新時代のオペラ

 

投稿者:ひよこちゃん


最近とみに暑くなってきて外出するのがとても億劫なのですが、こういうときに限って予定が入っている・・・。というわけで、昨日5/22、仕事後に渋谷のオーチャード・ホールで行われたボーカロイド・オペラ「The End」を観て参りました。ボーカロイドというのは皆様ご存知でしょうか?私はほとんど馴染みがありません。。まだ20代なので世代的には馴染みがあってもおかしくない、というかもっとアンテナを張っておくべきなのでしょうが。ものすごく簡単に言えば、何の曲でも歌ってくれる声のソフト、なのでしょうか・・・?


この「The End」はボーカロイドの中でも抜群の知名度・人気を誇る初音ミク(※写真のキャラクターです)が歌うというもので、国内外の先鋭的な電子音響作品を数多く作曲・リリースしている渋谷慶一郎氏が音楽を担当し、脚本・演出をチェルフィッチュの岡田利規氏が担当するというもので、それ以外は何の予備知識も入れずに好奇心の赴くまま拝見してきました。


いやあ、すごかったですね・・・。
公演は本日夜まであるので詳しくは書きませんが、空間を立ち上げる映像がものすごくかっこよく、ガンガン響き渡る音楽が骨を伝って全身を震わされました。有名な初音ミクの声は、個人的にはピンと来なかったのですが、なるほど確かに将来的にはこういった電子音楽×映像のようなバーチャルな舞台芸術がより一層発達することは間違いないだろう、と思わされる作品でした。
ただ、バーチャルとか未来とか言ってもやはりこの「The End」も"オペラ"だなと思わされたのは、この作品のコアな部分は、私たちが慣れ親しんでいるオペラと同様に、音楽×歌(詩)にあり、そこに視覚的な部分(この作品なら映像やデザインなど)が絡み合うという関係性に変わりはないなと感じたからです。


「The End」オーチャードでは今日までで、11月にはパリでも公演が決まったそうです。
私たちが日々慣れ親しんでいる文化・芸術作品の進化に思いを馳せ、その可能性の豊かさについて考えさせられる傑作だと思います。今夜お暇な方は、渋谷に足を運んでみるのもいいかも知れませんよ。