フレンケルとブーイングについて会話する

 
投稿者:ヤマネ

昨日武蔵野市民文化会館小ホールで歌ったラヘル・フレンケルと、ヨーロッパの劇場におけるブーイングの話になった。もちろんと言うか、ブーイングに対しては否定的な意見だった。


私もバレンボイム(注:オペラの殿堂ミラノ・スカラ座の現音楽監督)が平然とブーイングを受け流すDVD、クライバー(注:キャンセル魔で有名な伝説のカリスマ指揮者・故人)が野次られるDVDなんかを持っている。実に恐ろしい。気弱の私がブーイングなんか受けちゃったりなんかしちゃったりしたら、青くなってブルブルブルブル震えだし、そのままバタリと昏倒するに違いありません。


日本の演奏会ではヤジが飛んだりブーが出ることは滅多にない。だが、、、否定的な意見がモクモクと自分の頭にもたげると、心の中で目の前の演奏家を見切っていたり、見下していたりする、ことがあったりはしないだろうか。


愛好家、好事家、趣味人、マニア、オタク。自分はこの事柄についてはよく知っている、と思うようになればなるほど、舞台の上の演奏家、芸術家を低く見たくなる傾向があるかもしれない。昨日は、何気ない会話だったけれども、謙虚に生きなければとの思いを新たにさせられたのであった。


「眼高手低」と野次られ見くびられるのは、明日の我が身なのである。