をしたりしますが、芸術家の中には非常に稀なケースではありますが、趣味がいつしか一般に知られるところとなり、履けない二足の草鞋がいつの間にか「日曜画家」と呼ばれるスタイルで、ジャンルを確立させてしまった作家もいるのです。古くはフランスのアンリ・ルソー。そして今回ご紹介する吉祥寺美術館で現在開催されている川上澄生(版画家)もまた公立高校の教諭を続けながら、制作活動を継続し、作品を発表してきたことで知られております。
 もともと、私が川上澄生の名前を知ったのは、とある棟方志功の展覧会で、「初夏の風」という川上澄生作が展示されていたからです。「棟方志功って版画の大の巨匠に・・・何故?」と言う方はもちろん多くの方が思われることでしょうが、キャプションには志功が実は元は画家志望の青年であったこと、本作に出会い、版画に転向することになった経緯が記載されてありました。
 偉大なる巨匠の前には偉大なるパイオニアが存在したというわけではありますが、川上澄生の版画もまた味わい深いものです。私は先ほどの「初夏の風」に代表されるような叙情的な作風に魅力を感じております。ぜひともご興味がありましたら会期中に一度ご来館されてはいかがでしょうか。
 会期は4月5日(土)-5月11日(日)会期中の休館日:4月30日(水)
※今回の吉祥寺美術館の出展に、「初夏の風」はありません。悪しからずご容赦ください。

 

 

まもなく『3crock』登場です。

書いた人:バタコ

 あっという間に4月20日!5月も目の前ですね。4月に入ってからなぜか私が休みの日には必ず雨が降るという「雨女」状態が続いています・・・。最近では休みの日がかぶるとみんなに嫌がられる始末です。雨は私のせいじゃないですよ!負けずに今日も頑張ります!!

 さて、いよいよ2014吉祥寺シアターラインアップが始動しました!
トップバッターは演劇集団砂地の『3crock』~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~
タイトルにもある通り「三人吉三」から着想を得た作品です。「三人吉三」というと言えば歌舞伎の人気演目で、今年6月にBunkamuraシアターコクーンで行われるコクーン歌舞伎でも上演されることが決定しています。初演は1860年ということなので、約154年前につくられた作品ということになりますが、その物語は現代の私たちが見てもドキドキしてしまうサスペンスもの!登場人物たちも知らずにいた過去の因縁が次第に明るみに出て行く様子は、思わず引き込まれてしまいます。私にとっては初めて観た歌舞伎の演目がこの「三人吉三」だったので、この作品はかなり印象に残っている思い出の作品です。七五調の聞いていて心地よいリズムの台詞で進む、盗人たちの運命的な出会いに義兄弟の契り、兄妹の禁じられた恋、因果の元の謎の名刀・・・とドキドキしてしまう要素が盛りだくさんの作品で、この作品を初めての歌舞伎に選んで本当に良かったなぁと思っています。そんな歌舞伎との出会いからすっかり歌舞伎が好きになり、二ヶ月に一回は歌舞伎を観に行くほどのファンになりつつあります。初めて歌舞伎の物語に触れる方にも本当におすすめなのが「三人吉三」です。

 そんなドキドキ要素が盛りだくさんの「三人吉三」は、その盛りだくさんのせいで少々話が複雑になっていて、歌舞伎だと本当に長い・・・。そんな「三人吉三」が現代劇になる!ということで、歌舞伎を見たことがないという方にも楽しんで頂けるのではないかと思います。どうやら吉祥寺シアターの舞台がまたもや新しい表情を見せる予感・・・。舞台美術も是非お楽しみに!歌舞伎「三人吉三」の詳しいあらすじは文化デジタルライブラリーで見ることが出来ます。歌舞伎の舞台写真や映像なども見ることが出来るので、予習をしたいという方は是非チェックしてみて下さい。

砂地『3crock』もFUKAIPRODUCE羽衣ものチケット発売中です。
どちらもご予約はお早めに。
ご予約はこちらから↓
https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
皆様のご来場お待ちしております。

  

共感が共感を生む瞬間

書いた人:スピカ


 演劇集団砂地「3crock」
の公演が近づいてまいりました。公演日によって残席は変わってくるのですが、まだまだ絶賛発売中ですので、ぜひとも興味のあるお客様はチケットをお求め頂きたくよろしくお願いします。カンゲキノススメも近々アップいたしますので、後ほどそちらもご笑覧いただければ幸いです。
 少し前になりますが、小説家の保坂和志の本で、心の琴線に触れるような一節に出会いました。それは劇作家でもあり短編小説家としても著名なチェーホフについて書かれた内容ではありましたが、先月中旬に当館で行われたティーファクトリー「荒野のリア」を観て得られた感触ととても似ていましたので(シェイクスピアについて語られた言葉ではないのですが)少し抜粋して記述いたします。

『自分がそのときに抱いている気持ちの総体が、誰かに言葉で説明されることよりも、遠い昔に生きた誰かと強く響きあっていると実感できるとしたら、その方がずっと喜びが大きいと思う。そういう想像力が、人間の有限性や孤独を救うことができるのではないだろうか。』「言葉の外へ」河出文庫(P61)

 吉祥寺シアターは昨年、たくさんのW.シェイクスピア作品をご提供させていただきましたが、もし実際にシェイクスピアがこの場にいて、観劇していたらどういう印象をもつのだろうか?なんてあり得ない“もしも?”を考えてしまうことがあります。それは脚本家や演出家が原作に想を得て演出上、別の作品のように仕立て上げる(成立させている)から余計に想像力を刺激されるかもしれません。
 原作がある場合、脚本家や演出家が翻案する。原案に脚色を加え、意図を持って作り変える過程とはどのようなものなのだろうか、意図することはなんだろうかなどと考えることが稀にあります。
 もちろんそれは皆様からいただいた観劇後のアンケートからも感じることがあります。思わず「正鵠(せいこく)を射る」ようなはっとさせられる回答に出会うこともあります。おそらく、これらは時代性を超えて、映像作品や過去の演劇、その他想起されるイメージ・・・皆に共有できるような連絡通路があって、どこかで通じあっているような、そんな不思議な感覚を呼び起こす瞬間があるからでしょう。
 演劇集団砂地「3crock」も、江戸時代後期に河竹黙阿弥によって書かれた「三人吉三廓初買」を原作としております。皆様が翻案・脚色された演劇からどのような感触を得るのか、そしてそれが原作とどのような関連性があるのか、公演が待ち遠しいですが、ぜひとも多くのお客様に観て頂いて、そして原作に思いを馳せた後に残るものは何か、皆様と共感することができたら嬉しいものです。

 

駅前の混乱。


書いた人:しだた


 気がつくと今月も半分が過ぎてしまいましたね。だんだんと暖かい日が増えてきて、そろそろ昼間も上着なしで外を歩ける気温になってきました。朝の通勤電車の中も新年度の少し落ち着かない感じからいつもの落ち着きを取り戻してきたような気がします。満開だった桜もいつの間にかほとんど散ってしまっていて、次にお目にかかれるのはまた来年となってしまったようです。
 

 ところで前回のブログにも書いたとおり、先日の13日は吉祥寺駅前についにあれが現れましたね、そう「パトレイバー」の実物大レプリカ!展示された次の日に大きくニュースにもなっていたのでご存知の方も多いかと思いますが、その日の駅前はすごい人だかりでした。昼休みに意気揚々と携帯のカメラ片手に駅前へと向ったのですが、見渡すかぎりの人・人・人で、写真を撮るどころか、良いポジションで見ることすらできない状態でした。なんでも人が集まりすぎて、予定していた時間より早めに公開も終わってしまったとのこと。このブログにも写真を載せようかと思っていたのですが、全然いい写真が撮れず、パトレイバーの人気のすごさを改めて感じた日となりました。個人的には次はゴジラの実物大が駅前に来てほしいなぁなんて思う今日この頃です。
 

 さて、吉祥寺シアターでは、現在6月13日(金)から22日(日)まで開催されるFUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』と5月9日(金)から12日(月)まで開催される演劇集団 砂地『3 crock ~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~』のチケットを発売しています。どちらも今後の活躍が期待される若手劇団なので、気になった方はぜひチェックしてみてください→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
 

ちなみに、FUKAIPRODUCE羽衣は歌とダンスで表現する“妙ージカル”(妙なミュージカル)を特徴としているのですが、公式HPにアップされている『浴槽船』という歌とパフォーマンスの映像を見すぎて、お風呂に入っているとついつい頭の中で流れてきて、最近はもっぱら口ずさんでしまっています・・・(笑)こちらも気になった方はぜひ一度ご覧いただければと思います→http://www.youtube.com/watch?v=-Rqu4aEkL3Q


 

シアターカフェ再開です!!

書いた人:バタコ

まさに春爛漫の陽気が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。4月に入って少々お休みをいただいていたシアターカフェが昨日から再開いたしました!お待たせいたしました。外観もお花が増えてより素敵になりました。













店内には子供も大人も楽しめる絵本が増えてメニューを待っている時間ものんびり過ごせました。とはいえ今日はタンバリンプロデューサーズの初日で、カフェの外はバタバタしています。初日前の緊張感あふれる劇場で、心休まるのはカフェくらいですね。
シアターカフェのメニューも一部変更がありました。ドリンクメニューはそれほど変わりありませんが、フードメニューが少々変更されました。季節によっても変わるようなので、ぜひぜひいろんな季節の味をお楽しみに。
ちなみに本日のランチメニューはこちら↓













今日のフードメニューは二種類から選べました。わたしはカレーを注文しました。今日のカレーはニョッキも入っていてボリューム満天!食いしん坊の私も大満足です。













公演前の休憩がお得になるチケット割引も継続中。吉祥寺シアターの当日の公演チケット提示でメニューが全品5%オフになります!ぜひ開演前の一服はシアターカフェで。これからもシアターカフェをよろしくお願い致します。
シアターカフェへのお問合せは0422-22-3477まで。

現在武蔵野文化事業団では砂地『3crock』とFUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』のチケット発売中です。どちらもご予約はお早めに。カフェも吉祥寺シアターも皆様のご来場お待ちしております。
ご予約はこちらから↓
https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
皆様のご来場お待ちしております。 

チケット発売中!

書いた人:コモト


コモトです。桜もあっという間に散り始めていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて4月頭より、2作品のチケット発売がスタートしています。

 砂地『3 crock』~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/02/3-crock.html

FUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/02/fukaiproduce.html

そして今月中旬からは芸能劇場で上演予定のBaobab『TERAMACHI』のチケット予約も始まります。Baobabは2012年度に開催した「ダンス・インパクト吉祥寺」に出演後、昨年度には吉祥寺シアターダンス部の講師を主宰の北尾さんにやっていただいたりなど、何かと縁のある団体さんなのです。今回は芸能劇場のスペースを生かした「和」の要素の詰まったダンス作品となるそうです。

こちらは4月19日午前10時より発売開始です。下記リンクより公演詳細をご確認ください。

Baobab『TERAMACHI』
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2014/04/baobab-tera.html

勢いのある若手劇団・カンパニーが目白押し!お楽しみに!


■コモト、今日の一冊
「FUKAIPRODUCE羽衣」演出家のの糸井幸之介さんが幻冬舎Plusで連載をしている「小劇場の美しい女優さん」という読み物をご存知でしょうか。糸井さんが毎回小劇場で活躍されている女優さんをゲストに迎えて、カフェで対談をするという企画です。6月の吉祥寺シアターの公演では、この連載の公開対談がシアターカフェで行われますよ!(詳細は追って公開予定)
この連載の第2回では劇団主宰の深井順子さんとの対談もされています!お時間のある時にどうぞ!

寄席といわれてよさない怪談

書いた人:スピカ


 今月4日(金)に発売となりました第119回武蔵野《七夕》寄席でありますが「いつもと時間帯が違う」と思われたお客様は鋭い。それはまったく正しいのです。
 開演時間が“17時”。いつもの武蔵野寄席でありますと、14時からの口演ですからね。これは「おやっ」と思われた思われた方は武蔵野寄席の常連といってよいと思います。(ご来場になるお客様、開演時間にご注意くださいね。)
 これはなんでだろうなぁと少し思っていたところですが、トリだけ演目が確定している。――何かとみると「もう半分」。口演は五街道雲助(ごかいどう くもすけ)師匠。怪談噺であるから、真昼間に行うよりも少し時間をずらしたほうがたしかに風情がありますね。

 「落語って笑いではないの?怪談って聴いたことがない」という方も、いらっしゃるかもしれません。
 落語にはどうやら“滑稽噺”や“人情噺”だけではなく、怪談があるらしいと知ったのは、学校の授業で取り扱った三遊亭圓朝の怪談「牡丹灯篭」が初めてだったと思います。口演記録の音源はどなたのものだったか失念してしまいましたが授業は、落語をずっと90分間流すのみ。
 「人は大勢いるのに、教員含め誰一人声を発することがない」・・・天井近くのスピーカーから聴こえるのみ・・・少し異様な雰囲気でした。もちろんその一講義では終わらないので、2~3週に亘って一つの噺を完結させた上で、レポートを課されるのですが(怪談ですから面白いという表現が適切かどうかはわかりませんが)話芸で人を惹き付ける面白さというのはもう心にぐっとくるものがあります。加えて場面展開の速さと、テンポがよいので次はどうなるのだろう・・・と関心をそそられ、なんと“人間”というものが描かれているかと思ったものでした。人間?怖いのは幽霊なのでは・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、いやぁ本当に怖いのは“人間の心の弱さ”なのかなぁなんて思い知らされます。
 ご興味のあるお客様は一度、聴きにいかれてはいかがでしょうか?もちろん怖い話は苦手!というお客様にはもちろんムリにおすすめいたしません。

 

吉祥寺シアター関連情報
 4月に入ってからご来館いただいたお客様はすでにご存知かもしれませんが、現在、当館に併設されております「シアターカフェ」は休業しております。
 店長さんのブログにもあります通り、今月中旬には営業を再開いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。お店が再開しましたら、随時、吉祥寺シアターのtwitter等で営業再開の情報を配信いたします。それまでの間、いま少し、お待ちください。