ヴィオラ奏者メンケマイヤーと話したこと ~ドイツ語・方言編~

 
投稿者:ヤマネ


13日に武蔵野市民文化会館で演奏したヴィオラ奏者、ニルス・メンケマイヤー。「ヴィオラは美しい」という事を感じさせてくれる良いコンサートでした。その彼は北ドイツ、ブレーメンの出身です(「Beck'sというビール知ってるでしょ、そこの街だYO!」)。そして現在は南のミュンヘンに住んでいるそうです。


それはつまり何を意味するのか、と言うと「方言」です。方言があるのはドイツでも同じ。ミュンヘンとブレーメンとでは「かなり」言葉が違うのだそうです。


そして、ここが興味深いと思ったのですが、ブレーメンなど北ドイツの方言を話す人たちは、自分たちの言葉を隠す傾向にある、という告白でした。学校でもその方言で授業は行われない、とのこと。「なので自分は地元の方言が上手く操れない、その事を残念に思っている」のだそうです。


その反対に、ミュンヘンの人たちは自分たちの方言に誇りを持っており、どんな時でもどんな場所でもその言葉で話すのだそうです。「ミュンヘンの人は使う単語も違うし、時に文法も違うから、今でも何を言われているのか判らない時がある」のだとか。


うーむ。面白い。日本でも、それに近いことが起こり得ますね。関西の出身者は、どこへ行っても関西弁を維持する傾向があります。私も京都から東京の大学に出た19の頃は、今よりずっとトンがっておりまして、絶対に関東の言葉は話すまい、と心に固く固く固く固く誓っていたのでした。「標準語」などと言う語が聞こえようものなら、「何言うてんねん、標準?関東弁ちゅうんや、そらー」などと憤慨していたものでした(遠い目)。


いまやすっかり朱に交わってしまい、私が関西弁で話すと却って驚かれたりしてしまう始末・・・。一抹の寂しさを感じます。


って話が全然違う方向へずれて行ってしまいしたが、まあつまり、方言、面白いですね、いいですね。もっと方言で話したいな、と思いました。というごく無邪気な話でした。


メンケマイヤー氏は本日、大雪の残るなか、さらに雨風も強い、という劇的な悪天候をはねのけ、何とか無事にひよこちゃんが締め切りギリギリに成田空港へ連れて行くことに成功!ミュンヘンへ向けて帰路に着かれました。


来年の冬、今度は読売日本交響楽団の演奏会にソリストとして日本に戻ってこられる予定ですので、気になる貴兄、2015年2月13日か15日は読響の演奏会へGO!