@kichi_theatre2005

白い建物。

書いた人:しだた
 

 また一段と寒くなりましたね。先日は雪の降る予報が出ていたので、少しそわそわしていましたが、結局みぞれ?のようなものしか自分の生活圏内では確認できませんでした。どうやら積もった雪を見るのは来年へと持ち越しとなりそうです。東京にいると毎年数回は雪が積もることがあるので、そのときは無駄に窓の外の風景をじっと見たりしてしまいます。というのも、私の生まれ育った地元では、雪が積もるどころか、降ることすらめったになかったので、いまだに雪を見るとうれしくなってしまうのです。
 

 ところで先週、武蔵境の駅前にある武蔵野プレイスへ行ってきました。何をしに行ったかというと、美術家の毛利悠子さんの「~りぼんreborn~」という展示を見に行ったのです。毛利さんの作品は日用雑貨など普段私たちが見慣れたものを機械仕掛けに組み替えて、音や光が出る仕組みになっていて、ずっと見ていられるような心地よい作品でした。ちょうど武蔵野プレイスでは明日(23日)まで、「プレイス・フェスタ2013」というイベントウィークで、会期中はワークショップや上映会など様々な催し物が開催されているのです。外から見ると白くてとても不思議な形をした建物の武蔵野プレイスですが、中はカフェがあったり、きれいな自習室があったりと、とてもおしゃれで居心地の良い空間です。しかも22時まで開館しているとのことなので、仕事帰りでもふらっと立ち寄れる場所なのです。定期的にいろいろなイベントも開催されていますし、こういった施設が近所にあるといいですよね。
 

 さて、吉祥寺シアターでは、早いものでSCOT『新釈・瞼の母』が本日15時の回で終了です。『リア王』公演後の建築家磯崎新さんのトークに引き続き、『新釈・瞼の母』では、公演後に鈴木忠志さんのQ&Aも開催されまして、こちらも盛り上がりを見せたようです。そして、ついにSCOT最後の演目『シンデレラ』は26日(木)の15時、19時の2回公演のみ!こちらも公演後は、鈴木さんのQ&A付きなので、気になった方はお早めのチェックをお願いします。武蔵野文化事業団でもチケットの残りが若干あるので、まだお求めでない方はぜひ! 公演前日(25日)の16時まで販売する予定です
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2013/09/scot-1.html

SCOT『新釈・瞼の母』とカフェランチ

書いた人:バタコ

 雪が降るのでは・・・?と言われていた昨夜、今日は朝起きてすぐにに外の様子をチェックしました。どうやら都心は雪の心配はないようで、公演に影響がなく一安心です。さて、そんな寒い中、吉祥寺シアターでは熱い公演が繰り広げられています。SCOT『リア王』は先日16日に楽日を迎えましたが、特に建築家磯崎新さんとの対談はとても盛り上がり、当初の予定は1時間だったところ連日延長戦が行われていました!それでも観客の皆様は最後まで熱心に耳を傾けていて、満席の客席が静まり返って対談を聞く様子は、いつもの公演中の静けさとはまた違った熱気が劇場内にあふれていました。

 そして本日三作品連続上演の二作目『新釈・瞼の母』の公演がスタートします!この作品はSCOT最新作であり、今年のSCOTサマー・シーズンで上演された作品です。東京で上演されるのは今回が初!!今までは利賀演劇公園、静岡県舞台芸術公園と、都心からは少し離れた場所でしか上演されていない作品ですので、まだ観たことがないお客様も多いはず・・・。是非この機会にご覧下さい!

 SCOTの公演のように熱い舞台を観劇する前には、腹ごしらえが大切!!(個人的な信念です。)というわけで、シアターカフェでランチをしてきました。シアターカフェの今日の気まぐれランチがこちら↓



 


 

 

 




野菜たっぷりで身体にも美味しくボリュームたっぷり!このシーズンは根菜を使った料理を中心にしているということで、今日は根菜のラタトゥイユとかぼちゃのニョッキから選ぶことが出来ました!!ドリンクにはホットのチャイでしっかり温まって、大迫力の舞台に負けない体力をつけてきました。観劇前の腹ごしらえに大満足!12月の限定メニューではホットチョコレートとホットワインジンジャーが登場するとのこと!!さすがにお仕事中はホットワインジンジャーは飲めませんでしたが、寒い12月にはぴったり!今度は仕事終わりにこっそりカフェで温まりたいと思います・・・。ちょうど21日と22日は15時からの公演ですから、観劇後に感想を語り合いつつホットワインジンジャーでほっとくつろぐというのもおすすめです。アルコール類は対象外ですが、その他のメニューは当日の吉祥寺シアター公演チケットの提示で10%オフになりますので、是非ご観劇後のご利用もお待ちしております。

SCOTの直前予約・ミクニヤナイハラプロジェクト・オーストラマコンドーのご予約はこちらから→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
皆様のご来場お待ちしております。 

冬到来

書いた人:コモト


コモトです。いよいよ冬到来というような1日ですね。東京は夜から雪の予報も。雪が降ると尋常ではない喜びを覚えるタイプなのですが、東京では電車が主要の交通手段なので、影響が出ないといいなあと思いつつ雪が降るのを待ち遠しく思っております。遅くまでお仕事や忘年会の方はどうぞ帰り道にお気をつけください。

さて、休演日を挟んで明日19日からはSCOT『新釈・瞼の母』が4日間に渡って上演されます!作品についてはSCOTのHPで閲覧できる演出ノートをご覧いただくと、作品の大まかな全体像が見えてくるかと思います。また当日会場で配られる当日パンフレットには、『リア王』『瞼の母』『シンデレラ』それぞれの演目の演出ノートの内容が掲載されていますので、そちらも要チェックです。

明日以降上演される『瞼の母』『シンデレラ』では各公演終了後には鈴木忠志さんによるQ&Aも行われますので、作品内で気になったことなど是非この機会に質問してみてくださいね。

武蔵野文化事業団では各公演前日の16時までチケット販売を行っております。ご予約がまだの方は是非ご検討いただければと思います!


■コモト、今日の一冊
漫画家の小林まことさんが「劇画・長谷川伸シリーズ」と銘打って描かれている漫画の第4弾として、『瞼の母』が漫画雑誌の「イブニング」で連載中です。ちなみにイブニング公式サイトでは第一話が無料で読めますよ!これを読むとどうしても続きが気になってしまうのですが、無料なので是非!

語るべき何かがある

                                  書いた人:スピカ


吉祥寺シアターのロビーで受付をしておりますと、時折、年齢的に若い方たちの姿を見かけることがあります。公演によっては学生料金が適用されるので、入りやすいのでしょう。

やや誇張があるかもしれませんが   たとえ席が満席、満員御礼であって、それがすべて学生で埋まる。興行的には成り立たなかったとしても、(そんな“もしも”は有り得ませんが・・・)いいのではないのかなぁと思っていたりもします。

学生さんで観にいらっしゃる方について時折考えることがあります。部活動で演劇やダンスをやっている、それに関連して舞台関連の情報に精通されている方、友人に誘われて舞台に興味をもった・・・等々いろいろ考えられますが、いずれにせよ映画の倍近い価格である決して安くはない演劇や舞台公演のチケットを、身銭を切って観に来てくれるというのは微笑ましいなぁと思うのです。

そんな風に思うのは何故なのだろうか?・・・少し考えてみたのですが、それは自分が高校生の頃に先生がふと発した一言にヒントを見つけたような気がいたします。

今の高校のカリキュラムがどうなっているのかよくわかりませんが、私が高校生のころには社会科の科目の1つに「倫理」というものがありました。先哲の教えをアウトラインだけ辿ったような内容でしたが、私はこの授業がとても好きでした。(聞いている分には楽しいというだけで、勉強は苦手でしたが・・・)どの辺りがツボを着いたのかと申しますと「ある抽象的な概念を考えたとして、それが一般化しうるものかどうか」ということ。それを言語化することに古代からこんなにも突き詰めて考えてきたことに感動を覚えたのです。

やや前置きが長くなりましたが、そんな倫理のある授業で「アイデンティティ(自己同一性)」という言葉を習ったときに、自分の興味のあることや趣味について考えてみるということを先生は伝えてくれたのです。

これがいったい何を意味するのかというと、簡単にいってしまえば、趣味や興味があることは何かと問われて何か答えられるということは“自分が興味ある物事に対して語るべき何かがある”ということを意味しております。それはアイデンティティという概念に繋がると先生は考えたのでしょう。“自分が好きなこと・興味があることを語ること”と“自分語り”、というのは通底していそうです。

だからこそ、自分のお小遣いの範囲で、舞台を観に来る学生さんの姿を拝見すると、この方たちは語るべく何かがあるのだと思えて、ああいいなぁと単純に思える瞬間があるのだと思っています。

新しい手袋。

書いた人:しだた
 

 毎日冷えますね、そろそろ限界だと思い、ついに新しい手袋を購入しました。最近はつけたままスマートフォンを操作できるという優れた機能付きのものがあるので、迷わずその手袋を買いましたが、いったいどういった原理でそうなっているのかが不思議でしょうがない今日この頃です。
 

 そもそも手袋を購入したのは、先日コピス吉祥寺のウッドデッキで開催されたオーストラ・マコンドーの新作公演のためのプレイベント『書を捨てよ、町へ出よう』が、屋外でのイベントだったので、寒さに備えるためだったのですが、当日買ったばかりの手袋を忘れるという失態をしてしまいました。結局思っていたほど寒くはなかったので、大丈夫だったのですが、なぜか次の日は鼻水が止まらなかったです・・・イベント自体はとても盛り上がり、オーストラ・マコンドーのファンの方々だけではなく、道行く方々にも立ち止まってご覧いただきました。当日の様子は吉祥寺シアターのfacebookにも写真がアップされているのでぜひチェックしてみてください→https://www.facebook.com/KichijojiTheatre 


オーストラ・マコンドーの本公演は来年2月6日(木)から16日(日)まで開催されます。こちらは寺山修司の遺作映画『さらば箱舟』の舞台化に挑みます。何と今回出演者が80名前後を予定しているとのこと!先日のプレイベントでも大勢の出演者が所狭しとウッドデッキ上を駆け巡っていて、圧倒されてしまいましたが、いったいシアターではどんな舞台をみせてくれるのか、楽しみです。詳細はこちら
 

 そしてただいま吉祥寺シアターでは、SCOT『リア王』が公演中です。昨日、今日と公演後に演出の鈴木忠志さんと建築家の磯崎新さんのトークも開催されました。トーク自体も1時間半以上にも及び、見ごたえたっぷりの内容となりました。そして磯崎新さんというと、昨日から初台にあるNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)という美術館で展覧会が開催されています。その名も「磯崎新 都市ソラリス」展!なんともいろいろと想像力を掻き立てられる名称ですが、建築家としての磯崎さんのこれまでの活動の資料や、現在も進行中の都市計画についての展示などで構成されているとのこと。とても貴重な機会なので私も一度行ってみようかと思っています。

SCOTの公演は『リア王』のあとも、『新釈・瞼の母』『シンデレラ』へと続きます。前売チケットは売り切れ間近の回もあるので、ぜひお早にチェックしていただければと思います!→http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2013/09/scot-1.html

 

 

 

 

本日SCOT初日!

書いた人:コモト


コモトです。先週末に行われましたオーストラ・マコンドー新作公演プレイベント『書を捨てよ、町へ出よう』は大盛り上がりのうちに幕を閉じました。寒い中足をお運びいただいた皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントの様子は吉祥寺シアターFacebookからもご覧いただけます。

さて本日12日からは劇団SCOTの公演が始まります!本日12日は武蔵野市・南砺市特別貸切公演。武蔵野市民(在勤・在学可)のお客様は3,000円でSCOTの代表作『リア王』が観られるという1日限りの特別公演となっております。前売券は既に販売終了しておりますが、当日券が若干枚数出る予定ですのでお近くの方は是非!

コモトは昨日『リア王』のリハーサルを拝見したのですが、今回の『リア王』は3ヵ国語版での上演ということで韓国・中国の俳優さんも出演しています。彼らの台詞は舞台上部にあるモニターに日本語字幕が流れるので内容もバッチリ頭に入ってきますヨ。『リア王』は16日まで公演が続きますが、日によっては当日券のご案内になる回もございますので事業団ネット予約などからご確認いただけると幸いです。

SCOT 3演目連続上演は今月26日まで。SCOTが作り出す圧倒的な世界観を是非お楽しみください!


■コモト、今日の一冊
SCOT劇団ホームページより、『リア王』の演出ノートが閲覧できます。舞台写真も合わせて見られますのでお時間のある時にご覧くださいませ。

 

「瞼の母」と演歌

                                  書いた人:スピカ


暮れになると、歌番組が本当に多いですね。家に帰ってTVをつけると何かしらの特別番組が組まれていて、ついなんとなく観てしまいます。それも昨今は今年の流行歌ばかりではなくて、年代別に特集が組まれるなど見ごたえがあります。年末に歌番組が多いのは何故なのか?それはおそらく、歌によってその時々に個人が感じてきた思いと音楽とともに社会的な記憶と密接に繋がっているから、「あの時、あの時代・・・こんなことがあったなぁ」なんてことを感じるから・・・「歌は世につれ世は歌につれ」なんて申しますが、思えばそういうものなのでしょうか。

そうした歌番組の白眉(はくび)、突出したものといえば、大晦日に行われる日本レコード大賞と紅白歌合戦が代表にあげられますが、日本でも文化として既に根付いている演歌の歌詞について学校の講義で習ったことがあります。

いわく、“演歌の歌詞にはどうして日本の東北地方か関西地方に纏わる歌詞が多いのだろうか?”というもの。社会情勢と歌謡曲というのは密接に関連するもので、その時々に多数を占めた若者の価値観が歌詞に反映されるものだというのを聴いて、なるほどと膝を叩いた覚えがあります。戦後から昭和30年代にかけてというのは東京に対しての地方、地方に対しての都市部という、移動手段があまりなかった時代の影響が多分にあったわけで演歌が隆盛だったというのは仮説としては大変面白く確かにその通りだなぁなどと感慨深く思った記憶があります。日本の大晦日に、雪深い山郷を歌った歌詞にもちゃんと日本人の精神性というのがかつてはそこに在ったのでしょう。年末になると歌とともにそんなことを思い出します。

というわけで翌日からはじまるSCOTの公演について話を進めてみたいと思いますが、なんと本公演の「新釈・瞼の母」ではまるで主題歌のように演歌が流れるといいます。で、それについて何か触れたものがないか、鈴木忠志さんのブログを見ていたのですが、こちらにありました。(→「哀しさの所在」

その少し抜粋となりますが・・・「リア王」はヨーロッパのクラシック音楽、「瞼の母」は日本の演歌、「シンデレラ」はフランスの庶民の流行歌とも言うべきシャンソンが多用されている。それにしても、ヘンデル、チャイコフスキー、アダモ、カーペンターズ、バーブ佐竹、北島三郎、ソノタ、イロイロ、よくぞ並べたもの。とあります。

――なるほど、クラシック音楽から海外のPOPS、日本の演歌に至るまで多様な音楽が使われているというわけですね。今、現在、事務所の階下から聞こえてくる音楽は明日からはじまる「リア王」のリハーサルでして階下から僅かに聞かれるのは壮麗なクラシック音楽のみですが、3公演の中で音楽が舞台中でどのような効果を果たしているのか、注目したいところです。

本日『書を捨てよ、町へ出よう』最終日!

書いた人:バタコ

 オーストラ・マコンドー新作公演プレイベント『書を捨てよ、町へ出よう』本日最終日です!!たくさんの人で賑わうの吉祥寺の町に突然現れた寺山修司軍団にお買い物中の皆様もびっくり!驚きながらも足を止めて参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。その様子を少しだけご紹介します。




 

 

 

 




お昼の回、突然表れた寺山修司軍団!びっくりしながらも皆様足を止めてくださいました。この舞台と同時進行で映画監督の池田千尋さんが撮影した映像が流れています。














こちらは夜の回、夜の吉祥寺の空気と混ざり合い、お昼の回とはまた一味違う寺山修司の世界が展開されます。暗闇に浮かびあがる色とりどりの顔、お子様にはちょっと怖いかも知れません・・・。でもこの怪しい雰囲気は夜ならではです!
イベント中に2月の本公演のチラシもお配りしています!それがこちら↓





 

 


 

 



この素敵なチラシ、お客様からの評判も上々です。こちらの本公演『さらば箱舟』のチケットをプレイベント終了後にウッドデッキで販売しております!! ぜひお立ち寄りください。
本日も15時30分からと18時30分からコピス吉祥寺ふれあいデッキこもれび (武蔵野市吉祥寺本町1-11-5)にて皆様のご参加をお待ちしております。吉祥寺にお出かけの際はぜひコピス吉祥寺前にふらっと遊びきてください!

本公演『さらば箱舟』のチケットはもちろん武蔵野文化事業団チケット予約でもご購入いただけます。その他、SCOTやミクニヤナイハラプロジェクトのチケットも販売しております。残り僅かの回もありますが、ぜひご予約はお早めに!
ご予約はこちらから→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
皆様のご来場お待ちしております。 

訛(なまり)

                                  書いた人:スピカ


今年の流行語大賞が決まりましたね。本年は突出した言葉が横一線に並んだようで大賞に4つがノミネートされるなど、何かと話題になったようです。なかでもTVドラマで2作品が入っていたことはこれまであまりなかったのではないでしょうか。私自身は両作品とも視聴してはおりませんでしたが「じぇじぇじぇ」という方言が半年以上前から話題になっていたので、これは前評判どおりというか、順当で選ばれたのでしょうね。しかし方言や訛といいましても岩手県の三陸地方で、さらに限られた方しか使わない言葉とのことなので、やや演出上の誇張というか、語感からピンとくるものが脚本家の耳にはきっとあったのでしょう。

さて、方言ってみなさんは東北の方言について考えてみたことはありますか?近代文学者の中にも石川啄木(岩手)、太宰治(青森)、寺山修司(青森)と東北出身の文学者は錚錚(そうそう)たる面々がならびますが、私生活やまた作品に方言や訛が影響されることもあるようです。明日より2日間、オーストラ・マコンドーによる吉祥寺の町へ出て寺山修司の短歌を詠む野外劇「書を捨てよ。町へでよう」が開催されますので、今回は方言という観点から少しだけそれに纏わる話をしてゆきたいと思います。

まず太宰治ですが、本名の津島修治よりもペンネームのほうが有名になりすぎて、あまり誰も本名で呼ぶことはしません。実はこのペンネーム、由来が意外と知られておりません。なんでも本人は東京に出てから津軽弁で名前を言うと、訛がきつくて聞き取ってもらえなかったため、コンプレックスとしていつまでも残ったようで、そこで誰でも聞き取ってもらえる語感を念頭においたようです。確かに苗字からペンネームにされる方って当時の文学者の中でもあまりいないような気がいたします。

次に石川啄木。こちらは上野駅にもこの歌碑が残っておりますのでご存知の方も多いかと存じますが、

ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく 「一握の砂」(所収)

これは訛の一語がなければもはや成立しません。さらにこの短歌を“本歌取り”した寺山修司は

ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし 「血と麦」(所収)

と詠ったわけですが、寺山修司の(歌の)方は、故郷に対する屈折した思いが覗えます。或いは向き合った友達とお互いに背伸びをしている自分に思わず気づいて黙ってしまった・・・そんな様子がありありと覗えます。

寺山修司というとこのように俳句や短歌の本歌取りを多用していることでも知られるのですが、アレンジが秀逸なことと、元の作品へのオマージュが確かに感じられるので、オリジナルではないですけれども(私自身は)それはそれで作品として昇華されているように思います。

高額チケット。

書いた人:しだた
 

 はやいものでもう12月がはじまってしまいましたね、なんだか一人おいてけぼりにされそうな早さで月日が進んでいるような気がしますが、待ってくれるはずもなく、お構いないしにどんどん進んでいくのでしょうね・・・
 

 ところで前回のブログでポール・マッカートニーの来日公演について書きましたが、また大物の来日が発表されましたね、そう、ローリング・ストーンズ!こちらもビートルズ同様、世界で知らない人がいないほどの超大物ロックバンドですが、8年ぶりの来日公演だそうで、ファンの方々にとっては待望のライブになりそうですね。ボーカルのミック・ジャガーは70歳、見た目からしても全然そう見えないので、いったいどんな生活を毎日送っているのか不思議でしょうがないですが、さすが永遠のロックスターです。
 

しかも今回の来日公演すごいのが、ステージから至近距離でライブを体感できる「ゴールデンサークル席」という特等席が用意されているらしく、値段はなんと8万円!さすが世界のスーパーバンド、やることも桁違いです。いくら高額とはいえ、ローリング・ストーンズともなればやはり購入希望の方々が殺到するのでしょうね。

 
個人的な話ですが、先日購入した某公演のチケット料金が、これまで自分が買ったことのあるチケットの高額記録を軽く塗り替えたのですが(値段は秘密)、こういう話を聞くとまだまだ上はあるんだなぁとしみじみ感じます。もうこれを逃すと次いつ見れるかわからないしなぁと自分に何度も言い聞かせ、プレイガイドの購入ボタンを慎重に押すとあっけなくチケットが買えてしまうという、あの瞬間の気持ちはなんともいえないものがあります(笑)、とはいえ、もちろんその公演はとてもとても楽しみです!

  
さて、吉祥寺シアターでは現在、来年1月30日(木)から2月2日(日)まで行われるミクニヤナイハラプロジェクトvol.8『シーザーの戦略的な孤独』のチケットを発売中です。ダンスカンパニー・ニブロールの振付家としても活動している矢内原美邦さんの演劇プロジェクトで、今回はシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」をもとにした作品になるとのことです。こちらのチケットは整理番号付きの全席自由席になっています。公演回数も全部で5回きりなので、とても貴重な公演になるはずです。こちらのチケット料金は良心的ですので(笑)、ぜひ気になった方は詳細をチェックしていただければと思います!