チケットがとりにくい・・・

 
投稿者:Director's Choice


今、お客様がチケットを買って下さり、多くの公演のチケットが早い段階で完売しています。
ありがとうございます。


2年ほど前に、「チケットを売る!」と決めて、全体のプランを動かし作ってきて、今好調な状態にすることができました。何故最近チケットが売れているのか、事業団のスタッフもきっとわからないでしょう。そうなるように考えて作り上げたのですが、まあ"勘ピューター"だろ?と言われれば、そういう部分もあります。
もちろん一つ一つの企画を、心を込めてお客様に満足していただけるように、全身全霊でお届けすることも忘れていません。


例えば、アンナ・ヴィニツカヤのリサイタルは1時間くらいで完売致しました。音楽ファンなら「まさか?」と思われたのではないでしょうか。日本では全く人気がなく、あまり知られていませんし、プログラムもマニアックですから。ヴィニツカヤはエリザベートで優勝した後、武蔵野で弾いてもらった「展覧会の絵」に僕はどうしても満足できませんでした。もし次に彼女と仕事をするときが来たら、彼女の真価を聴衆に届けたいという気持ちになりました。


そして、今回です。
プロコフィエフやシューベルトの一般には知られていないソナタがメインです。僕はチラシを作るときはほとんど歩きながら考えます。どうしたらヴィニツカヤの素晴らしさを分かってもらえるか、そう考えながら僕は空想と幻想の世界に入っていきます。どこを歩いているのかも分からなくなりました(たぶん根津あたり?)。ヴィニツカヤの弾くプロコフィエフの音が巨大な円錐形の氷の塊となって、僕に突き刺さります。何本も何本もコートの上から。僕はヨロヨロと歩き、苦しくてどうにかなりそうになっていると、チラシが頭の中で出来上がりました。電車の中で頭の中でできた文を紙に書いてチラシにします。お客様にヴィニツカヤの音が伝えられたら・・・それが僕の仕事です。


信じられない話かも知れませんが、チケットを売れるようにすること、売れなくすることは、コントロールがある程度できるのです。今は2つ大きな理由があって、どうしても「チケットを売りたい」時です。1つの大きな理由は3・11です。もう1つは今にお話し致します。ずっとずっとチケットがとりにくい訳ではないと思いますので、暖かく見守って下さい。


さて、来月はミミリチとがーまるちょばという、ロシアと日本の、世界で活躍する2つのパントマイム・グループのチケットを売ります。ミミリチも他の公演は大ホールですが、武蔵野は470人の小ホール、がーまるちょばは350人の公会堂、このくらいだと端から端まで楽しんでいただけると思います。

 
 
ところで、女性はレストランで原価をよく見ていますね。立川のパセリ・ドゥーエ。確かに銀座の超一流店には味では一歩落ちるかも知れません。でも1050円のランチパスタにホタテがゴロゴロたくさん入っていて、「銀座なら2個よね」と女性達が押しかけます。デザートにちゃんとプリンがついて、その値段です。