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KENTARO!!のワークショップとダンス

                                 書いた人:クロコ

昨日は18日から毎夕(19日は休み)1時間半づつ繰り返したワークショップの発表公演でした。

 

4日間のレッスンと発表の為の舞台稽古で、学生チーム12名(小学校3年~大学1年)と学校の先生チーム10名がそれぞれ13分程の作品を発表しました。

こんな短い期間で、しかも踊りの経験のない人もいる中で、振りを覚え踊りきったことに感心しました。

 

KENTARO!!さんのソロは約20分、振りは即興と言ってましたが確かにリハーサルとはまるで違い驚きました。

演劇やカッチリと振り付けの決まったダンス公演とは違い、何とも不思議な見たことのないゆるい空気の流れる時間でした。

それがKENTARO!!さんの持ち味なのでしょう。

 

客席から登場し、独り言のように観客に語りかけ、いつの間にか踊り始め、曲出しのCUEをかっこよく決め、

踊り出すと自由に動く身体、スピード感のある動き。

 

女性ボーカルのナンバーではスローな曲の中でアップテンポなダンスが延々続き、強く胸に響きました。

 

勝負できる若者たち

                                                                書いた人:クロコ

 

年末からこの時期の日曜日はマラソンや駅伝の大会が毎週のようにライブ放映されています。

数ある駅伝大会の中から毎年同じ大会を見ているわけではありませんが、ここ1,2年は
それ以前の大会とは明らかに選手の意識、戦術に変化があるように感じます。

特に高校、大学生が男子、女子に限らず非情に積極的なレースを展開することです。

それまではスタートの1区の選手は次の2区へ自分が1番で襷を届けるのが最大の目的で、
スタート直後はスローペースで道路の巾いっぱいに広がり、隣の選手と肘をぶつけ合いながら
「誰か先に行け」と牽制し合いながら大集団で何キロも走り、
最後の1km位になってやっとスパートし最後は短距離走のようなスピードで
身体ひとつリードして次の走者に襷を渡すというパターンが多かったのですが、
どうも昨年暮れから、今年のレースを見ていると、
1区スタートまもなく飛び出していく選手が必ずいる気がします。

レース全体を考えると、強い選手に出来るだけほかのランナーとの差をつけて貰うためには
この戦法が最良と考えますが、飛ばしすぎでつぶれる危険があるので、
なかなか監督も指示できない戦法だと思います。

しかしながら私が今シーズン見たレースの殆どは最初から飛ばす選手がいるレースでした、
これは選手個人にしっかりとした目的意識と自信があってのことだろうと思います。

これは若者の意識の変化なのではないかと思うのです。

数年前までの横並び、ほかの人と違ったことはしない、自信もない、
自分だけ目立って浮いた存在にならないよう常に気を配っていた世代、とは
違う若者が出現し始めたのではないでしょうか。

クラシックの楽器演奏やバレエでは若くして世界に通用する人が昔からいましたが、
今、スポーツの世界でもサッカー、テニス、卓球、スキー、体操と世界で戦える人が増えてきました。

今まで何となく日本の若者に有った、自分はここまでだろうと言うような上限が取り払われ、
自信を持ってトップを目指す若者が増えてきたと感じます。

 

本年も宜しくお願い致します

書いた人:クロコ

明けましておめでとうございます。
平成25年の吉祥寺シアターが始まりました。

今年も吉祥寺シアターでは数々の熱い舞台、温かい舞台が繰り広げられると
期待しておりますが、1月4日の劇場内は冷え切っておりました。

12/29~1/3までの6日間じわじわとシアター全体が冷たい外気によって冷やされ、
通常時より、10度も低い室温になっていました。

これを暖めていくわけですが、平成17年の劇場オープン後初めての年を越した
18年1月4日は何も知らず、始業とともに劇場内を暖めねばと思い、全館一斉に
暖房を入れたところ、電気使用量のピークが跳ね上がりその後の電気代が高くなってしまいました。
それ以後同じ失敗をしないように慎重に暖めています。

4日はメンテナンスの為1日劇場を押さえているので、まず大きな窓がある為相当冷え込んでいる
事務所から暖め始め、9時に開館するロビーを暖めと時間差で電源を入れ、
外の気温が上がるのを待ちつつ昼ごろからやっと舞台、客席の暖房を始めます。

それでも、空気は暖まりますが壁や床は暖まらず、なんとなくひんやりした感じがします。
5日から劇場入りされた、アヴァンセの皆様は最初少し肌寒い感じがしたのではないかと思います。

今年最初の舞台「DRUG STORE]宜しくお願いいたします。

2012年も押し迫り

                                  書いた人:クロコ

24日のSCOT公演「シンデレラからサド侯爵婦人へ」を持ちまして、吉祥寺シアター

2012年の公演全て終了いたしました。

 

今年は自主、共催、貸館を含め、演劇28組、ダンス7組の公演が行われました。

多数の方々に、ご観劇いただきありがとうございました。

 

今日、明日と劇場内では、大掃除、備品等のチェックなどを行い新年を迎える準備をしています。

 

新しい年もまた、吉祥寺シアターに足をお運び下さいます様よろしくお願いいたします。

 

近頃どうも気になる言葉

                                書いた人:クロコ

言葉は時代と共にどんどん変化していく様で、その過程で最近の若者の言葉は

乱れているとか、何でも縮めて言えば良いというものではない、などと言われます。

しかし世の流れは誰にも止められないようです。

 

また、女子高生の中で作られ流行り始めたと思っていた「まじ」と言う言葉も、

実は江戸時代から使われていたそうで、驚きました。

 

最近、俳優やタレントがトーク番組やインタヴューを受けているとき

「私は今回の仕事では~を注意していて」と言うような「シテイテー」が

どうも気になります。年齢に関係なく使われるので流行ではなく、インタヴュアーとの関係で

そのような言葉使いになるのかと思いますが、多くの人が耳にする場では、

「していまして」と言った方が良いのではとつい思ってしまいます。

 

自分の頭の中では「していて~」で良いけどその状態を人に伝えるときには、

「~していまして」の方が良いように思います。

 

脚本に書かれた台詞としては聞いたことがないので、台本なしの会話の時だけでしょうか。

 

置き道具

                                 書いた人:クロコ

今年のSCOT公演は正面奥の壁以外は大道具はなく、イス、テーブル、スツールなど、
移動可能な置き道具などで舞台を埋めます。

そのイスやテーブルを近くでよく見ると、とても繊細で精巧な作りの家具です。

一般的にお芝居で使用する家具は、小道具屋さんからのレンタルが殆どで、それ以外は大道具で使用する木材を使ってスタッフが作った物を使用したりしますが、SCOTの場合は違うようです。
トラックから下ろされている様子を見ても、しっかり梱包されていて大切に扱われているようです。
材質、デザイン、シルエットなどを見ても、大変高価な物だろうと思われます。

このような道具を使えるのは、劇団としてレパートリーを持ち、再演を重ねられるからだと思います。

大道具仕事

                                                                書いた人:クロコ

 


 

吉祥寺シアターでは昨日から、ACTOR’S TRASH ASSH
「世界は僕のCUBEで造られる」の劇場仕込みが始まっています。

劇場の大きさや演出プランにより、各パートの仕込み内容、規模はそれぞれですが、
小劇場の世界では出演する俳優さんが劇場仕込みに参加することが殆どです。
音響、照明に関しては機材の移動の仕事が殆どで、その先は専門的な知識、
経験がないと出来ませんが、大道具の仕込みに関しては、若手男性俳優にかなりのウェイトがかかります。

舞台監督以外は全員出演する俳優さんで大道具を仕込むと言うこともあります。
女優さんは何をしているかと言うと、劇場入りする前の稽古中に借りたり、
作った小道具や衣裳をバックステージにスタンバイしたり、制作のお手伝いをしている訳です。

大道具に関しては3、4人のスタッフの指導を受けながら、
「男なら釘ぐらい打てるだろう(最近はインパクトドライバーでねじ打ち)、
鋸で木ぐらい切れるだろう」と言う感じで作業しています。

だいたいそんな感じで、お手伝いと言うような仕事ですが、
中にはとても大道具仕事が得意な人がいて、それこそプロ顔負けで
後輩を指導しながら(怒鳴りつけながら)、手際よく作業している俳優もいます。
そんなときの俳優さんの顔はやはり大道具さんになりきった顔をしているので、
チラシに見る顔とはまるで別人になっています。

 

「楽園」のセット

                                                                書いた人:クロコ

 












(上記写真は初演時のものです。 撮影:Yoshizo Okamoto)


舞台美術は伊達一成さんです。
チラシに書かれている通りの朽ち果てた観光ホテルが建てられています。
見事に朽ち果てています。

劇場の舞台に対して少し斜めに置かれているためか、奥行きを感じます。
そして、幅広の大きな階段でホテルの大きさが想像され、
十分な高さのあるセットが建ってます。

吉祥寺シアターでの前回のモダンスイマーズ公演「トワイライツ」は、
現代彫刻のような、抽象的なセット(美術は同じく伊達一成さん)でしたが
今回はガラッと違いリアルです。

この「楽園」は再演だそうですが、このようなリアルな美術だと、
俳優さんも稽古場で作り上げた演技をこのセットの中に持ってくる事で、
一段と具体的になるのではと思います。

そして吉祥寺シアターが終われば、このセットを解体し、
トラックに積み福岡でまた組み上げるのですから、お見事です。

 

 

月の砂漠

                                                                書いた人:クロコ

中秋の名月も過ぎ昨夜は新月で殆ど月が見えない夜でしたが、月を見ていると
♪月の沙漠をはるばると 旅の駱駝は行きました~
と言う童謡を思い出される方もいらしゃるのではないでしょうか。
この詞は千葉の御宿海岸を思い書かれたそうですが、
私は銀粉蝶さんが20数年前に本多劇場の舞台で
月明かりのライトを浴び、独白していた美しい場面を思い出します。
なんとその内容は、駱駝に乗った王子さまとお姫様が
月までたどり着き、月面の砂漠を歩いているという科白でした。
その時は何と言う強引な解釈だと思いましたが、
それ以降、月を見てこの歌を思い出す時は、
のんびりと月を歩く2頭の駱駝を思うようになりました。
昔の日本人がうさぎが餅つきをしている月を見たように。 

 

査察

                                                               書いた人:クロコ

 

劇場など多くの人が集まる場所での裸火の使用は、
大きな災害につながる為、消防法で禁止されています。

しかし演出上の効果を狙い舞台上で使用したい場合は、
禁止行為解除承認申請という手続きをすれば、許可される場合も有ります。

明日8日初日を迎える無名塾の「無明長夜」では、
喫煙、ローソク、香、固形燃料と4種類の裸火使用があります。

これらの行為の許可を受ける為に、本日は消防署員による実地検査、(査察)が有りました。
昨日組み上がった舞台セットの中で、裸火の使用を再現してもらい、
その行為の安全性、付近に燃えやすい物がないか、
消火器等の設備は用意されているか、監視員はいるかなどのチェックを受けます。

今回の申請では有りませんでしたが、火薬を使用したり、
大きな炎が出る物などの申請は承認を受ける為に何度も消防署に足を運び、
指導を受けることもあります。

また喫煙に関してはお芝居と言うものの性質上良く行われますが、
小さな劇場では舞台上で喫煙するとそのまま客席にも匂いが届き、
煙による身体への影響を考え、タバコのような形状の咳止め薬で代用している場合が増えてきました。