スタッフブログ:2014年10月

武蔵野市民文化会館に出演したことのあるレアなアーティスト

投稿者:ヤマネ


これまで、武蔵野市民文化会館には数多くのアーティストたちがやってきました。数え切れないほどの演奏をしてきてくださっています。


我らがdirector's choice氏は、過去は振り返らない、と言う信念の持ち主でした。前を向いてひた進むというその言葉と態度には教わることが多かった・・・・。しかし、たまには過去を振り返ってみても面白いかなと個人的には思っております!!


というわけで、突然ですがクイズです。これまでに武蔵野市民文化会館出演した、最もレアなアーティスト、それは誰でしょうか!!(判断基準=私)


レアな、という定義はやや漠然としており、みなさん色々なご意見があるとは思いますが、ええっ!こんな人が!という人を過去の資料で発見したのでぜひ皆様にお知らせしたいと思いました。


が、普通に書いてしまっても面白くないので、クイズにしてみたいと思います。あらためまして、レアなアーティストとは一体誰でしょう?ヒント:故人です。って範囲が広すぎますか。


この人だ、と思われる方、コメントなどでご回答ください。


正解の発表は、来週の木曜日を予定しております。みなさまバシバシお答えくださいませ!私実は行きましたよ、なんていうコメントも歓迎です!


(仮にコメントを全くいただけなくても、正解は木曜日に発表致します。シクシク。)


  

  

背付きピアノ椅子の軋み、直します。

投稿者:ヤマネ


救世主が現れたと、皆、目頭を熱くしたのでした。


日本発(?)の便利な椅子、すなわち背付きピアノ椅子は、上下運動が簡単な代わりに、軋みを産みやすいという難点を持っています。


前置きなしにいきなりギギッ、と鳴り始めるので、コンサート中に始まると絶望します。武蔵野市民文化会館の小ホール袖には合計4脚の椅子がありますが、いずれも調子は万全ではなかった。自分が座ってみた感じ大丈夫そうでも、突然始まるのであります、軋みは。


これまで多くの人を悩ませてきたこの軋みには、これと言った確かな対処法はなく、せいぜい「鳴り始めたら一度高さを変えて座ります。そうしましたらもう一度最初の高さに直して座ります。直っています。」という都市伝説のような方法しかなかったのであります。


先日のナレク・アフナジャリャン(チェロ・リサイタル)の時も、さほど派手には響きわたっていなかったとはいえ、彼が身体の重心を変えた時などにギギッ、と軋んだりしていました。


休憩の時、ご本人より「椅子が鳴るので交換しておくんなまし。」と言われ、よっしゃまかしときー、と取り替えたのですが、それも鳴らないか、と実のところ戦々恐々だったのでした。


いざ後半が始まってみますと、ちょっとだけギギッと鳴ったようですが、前半より気にならないレベルだったので安心しました。


そこに登場したのが調律師I氏であります。


「軋み?なおしましょう」「軋みは、止まる。永遠に、止まる。」「軋み1秒、怪我一生」など、まるでキャッチコピーのような文言で我々を唸らせたあげく、終演後に謎のクリーム(右の写真)をちょいちょいちょい、ガラガラガラガラのポン!で直りました。


4脚とも鳴らなくなりましたよ!兄貴!!


実際どのぐらいそのクリームの効果が持つのか、調べた事はないけれど、けっこう持つと思いますよ、ということだったのでした。


「救世主が、現れた」と、皆、目頭を熱くしたのでした。

  
  

台風が連続して来日するとき

投稿者:ヤマネ


台風は、時に恵みの雨をもたらす貴重な存在ですが、時には凶器となり、人におそいかかることもあります。


コンサートにとっては大敵です。さよう、ただただ、ひたすらに天敵です。


今週、月曜日のミュンヘン・バッハ・オーケストラ公演は、彼らの30年振りの来日公演とあって、注目されていた来日ツアーでした。武蔵野公演のチケットも完売しており、無事に来日公演をこなしているようだという噂も聞き、楽しみに待っておりました。ところが。


台風が当日、東京を通過する予定と出たのです。さあどうする。


・・・・どうにも出来ません。ひたすら、コースが東京を外れることを祈るのみです。


こういう時には、電話がじゃんじゃんかかってきます。穏当なものですと、「台風が来るみたいだけど、コンサートはどうなるんでしょうか?」「この日東京直撃しそうなんですが、公演、やるんですか?」。過激なものだと「今すぐ中止しろっ、これは君たちの名声にもかかわる大問題だっ!」などと強いご意見をいただくこともあります。・・・申し訳ありません。


ですが、開催するかしないかはギリギリまで判断を待たざるを得ない、という事をご理解頂けますと誠に幸いです。台風の進路は、読めません。いきなり、前置きなしにすっきり晴れてしまうこともしばしばあるからです。


「台風が来たら、こうすればいい」という特効薬や、きっちりと決まった対応法は、ありません。


基本的には「台風が向かって来ていても開催とりやめの判断はすぐには下さない。本当に全ての交通機関が止まり、猛烈な暴風雨が止みそうもない事がどこからどうみても明らかで、にっちもさっちも行かなそうな場合は中止。出来るだけ開催する方向でギリギリまで待つ」というのが、私共を含めほとんどのコンサート主催者の考えだと思います。


なお、中止にしたら中止にしたで「なんで辞めたんだ、やれよ!」という反応がでる事もあります。「このアーティストの演奏会が何が何でも聴きたくて、あらゆる手段を使って来た(あるいは来ようと思っていた)のに中止なんてひどいじゃないか!!」


結局「どちらの判断をしても、全てのお客様にご納得いただくのは困難」です。早めに決めて欲しい、と言われる事もありますが、早めに決める事の難しさは上に書いたとおりです。


今週の月曜日、ミュンヘン・バッハ・オーケストラの日も、午前中こそ風と雨が強かったですが、あれ?これで終わり?というぐらい午後からは落ち着いてしまいました。 ご来場の皆様には、長い公演でしたが、最初から最後まで台風の不安なく多いにお楽しみ頂けたのではないかと思っております。ありがとうございました。


ところが!!!ドドーン!!


我々に新たに降りかかっている試練、それが次の台風、19号なのであります!!三連休に関東直撃の恐れ・・・。なんということでしょう。ああ、我々の日頃の行いはそんなに悪かったのでしょうか。


明日から火曜日までにかけて毎日!!武蔵野文化事業団では主催公演が開催予定です(11土=ニッキ・パロット、12日=ダニール・トリフォノフ、13月=トーマス・ツェートマイヤー、14火=ナレク・アフナジャリャン)。胃が痛くなる思いです。


台風が逸れるよう、皆様もご一緒に、ひたすら祈念頂けますと誠に幸いです。

  
  
  
  

譜めくりの時に注意しなければいけないこと

投稿者:ヤマネ


譜めくりを久しぶりにさせていただきました。


ピアノの近くに座れるからいいな、と思われるかも知れませんが、実は全然音楽に集中できません(これは私の場合がそうなのであって、過去に秘密のリサーチをしたことがあるのですが、譜めくりをするひと皆が私と同じ意見、というわけではないようです)。


音楽に集中できない一番の理由は、間違わずにめくらないといけない、というもの。


だいたい譜めくりというのはぶっつけ本番ですから、楽譜がどうなっているか、というのは本番中に知るわけです(もちろん頼まれてリハーサルの時からめくることもありますが、私は「本番だけ」という経験しかありません)。


ページをめくるたびに、次はどのタイミングで立ち上がる(ページをめくる準備をする)べきか、右ページの下部を見てぶつぶつと急いで計算します。


その間にも音楽は進んでおりますので、どこを演奏しているのか、楽譜も追いかけていく必要があります。高速で同じ音型で進む所など、要注意であります。あと、繰り返し記号も要注意であります。繰り返しについては必ず、舞台に出る前にピアニストに「繰り返しアルカナイカ」と聞いて、「アル」と言われた場合、楽譜を見せて貰って確認します。


そしてもう一つの脅威、それが「風」です。どこのホールでもだいたい舞台上には空調の風が吹いています。通常はそんなに気にならないのですが、譜めくりの時は要注意。


「譜面が風であおられフワフワと動く」事があるのです。前のページに戻ってしまうことがあります。なので、ページがフワフワしはじめたら、こちらの心はフワフワ、いや、ブワブワ、いや、ゴワゴワします。


ああ、まずいなあ、まずいなあ、耐えて耐えて耐えてオネガイ、耐えろコラ、動くなバーロー!!と楽譜をにらみ付ける事になります。睨んだところで何の解決にもならないのにNE!


先日の譜めくりでも楽譜がフワフワしたため、私の心は嵐の中の小舟のように動揺しておりましたが、どうやら前のページに戻ることもなく、大過なくめくりおえる事ができ一安心致しました。