@kichi_theatre2005

新年。

 

書いた人:しだた

 

 明けましておめでとうございます。早いもので2015年がやってきましたね。今日は今年初の出勤だというのに、なんとなくまだ正月気分が抜けないのか、朝からいつものように体が動いているような気がしません・・・
昨年末のブログにも書きましたが、お正月は実家のほうに帰省しまして、犬の散歩に行ったり(滅多に会わずあまり懐いていない・・)、正月らしく凧揚げをやったり(開始30分程度で屋根に激突し破壊・・・)とまぁそれなりにゆったりとした時間を過ごすことができました。昨年は秋頃10数年ぶりに風邪で熱を出して寝込むなんてことがあったので、今年はずっと健康に一年を過ごすべく、健康と運動を目標に乗り切ろうかと思います。ちなみに今シーズンは数年ぶりにインフルエンザの予防接種を受けました。(今更自慢するようなことでもないですね)

お正月が終わると、ここから一段と冷えますし、今朝は自転車で駅に向かうため真冬用の革の手袋を引っ張り出してつけてきました。さすがにそろそろ真冬用のコートも出して備えないといけないなぁと思っているところです。そして今年も東京は雪が積もるんでしょうか。昨年の雪でさんざんな目にあったので(家の前が川になったり、電車が止まったり)今年は積もるとしても楽しめる程度の雪で勘弁してほしいなぁと願うばかりです。

 さて、吉祥寺シアターは本日は何も催し物は入っておらず、変則的に17時で閉館になり、明日より通常通りの開館時間となります。今月は18日(日)17時より劇団オーストラ・マコンドーの3月に予定している本公演『家族』のプレイベントを行います。内容は小津安二郎監督の名作映画『東京物語』の脚本を読むリーディングワークショップの無料成果発表会です。参加者約40名の方々は今回本当に年齢幅が広く、まさに老若男女入り交じる発表会になると思います。そして発表会の演出はもちろんオーストラ・マコンドー主宰の倉本朋幸さんが手掛けます!どんなものになるのか楽しみですね! 新年一回目の観劇にふらっと吉祥寺の街に足を運んでみるのはいかがでしょうか。ご来場お待ちしております!イベント詳細は↓
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventworkshop/2014/12/post-10.html

そして3月に行われる本公演の『家族』の公演詳細も本日アップしました!↓
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/12/post-31.html
こちらもあわせてぜひご覧ください!

 

 

 

 

 

サルスベリ

 

書いた人:スピカ

 

サルスベリという花木があります。で、これはその名の通り、幹がつるつるしていることから、猿でも昇るのには苦労するという意味でこの名前がつけられたということもありますが、もうひとつは別名「百日紅」と言って、およそ夏の百日の間ずっと長く咲き続けるからそのような名前が付けられたそうです。しかしながら実際には一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、ずっと咲いているように見えるそうです。なんとも逞しいものです。

 

 そんなことを考えておりますと、劇場というのも、ずっと咲き続けるとまではいきませんが結構、この植物的なところがあるなぁなどと思えることがあります。つい昨日まで人で賑わいを見せていたのに、今日来てみると“兵(つわもの)どもが夢の跡”(?)連日、たくさんのお客様がいらしたかと思うと、公演のない日には黙々と仕込み作業に入ったり、また保守点検日などは非常に閑散としたものになります。ただそうはいってもこの間隔というのがきっと短ければ短いほどコントラストを感じやすいものではないのかとも感じます。

 吉祥寺シアターでは本日、劇団SCOTの楽日となり、年内の催し物は終了となり29日(月)より冬季休館に入ります。

下記に年末年始の開館日程を設けましたので、参考までご確認ください。

(武蔵野文化事業団チケットお引取りの窓口の時間帯も同様の日程となりますのでご注意ください。また窓口には閉館30分前までにお越しください。)

 

それでは皆様、よいお年をお迎えください。そして来年も吉祥寺シアターでの観劇をお楽しみください。

 

<年末年始の開館日程>
○12/28(日)9:00~17:00
○12/29(月)~1/3(土)冬季休館
○ 1/4(日)9:00~17:00

  • 5日より通常開館 

 

年末に向けて。

 

書いた人:しだた

 

 早いもので12月も22日になりました!本当に時が経つのは早いですねぇ、なんてことをしみじみと思っていたら、どうやらこれが今年最後のブログ当番になりそうです。
吉祥寺駅前も夜になるとイルミネーションがチカチカと光っていたり、店の中に入るとクリスマスソングばかりが流れていますね。あと某配達ピザ屋さんのバイクに乗ったお兄さん達がサンタの格好をして配達に向っていたりなどなど、この時期は街を見渡せば至る所にクリスマスが迫ってきているなぁと実感させられることがたくさんあります。

そして毎年のことながらクリスマスが終われば、大晦日、お正月がやってくるわけですが、この時期になるとお正月は何をしようかなぁなんてことを考えはじめます。といっても、いつも今年まだ読んでなかったあの本を読もうとか、あの映画を見ようとかそんなことばかりです。でも結局のところ実家に帰りバタバタしていて、思い描いていたことは達成できずに読めなかった本ばかりが部屋に溜まっていくのです・・・やはり日頃から時間が少しでもあるときにやっていくことが大事だなぁとそんなことを反省する年末です。
 

 さて、吉祥寺シアターでは来年1月18日(日)に劇団オーストラ・マコンドーの3月に予定している本公演『家族』のプレイベントとして、小津安二郎監督の名作映画『東京物語』の脚本を読むリーディングワークショップを行います。リーディング体験のほうはおかげさまでたくさんの方々に応募をいただきまして、申込の締め切りは終わっています。

そしてそのリーディング体験の成果発表として、同日18日17時より吉祥寺シアターの劇場で参加者の方々による無料発表会を行います!これまで吉祥寺シアターでは、リーディングイベントというのは開催しているのですが、劇場内でしかも発表会を開催するのはこれが初!ということで見逃せないイベントになりそうです。ちなみに発表会の演出もオーストラ・マコンドー主宰の倉本朋幸さんが手掛けます。先日少し伺ったところ、いろいろおもしろそうなアイデアを話してくださっていたので、発表会だけでもかなり楽しめるものになるのではないでしょうか。発表会は予約不要で、当日開場は20分前からです。ご来場お待ちしております!
イベント詳細は→http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventworkshop/2014/12/post-10.html

 

 

 

 

hommage(オマージュ)

 今から15年位前だったと記憶しておりますが、邦楽のミュージシャン(主にHIPHOPやR&Bの歌い手)たちは一時期、好んでコラボレーションやセッションといった意味合いで曲のタイトルにfeaturingとかwithとかいう文言を使っていたような気がします。andとwithの違いというのはA and Bときた場合にはA=Bで同格、もしくはAがメイン。A with Bの場合にはA ≧Bの関係が成り立つとは通説ですが、なにやらそんなことを聞いてしまうと、withの後にお名前、なんてときは、「気持ち的にはandなんだけどなぁ」なんて方もいるんじゃないだろうか?と思ったものでした。

 言葉より先に関係性のことが先に浮んでしまいますが、後から語義を知ってなるほどと思ったこともあります。

 それと同じように、言葉としてなんとなくはこういう意味なのだろうなと類推はできるのだけれど、よくは理解できていない外来語というのは、日常に使われているような気もします。

 例えば、クラシック音楽やロック、絵画、建築などの芸術分野ではフランス語の「hommage(オマージュ)」という言葉が使われることがありますが、これなどは聞きなれないと一体何を指すのか分かりません。回答から先に申し上げますとこれは英語で言うところのrespectに当り、先達の作品に対する献辞なんて訳されることがあり、転じて、インスピレーションを受けて製作された作品対象そのものにも向けられたりします。

 そんなこともありまして来年3月に吉祥寺シアターで開催されますオーストラ・マコンドーの新作公演『家族』も副題に“小津安二郎に捧ぐ”とある通り、まごうかたなき「東京物語」のオマージュと言えそうです。ただ「東京物語」に関して言えば、山田洋次監督の「東京家族」をはじめ、設定に影響を受けて制作された映画監督はいらっしゃいますし、間接的にせよこの映画をモチーフに家族の関係性を描いたというと演劇・映画を問わず他にもあるかもしれませんね。

 さて、本日より12月26日まで吉祥寺シアターでは、劇団SCOTによる『トロイアの女』『からたち日記由来』がはじまります。

 お客様より、何件か上演時間についてのお問い合わせを受けておりますので、この場を借りてお伝えいたします。

  各公演(トーク)の上演時間 

   『トロイアの女』・・・1時間10分

   鈴木忠志によるQ&Aトーク・・・約25分

   『からたち日記由来』・・・1時間

  →2公演連続しての回もありますが、上演中の途中休憩はありません。

 しかし「トロイアの女」終演後5分間の間、また公演を挟むトーク中の会場内の出入りは自由となっております。

 

お客様のご来館を心よりお待ち申し上げております。 

【1月18日リーディングイベント】発表会もお待ちしております!!

 

 ブログでも度々ご紹介している、リーディングイベント「東京物語を読む!」がおかげさまで定員になりました!たくさんのお申し込みありがとうございます!

 

 ウィキペディア先生によれば、演劇におけるリーディングとは朗読劇のことだそうですが、朗読劇の説明ページを開くとレーゼドラマ、つまり「上演を目的とせず、読まれることを目的に書かれた、脚本形式の文学作品のこと。」(原文ママ)のページに飛んでしまいます。朗読劇は上演もするからちょっと違うのでは!?と思う私ですが、それだけ“リーディング”や“朗読”って、曖昧で説明が難しいジャンルなのかもしれません。

 

 朗読だけで食べていくのは難しい、という話もよく聞きます。確かに朗読公演に行っても、出演されているのはナレーターの方、俳優さん、女優さん、声優さん、アナウンサーの方、芸人さん・・「朗読家」という肩書きはほとんど見たことがありません。演じる側にとって入り口が広いジャンルとも言えそうです。

 

 でもこの曖昧さ、入り口の広さが朗読の魅力のひとつだなぁと、イチ朗読ファンの私は思うのです。声だけで演技をするのは難しい・・でも、その分その人の性格や経験が滲み出てしまうのが朗読(と、私は思っています)。おかあさんがわが子に読み聞かせをするのだって、小学校の国語の授業で教科書を読まされるのだって、朗読のひとつと言えるでしょうから、朗読は誰にとっても身近な“演劇”なのではないでしょうか。

 

 今回のリーディングイベントも、まさに老若男女、多様な方々にお申し込みいただいています。1月18日17時からは、吉祥寺シアターの劇場にて参加者の皆様による発表会(無料!!)を予定しており、こちらはどなたでもご来場いただけます(予約不要!!)ので、ぜひこちらにも足を運んでいただければと思います。

 

はじめまして

 はじめまして!11月からシアターのスタッフに仲間入りしためろんです。本日からブログの仲間入りも果たしました!どうぞよろしくお願いします。

 

 源氏名っぽいと言われながらも、お芝居関係の知り合いから「めろん」と呼ばれています。メロンパンを食べていただけが名前の由来ですが、一度で名前を覚えてもらえるのでとっても便利です。めろん歴10年になりますが、アラサーの私はいったい何歳まで「めろんちゃん」と呼んでもらえるのか、どきどきしています・・・。

 

 さて12月に入り、「今年もあっという間だったなー」としみじみと感じる時期ですが、毎年忘年会に明け暮れているうちに、気付いた時には年も明けているという方も多いのではないでしょうか。そして新年を祝っているうちに、すぐに2月に・・・。

 

 そうなる前にぜひ1月の観劇予定を!!
 吉祥寺シアターでは、6日(土)から、サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』(1月24日~2月1日)のチケット販売が開始します。
 今からしっかり新年の公演をチェックして、「観たかったのにチケット取り逃した!!」なんてことのないようにしたいですね*(私はよくあります!!)

 

サスペンデッズ第16回公演『夜と森のミュンヒハウゼン』

http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2014/11/post-29.html

【チケット取扱い】12月6日(土)10時~

(公財)武蔵野文化事業団チケット予約:0422-54-2011

インターネット予約:https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/

  

「東京物語」

書いた人:スピカ

 

 吉祥寺シアターでは来年3月の劇団オーストラ・マコンドーの公演に先駆け、来月18日に武蔵野文化事業団と同劇団主催で「東京物語を読む!」のリーディングプレイベントを開催いたします。先着30名となっておりますのでご興味のある方はぜひともご参加いただきたく、よろしくお願いいたします。

 さて、「東京物語」と聞いて、いったいどれくらいの方が映画をご覧になったことがあるか?やはり邦画でもクラシック映画好き、もしくは映像に関する専門学校や、大学の映像学科などでご覧になった方を除くと、いくらレンタルで借りられるとはいえ、そう多くはいないかもしれません。

 黒澤明と並ぶ日本映画界の巨匠・小津安二郎監督の代表作、世界の映画監督が選ぶ名画100選には必ずその名がランクインすると聞くとご覧になった方以外は一体どれほど素晴らしい作品なのだろうとお思いになる方もいるかもしれません。しかし映画手法の賛否に関わらず、内容は一貫して東京にいる子供が家族という制度から離れてゆく無情、老夫婦の悲哀、人間の孤独を描いた内容であり、どちらかというと一家団欒で楽しめるといった内容かどうかは難しいところです。
 …皆が揃って楽しむような映画ではない?それでは何故、この映画が世界を代表する金字塔として今でも君臨するのか、そのことについては若干説明がいるでしょう。少々、脱線もあり、異論もあるかもしれませんが、関係のあることなので以下、私なりに綴ってゆきたいと思います。

 市井の人々や細やか名人情の機微を描くことで定評のあった90年代のサントリーオールドのCMや「東京夜曲」などの映画を製作されたCMプランナー、映画監督として著名な市川準監督は、生前こんなことを言っています。
 「僕の映画は、最終的には、孤独な誰かに届けばいい。そういう想いが背景にはあるのかもしれない」

 これは市川さんの作品のみならず、様々な映画作品、演劇作品にも言えることだと思いますが、結局、見て感じるのは自分自身です。皆で楽しめる娯楽作というのも確かに多く存在しますが、心の琴線に触れる映画や文芸作品というのは、心のうちに響くものが占めています。ただ内容が観念的であるほど、描かれる世界観に善、悪がはっきり描かれません。そもそも具体的な台詞で発せられない。ゆえに作り手の「こうあるべき」というメッセージが明示されない分、戸惑いが多いのです。
 これは当館に観劇にいらしたお客様のアンケートにも記述があったことですが、人は感じるものが多いときほど、大切なことはいつも見えづらいと感じるものです。
 しばらくして闇の中で(心のうちに)ポッと小さなあかりが灯るように気づくものなのでしょう。

 

師走。


書いた人:しだた

 
 早いもので気がつけば、もう12月に入りましたね!少し前回の投稿から間が経ってしまったので、今月はブログを頻繁に更新させたいと思っているのですが、今日が今年最後のブログにならないように気をつけます。
もうすっかり肌寒い気温になりまして、朝の出勤時は手袋とマフラーがないと自転車で駅まで行くには厳しい季節になってきました。師走ということでそろそろ年末年始の予定を立てないといけないなぁと思いつつ、いつものことながら年末ぎりぎりになって実家へ帰省するためのチケットが取れない!なんてことになりそうな気がしています。(たしかそれで昨年はかなり朝早い新幹線で帰ったような・・・)

そういえばこの時期になると、年末のTV番組や今年の流行語などが発表されて、そういったのを聞くと年末なんだぁと実感しますね。なんとか今日のブログの中で今年の流行語になった、おじさんと白塗りロボット?(実際はお二人とも女性)の例の言葉を使えないかなと思っているのですが、どうも難しそうなのでこのブログを読んでいる方は心の中で唱えていただければと思います(笑)


 さて、吉祥寺シアターでは、5日から公演がはじまるデュ社旗揚げ公演『ふたつの太陽』の仕込みが本日よりスタートしました。デュ社はここ吉祥寺に本拠地をおく舞踏カンパニー大駱駝艦に長く所属し、退団後ソロと活動していた舞踊家・振付家・演出家の向雲太郎さんが立ち上げた団体で、今回はその旗揚げ公演です。聞くところによると、映像を使ったり、○○をモチーフにした舞台美術を使用するなど(○○はぜひ劇場でお確かめください!)かなり刺激的な公演になりそうなので、ぜひチェックしていただければと思います。カンゲキのススメも更新されているのでお読み頂ければと思います。

そして昨日12月1日より来年3月に公演を行うオーストラ・マコンドーのプレイベントして、1月18日(日)に行うリーディングイベント『東京物語を読む!』の詳細と参加者募集がはじまりました。今回使用するのは、本公演のテーマでもある家族を描いた巨匠小津安二郎監督の「東京物語」の脚本です!しかも今回は吉祥寺シアターの舞台上でリーディング体験と発表会も行います!こんな機会めったにないので、ぜひチェックしていただければと思います→http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventworkshop/2014/10/post-9.html

 

 

 

劇場の神様

書いた人:スピカ

 

 少し前に新宿に出る機会がありまして、靖国通り沿いが、大変な賑わいなので、何の縁日かと思って見ていると、11月には恒例の「酉の市」が花園神社で開催されていたのでした。
 酉の市と言えば熊手のお飾りでして、主に商売をされている方がご購入されるようで、本来は一般の勤め人などは関係ある行事なのか?疑問に思うこともあるのですが、たくさんの煌びやかな熊手やそれにも増して境内を埋め尽くす飲食の出店を見ておりますと年の瀬の賑わいを感じます。このような光景は、私の生まれた地方ではあまり聞いた事がなく、都内に出てきてから知った催しではありますが一気に年の瀬が来た趣を感じさせますね。
 そういえば、熊手のような縁起物ではありませんが、神社、神事ということで繋がりがあるとすれば、劇場にも毎年12月も中旬になると神様の交代が行われます。平たく言えば、劇場に掲げてある一年間お守り頂いた神札(しんさつ)を元のお宮に返納し、代わりに新しい御札をお招きし掲出するのです。一年間、何事もなくお客様をお出迎え、お見送りできたことに感謝し、また一年、気持ちを新たにすることは毎年恒例とはいえ、劇場にとっては大切な神事と言ってよいと思います。一見、何事もなく一日、一日が過ぎてゆくようでも、日々の営みには意味があることを教えてくれます。我々スタッフにとっても怪我や病気に苛まれていては仕事になりませんから、今年一年、何事もなく過ごせたということはそれだけで「幸福」なことですね。

吉祥寺シアター公演情報
 来月5日(金)からのデュ社「ふたつの太陽」に関しましてアフタートークのゲストとお時間が確定しましたので、お知らせいたします。
○5日(金)19:30
port B主宰 高山明氏 × 向雲太郎
○6日(土)19:00
向雲太郎 × 川口隆夫 × 小栗雨吉(ドラマトゥルグ)
終演後、30分~40分を予定しております。
※別日をご覧頂いたお客様も半券を御持ち頂ければ、ご覧頂けますのでよろしくお願いします。

また、本公演に併せましてカンゲキのススメも更新しましたので、舞台を観る前にご一読頂ければ幸いです。

 

decade

書いた人:スピカ

 

 英単語で10年(間)は「decade」と言います。カタカナ表記にするとディケイドが適当でしょうか?皆様、ぜひとも10年はでっけいど(でっかいぞ!)とでも覚えましょう。
 …で、何故このような書き出しからはじめたのかと言いますと少しだけ理由があり、やはり10年という年月はやはりでっかいねと駄洒落とはいえしみじみ思ったからです。

―先月のことです。
 「黄昏にロマンス」の公演の問い合わせ電話を受けていたところ、
「実は前にもう30年は前かしら? “ターリン行きの船”って言って、キャストは今回のお二人ではないけれども設定は全く同じで、たしかその時も同じ舞台を観に行ったのよ。だから、今回もとても楽しみにしているの」
とご丁寧に私に説明してくださる年配のお客様のお問い合わせを受けました。
「確かにこの作品は随分以前に公演されたことがあったようですよね。ぜひ観にいらしてください。」
とその場はそのまま受話器を降ろしたのですが
さて・・・と業務に戻ろうした刹那、今から30年以上も前の舞台のこと?このお客様はそんな昔のことまで大切な記憶として温めていらしたのか!と内心驚きで一杯であったからです。
皆様、たとえば30年前どうしていたかとか、または逆に今から30年後、自分はどうなっているか覚えていたり、想像がついたりしますでしょうか?
そんなことを考えていると少し事情はかわってしまうかもしれませんが、私も似たようなことであれば、体験だけはしているかもしれません。ネットでモノを調べることができる時代になって随分世の中も変わったものだと「今浦島」を唱えるほど時代錯誤のことは言いませんが、時々、自分がまだ子どもであったころ、読んでいた本であるとか映画のことを調べてしまうことがあるのです。それは当時の世間的な評価がどのようであったかとかリアルタイムの情報を知ることができたり、作品レビューを読んでみたり、今になってから記憶の確からしさを追認する作業と似ているのかもしれません。
まぁそれはさておいても、自分の30年後は・・・と思い浮かべても、「さて・・・」と答えはないままではありますが・・・。