"船乗り合唱団"リーダーへのインタビュー

 

投稿者:I.D

歌えヴァイキング!「ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイア」…、と言われても多くの方は、なんのことだかピンとこないと思います。

では、本日はストーム・ウェザー・シャンティ・クワイアの創設者のホーコン・ヴァトレさんにお話を伺ってみましょう。彼は船歌のリーダーであり、ノルウェーの大型帆船SS Statsraad Lehmkuhl 号で長年勤務していた正真正銘の船乗りでもあるのです。

 

-- “シーシャンティ”って、どんな歌?

ホーコン・ヴァトレ:シャンティは、船乗りの歌の一部であり、とりわけ偉大な日帆船(大きな帆船)の労働歌として使用されます。帆船で行う仕事によって、(例えば、長距離航海、短距離航海、帆船のロープ をたぐりよせる時に歌うシャンティ、いかりを巻き上げる時のシャンティ、出港または帰港の時のシャンティ、等々…)シャンティにはさまざまな種類があります。

船乗りの歌は航海にはとても重要なもので、昔から「歌のある船は、幸せの船」と言われています。もし航海中に歌がないとしたら、それは悪いニュースです! 船唄の歌い方は、まずリーダーであるシャンティマン(キャプテン)がソロで歌って、その後、他の乗組員が繰り返し部分(リフレイン)に加わるのがスタンダードなスタイルです。 シャンティマンは航海においてとても重要な役割を担っているのです。 「シャンティマンは、金と同じ価値がある」と言われ、航海中 船員の士気を保ち続ける役割を果たします。 また、良いシャンティマンはロープを引く10人の船員と同じ価値があるとも言われています。

 

-- シャンティの魅力って?

シャンティの魅力は、とてもシンプルで、良い曲を生声でうたうところにあると考えています。そして同じフレーズを何度も繰り返すので覚えやすい。実際何より 100年以上も歌い継がれていることが、良い歌であることの証です。厳しい航海を乗り越えるには良い曲でなければならなかったのです。

 

--“ヴァイキング”とは何ですか?

ヴァイキングは8世紀終わりごろから11世紀中頃の探検家、戦士、商人、海賊、商人のことを言い、ヨーロッパ、アジア、北大西洋の国々の地域に定住しました。 ヴァイキングは、西はコンスタンティノープルやロシアのボルガ川、東はアイスランド、グリーンランド、ニューファンドランドまで長い船で移動しました。

一般的に‘バイキング’は‘海賊’を意味しますが、スカンジナビアでは、スカンジナビアからの侵略者のことを指す言葉として使われています。ノルウェーのヴァイキングの歴史は非常によく知られています。

 

--“海のフォークソング・フェスティバル”について教えてください。

海のフォークソング・フェスティバルは、私達もブレーメン(ドイツ)とRomanshorn(スイス)で出演したシャンティ(船唄)フェスティバルです。他のフェスティバルと違うところは、全てのフェスティバル会場とライブ会場で演奏することです。

私達の大きな目標は、若い世代の人たちに継承されてきた伝統的な船歌を継承することです。すべての年齢の人々と、幸せな時間を共有することはかけがいのないことだと思っています。元気な若い世代の人から、小さな子供やお年寄りに向けて音楽を届けます。シャンティは良い曲なので、どこに行っても大丈夫!

 

-- メンバーが住んでいるのはどんな場所?

ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイアのメンバーのうち5人はストッドという島に住んでいます。ノルウェーのHordalandにある人口2万人の小さな市町村です。 ストッドの中には海岸線、フィヨルド、森、農地や山間部などが豊かにあり、“ミニチュアのノルウェー”と呼ばれています。 メンバーのひとりは、ストッドから約60キロ南のHaugesundに住んでいます。

 

 

10月4日(金)ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイア(動画もあります。)

http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2013/05/post-195.html