舞台のドアが自動的に開くとき(手動です)

 
投稿者:ヤマネ


コンサートホールにはたいてい、ステージ上にドアがありまして、そこがパカッと開くと演奏家達がざざざっと出て来て公演が始まるわけです。しかし、よくそのドアを見ると、のぞき穴がある場合と、のぞき穴が全くない場合があります。実は武蔵野市民文化会館のドアには穴がありません(とはいえ、実際にはドアと壁の間に隙間がありますから、そこから舞台をのぞき込むことは可能です)。


いや、かつて、若い頃の私はそわそわしたものでした。のぞき穴がないドアの場合、演奏家が袖に引っ込むとき、ドアを開けるタイミングはどうやって計っているのでしょう?


「もしも、ドアがいつまでも、開かなかったら・・・。」みんな袖にたどり着いたところで中に入れず、ステージ上に往生してしまうのではないか。そんな悪夢を想い描いてはブルッと震えていたのでした。


しかしその悪夢のような悩みは、あるとき解決したのでした。なんと、ホール舞台袖には、モニター画面があり、そこでホール上でおこっている事象を見ることが出来るのです!私は胸をなで下ろしました。そうであったか。これならばのぞき穴がなくとも、正確に、適切な時にドアを開けることが出来ます。


いや、普通に考えたらそうであろうことはすぐに判りそうなものですが。すいません。


いやはや、悪夢は去りました。しかし今度は、モニターを見ていても(ボーッとしたりなどしていて)うっかり開け損なう時があるのではないか?という恐怖と戦わねばならなくなりました。人生は苦労の連続です。


蛇足ですが、オペラ公演では舞台の両脇にも、お客様から見えないように、モニターが出ています。そしてそのモニターには、指揮者の姿が映されております。指揮者が見えないところに立っていても、指揮者の動きに合わせて歌えます。これは多分世界中の歌劇場でそうなのではないかなと思っております。(検証したわけではありませんあしからずご了承下さいませ)