「NYハーレム・ジャズ・トリオ」のマーク・ホイットフィールド

 

投稿者:I.D

映画監督ロバート・アルトマンの作品に『カンザス・シティ』というのがありました。この映画は、本筋とは関係ないジャズの演奏シーンが全編に溢れていて、むしろこちらが主役となっている感もあります。ここに登場するジャズマンは、実際に90年代に台頭してきた若手が、30年代の大物達を演じています。例えばこんな具合に。

 

レスター・ヤング → ジョシュア・レッドマン

ベン・ウェブスター → ジェームス・カーター

カウント・ベイシー → サイラス・チェスナット

コールマン・ホーキンス → クレイグ・ハンディ

ハーシャル・エバンス → デヴィッド・マレイ

 

ジャズにも造詣が深かったアルトマンが選りすぐった、この生きのいい若手たちに混じって、フレディ・グリーンを演じるのが、マーク・ホイットフィールドです。

 

1966年生まれのマーク・ホイットフィールドはジョージ・ベンソンに気に入られ、彼の手引きでアート・ブレイキー、ロイ・ヘインズ、ベティ・カーターなどと共演する機会を得ています。さらにベンソンの世話でワーナー・ブラザーズとの契約を成功。ファースト・アルバムのプロデューサーがトミー・リピューマという華々しいデビューを飾り、セカンド・アルバムは、ケニー・バロン、ロン・カーター、ジャック・ディジョネットを従えるというエリート・コースを歩んでいます。

 

その後もワーナーやヴァーヴから“ジャズ・ギターの王道!”という感じのCDを発売するほか、クリス・ボッティともよく活動することからもわかるように、スムース・ジャズも得意としています。ここらへんからも“ジョージ・ベンソンの後継者”と言えるんじゃないでしょうか。

 

今、脂がのって円熟の時を迎えるギタリスト マーク・ホイットフィールドが参加する「NYハーレム・ジャズ・トリオ」の発売は5月24日です!

http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2013/04/ny.html