ヴィニツカヤのリサイタル

 

投稿者:ヤマネ

先日のヴィニツカヤのコンサートは、とても盛り上がりましたね。演奏も繊細で、パワーに満ちていて。ベルガマスク組曲のメヌエットでは、ハッとさせられ、ぞわっ、と鳥肌のたった瞬間がありました。


さて、会場に居られた方はお気づきになられたと思うのですが、間もなくお子様がお生まれになるそうです。かなりお腹が出ていましたので、最初、おっと、と思われた事でしょう。お二人目だそうです。


しかし、あれだけのお腹で、12時間ほど飛行機に乗って、7時間も時差のある国に来ようというのですから、たいしたものです。ただ来るだけではなくて、ピアノを弾く、という「強度の緊張を伴う」行為をするのですから、なおさら感心してしまいました。


すごいですね。やはり大陸の方はおおらか・・・・というか、まあそれだけではないでしょう。そもそも身体のつくりも違うのでしょうか。あんなにパワフルに演奏して、おなかの子にさわりがあったりはしないのだろうか、というのは考えすぎでしょうか。ちなみに、公演の前は武蔵野市民文化会館の前の道をふらふら~っと歩いたりしていたそうです。やはり歩くのが身体によいのでしょうか。


とまれ、私はそんな身重な彼女の演奏を聴き、振る舞いを見て、もっと強くならなければいけないな、と痛感致しました。個人的には「~ねばならない」といった考えはあまり好きではないのですが、このときは素直に、そのように感じました。


私たちは今、ご存じの通り、体制が代わり、世代交代、分岐点に立っております。今後、武蔵野文化事業団をより良い方向へと進ませることが出来るよう、強く、彼女のように強く、しっかりと立たねばならないな、と痛感したのです。


そんな意味で、力と、考えるきっかけをくれたアンナ・ヴィニツカヤさんに、私は感謝しております。ですので、ここで一句:ヴィニツカヤ/ああヴィニツカヤ/ヴィニツカヤ。・・・・傑作が、出来た!!(ウソ)