@kichi_theatre2005

水門通り

                                  描いた人:スピカ
 私は地方から出てきた身でありますので、都内地下鉄は長い間乗りなれなかった記憶があります。まず緻密に張り巡らされた路線図。AからCという目的地に行くとしてまず、Bという地点を中継・経由して(いわゆる路線の乗換え、乗り継ぎをして)当該の場所へ向かうという認識が地方の者にはまずありません。今のようにインターネットで調べられない時には、路線図とにらめっこしてどれが一番最適な経路なのか、乗り換えに便利な駅はどこか随分迷ったように思います。なんといってもそこは経験の差です。また、目的地に着いたとして地上階への出口がいくつもあって、出口によっては風景が一変してしまうことに大いに戸惑いを感じました。たった数10m離れただけで、すべてが見知らぬ風景に転じてしまう。それは大都会に一人放っぽり置かれたような感覚に近いものがありました。

 


 

 

 

 

 

 



 さて、吉祥寺シアターは場所についてお問い合わせを頂くことが多々あります。吉祥寺駅からものの5分であることは事実なのですが、細い道のつきあたりにありますので、途中の近隣の郵便局や、コンビニ、駅前の家電量販店が目印となります。当館向かいの通りは水門通りと名はついているけれど、これは特徴もない通り。いったい“水門”とはどちらのことを指すのでしょうか、常々疑問でありました。

 そんなわけで先日、その謎(というほどの大したものではありませんが)を解明すべく中央線の高架下を越え、どこまでこの通りが続いているのか検証して参りました。・・・まぁ調べるといっても、結局はものの5分も歩けば井の頭公園へ出たのですが、水門橋なる石柱と立て札があったので調べた甲斐がありました。さらに立て札の内容を読んで驚いたのが、こちらの水門とは神田川の水門と言う意味で、そばには神田川源流の碑なんてものまでありました。

 井の頭池が神田川の水源であるということは以前より存じておりましたが、こんなに身近にあったとは?!滴り落ちる水の音を聞きながら、やがてこの水が市街地へと下り、やがて海へと流れつくのかと思うと不思議に感慨深いものがありました。

 さて、当館では、本日より7/25日までの5日間「夏休み限定!吉祥寺シアターダンス部」と銘打ちまして、けい古場にて中高生向けのワークショップが行われております。先ほど、講師である北尾亘さんがご挨拶に見え、私も受付をさせて頂いたのですがとても笑顔が素敵な方ですね。こちらこそよろしくお願いいたします!といった感じがしました。そんな北尾さんのお人柄とダンスに対する姿勢はシアターガイド8月号にある「1テーマ2ジェネレーション」近藤良平&北尾亘でも知ることができます。

 さてさて、私どもスタッフも中高生の気合に負けないよう、暑い夏を乗り切らねば! 

名作、再び。

                                  書いた人:しだた
 今朝はここ数日と比べると心なしか少し涼しい感じがしましたね。夜中の雨のせいでしょうか。急に大雨になったのでびっくりして飛び起きてしまいました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。この季節になってくると毎年気になるのが流しそうめんです。子供の頃から竹に滑らせて、ウォータースライダーの如くそうめんを流してみたいなぁと思い続けていますが、そんな広いスペースや竹を準備する気合があるわけもなく、まだ夢のままで終わっています・・・

 それはそうと、今朝テレビをぼんやり見ていると眠気が吹っ飛ぶようなニュースが飛び込んできました。そう、あの「キッズ・リターン」の続編が公開されるとのこと。ほとんどの方はご存知だとは思いますが、キッズ・リターンは1996年に公開された北野武監督の作品で、高校を卒業した青年二人の友情関係とそれぞれが現実社会の様々な壁にぶち当たりながらも自分の信じた道を模索していくという青春映画です。主演は安藤政信さん(これがデビュー作品)と金子賢さんのお二人です。最近は「アウトレイジ」などバイオレンス映画のイメージが強い北野監督ですが、青春独特の尖ったイメージと現実でもがき苦しんでいる青年二人の姿が混ざり合い、それが感触として伝わってくるような作品で、公開から17年が経っていますが、今なお色あせることのない名作です。特にラストシーンで主役の二人が自転車を二人乗りしながら、最後に会話する台詞が最高なのです!そんなキッズ・リターンの10年後の物語として続編が公開されるとのこと。今回は監督も主要キャストも一新されるとのことなので、また北野作品とはちがったキッズ・リターンになるのではないでしょうか、公開が楽しみですね。

  さて、吉祥寺シアターでは昨日より柿喰う客「失禁リア王」のアルテ友の会会員・武蔵野市民の方々のチケット先行発売がはじまりました。今もっとも勢いのある若手劇団の一つ「柿喰う客」が、全キャスト女優のみで演じる女体シェイクスピアシリーズとして、シェイクスピア最高傑作の呼び声高いリア王に挑みます。今回の公演は、チケットの種類が初日割引や平日昼間割引など様々ありますが、何より気になるのは、9月7日(土)18時と14日(土)18時の回のガールズナイト! 女性の方は通常料金より安い4000円で、その分男性は倍の8000円での発売になります。出演者も女優のみ、観客も女性の割合高めとなりそうな予感ですが、財布に余裕のある男性の方々はめったにない機会ですので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。そして明日20日10時よりチケットの一般発売もスタートします!どなた様でもチケットをご購入いただけますので、ぜひ劇場でお待ちしております!!

8 月1日(木)からの劇場申請についてのお知らせ

書いた人:バタコ

  本日から劇団柿喰う客『失禁リア王』の友の会・武蔵野市民先行発売がスタートしております!!早速たくさんのお客様からご予約いただき誠にありがとうございます。一般のお客様は20日(土)から受付開始ですので、あと二日お待ちください!チケットのご予約はこちらから!!

  もう8月は目の前ということで、8月1日(木)から受付を開始する劇場利用申請が可能な日程をこちらでお知らせしたいと思います。

○5日以上の劇場利用申請(2014年12月・2015年1月)
 2014年12月8日(月)~14日(日)
 2015年1月5日(月)~20日(火)
5日以上の劇場利用申請は8月1日(木)~8月10日(土)まで受付けております。2014年12月と2915年1月に吉祥寺シアターの5日以上の利用を考えていらっしゃるお客様は、ぜひこちらの日程をご検討ください。

○5日未満の劇場利用申請(2014年8月・9月)
 2014年8月11日(月)~13日(水)
 2014年8月30日(土)~31日(日)
 2014年9月22日(月)~23日(火・祝)
5日未満の劇場利用申請は8月1 日(木)午前9時から受付が始まります。
詳しくはこちらのページからご確認ください。申請に必要な書類もこちらからダウンロードできますので、申請の前に必ずこちらのページをチェッして申請書類を作成してください。

 たくさんのご利用申請お待ちしております!!
ぜひ吉祥寺シアターのご利用をご検討ください! 

『ヴェローナの二紳士』 全ステージ終了!

書いた人:コモト


コモトです。昨日、ハイリンド『ヴェローナの二紳士』が千秋楽を迎えました!皆様、ご来場ありがとうございました。回を重ねるごとに増えていく公演アンケートの数を見て、たくさんのお客様が公演を楽しんで帰っていただけたのだと思うと非常に嬉しいですね。

アンケートの中には「原作を読んだ時にはあまり面白いと思わなかったが、今回の公演を観てその考えがガラリと変わりました」という声や「シェイクスピアは重い作品ばかりだと思っていたけど、こんなに楽しいシェイクスピアもあるんだなと思った」と書いてくださったお客様がいました。コモトも作品を観させていただきましたが、舞台上の役者さんだけでなく客席側まで楽しくなってくるような気持ちになりました。

しかしさすがシェイクスピア、相当の台詞量(と運動量)を要する作品でしたね。演じている役者さん方も大変な部分が多かったのではないでしょうか。皆さん、お疲れ様でした!ちなみにハイリンド次回公演は来年夏だそうです!前々からファンも方も、この公演でファンになった方も、是非次回作にも足を運んでみてくださいね。

さて、明後日18日は柿喰う客 女体シェイクスピア004『失禁リア王』の武蔵野文化事業団アルテ友の会・武蔵野市民先行発売日です!(一般発売は20日からとなりますのでご注意ください。)女優だけで演じるシェイクスピア劇第4弾はシェイクスピアの最高傑作と呼び声高い「リア王」に挑戦!柿喰う客の更なる進化にご期待ください!


■コモト、今日の一冊
「リア王」で探すと、様々な方が手がけた訳書が出ています。インターネットで読める訳書で言うと、坪内逍遥訳のものが上がっています。明治時代に活躍した小説家で、シェイクスピア全集の翻訳を手がけた作家です。ちなみに早稲田大学にある演劇博物館は、坪内逍遙のシェイクスピア全訳という偉業を記念して建てられた博物館で有名です。
作品とは関係ありませんが、“逍遥”という名前には「ぶらぶらと歩く、心を俗世間の外に遊ばせる」という意味があるそうです。素敵なお名前ですね。

高校球児

書いた人:しだた

 ほんとうにあっつい毎日が続いていますね、たぶん9月頃までのブログはどれだけ日々暑いかを毎回書くことになりそうな予感がします。先日ついに自宅に扇風機を投入して、夜は電気代の請求にびくびくしながら、冷房と扇風機の両方を使って快適な温度で睡眠をとっています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 この暑い時期になると毎年気になるのが、高校野球です!甲子園目指して、全国の球児達の汗と涙の夏がやってきます。8月下旬に行われている甲子園は全国大会なので、その各都道府県の代表校を決める地方大会が、地域よって差はありますがそろそろ本格的なシーズンを迎えるのです。私の通っていた高校も野球部が盛んだったのでこの時期になると、生徒や教師、OB総出で球場までメガホン片手に応援に行ったのを思い出します。学生当時は毎試合とてつもない暑さで、正直少しいやになったこともありましたが、だんだん暑くなってくるこの季節は応援スタンドで手に汗握りながら、太陽にじりじり照らされていたことを思い出しますし、卒業した今もそういえばうちの高校はまだ勝ち残っているのかなと気になります。そんなことで、自分の母校以外にも甲子園はTVで中継されていると見てしまうのです。高校3年生の野球部員にとっては最後の夏、一試合でも負けるとそこで高校時代のクラブ活動は終了です。だからこそこれまで大きい小さいにかかわらず、幾度と無くドラマが生まれてきているのです。また将来プロ野球選手として活躍しそうな高校球児達も出場していることが多く、そんな未来のスター選手候補を見つけるということも楽しみの一つではないでしょうか。今やメジャーで活躍しているダルビッシュ有選手や楽天イーグルスの田中将大選手など高校時代ですでに逸材と騒がれた選手から、今後伸び代がありそうな選手まで、すべての高校球児が甲子園で優勝するために、ただ勝ちたいというシンプルな想いで白球を追いかける、そんな光景に見ている観客も心を動かされるのではないでしょうか。今年はどんなドラマが待ち受けているのか、楽しみです。

 さて、こちら吉祥寺シアターでは本日ハイリンド「ヴェローナの二紳士」が楽日を迎えました。シェイクスピアというと、少し難しいのではと思われた方もいらっしゃったかとは思いますが、鍛え上げられた役者の方々の圧倒的な台詞量と、所々に散りばめられたテンポ良い笑いが絶妙にマッチし、とても見やすく、シンプルに楽しい作品になったのではないかと思います。連日たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました!ハイリンド今後の活躍もますます楽しみです。 

『ヴェローナの二紳士』公演中です!!

書いた人:バタコ

 連日猛暑日が続くなか、8日より公演がスタートした『ヴェローナの二紳士』に連日たくさんのお客様にご来場頂きまして、誠にありがとうございます。猛暑に負けない熱い舞台が展開されています!!
 公演を楽しみにしていた私バタコは先日観劇したのですが、劇団ハイリンドの持つ求心力とシェイクスピア喜劇の個性的なキャラクターとストーリがあいまって、2時間があっという間で夢中になってしまう舞台でした!「シェイクスピアって難しそう・・・」と思われがちですが、この舞台はシェイクスピア喜劇の楽しさがぎゅっと詰まっていて「シェイクスピアって笑える芝居なんだ!」と思っていただけるのではないかと思います。

 もちろんシェイクスピア作品好きの方も楽しんで頂けるシーンはたくさんあります!『ヴェローナの二紳士』は大劇作家シェイクスピアの作品でありながら、日本ではなかなか上演されない戯曲であることはカンゲキのススメでも紹介されています。その理由としてシェイクスピアの初期作品の未熟な点を紹介されがちですが、大劇作家の未熟ながらも光る才能を感じさせる、若々しい魅力たっぷりの作品でもあります。実際、私も原作を読んだときには発見できなかった作品の魅力をハイリンドの舞台を観て発見することが出来ました。というのもその後のシェイクスピア作品の戯曲に登場する様々なモチーフやシチュエーションが所々に登場するのです。

 例えば『夏の夜の夢』に登場するヘレナという女の子の「私はあなたのスパニエル!」(この台詞には「冷たくされてもじゃれ付く小型犬のように私も冷たくされてもあなたが大好きなのよ!」という意味がこもっているのですが)の元になったような台詞が登場して思わずニヤっとしてしまいます。どの登場人物の言うのかは見てからのお楽しみです!その他にも『ヴェニスの商人』のヒロイン・ポーシャの婿選びのようなシーンがあったり、『お気に召すまま』に通じる女二人のガールズトークがあったり、『恋の骨折り損』の恋に落ちた男たちのボーイズトーク(?)もあったり・・・と挙げだすときりがありません!また何といってもシェイクスピアらしくないラストシーンにも注目していただいて、スカッとしていただければと思います。

 ちなみに次のシェイクスピアシリーズのラインアップ柿喰う客『失禁リア王』の仮チラシも到着しましてロビーにて掲出中です。ぜひこちらもチェックしてください!

 『ヴェローナの二紳士』のチケットご予約はこちらから↓
 (公演前日16時まで事業団でチケットを取り扱っています!)
 https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/

 

ジュリアス・シーザー

                                  書いた人:スピカ
 古代ローマ・共和政末期の軍人・政治家で知られるシーザーは、同時代の優れた文化人でもあり、暦法を制定したことでも知られ、7月は彼の誕生月にちなんでJuliusと呼ぶようになり、その名残が英語のJulyの語源として残っています。そんなことを思い出し、昨年の第62回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で金熊賞を受賞した、タヴィアーニ兄弟監督・脚本による「塀の中のジュリアス・シーザー」を観てきました。

 イタリア・ローマのレビッビア刑務所では、囚人たちによる所内の演劇実習が定期的に行われているそうで、それが映画製作の契機となったようです。映画用にシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」が選ばれますが――つまりそれは劇中劇でして、「ジュリアス・シーザー」の彼らの稽古の様子がドキュメンタリータッチでカメラに映されており、それがそのまま映画となっているわけです。

 舞台面が開演直前まで改装中という設定であり、監房、廊下、遊技場、図書室と刑務所内のあらゆる所が稽古場と化しますが、これは逆に刑務所の中が全てでしかない彼らには日常生活に演劇の世界が入り込むことを意味し、次第にそれぞれの過去や性格が役柄とオーバーラップし、現実と虚構の境が曖昧になってゆきます。実際にこの脚本が書かれたのは400年以上も前のことになりますが、まったく台詞が色褪せることがない。人間の本質を捉えております。もちろんキャストが自分の土地の訛りや言いやすいように言葉を変えてもよいだろうか?と演出家に尋ねるシーンがあり、実際省略も交えた台詞まわしもあるのでしょうが、多少台詞を変えたところで、本質は変わることはなく役柄としてブルータスやシーザーを罵ったり、誘惑の言葉をかけるシーンも多いのですが、それは自身の役柄としての性格をそのまま反映しているようにも聴こえました。

まさに
“この世は一つの劇場に過ぎぬ。人間のなすところは一場の演劇なり。”
―ヨハネス・クリソストムス
という言葉さえ思い出しました。

 さて、イタリアといえば、吉祥寺シアターでも現在、イタリアが舞台の劇団ハイリンドによる「ヴェローナの二紳士」が上演されております。舞台上にはイタリアの三色旗が中央奥に掲げられております。ヴェローナというのはイタリア北部の都市の名前でして、さっそくインターネットで調べてみたのですが、この場所は「ロミオとジュリエット」でも同地をシェイクスピアは選んでいます。シェイクスピア自身がイタリアを訪問したかどうかは記録もありませんし定かではありませんが、当時、ヨーロッパで古典といえばルネサンスの中心地であったイタリアであり、古き歴史ある街に想いを馳せたということだけは確かなようです。

 肝心のお席でありますが、各回、日程にもよりますが、まだ若干余裕がございます。(→チケットはこちらから)また当日券も取り扱いがございますので、お気軽に当館にお問い合わせください。
皆様のご来館をこころよりお待ちしております。 

初、芸能劇場へ!

書いた人:しだた

 
7月に入ったと思いきや、すぐに梅雨明けがやってきましたね。今年はなんと平年より15日も早い梅雨明けだそうです!その分夏も暑くなるとのこと・・・千年猛暑や灼熱地獄など想像するだけで怖すぎる言葉もちらほら聞こえてきますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私はこの暑さにやられ、扇風機を出す以前に、すでに自宅でも冷房の力に頼りっぱなしの毎日です。

ところで先日、武蔵野芸能劇場で現在公演中の犬と串「ミニスカーツ」のお手伝いに行ってきました。芸能劇場にお邪魔するのは今回がはじめてだったので、一通り中を見学させていただきました。入り口には提灯が吊られていたり、窓の手前は障子になっていたり、自分が普段いるシアターとはまた違ったレトロな雰囲気でとても新鮮でした。普段劇場に行くと、さぁこれから作品を見るぞと少しかまえてしまいますが、芸能劇場は肩の力を抜いて、ふらっと催し物を見にいけるようなそんなやわらかな雰囲気がありました。劇場にはそれぞれの場所が持つ独特の個性や雰囲気があり、とても大事なものなんだなぁと改めて感じることができました。そして、はじめての自分に施設の説明や見学など快く受け入れてくださった職員、受付の方々ありがとうございました!(どうやらこのブログも頻繁にチェックしていただいているようです)

犬と串の公演も見させていただいたのですが、シニカルな笑いが凝縮された短編の作品が次々と繰り広げられ、抱腹絶倒の力のみなぎった公演でした。個人的には途中の休憩前に上演された「OCEAN~失われし七つの秘宝~」がツボで(特にピカピカ光った男性の動き)笑いが止まらなかったです。犬と串公演は9日までです、武蔵野文化事業団でのチケット取り扱いは終了していますが、当日券は若干ですが発売されるようなので、気になった方はぜひ武蔵野芸能劇場へ!当日券の詳細はこちら

そして、こちら吉祥寺シアターでは本日よりハイリンド「ヴェローナの二紳士」がはじまります。小屋入り後より着々と舞台美術が組まれていますが、今回もとても豪華なものになっています!また14日18時の回は終演後に翻訳を担当された松岡和子さん、演出の西沢栄治さん、ハイリンド多根周作さんのトークが決まりました、こちらも要チェックです。今のところ当日券も毎回発売しますので、暑い毎日ですがぜひ劇場まで足をお運びいただければと思います。

耳をすませば

書いた人:コモト


コモトです。先日、テレビで映画『耳をすませば』の放送がありましたね。スタジオジブリの作品に共通して言えることですが、何度見ても、ストーリーを完全に覚えていても、また見たくなるのがジブリ作品の凄さだと個人的に思っています。『魔女の宅急便』の最初のシーンに憧れて手持ちラジオを買ってみたり、『風の谷のナウシカ』に憧れて動物を肩に乗せたがったり、『おもひでぽろぽろ』が好きすぎてカラオケで都はるみを歌ったり…特に女性は、ジブリ作品の主人公に憧れを持ったことのある方は多いのではないでしょうか。勿論わたしもそのひとりです。

改めて『耳をすませば』を観てみると、わかってはいるんですが聖司君(主人公が恋する男の子)はバイオリン職人になるためにイタリアに行ってしまうんですね・・・中学3年生にして、素晴らしい決意です。なんでもイタリアはこれまでにも名器を生み出す職人を次々に輩出していて、バイオリン製作のメッカと呼ばれているそうです。音楽に関して知識が薄いのでアレなのですが、コモト的に、イタリアはオペラのイメージが強いです。イタリアの都市ヴェローナでは夏に円形劇場で野外オペラの上演があったりするんですよね。街のいたるところで音楽の歴史が感じられるような、どこからともなく物語が始まりそうな、そんな街のイメージがあります。いつかは行ってみたいですね・・・

というわけでそんな歴史ある街・イタリアのヴェローナを舞台にして繰り広げられる青春ストーリー『ヴェローナの二紳士』が明日8日より上演開始です!(無理やり繋げました!)まず、セットが凄い!写真を載せたいところなのですが、実際に観ていただくのが一番ですので、ぜひ劇場に足を運んでいただいて度肝を抜かれてください!吉祥寺シアターが、一瞬にしてヴェローナの町並みに変身!劇場に入った瞬間、物語の中の世界に入っていくような心地になります。武蔵野文化事業団でも各公演前日までチケット販売中です!皆様のご来場、心よりお待ちしております!

公演詳細→ http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/index.html


■コモト、今日の一冊
吉祥寺シアターのホームページにて「カンゲキのススメ」更新しています!最新号は『ヴェローナの二紳士』の魅力を余すことなくお伝えしておりますよ!観劇前にサクッとお読みいただけると本望です!

 

想像ラジオ

書いた人:しだた

  早いものでもう7月ですね。1日からさっそく半袖を解禁しまして、長袖のときより動きやすくまだそこまで暑くはないので、なんとなく過ごしやすい毎日です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。昨日の夜に自宅にいると、遠くのほうから花火の音が聞こえてきました、もうそんな季節になったんだなぁとしみじみ。これからの季節は至る所で花火やお祭りが行われるかと思うと、だんだんとうきうきした気持ちになってきます。

 そんな夏の暑さがなんとなく待ち遠しく思われる日々ですが、ついに発表されましたね、そう、第149回芥川賞候補作品!今日朝出勤するときに知ってびっくりしたのですが、なんと、いとうせいこうさんの「想像ラジオ」がノミネートされているのです!いとうせいこうさんといえば、TVタレントとして以外にも、俳優や音楽家など様々なジャンルで活動されており、小説家としてもこれまで多数作品を発表されています。今回ノミネートされた「想像ラジオ」は東日本大震災を受けて、死者と生存者の間をなんとかお互いの想像力で埋め合わせることができないだろうかという意欲作。物語の構成自体はラジオDJのアークがリスナーからのリクエスト曲やメッセージとともに番組を進行させ、それを聞いたことでいろいろな人にアークの気持ちが伝染していくというものなのですが・・・(ここから先は実際に読んでみていただければと思います)小説に限らず震災後の芸術作品は様々な形で、その影響を受けてきているものが多くありますが、丁寧に人々の気持ちに寄り添い、かつ文章は軽快なリズムで読みやすく書かれており、読者に対して押し付けがましいことなく様々な想像力を促せる傑作だといえると思います。賞の結果はどうであれ、これを機にまたたくさんの方々に読まれることを願います。また今回の芥川賞候補は鉄割アルバトロスケットを主宰されている戌井昭人さんや劇団FICTIONを主宰されている山下澄人さんなど演劇関係の候補者も多いのはうれしいことです。17日の結果が楽しみですね。

 さて、吉祥寺シアターでは秋の演劇シーズンに向けてラインナップの詳細が少しずつ発表されてきています。今日紹介するのは、葛河思潮社 第三回公演『冒した者』です。葛河思潮社は、阿佐ヶ谷スパイダーズで作・演出を手がける長塚圭史が新しい演劇の表現を探るべく始動させた団体で、今回は出演になんと、田中哲司、松田龍平、松雪泰子を始めとするテレビ、映画など様々なジャンルで活躍する豪華出演陣で、三好十郎の名作「冒した者」に挑みます。すでに公式HPには詳しい詳細がアップされていますので、ぜひチェックしてみてください!!