ダニロという男

 

投稿者:ひよこちゃん


さて、本日は19:00から「ダニロ・フォルマッジャ テノール・リサイタル」がございます。彼は武蔵野文化事業団が独自に招聘しており、今日のコンサートのためだけに来日し、明日には帰国予定です。なかなかユニークな男です。
成田空港からの道中、突然誰かに誰かに喋りかけていたので、「ん、なんか呼ばれた?」と思って彼の方を見たら、外の車に話しかけていました。これはその後、何度かあり、少し車線をはみ出しているトラックを「ソリーソリー」と言いながら手で押し返すジェスチャーをしてみたり、渋滞に巻き込まれたのですが、なるほど退屈しない時間でした。


また、彼はとても日本びいき。「時間がきっちり、規則はきっちり守られる、なぜイタリアではこうならないのだろうか」、と。一般的に抱かれているイタリア人のイメージよりはお堅めのナイス・ガイ。ちなみに彼の愛車は10年近く乗っているというトヨタ・プリウス。「ニッサンなどの車もいいと思ったが、プリウスがしっくりきたんだ。まあ、僕よりもワイフの方が乗るんだけどね。僕の車は、飛行機に、電車、そしてバス。ディス・イズ・マイ・ライフ(これが僕の人生だ)」と、世界中を飛び回るアーティストらしい一面もうかがえました。


「日本で歌うのはとても素晴らしい体験だ。これまで何度かオペラ・ハウスと来日して歌ったが、お客さんの熱気を感じられる。お客さんが楽しんでくれているのがわかって、僕らもノレるんだけど、イタリアではそうはいかない。お客さんがみんなこんな感じなんだ(と言ってちょっと白目のジェスチャー)。だから、今回のリサイタルもとても楽しみだ。マネージメントからオファーを聞いて即決したよ。大切なのはお金じゃない、人なんだよ。日本のお客さんの前で歌えるなんて、こんな素晴らしいことはそうないさ」との意気込みのコメントもいただいておりますし、どうぞ皆様お楽しみに!


ピアニストの斎藤さんとのリハの様子を見ていても楽しそうに歌っておりますので、お客様もどうぞ肩肘の力を抜いて、お楽しみいただければと思います。ただし、プログラムは歌のリサイタルにしては長めです。有名なオペラ・アリアからイタリア歌曲、そしてマーラーの「大地の歌」(の抜粋)まで!(詳細はこちらの公演詳細ページをご覧下さい。)
たぶん休憩込みで2時間くらいです。どうぞ、夜9時頃までごゆっくりお楽しみください。
 
 
「ダニロ・フォルマッジャ テノール・リサイタル」公演詳細はこちら