譜めくりの時に注意しなければいけないこと

 
投稿者:ヤマネ


譜めくりを久しぶりにさせていただきました。


ピアノの近くに座れるからいいな、と思われるかも知れませんが、実は全然音楽に集中できません(これは私の場合がそうなのであって、過去に秘密のリサーチをしたことがあるのですが、譜めくりをするひと皆が私と同じ意見、というわけではないようです)。


音楽に集中できない一番の理由は、間違わずにめくらないといけない、というもの。


だいたい譜めくりというのはぶっつけ本番ですから、楽譜がどうなっているか、というのは本番中に知るわけです(もちろん頼まれてリハーサルの時からめくることもありますが、私は「本番だけ」という経験しかありません)。


ページをめくるたびに、次はどのタイミングで立ち上がる(ページをめくる準備をする)べきか、右ページの下部を見てぶつぶつと急いで計算します。


その間にも音楽は進んでおりますので、どこを演奏しているのか、楽譜も追いかけていく必要があります。高速で同じ音型で進む所など、要注意であります。あと、繰り返し記号も要注意であります。繰り返しについては必ず、舞台に出る前にピアニストに「繰り返しアルカナイカ」と聞いて、「アル」と言われた場合、楽譜を見せて貰って確認します。


そしてもう一つの脅威、それが「風」です。どこのホールでもだいたい舞台上には空調の風が吹いています。通常はそんなに気にならないのですが、譜めくりの時は要注意。


「譜面が風であおられフワフワと動く」事があるのです。前のページに戻ってしまうことがあります。なので、ページがフワフワしはじめたら、こちらの心はフワフワ、いや、ブワブワ、いや、ゴワゴワします。


ああ、まずいなあ、まずいなあ、耐えて耐えて耐えてオネガイ、耐えろコラ、動くなバーロー!!と楽譜をにらみ付ける事になります。睨んだところで何の解決にもならないのにNE!


先日の譜めくりでも楽譜がフワフワしたため、私の心は嵐の中の小舟のように動揺しておりましたが、どうやら前のページに戻ることもなく、大過なくめくりおえる事ができ一安心致しました。