@kichi_theatre2005

おすすめスポット

                                  書いた人:しただ
ゴールデンウィークも後半に入り、残り数日になってきました。この前は連休の前半にブログを書いた覚えがあり、何だかブログ当番が回ってくるのがかなり早いような気もしますが、まぁそこはあまり気にせず今日も何を書こうかと迷いながらPCの画面に向かっています。

ところでまた私事ですが、この大型連休中に知人から「ゴールデンウィークに和歌山へ旅行に行くから、おすすめスポットを教えて」という連絡がきました。ブログプロフィールにも書きましたが、私は山と海に囲まれた和歌山県出身でして、どちらかというと(いや確実に)マイナー地域に属する和歌山県に、しかも東京の人が旅行に行くなんて!と驚き(和歌山県民のみなさん、ごめんなさい)かなり興奮気味で、いろいろおすすめのお店や観光場所を教えることにしました。しかし、これまで出身地を答えると、「で、和歌山には何があるの?」みたいな質問をされる場面以外は、和歌山についての情報を積極的に他人に尋ねられたのが初めてだったので、いざというときになって迷ってしまいました。地元の人には日常のことでも、初めて訪れる観光客の方にとっては、驚いたり、感動したりするという当たり前のことを、改めて感じました。

もしかすると、劇場という場所も似たようなところがあるのかもしれません。毎日働いている職員にとっては当たり前のことでも、来場されるお客様にとっては、初めてのことであり、丁寧なきめ細かい対応が必要だなと改めて感じました。とまぁ、前回に引き続き今回も少し落ち着いた内容でお届けしました。

ちなみに和歌山のおすすめスポットの一つは、すさみ町というところにある「エビとカニの水族館」です。ここの水族館は一つ一つの水槽ごとにサポーター制度というのがあって、一口五千円で半年間その水槽のオーナーになれるのです。オーナーは水槽の上に名前が提示されているのですが、なんとあの引田天功さんもオーナー登録されています。決して大きくはない小ぶりの水族館ですが、生き物への愛があふれた良いところなので、おすすめです! 



 

明るいニュース

書いた人:コモト



コモトです。ネットを見ていましたら、こんなニュースを見つけました。

多摩美、2014年4月に「統合デザイン学科」・「演劇舞踊デザイン学科」開設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130426-00000144-mycomj-sci

ついに(?)名門美大に舞台芸術専門の学科が出来るようです。多摩美術大学にはこれまでにも映像演劇学科という学科が設置されていましたが、独立する形になるのでしょうか?教員に野田秀樹さん、勅使河原三郎さん、舞台美術家の金井勇一郎さんなどが就任予定とのことです。

多摩美術大学といえば、卒業生に国内外で活躍する劇団・快快(ファイファイ)の皆さんがいらっしゃいます。快快の脚本・演出を担当する北川陽子さんは「りんご」という戯曲が今年の岸田戯曲賞候補作に選ばれ、名前をお見かけした方も多いかと思います。

昨年岸田戯曲賞を受賞したマームとジプシーの藤田貴大さんは演劇の活動が盛んな桜美林大学出身、先日までシアターで公演をしていたブルーノプロデュースの演出・橋本清さんも日本大学芸術学部演劇学科出身ということで、多摩美術大学からも新たな才能が芽生え育っていくことを思うと、とても楽しみですね。

既に特設サイトも出来ているようです。5月中旬には就任予定の教員の皆さんによる対談もアップされるとのことですよ。


■コモト、今日の一冊
先日、寺山修司没後30年/パルコ劇場40周年記念公演『レミング ~世界の涯までつれてって~』を観て来ました。“生まれた時には寺山修司はいなかった世代”の身としましては、このような形で演劇の一時代を築いた方の世界観に触れられることがとても嬉しいのですが、いやもう、圧!巻!です!演出を担当されたのが関西の劇団「維新派」主宰の松本雄吉さんだったのですが、維新派の独特な演出手法が作品と見事に調和していて何度も鳥肌が立ちました。というわけで帰りがけに思わず『寺山修司幻想劇集』と公演パンフレットを購入。これからじっくり読んでみます。ちなみに公演は今月16日までやっているそうです。(詳細はこちらから見られます)

 

あっという間。

                                  書いた人:しただ
新人スタッフのしだたです。早いものでもう5月、ゴールデンウィーク真っ只中です。4月1日に吉祥寺シアターにやってきて以来、右も左もわからずに毎日新しいことを覚えることに必死になっていたら、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。世間は大型連休ということで、吉祥寺の町はいつもにも増して、連日たくさんの人々でにぎわっています。

ところで私事ですが、先日長年お世話になっている先輩に男の子が生まれたらしく、赤ちゃんの写真を送っていただきました。またこちらもつい最近きいた話ですが、別の知り合いの方は今年の夏に男の子を出産予定とのこと。近頃自分のまわりではそんなおめでたい話題が続いています。そうやって新しく生まれた命もまた日々成長して、あっという間に大きくなっていくのでしょうね。すくすくと育ってくれることを祈る日々です。

とまぁそんな感傷にひたるのはこれぐらいにして、今月の吉祥寺シアターでは、18日(土)からシェイクスピアシリーズの第二弾として無名塾「ウィリアム・シェイクスピア」がはじまります。各方面で活躍されている役者さんを次々に輩出していることで有名な無名塾ですが、今回はシェイクスピアを主人公にした物語を上演します。

先月のシェイクスピアシリーズのトップバッターを飾ったブルーノプロデュース「My Favorite Phantom」は、若い劇団らしく、実験的でとてもスリリングな将来性を感じさせる作品でしたが、無名塾はまたそれとは一味違ったシェイクスピアを見せてくれるはずです。劇場でお待ちしております!

チケットは絶賛発売中です→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
 

オフィーリア

                                  書いた人:スピカ











絵画の名前は知っている。或いは逆に作品そのものは知っていても作品名となると知らない。そしてその主題は?どのような一場面を指すのかとなるとよくはわからない。・・・そのようなこと、またはそう感じたことはありませんか?ことに西洋絵画はギリシア・ローマ神話、聖書を題材にした作品が多々ありますので、文化的な背景を知らなければ、なかなか首頷いてうむうむ、とは理解されにくい一面があります。私も美術館などで絵に向かいては、はて、さっぱり?となることがあります。そうした事情を反映してか、西洋絵画の見方というようなハウツー本も多数出版されてもおりますが、私はどうもあの手のアンチョコに頼りたくなかったりします。見方を矯正されるような気がするからでしょうか。

さて、そんなテキストからもさらに外れた作品というのもときどき存在します。

英国最大の劇作家となりますと、シェイクスピアの戯曲、あるいは舞台に想を得て描かれた作品もあります。
中でもラファエル前派の一人に数えられるジョン・エバレット・ミレイの絵画作品、「オフィーリア」は画家の名、作品名こそあまり知られていないかもしれませんが、戯曲ハムレットの衝撃的な一場面を描いたものの1つです。
(仏国の『落穂拾い』等で有名なJ・E・ミレーと区別するため、ミレイと記述する向きがありますのでここではミレイと表記させていただきます。)

はじめてその絵画を見たのはまだ高校生の頃、図書館でなんとなしに眺めていた画集でした。捲るページを止め、しばし自身のこの収まりのつかない感情はどこからくるものなのか、言葉を失いました。その美しくも幻想的な「静謐な」世界に。
川面に流される女性の眼は虚ろで、おそらくは死んでいる、若しくはまもなく風葬に処されようとしていること、決して心地よい情景を描いているわけでないこともわかりました。しかしそこに感情という感情を挟む余地はありません。水に溶け込むかのようなドレスは死をもうありのまま受け入れたのだという虚無感を意味し、背景の緑もまた女性をありのまま還すことを約束したかのように、女性を無に帰し、川面はただ優しくなぞるだけ。あと数秒後にはすべて消え去ってしまうのかもしれない。まるでこうなることがあらかじめ定められた運命であったかのように。
既に原作を読まれている方や、舞台を観に行かれている方にとっては作品名を見ればおそらく“オフィーリア”とは誰のことなのか、そして、一体どのような境遇にあり、描かれている姿がどのような状態にあるのかお分かりになるかとは思います。ただここで私が原典を忠実に追っても興ざめですし、あまりよい解説もできそうもないので、ぜひあらすじをお調べいただくか、原典や、舞台を観に行かれることをお勧めいたします。
私は、画集ではありますが、何の先入観もなしにこの絵画を観たからこそ、その衝撃が計り知れなかったのかもしれません。怖さと美しさが同居し、喜怒哀楽を越えた「虚」の世界に危うい狂気のような美しさを見たのでした。

最後に参考までに水辺に描かれた草木の花言葉を記しておきたいと思います。
ケシ「死」、パンジー「かなわぬ恋」、すみれ「誠実」、ひな菊「純潔」
バラ「若さと美貌」、忘れな草「思い出」 

ブルーノプロデュース『My Favorite Phantom』本日楽日です。

                                  書いた人:バタコ
本日『My Favorite Phantom』は楽日を迎えました。
連日たくさんのお客様のご来場誠にありがとうございました!!
2013年のシェイクスピアシリーズ第一作目を無事に終了することが出来ました。今回は若手注目演出家の初めてのシェイクスピア作品への挑戦でしたが、今後のラインアップは現在発売中の無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』に続いて、若手はもちろん演劇界の大御所まで様々な演出家が手がけるシェイクスピア作品が登場する予定ですので、ぜひ今後もよろしくお願い致します!

さて、そんなシェイクスピア作品だけではないのが、今年のラインアップ!!
本日からホームページに公演情報を公開しました東京ELECTROCK STAIRS『東京るるる』。主宰のKENTARO!!さんの名前は今年2月に吉祥寺シアターで行われた「KENTARO!!とダンスを本気で楽しむプロジェクト」でご存知の方もいらっしゃるはず。発表公演ではデモンストレーションで吉祥寺を沸かせた東京ELECTROCK STAIRSが新作を携えて再び帰ってきます!メインは発表公演だっただけに、東京ELECTROCK STAIRSのダンスはあっという間だった印象があり、「発表公演も楽しかったけど、東京ELECTROCK STAIRS のダンスももっともっと観たい!!」と思った方も多いのでは?この機会にぜひたっぷりと東京ELECTROCK STAIRSの世界を楽しんでください。
現在『東京るるる』のチラシも吉祥寺シアター1階ロビーでゲットできます。













チラシだけでもなんだか可愛くてワクワクしてしまうデザインです!
ぜひこちらもお早めにゲットしてください。
武蔵野文化事業団でのチケット発売は5月9日(木)10時から。
皆様のご来場お待ちしております!! 


 

ブログチェック

                                  書いた人:しただ
新人スタッフのしだたです。ブログ2回目の登場にしてはやくも、何を書こうかと迷走中です。春になりだんだんと暖かくなってきたかと思いきや、いきなり寒い日に逆戻りしたり、よくわからない天候が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。いつになったら穏やかな花粉の全くない日々がやってくるのでしょうね。そんなことをぼうっと考えていたら、いつの間にやらゴールデンウィークが目の前に迫っていました。今年は長い人で10連休も可能とか・・・しかし、吉祥寺シアターにそんなお休みはありません!(きっぱり)

先日新入職員の歓迎会なるものが開催されたのですが、その席で一緒になった同期の他施設の新入職員が最近はほとんど会っていなかったのに、なぜか吉祥寺シアターや自分のことに詳しいなと思ってよくよく聞いてみると、定期的にこのシアターブログをチェックしてくれているらしいのです!そんな身近で読まれているとは思ってもいなかったので驚きましたが、そうやって読んでくれている人の顔が少しでもわかると書きがいがより一層出てきます。(今回も見てくれているのかな?)

今日から吉祥寺シアターでは前回のブログでもお伝えした、ブルーノプロデュース「My Favorite Phantom」の公演がはじまります!すでに劇場入りして本番に向けての稽古が着々と進められていますが、それを見た別のスタッフさんの情報によると今回は「音楽」が作品の大きなポイントの一つになっているらしいです。事務所のモニターでは音まで聞き取ることができないので、たまに劇場から聞こえてくる役者さん達の台詞や音楽を頼りに本番への期待がだんだんと高まっているところです!

残念ながら前売り券は完売とのことですが、各回とも当日券を開演の40分前より若干発売するのでぜひ当日でも劇場まで足を運んでいただければと思います。(当日券は2階のバルコニー席で若干見えづらい場合があるので事前にご了承ください) 

 

アンテナの尺度

書いた人:スピカ


まだ学生のころ、美術史に関する講義で先生が語ったことでありますが、
新聞社や出版社から美術展の企画や、図録の編纂に関する問い合わせを頂くことがあるけれども「昔は何か情報はありませんか?ということが、尋ねられる常としてあったが、最近の傾向として正しい情報はどれでしょうか?」
という問いにいつからか変わったということでした。

卒業して久しく経ちますが、インターネット時代に即した興味深い発言だと思い、現状もまた何も変わっていないように思います。
確かにキーワードを検索さえすれば、おびただしい情報を得ることができます。何を選択し、何が正しい情報かわからないことが現代の常といえるでしょう。

私自身も演劇に限ったことではなく、何か公演に向かう、コンサートに行く、映画を観る、なんでもよいのですが、何の頼りもなく、まったく予備知識なしに向かったことはこれまでありません。映画で言えばTVの情報番組、予告編を見て面白そうなもの、原作の映画化、宣伝に頼りきりです。・・・偶発的に興味深い催しに出会うこともあるのでしょうが、演劇となると、料金もそれなりにかかりますし、原作や、劇団に関する予備知識がある程度必要になるかと思います。やはり二の足を踏んでしまうのが事実です。
それでも
当館に異動になったことを知人に告げたとき、主催事業のいくつかの名称を口頭で伝えたところ、演劇方面にまったく関心がないような感触はあったのですが
「・・・知っているものももちろんあるよ。」
と頼もしい答が返ってきたので驚いたものでした。
・・・驚いた、というのは語弊があるかもしれません。
日常、会話に話題としてのぼらなかったからでしょう。
ちなみにそんな経緯もあったので情報の収集はどのようにしているのか尋ねてみたところ
自分は演劇に特別詳しいわけでもなく、アナログ派の人間でもあるので、インターネットで何か検索して…ということは全くといってしていないけれど「新聞の夕刊の文化欄だけは毎日真っ先に眼を通すことにしていて、自身のアンテナにひっかかったものはなるべく気に留めるようにしておく。新聞の紹介記事というのは大変よくできていて為になるものだよ」との由。
確かに情報が渦巻く中、分け入って分け入って、結局何を見てよいかわからないよりは、限られた情報を頼りにピンポイントに探ってゆく。私のようにパンフレットの山を隅から隅まで見ないと気がすまない。などというやりかたであると、結局フルコースの料理を頼んだのにお腹いっぱい。結局一番おいしかった料理はなんだったのかわからないまま公演が過ぎ去ってしまうということになりかねないなぁと反省交じりに見習おうと思った次第です。
 
  

いよいよ明日!

書いた人:バタコ

ブルーノプロデュース『My Favorite Phantom』が初日を迎えます!!
たくさんのご予約をいただきまして、事業団販売分は終了いたしました。ご予約ありがとうございました。劇団ホームページでは追加席分の販売があるようですので、気になる方は枚数に限りがありますのでぜひお早めにチェックしてみて下さい!受付は開演の40分前、開場は開演の20分前からになります。受付時間、開場時間ともにいつもの公演とはちょっと違いますので、ご確認よろしくお願い致します。

いよいよ初日ということで私もとても楽しみで、事務室にあるモニターから舞台の様子をチラチラと覗いています。こちらから様子を見ている限りは、原作に忠実なものとも、現代風にアレンジしたものとも違う新しいスタイルの『ハムレット』になりそうだなと感じます。作品の登場人物たちの内面やイメージに焦点を当てたような・・・とにかく今までに無い『ハムレット』になると思います!ぜひお楽しみに。

でもやはり「シェイクスピアって難しそう・・・」と思われてしまいがちですよね。確かに古典作品というイメージが強く、ちょっと近寄りがたいイメージがあるのかも知れません。そんなシェイクスピアを少し身近に、より人間らしく感じるものをと探してみたのですが、こんな映画はいかがでしょうか。その名も『恋に落ちたシェイクスピア』。そのタイトル通り、自分の描く作品の登場人物のようにどっぷり恋に落ちてしまうシェイクスピアの姿を描いた映画なのですが、お楽しみポイントはシェイクスピア作品の名台詞が随所にちりばめられているところ。原作を知っている方であればいろんな作品の名台詞のオンパレードを楽しめますし、難しい台詞回しは苦手という方も劇作家の青春時代を見ながら、自然とシェイクスピア作品の名台詞に触れることが出来ます。謎が多いシェイクスピアの人生ですから、こんな青春時代があったのではとそのほかにもたくさんの映画や物語が作られています。なかにはシェイクスピア別人説を扱った『もう一人のシェイクスピア』なんて作品もありますので、よろしければぜひ。

そんなシェイクスピアの青春時代にスポットを当てた作品のひとつが5月の無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』です。配役をみていくとなぜか『夏の夜の夢』でお馴染みの妖精の王オベロンと女王ティタニアの名前が・・・。「あれ?シェイクスピアの青春時代のお話ではないの?なぜ妖精が?」とこちらも気になる作品になりそうです。

ご予約はこちらから→https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/

 

"カノンの巨匠"

書いた人:コモト


コモトです。ついに明後日26日から<吉祥寺シアターシェイクスピアシリーズ>開幕です!4月はブルーノプロデュース、5月には無名塾の公演が控えています。

5月の無名塾
は、生まれ故郷ストラトフォードにてシェイクスピアが戯曲家として目覚めるまでの数年間を、カスパー・ヨハネス・ボイエが書き上げた戯曲を上演します。シェイクスピア研究の中で「空白の時代」と言われているこの数年間に一体何があったのでしょうか?

この戯曲を彩る重要な要素として挙げられるのが、フリードリヒ・クーラウ作曲の音楽です。音楽のこととなりますと武蔵野市民文化会館の皆様にお聞きしたいところですが・・・と思いながらネットをサーフィンしておりますと、インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会なるものを見つけました。「演奏会及び、その重要な作品を出版することでクーラウの音楽を広めること」を目的に2009年に設立されたそうで、このホームページにクーラウの情報がぎゅっと詰まっておりました。

このホームページによりますと、クーラウは現在知られている限りで200曲以上の作品を残しており、デンマークの代表的作曲家の一人としての評価を得ている作曲家だそうです。交流のあったベートーヴェンはクーラウを「カノンの巨匠」と称賛したそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで協会のホームページでは、クーラウ先生が作曲した音楽が聴けますよ→こちら
無名塾公演では鷹野雅史さんというプロのYAMAHAエレクトーン奏者の方が演奏を担当します。ぜひお楽しみに!

無名塾『ウィリアム・シェイクスピア』公演詳細
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2013/01/post-12.html

武蔵野文化事業団チケット予約  0422-54-2011
https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/


■コモト、今日の一冊
インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会の「読み物」コーナー、とても情報量が豊富で読み応え満点です。特にこの中の「デンマークのクーラウ」という項では、決して順風満帆ではなかったクーラウの人生が垣間見えてきます。

辞書と意訳

                                  書いた人:スピカ
関東地方では葉桜となり、次はツツジが楽しみな今日この頃ですが、北は青森の弘前公園などに目を向けると例年ゴールデンウィーク頃が桜の見ごろとなるようですね。3月中旬に九州と四国で始まった桜の開花が実に一ヶ月半もかけて列島を縦断する―世界からみれば、ほんの小さな島国にしか見えないこの日本の中にも、寒暖の差が激しいことを表す一例と言えそうです。多国間との時間差に時差と言う言葉を耳にしますが、季節の変わり目というのも、時差ならぬ、季節感の差に思わずはっとさせられる瞬間があります。

先日のブログでバタコさんが、ブログ上でシェイクスピアの戯曲「ハムレット」の名台詞(to be or not to be)の「邦訳の読み比べ」を取り上げていましたが、改めて訳の奥深さ、多様さ、受ける印象といい、深度といい各々異なる。なるほどなぁ…とひとり感心しておりました。

そして翻訳と同時に脳裏に浮かんだのが、映画公開中の「舟を編む」でした。原作は三浦しをんさんの同名小説です。これは辞書編纂に携わる熱き編集者の物語であります。既存のものと似たような辞書を編纂しても読者に訴えるものがない。発想の転換、言葉のニュアンス、センスが問われます。

たとえば映画の中では「右」という語をどのように語釈するか問いがありますが、こうした単純な言葉ほど難しいのです。簡潔に誰にでも納得できる内容で、抽象化された概念を、具体例を交えて説明すること。しかし他の辞書で代用可能であれば新鮮味がありません。卓抜した言語感覚と想像力が試されます。

このように同じ言語でさえ見解がわかれるところで、ましてや辞書ありきで翻訳がなされるものですが、ハムレットのあの名言は、本来の意味を逸脱させることなく、飽きることなき言葉への挑戦と新たな意味を付与させる試みのように感じました。