雨に歌えば

書いた人:スピカ


これから長雨の季節となりそうですが、みなさんは梅雨の少し重たい気持ちを和らげる音楽などあったりしますか?私は、6月と言えば「rhythm of the rain (悲しき雨音)」を思い出します。いったい、いつの曲だよ・・・と思われるかもしれませんが、私もその時代には生まれておりませんのでオンタイムで聴いている世代ではありません。歌詞の内容を知ると失恋ソングではありますが、私が生まれる前の曲なのに、なぜか懐かしい感覚があり、温かく優しい気持ちに包まれます。お気に入りの一曲があると、雨の日もなぜか心地よく口ずさみながら過ごせそうな気がするので不思議なものです。

さて、季節感と言えば有吉玉青さんのエッセイを読んでいたときに、留学経験のある筆者は海外の方に日本の文化を教えるとともに、折に触れ外国の方に日本の四季の素晴らしさを伝えることもあるようです。お茶席の着物に関して「すこし季節を先取りすることがポイントである。」と伝えたところ、聞いていらした外国の方は素朴に疑問に思ったのでしょうか、「なぜ、季節を先取りすることがよいとされるのか?」と質問を受け、その場でなんて応えてよいものか困ったというエピソードが紹介されておりました。“風流”であるとか“粋”という表現が外国の方に伝わるのか当惑したといいます。とっさに浮かんだ言葉が「It’s cool.」であったと回想しておりますが、これはご自分で、後で振り返って始めて得心した。とも記述していらっしゃいました。

私が学生の頃はまだ、“衣替え”がほとんど厳格なまでに6月一歩手前になるまで、厚い制服を着ていたように思いますが、いざクールビズとなりますと、学生も社会人も5月の中旬にはYシャツで町に出ております。日本の気候というのは実に気まぐれで季節はずれがつきもので暑かったり、寒かったりを実感いたします。このお茶会の席のエピソードのように、一歩先をいって「そうか。もうすぐこんな季節なのか。」と感じさせる文化が、実はずっと前から息づいていて不思議はありません。もっとも女性が先取りのファッションに敏感なことも季節と何かしら関係があるような気がしてなりません。

さて、冒頭に歌を挙げましたが、歌うと言えば、まさに歌うようなタイトル、東京ELECTROCK STAIRSの『東京るるる』のダンス公演が6月4日(火)より初日を迎えます。各回、まだ若干お座席に余裕がございますので、お問い合わせください。

ダンスが気になる今日この頃。

書いた人:バタコ

無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』たくさんのお客様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。そして、6月の東京ELECTROCK STAIRSの公演もいよいよ間近となって来ました!!東京ELECTROCK STAIRSは2月のワークショップ発表公演で講師を務めたKENTARO!!さん率いるダンスカンパニーなのですが、私はあの発表公演を見てからダンスがとっても気になりはじめたのです!もともとクラシックバレエを習っていたことがあるので、ダンスを見るという習慣はあり、ミュージカルもバレエも大好物だったのですが「でもコンテンポラリーダンスは別物!」と苦手意識がありました。ストーリーが分かりにくくて、感情が掴みにくいという印象が強くなかなか入り込むことが出来ないイメージがあったのです。

 でも、発表公演をきっかけに「ダンスでしか表現できないものがある」と感じるようになりました!!思い返してみれば、演劇を見ていてもダンスはよくオープニングやエンディングに登場します。それまではダンスは盛り上げるためにあるのだと思っていたのですが、それだけじゃない言葉だけでは表現できない「なんとも言えない感情」を表現する力があるから演劇にもダンスが使われているのだとやっと気付きました。それ以降、演劇を見に行っても、その中で登場するダンスに注目するように。今更ながらその面白さにますます惹かれています!!












 またKENTARO!!さんの作るダンスとダンサーさんの親しみやすさと可愛らしさもお気に入りのポイントのひとつ!田舎育ちの私はダンサーさんって恐そう・・・と思っていたのですが、皆さんなんとも可愛らしい!!でも、踊っているときはなんともかっこいいのです。そのギャップにも是非ご注目を!私のように普段ミュージカルはみるけど、ダンスだけというのは・・・という方にもおすすめできる公演です。
 言葉にして伝えるときには省略してしまう「なんとも言えない感情」が見えてくる、ワクワク感とぐっと掴まれてしまうような感覚をぜひ体感してください!!
皆様のご来場お待ちしております!
 

チケット予約はこちらから→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
東京ELECTROCK STAIRS公式サイトはこちらから↓
http://www.tokyoelectrock.com/news1.html


 

吉祥寺を一言で

書いた人:スピカ



「吉祥寺ってどんな街ですか?」と訊かれたら、私は一言では答えられないと思います。

魅力的な街に違いないのですが、自分にとってはお洒落すぎると言うか・・・うまく言えないのは私自身が、うまく溶けこめていないからかもしれません。もちろん表面的に答えることはできます。南口に行けば、井の頭公園があり、自然文化園がある。北口へまわれば駅中はatoreがあります。ショッピングモールがあり、とても活気に満ちている。また映画館を始め、お洒落なカフェもあり文化的な側面もある。適度に昔の面影を残す路地裏なんかがあって、飽きることがない。それだけあればとてもセンスの良い街だと言えます。けれど、「ひとりぼんやりとした日常を過ごすのには多少引け目を感じてしまう、どこか慌しく、洗練されていなければならない街」という印象も同時に私の場合は感じたりします。学生時には吉祥寺に遊び行くこともなく、住んでいる知り合いもいなかったのでいわば食わずぎらいのようなものかもしれません。自分よりも年若い学生が仲間と楽しそうに語らう姿や、井の頭公園で楽しむ親子連れをみると、なんとなくぼんやりと過ごしたくても、何か行動に移さなければとか、焦燥感を感じ、どこか外からこの場所へやってきたことを実感し、場違いな気持ちになったりするのです。それは、言葉にしてしまうには言い難い感覚です。

そんな気持ちを代弁してくれるような小説が「吉祥寺の朝比奈くん」中田永一著(祥伝社)でありました。映画化もされましたので、内容はともかくとして、題名だけでも知っている方は多いかもしれません。活字は苦手!いう方でも5つの短編から成っておりまして、タイトルのお話もほんの80頁ほどですので、ぜひ手に取って欲しい一冊です。(手前味噌で恐縮ですがなんと我らが職場、吉祥寺シアターもこの本には出てきます!)

このお話では少し変わった恋物語が主ですので、先ほど私が申しましたような疎外感とは少し違ったものかも知れません。私が単に行間から感じ取った部分ではないかと言われたらそれまでかもしれません。しかし主人公はあてもない日常を生き、お相手となる女性と、各々の時間の埋め合わせを行うかのように出会いを重ね、物語が進行します。作者が吉祥寺という街を選んだ理由は、街中にあって、お互いが孤独の中で共有できる、支えあう部分を補っていく、その隙間、余白の部分を綴るには、この街でなければと感じたからと勝手に推測しております。

さて、こちらの本に当館の紹介もされているということで、ぜひ読書に最適なスポットとして館に併設してありますシアターカフェをオススメいたします。当館に観劇目的でいらっしゃる以外でも、もちろん安心してご利用いただけます。これから梅雨の季節となり長雨が続きますので、外よりも中で過ごす時間が増えてくるかと思います。

お時間がありましたらぜひ、どうぞ、お立ち寄りください。


シアターカフェ
●営業時間
11:30~19:00(LAST ORDER 18:30)
(定休日:毎月最終火曜日)←なんと休館日以外、すべて営業しております!

さよなら、ムギムギ。

                                  書いた人:しただ
 
少しずつ暑いなと感じる日が増えてきましたね、先日はTシャツ一枚で一日を過ごしてしまいました。(いったい真夏には何を着ればいいのやら・・・)どうやら今年の夏もかなり暑くなりそうです。

そんなことをぼうっと考えていると、先日衝撃的なニュースを発見しました。な、なんと、あの「ムギムギ」と「ポテトスナック」が販売を6月末で終了するとのこと!!ほとんどの方はご存知だとは思いますが、念のため説明しておくと「ムギムギ」は小麦を膨らませた軽くて食べやすい甘いお菓子で、「ポテトスナック」はポテトをあげたサクサクしたステーキ味やフライドチキン味などがあるお菓子です。よく駄菓子屋などで売っている定番のお菓子なのですが、小さい頃によく食べた記憶を思い出しました。とくに「ムギムギ」は祖母の家にいくといつも出されるお菓子の1つでした。幼い頃の自分は小さい粒を細々と食べるのがいやだったので、牛乳を入れてもらって(コーンフレークのように)よく食べた記憶が蘇ってきました。大人になってからは、なかなか食べる機会が減っていましたが、たまに見かけると懐かしくなっていました。販売終了は残念でしょうがないですが、いつもあると思っていたものが無くなるとわかってはじめて、気持ちを動かされるというのはどうしようもないですね・・・と同時に、人の記憶や思い出が周りのものの中に刻まれているということが何だか興味深いなと改めて感じます。

そして強引に話を繋げると、劇場で日々行われている演劇やダンスはあたり前ですが、形のないものです。そんな形のないものを鑑賞した後も時間を経て思い出していただける機会というのは少ないのかもしれません。しかし形が無いものだからこそ、見ているお客様の感情に直接訴えることができるし、その後も記憶に残っていくものなのではないかなとも思います。そんな作品を吉祥寺シアターでも毎回ご紹介できればなぁと改めて思う次第です。

さてさて、そんなことを考えているうちに吉祥寺シアターでは無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」が大盛況で終了しました。シェイクスピア初心者の方から詳しい方まですべての方々に楽しんでいただけたと思います。そして次回は今年のラインアップの中では唯一のダンス公演 東京ELECTROCK STAIRS『東京るるる』です、こちらもダンス初心者の方でも楽しんでいただけるものになるはず、まだまだ予約受付中なので、ぜひ!! お待ちしております~

ウィリアム・シェイクスピア

書いた人:コモト



コモトです。無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」も残すところ今日・明日の2日間となりました。
コモトが観た回ではカーテンコールの際に席から立ち上がって大きな拍手を送る方もいらっしゃり、大盛況でした!

なんといっても圧巻は、作品の後半、主人公のウィリアム・シェイクスピアが森の中で見る幻の再現シーン。
急き立てるような場面の連続で、観ている側も心が跳ねるようでした。

加えてこれから観劇される方にお勧めしたいのが、開場してから開演時間までの30分の過ごし方です。
コモトも観劇に行くときは大抵開演10分前に劇場に到着し心の準備をするタイプなのですが、
今回の無名塾公演では開場中、劇場内で素敵な音楽が流れています。
演奏者は鷹野雅史さん。プロのYAMAHAのエレクトーン奏者の方で、
今回シェイクスピアの妻・アンナ役を演じる鷹野梨恵子さんのお父様だそうです!(生演奏ではありません)
劇中でも使用される素敵な音楽を、ぜひとも少し早めに劇場にお越しいただいて鑑賞していただければと思います。

なお最終日の25日14時の回はかなり込み合っておりますので、
これからご観劇される方は本日24日の14時の回、もしくは19時30分の回をお勧めいたします!


■コモト、今日の一冊
本日ご紹介するのは「うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81」。しだたさんや事業団ブログのI.Dさんもご紹介していましたが、現在吉祥寺美術館で展示が行われている佐々木マキさんが書かれた漫画です。1年ほど前に表紙買いしたこの一冊、漫画に3,000円か・・・と思いながらも「良い芝居を一本観るのと一緒!」と適当な理由を見つけて購入したのを覚えています。内容もすごいボリュームで、とても1日では読みきれない大満足の一冊です。
ちなみに吉祥寺美術館での展示は6月23日までやっております!入場料100円で体験できる別世界へ是非足を踏み入れてみてください!

夏の夜の夢―妖精の口上に思うこと

書いた人:スピカ



「いまを生きる」という映画で演劇を志す主人公のひとりの青年ニールが「夏の夜の夢」で舞台に立つシーンがあります。映画の1シーンですので、劇の筋が追えるわけではありませんが、この青年が扮する妖精パックがエピローグで述べる口上は心に響き、いまでも胸のうちに焼き付いております。

当時はエピローグで述べられる「拙い芝居だと思えば、夢だと思えばよいし、もしお許しあらば、奮起努力いたしましょう。」との台詞まわしが、映画用に作られたのではないかと理解しておりましたが、それは誤りで夏の夜の夢の公演では、どの公演でも原作に忠実にこの口上が述べられることを最近になって知りました。そして、原作の詩のような韻律の文言をいつか舞台を観にいくときに聴いてみたいとも思っておりました。

さて、自分がこちらに異動になりまして、その願いが間接的に叶うことになるとはまさに“夢にも”思いませんでした。―ただいま当館で公演しております無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」のことです。終演間際に舞台下手のモニターを観ると、公演は―「夏の夜の夢」ではもちろんありませんが、先ほど申し上げました妖精の口上がエピローグに使われておりました。(妖精パックは当公演の役にはありませんでしたので、代役としてどなたかに語らせているのかと思われます。)今回の作品ではシェイクスピア演劇のエッセンスが随所に使われていると伺っておりましたが、まさかこんな形でこの台詞に出会うとは・・・観る側によって感じ方はさまざまでしょうが、私には映画「今を生きる」で真夏の夜の夢を知ったせいか切ない響きに聴こえました。ぜひ、この次は舞台の観客席で!と思ったのは言うまでもありません。

チケットはご好評を頂いておりまして、連日たくさんのお客様にご来館いただいております。誘導のため終演後にロビーでお出迎えをしておりますと、「よかったよ」と直接私に声をかけてくださるお客様もいらっしゃいまして、ありがたい言葉に恐縮しております。

皆様の声に支えられて本日、中日を迎えることができました。明日以降も、皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

テンペスト

                                  書いた人:スピカ
 たとえばテスト中、問題を解かないと!とわかっているのに、教室内がしんと静まり返り、鉛筆の音しか聞こえない。時計の音さえ聞こえてくるほどだ。気ばかり焦る。周りには多くのクラスメイトがいるのに誰も助けてくれない。(当たり前ですが・・・)自分ひとりしかいないような感覚に陥ります。自分の内面を見つめるかのような数分間、何の拍子か、突如同じメロディが頭の中でエンドレスに流れだす…なんて経験が皆さんにはありませんか?私は幾度となくあります。落ち着かない気持ちをどうにかさせようと頭が働くのでしょうけれども、大抵そういうことってあまり脳にとっては意味がない作業なのでしょうし、落ち着いた曲が流れるとも限りません。無意識がそうさせるといえばそれまでなのですが、一度脳内BGMに一度占拠されると、しばらくリピートが止まらないようで・・・耳鳴りみたいなものなのでしょうか?

 中でもベートーベンのピアノソナタ第17番・第3楽章は学生時であれば苦手な数学とか化学の試験にでも出くわそうものならまさしくおあつらえ向きです。“ソラ”でわかるのはサワリの部分だけですが至難の連続のように奏でられるメロディが突如頭の中を駆け巡りそうです。もちろん正解が分かれば、曲が流れようがなんだろうが、問題は解けるので、脳内BGMのせいにしてはいけないのですが…。

 この楽曲は別称、「テンペスト」の名が冠せられておりますが、シェイクスピア最後の戯曲とされる「あらし」と無縁ではありません。なぜならテンペスト(tempest)とは日本語で嵐を意味し、ベートーベン自ら、弟子がこの楽曲の解釈はいかようなもので?と尋ねられた際、「シェイクスピアのテンペストを読みなさい。」と答えた逸話が残っており、そこからこの名が生まれたとされております。…さっそく興味が湧かないわけがなく私も読みましたがベートーベンの言っていることが当を得た発言なのか全く理解に及びませんでした。もっともクラシック音楽に不調法な私が即座にわかるはずもありませんが・・・。

 さて、当館の無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」も3日目を迎えました。連日、皆様の暖かい拍手に館内は包まれております。本日は生憎と小雨交じりの天気となっておりますが、舞台上では憂鬱な気持ちも吹き飛ばすほどの熱演が繰り広げられております。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。 

怖いもの

                                  書いた人:しただ
 ぽかぽかと暖かい日が続いていますね。先日やっと自宅の暖房器具を片付け終えました。
しかも同じ日に何か腕痒いなぁと思ったら、部屋の中に蚊が飛んでいて、今年初のムヒを解禁しました。気付かないうちに、もうそんな季節が近づいているようです。前回のブログでも少し触れましたが、「クールビズ」がはじまりまして、電車の中でも「ノー上着、ノーネクタイ」で出勤される方が増えてきました。といっても自分は毎朝ネクタイを締めるという習慣がなかなか抜けず、ネクタイをつけたなら上着も必要だろうという流れのまま、まだクールビズは実践できていません。(もちろんもう少し暑くなってきたら実行するつもりですが・・・)聞いた話によると、まれなケースですがアロハシャツで出勤可能な職場もあるらしいです。ネクタイ同様毎日選ぶ作業が大変そうです。

 そしてクールビズと同様にまた未知のものがやってきました。そう、「健康診断」です!今月末に受けにいかないといけないのですが、先輩職員に伺ったところ採血があるらしいのです。よくよく考えてみるとこれまで採血というものを体験した記憶がないです。もちろんこれまで学生時代も健康診断というものは受けてきましたが、採血というのは無かったような気がします。噂によると予想以上に血を採られたり、痛かったりするとのこと・・・注射というのはいつになってもいやなものです。というかこの7、8年は病院にすら行っていない(風邪は市販の薬と気合で治す、花粉症はあきらめる)ので、かなり久しぶりの注射、どきどきです。今日のブログは何だか小学生のようなことを書いていますが、何よりも健康体が一番だなとしみじみと感じています。最近は椅子に座りっぱなしの日々が続いているので、夜ジョギングしようかと思って一ヶ月と少しが経過していますが(笑)、健康診断は何も悪いところが無いことを祈る毎日です。(ちなみに診断結果はこのブログでは発表しませんので、悪しからず)

 さてさて、そんなことを言っているうちに吉祥寺シアターでは無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」がはじまりました。昨日少し覗かせてもらったところ、劇場内は開演前から舞台美術と音楽でシェイクスピアの世界が広がっていました。ぜひ、チケットお持ちの方は早めに入場してこの雰囲気を存分に味わっていただきたいです。チケットはまだ予約受付中の回もありますし、当日券も値段変わらずに各回若干発売するのでご来場お待ちしております!

  

『ウィリアム・シェイクスピア』本日初日です!!

書いた人:バタコ

 本日いよいよ無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』初日をむかえました!
 舞台では仕込みの日から素敵な音楽が流れていて、ちょっと優雅な気分で仕事をしていたこの数日間。いよいよ本番ということでこの素敵な音楽がどんな風に作品を彩るのかとても楽しみです!土日は事業団のチケットは完売となっております(特に19日は当日券もないようです!)が、平日公演は前日16時までチケット予約を受付けておりますので、まだチケットをお持ちでないお客様は平日がおすすめです!!
 今回の『ウィリアム・シェイクスピア』ですが、若き日のシェイクスピア青年を描いているのはもちろん、人気のシェイクスピア作品『夏の夜の夢』や『マクベス』『リア王』『リチャード2世』など名作の情景が覗けるのも魅力ひとつです。どうやら『夏の夜の夢』からはティタニアとオベロンが登場するようで、『夏の夜の夢』が大好きなだけに私バタコはとても楽しみにしています!
 しかも今回の演目は上演時間2時間弱の休憩なしということで、シェイクスピア作品が言われがちな「長い!!」という点も克服していますよね。なので初めてシェイクスピア作品に触れるという方にも、気軽に楽しんで頂きやすい作品になっていると思います。
公演詳細についてはお時間のある時にぜひ「カンゲキのススメ」をチェックしてみて下さい。

 そして本日、ハイリンド『ヴェローナの二紳士』のチラシが到着しました!!
とてもすてきなチラシになっております!私もいち早くゲットしました!!
それがこちら↓













1階ロビーに設置していますので、ぜひこちらもチェックしてください!!無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』もハイリンド『ヴェローナの二紳士』の友の会先行発売も
チケットのご予約はこちらから→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/

本に刻まれた想い出

書いた人:スピカ



時々、古書店めぐりをしますが、先日、思わぬ掘り出し物に出会いました。なんと購入した本のページに、演劇チケットの半券が挟んであったのです。

これまでも、本のページにメモが入っているとか、航空券が挟まっていたりとか(おそらく旅客機の中で読んだのでしょうね。)そういう経験はありましたが、チケットの半券は、はじめてです。しかし、本のタイトルを見て購入したので、納得はゆきました。

「鴻上尚史のご挨拶」(角川書店)という本です。もともと鴻上尚史さんの活動には演劇を含めて興味を寄せていて何冊か著作は読んでおり、100円という価格がついていたので衝動買いしてしまったのですが、正規価格で購入してもよいくらいでした。帯までついてほとんど美本といっても差し支えない状態ではありますが、元の持ち主は演劇を観て、もしかしたら、劇場で販売されていたものを求めたのかもしれない・・・一度は確実に大切に読まれたのだという確信があったからです。

栞のように第三舞台のチケット半券がページに挟んでありました。おそらくは公演を観に来たお客さんの一人が、劇場で販売されていたものを購入したのだということが知れました。またこちらの本は1981年の旗揚げ公演から2004年の公演まで、実に24年間分、観に来てくれたお客さんだけのために配るメッセージでありまして、出版化されるまで本来公演を観に来たお客さんしか知りえないものです。

パンフレットに挟まっていたご挨拶を読む。機知に富んだ話に触れて、思わず頷くところがあった。過去にはどんなことを書いていたのだろう?或いはご挨拶の存在は知っていたけれど日程が合わなくて以前の公演に観に行けなかった等々・・・様々な想像が膨らみます。

この本は一言で例えると薬味だと私は思っています。たとえば、お蕎麦に山葵とか、おでんに辛子、餃子にお酢、ラーメンに胡椒であるとか、ピザにタバスコとか・・・。他にもいくつかありそうですが、単体としてそれ自体は調味料としての活用法しかないのだけれど、素材を引き立たせる、落語で言うと本論の噺に入る前に必ず、枕(小噺)を入れる感覚と申しましょうか。文章が演劇を引き立たせる、この本にはそういう効用があるようです。それがなければ物足りない、一見演劇と関係のないことが書かれていたとしても、演劇の延長上に自身の生活があって、まっすぐな一文に出会うことが幾度かありました。

実に旗揚げの頃から変わらないスタンスで、自身の信条としていることをあるがままに書き綴る。人間確実に歳だけはとります。本質的な核の部分がいくら変わらないといっても自分とこれだけ向き合っている方もほとんどいないと思います。第三舞台での活動は昨年1月をもって正式に終了してしまったので、もしかすると「ご挨拶」のようなものはもう執筆されないかもしれません。それだけに、貴重な一冊となりそうです。

さて、当館では明後日の18日(土)より、シェイクスピアシリーズの第二弾として無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」がはじまります。公演日によってはまだお座席に余裕がございますので、ぜひこの機会にチケットをお求めください。皆様にとって貴重なお時間となれば幸いです。

チケットは絶賛発売中です→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/