スタッフブログ:2012年12月
吉祥寺の街の真ん中で、ワタシ踊ります!
昨夜、ミクニヤナイハラプロジェクトの無料イベントが吉祥寺コピスのウッドデッキで始まりました。今日・明日と、このイベントは続き、両日とも18:00と19:00から20分ずつ程度行われます。
「シンデレラ!あの時の私に言ってあげたい。」というタイトルの通り、有名な童話「シンデレラ」を現在の矢内原美邦さんの視点から読み換えたストーリーあり、冒頭から激しいダンスあり、と総勢20数名がウッドデッキを所狭しと駆け回り踊りきり演じ上げます。出演者のほとんどはワークショップを経て、この2週間ほどで作品を創り上げたそうですが、そうとは思えないほどの完成度!20分ほどでもしっかりとミクニヤナイハラプロジェクトの作品に仕上がっていることに驚きました。
チケットも予約も何もかも要りません。必要なのはお客様の体と心だけでございます。ご家族でのお食事のついでに、お買い物のついでに、ぶらぶら散歩のついでに、16日は選挙デーなので投票のついでに、もちろんがっつりこれ目当てで観に来ていただけるのも大変嬉しいです!最初から観なくちゃわからない、なんてことは全然ないので、もしも近くを通ったときに、30人近い面々が踊ったり叫んだりしていたら「ちょっと覗いてみるか」ってな感じで、お足を止めていただければと思います。
けいこ場の動画です↓こんなことやってます。
昨夜の写真です。昨日の19時の回はたぶん100人以上の方が観て下さいました!
ミクニヤナイハラプロジェクト本公演「静かな一日」は2/14~17に吉祥寺シアターで行われます。プレイベントでご興味を持たれたそこのあなた、ぜひこちらにも足をお運び下さい。
※注 私ひよこちゃんは踊っておりません。残念ながらとてもあんなに踊れません。
また一人大物が亡くなりましたね...。
投稿者:I.D
先週の水曜日、何気なくTVを見ていると、ジャズ・ピアニストのデイヴ・ブルーベックさんが亡くなったとのニュースがありました。大物がまた一人亡くなってしまいました。
1940年代からジャズ界を生き抜いてきたブルーベックさん。「テイク・ファイブ」という誰もが一度は聞いたことがある名曲を発表し、ジャズマンとしては売り上げ100万枚を初めて超えたブルーベックさん。ダリウス・ミヨーに師事して、対位法などをジャズに取り入れていったブルーベックさん。クラシック音楽まで作曲したブルーベックさん。ご冥福をお祈りいたします。
さて、そのブルーベックさんと12歳の時に共演したピアニスト テイラー・アイグスティが出演する公演「ケンドリック・スコット・トリオ」が1月31日にあります(12月16日発売)。その時すでに70歳を超えていたブルーベックさんは彼を評して「今まで出会った中で、最も驚くべき才能だ。彼のことを覚えておいて。」と言ったそうです。
ブルーベックさんの目は正しかったのでしょうか。アイグスティも天寿を全うした時、外国のニュースになるようなジャズマンになるのでしょうか。スイングホールで確かめてみてください。
- カテゴリ: I.D, JAZZ&ポピュラー
さようなら

武蔵野で無伴奏ヴァイオリンの公演が多いわけ
投稿者:Director's Choice
武蔵野では他のホールと比べて、無伴奏リサイタルが多いことにお気づきかもしれません。無伴奏ヴィオラ・リサイタルをやるのも武蔵野ぐらいでしょうか。その理由はきっと私がむかしヴァイオリンを弾いていたからという所にまず一つの理由があります。
ヴァイオリンを片手に旅から旅へとツアーをする演奏家たち。違う国に行くたびに現地のピアニストとリハーサルを重ねる・・・。これはなかなか骨の折れることでもあります。無伴奏ですと一人でホテルでさらっていればOKなので、演奏家としては自分の世界をそのままお客様に提示できるのです。しかしその反面、ずっと引き続ける、という大変さが伴います。ですから演奏家と相談して「どうします?」と聞くことになります。
キム・カシュカシュアンのようにサバティカル(演奏を行わない充電期間)の時は、迷わず「好きなことを好きなだけ無伴奏で」とお願いします。すると「いいわ!そういうのならやるわ!」ということになります。
マイナス点としてはやはりレパートリーがバッハ、イザイ、パガニーニなどに限られ、お客様の聞きたい「春」「クロイツェル」「雨の歌」などが出来ないことですね。しかしマネジメントが付けた日本人の伴奏ピアニストとうまく行かない外国人アーティストのケースも多く、それをたくさん目にしている私としては、無伴奏をつい選択してしまいます。もちろん、有名になって、5,000円、8,000円というチケット料金をつけられるような方が海外から自分のピアニストを連れて来られることには喜んで合意します。
私はコンチェルトよりデュオの方が弾くのが難しい、と思っていて、特にベートーヴェンのソナタは本来ヴァイオリンつきのピアノ・ソナタですから、ピアニストは大変重要で、むしろピアニストの方が上で良いくらいだと思います。賛否両論のあったアルゲリッチ/クレーメルのベートーヴェンはある意味ヴァイオリン付きのピアノ・ソナタのようでした。
さて、3月4日(月)にまた無伴奏ヴァイオリンの公演、ヨゼフ・シュパチェクの無伴奏ヴァイオリン・リサイタルをやります。チェコ・フィルの演奏家達も当日彼の渾身のリサイタルを聴きに行こうではないか、と話しているそうです。プログラムは、彼がやりたいものをそのままお出しします。ソリストとしてフィラデルフィア管弦楽団などと協演する一方、チェコ・フィルのコンサートマスターに就任したシュパチェクが忙しい時間を縫って、全精力を注いで行うリサイタルを聴いて下さったら嬉しいです(チケットはまだ少し残っているのです)。
池袋の芸劇近くの中華料理屋「光陽楼」のサッポロラーメンのスープが美味である(麺は今ひとつ)。ラーメン店のスープが苦手という方も多いと思うが、中華的サッポロラーメンとはこれいかに。
■3月4日(月) ヨゼフ・シュパチェク 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル 公演詳細:
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2012/11/post-136.html
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ヨーロッパのクリスマス
投稿者:ヤマネ
アルノ・ラウニックと、マーガレット・ユンク・キムが歌ったクリスマス・コンサート「ウィーンのクリスマス」公演が一昨日、行われました。ヨーロッパの、ウィーンから直送の(ちょっと早い)クリスマスを皆様ご堪能頂けましたでしょうか。
出演者の一人、ソプラニスタ(ソプラノの声域を歌える男性歌手)のアルノ・ラウニックさんは、皆さんご存じ、あのウィーン少年合唱団の出身です。「合唱団で歌っていたのは、、、40年ぐらい前かな(遠い目)」と言うことでしたので、実に昔だなー・・・・と一瞬思ったのですが、ようよう考えてみればシューベルトやハイドンだってこの合唱団で歌っていたわけで、40年なんて大した昔じゃないか、とも思ったのでした。
閑話休題。その歌手たちをお迎えするために当日、私は都内のホテルに向かったのですが、このご一行、実にフリーダム。上の写真(一番左はラウニックさんのご子息)をご覧頂ければおわかりになると思いますが、五連のヤクルトに、ビニールのままストローをぶっさして飲んでいたり(ヤクルトはヨーロッパでも普通にスーパーで売っています。「ところでヤクルトって日本の飲み物なんだぜ?」と言うと「え、マジ!?」とびびってくれました)、電車の中でもずっと爆笑していたり、突如ラウニックさんの息子さんがサンタの格好でお手伝いをしてくれたり(ついにはサンタ、舞台に上がり、最後は一緒になって歌ってしまいました)などなど。
いやしかしまあ、こんな楽しい公演、やはりクリスマスならではでしょうかね。サンタが開場時に皆様をお迎えしてくれましたので、普段はむっつりと・・・いえ、真面目な顔で入場されるお客様も、バチグンの笑顔で入場されて行ったのが極めて印象的でした。
というわけで唐突ですが、またお会いする日まで、サンタさん、さいならー。
当日券情報をゲットだぜ!
本日19時より「アーロン・パークス・トリオ」の公演がございます。当日券2枚を販売中なのですが、意外なほど当日券情報への反応がございません。これは今日に限ったことではなく、ジャズ公演は全くの勝手なイメージで、ジャズの方がクラシックのお客様より若い方が多く、インターネットなどに手軽にアクセスする人も多いのでは、と思っていたのですが、どうやら必ずしもそうでもないようですね。
当日券は、確かに毎公演出るとは限りませんので、なかなかチェックされない方も多いかとは思いますが、完売となっている公演が多い状況を鑑みると、予約し損ねたお客様には是非ともチェックをしていただきたいと思います。当日券情報は以下のどちらかをチェックして下さい!(下の写真はクリックすると拡大されます)
1. HPのトップ画面
画面右下の「チケット情報」に赤文字で情報が出ていたら要チェック!当日券が販売中です。この場合、ネット予約も可能です。
2.ツイッター
よりリアルタイムで情報を仕入れたい方はぜひツイッターで @musashino_bunkaをフォローして下さい!当日券情報がわかり次第すぐに、こちらに情報を流します。ツイッターの登録はとても簡単です。まずツイッターのHPにアクセス。
赤丸の中の3つの欄に上から名前(本名でもニックネームでも可)、メールアドレス、パスワード(半角英数字と記号で6文字以上で任意設定)を入力し、「Twitterに登録する」を押します。すると下の画面に映ります。
前の画面で入力したものが上の3つの欄に反映されていますので、問題がなければ右側に緑の文字が出ています。(修正が必要な場合は赤字で指示されます)
4段目には任意のユーザー名(半角英数字とアンダーバー(_)のみ使用可。15字以内)を登録。例えば、武蔵野文化事業団はmusashino_bunkaです。
ユーザー名は他の人とかぶっていると使用できないのでご注意を。(使用できない場合は赤文字で指示が出ます)
最後に、「アカウント作成する」を押すと完了です。あとは画面の指示に従って下さい。
そして我々を見つけるのは、検索で「musashino_bunka」を探していただき、フォローして下されば、自動的に私たちの呟きがお客様のツイッターに表示されます。
そんな感じで、みなさま当日券もチェックして下さいね!(出ない日はごめんなさい。)
※ツイッターは当事業団もアカウントを作成して利用させていただいている立場なので、わからないことも沢山あります。使用の際に不明なことがあれば、ツイッターのヘルプセンターをご利用下さい。
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カミュの横顔
投稿者:I.D
1月にシアターでマームとジプシーの「あ、ストレンジャー」が上演されます。今年、若手劇作家の登竜門「岸田國士戯曲賞」を受賞した藤田貴大さんの世界を堪能出来る舞台は必見です。
この「あ、ストレンジャー」は藤田さんのオリジナル作品ですが、カミュの「異邦人」を原案にしているとのことです。そのカミュの横顔を一つ。カミュというと哲学的とか、政治的とかいう印象があると思いますが、彼は“演劇人”でもあったのです。安部公房、三島由紀夫など演劇に“入れ込んだ”作家がいますが、アルベール・カミュもその一人です。
彼は若く無名の頃から「労働座」とか「仲間座」といった劇団を立ち上げ、シングの「西の国の人気者」だとか、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(カミュ自身がイワンを演じた)、デ・ローハスの「ラ・セレスティーナ」などを上演しており、やがて戯曲の執筆を行っていきます。
一番有名な戯曲は「カリギュラ」でしょう。若きローマ皇帝カリギュラが最愛の妹を失い大ショック、そして(ちょっと哲学的に)狂っていって…というお話。創作年代や内容などからしても「異邦人」と深く結びつく作品です。「カリギュラ」初演時の主役はかの絶世の美男俳優ジェラール・フィリップが務めています。このころジェラール・フィリップはまだコンセルヴァトワールの学生でした。役を決める前、カミュはコンセルヴァトワールの卒業試験を受けるジェラール・フィリップを観に行き、彼のことを非常に気に入ってしまったそうです。
それから「誤解」「戒厳令」、「正義の人々」と続くほかに翻案もしており、フォークナー原作「尼僧への鎮魂歌」、ドストエフスキー原作「悪霊」、カルデロン・デ・ラ・バルカ作「十字架への献身」、ロペ・デ・ベガ作「オルメドの騎士」などを上演しています。
彼の戯曲はジャン=ルイ・バローというフランス演劇界の重鎮も初演してもいますが、特に友人だったマルセル・エランが初演の演出・出演することが多く、マリア・カザレスという名女優もよく彼の作品に主演しています。往年のフランス映画ファンの方は「おおっ」となる名前が並びます。カザレスとカミュは個人的にも長年にわたり深い関係であり、カルデロンとロペ・デ・ベガ(16世紀、17世紀スペイン黄金世紀の劇作家)の翻訳を助けたのも彼女だったとか(カザレスはスペイン人)。マルセル・エラン亡き後は、自ら演出も行っています。
こんな演劇と関係の深いカミュですから、死後半世紀以上たった後、極東の国の若者が自分の小説をきっかけに舞台を作るのを喜び、興味しんしんでどこかから見ているかもしれません。
再登場!
昨日の「ルイ・ロルティ ピアノ・リサイタル」にもたくさんのお客様にご来場いただきました。いつもありがとうございます。
Twitterでもご紹介したように、昨晩のリサイタルでは、いつもの武蔵野市民文化会館のスタインウェイではなく、アーティストの希望で持ち込まれたファツィオリというイタリアのメーカーのピアノが使用されました。休憩中や終演後に、多くのお客様からもご質問やご感想をいただきました。携帯などで写真を撮られている方も多かったですね。武蔵野市民文化会館には、2005年のアルド・チッコリーニのリサイタルに続く2度目の登場でした。
ピアノ・メーカーとしては、創業30年ちょっととまだ若い会社ですが、そのクオリティが世界中で高く評価され、年々存在感を増しているピアノです。パワフルで豪奢な音色を持っているのではないかと思います。前述のチッコリーニの他にも、アルフレッド・ブレンデル、アンジェラ・ヒューイットなどが、ファツィオリを好んで使っていることで知られています。ショパン・コンクール(2010年~)やチャイコフスキー・コンクール(2011年~)の公式ピアノのひとつとしても採用されるようになりました。
創業者のパオロ・ファツィオリは、ピアニストを志すも家業の家具工場を継ぎ、しかし、ピアノへの情熱は持ち続け、メジャー・メーカーのピアノを徹底的に研究。単なる模倣に留まらない究極の響きを求めて、音響工学も駆使し、さらにピアノに最適な材料を探し(響板にはフィエンメ渓谷産のレッド・スプルースを採用)、世界が認めるピアノを作り上げていきました。イタリア人の美意識と職人魂の結晶といってもいいのではないでしょうか。
一番大きなモデルは奥行308cmと世界最長(ちなみにスタインウェイでは274cm)!ふつうピアノには3本のペダルがついていますが、このモデルには"第4のペダル"も備えています。これは、従来のソフト・ペダルでは鍵盤全体がずれ、叩く弦の数を減らして音量と音色を変化させるのに対し、ハンマー全体を弦に近づけることで音量のみを下げる効果をもたらします。生産台数が限られていること、高価なことでも知られています。
ご興味のある方は、ファツィオリのホームページを覗いてみてください。写真や動画つきで詳しい説明が掲載されていますよ。
ファツィオリ(日本総代理店:ピアノフォルティ)
www.fazioli.co.jp
このファツィオリのピアノについては、『パリ左岸のピアノ工房』(翻訳が出たときに、話題になりましたね)の中で、筆者がイタリアのファツィオリの工場を訪ねる形で1章をあてています。
『パリ左岸のピアノ工房』(新潮社)
www.shinchosha.co.jp/book/590027
ブルネイ王室が特注したファツィオリ・ピアノのことも紹介されています。何でも、75万ドルもしたという"噂"だそうです。この本が出た2000年当時の年間平均レート(1米ドル=約108円)で計算すると、8000万円ということになりますか。このピアノと思われるものが、前述のホームページでも見ることができます。世界のセレブは、やっぱり違いますね。
パリのとあるピアノ工房を訪ねるところから始まるこの本は、プロのピアニストではありませんが、筆者のピアノへの愛情が随所にあふれていて、読み物としておすすめです。
ところで、久しぶりに本棚からこの本を出してページをめくってみると、実にいい感じに紙が焼けていました。世の中、電子書籍が話題になっていますが、紙の本のこういうところには敵わないですね。
ちょっと悲しいこと
投稿者:Director's Choice
ハンガリー国立歌劇場「椿姫」の前売りを開始致しました。
メト、バスティーユ、スカラなどで活躍するエリカ・ミクローシャという世界トップのコロラトゥーラにヴィオレッタに抜擢したわりにはもう一つ反応がよくありません・・・。悲しい・・・。
やっぱりエヴァ・メイなのでしょうか。私の中では彼女はモーツァルト歌い・・・ロッシーニとドニゼッティもありかな、という感じなのですが。
そんなこと言ったらミクローシャだって「夜の女王」歌いなんですよね。正直言ってしまいますが、アメリカ、ヨーロッパでエヴァ・メイとエリカ・ミクローシャの出演料はほぼ同じです。どちらが良いと言うことではなく、同格なのであります。
聴いて欲しいなあ。このくらいの世界のトップ歌手を起用したんですもの。
さて、横浜中華街に養泰(やんたい)という店があります。水餃子がとても美味。今まで中華街で水餃子といえば山東(さんとん)でしたが、養泰は他の料理も仕事が丁寧で観光客ズレしていません。お試しアレ!!
■6月18日(火) ハンガリー国立歌劇場「椿姫」公演詳細:
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2012/11/post-138.html
- カテゴリ: Director's choice, クラシック, 日々のつぶやき
技術の進歩、楽譜が一歩前進
投稿者:ヤマネ
名古屋には宗次ホールという小さなコンサートホールがあります。ご存じでしょうか。年間300を超す主催事業を開催しているわ、コンクールも開催しているわという、とてつもないホールなのですが、そのホールのブログに、電子楽譜について書かれた投稿がありました。
電子楽譜で演奏したのは、ウィーン・フィルの首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガ。演奏会があったのは11月30日(金)。ご興味のある方は写真つきで詳しく書かれておりますので、そのブログをお読み下さい。
かいつまんで言うと「iPadを楽譜にして使う」というもので、楽譜のページめくりは足でやる、書き込みは電子ペン(?)で自由自在に出来る、という事なのだそうです。いやー、技術は進歩しておりますね。データさえ吹き飛ばなければそりゃー遙かに軽いですし薄いですし。
私なども、自宅に大量の楽譜があって、いささかならず箪笥の肥やしみたくなってしまっておりますが、むちゃくちゃ重いんだあれが。私はこの10年の間に10回近く引っ越しをしたのですが、一番重くて大変なのが、楽譜(そして本も)なのです。屈強な引っ越し屋の方々も、うお、重い、と言って運んで行かれるのです。申し訳ありません申し訳ありません。
私はどちらかと言うと文字は紙で読みたい派なのですが、今後はこのようにペーパーレスがさらに進むのでしょうね。やがては「古いナー」なんて笑われるのでしょう。
先月はベルギーのブリュッセル・フィルがサムスン製の電子楽譜で演奏会をしたというニュースもあって、それも、ははあ、とか、ふふん、とか思いながら読んでおりましたが・・・武蔵野文化事業団に電子楽譜が初お目見えするのは、さあ、いつの日でしょうか、そして、誰が持ってくるでしょうか!!ババーン!!(実は去年一度、持ってくると言った人がいたのですが、直前にぶっ壊れたとかで、やっぱり普通の楽譜で演奏会をしていました。)