decade

書いた人:スピカ

 

 英単語で10年(間)は「decade」と言います。カタカナ表記にするとディケイドが適当でしょうか?皆様、ぜひとも10年はでっけいど(でっかいぞ!)とでも覚えましょう。
 …で、何故このような書き出しからはじめたのかと言いますと少しだけ理由があり、やはり10年という年月はやはりでっかいねと駄洒落とはいえしみじみ思ったからです。

―先月のことです。
 「黄昏にロマンス」の公演の問い合わせ電話を受けていたところ、
「実は前にもう30年は前かしら? “ターリン行きの船”って言って、キャストは今回のお二人ではないけれども設定は全く同じで、たしかその時も同じ舞台を観に行ったのよ。だから、今回もとても楽しみにしているの」
とご丁寧に私に説明してくださる年配のお客様のお問い合わせを受けました。
「確かにこの作品は随分以前に公演されたことがあったようですよね。ぜひ観にいらしてください。」
とその場はそのまま受話器を降ろしたのですが
さて・・・と業務に戻ろうした刹那、今から30年以上も前の舞台のこと?このお客様はそんな昔のことまで大切な記憶として温めていらしたのか!と内心驚きで一杯であったからです。
皆様、たとえば30年前どうしていたかとか、または逆に今から30年後、自分はどうなっているか覚えていたり、想像がついたりしますでしょうか?
そんなことを考えていると少し事情はかわってしまうかもしれませんが、私も似たようなことであれば、体験だけはしているかもしれません。ネットでモノを調べることができる時代になって随分世の中も変わったものだと「今浦島」を唱えるほど時代錯誤のことは言いませんが、時々、自分がまだ子どもであったころ、読んでいた本であるとか映画のことを調べてしまうことがあるのです。それは当時の世間的な評価がどのようであったかとかリアルタイムの情報を知ることができたり、作品レビューを読んでみたり、今になってから記憶の確からしさを追認する作業と似ているのかもしれません。
まぁそれはさておいても、自分の30年後は・・・と思い浮かべても、「さて・・・」と答えはないままではありますが・・・。