スタッフブログ:2015年02月

3月2日(月)イエフィム・ブロンフマン、完売御礼

投稿者:ヤマネ


券売に非常に苦労しましたイエフィム・ブロンフマン公演のチケットは、昨日ついに完売となりました。


本当に有難いことです。我々は大ハッスルしてプロモーション攻勢をかけましたが、まさか最後にこれほど爆発的にババーッと減るとは・・・。想像を超えておりました。ありがとうございました!


しかし、なぜ売れ行きがよろしくなかったのでしょうか。つらつらと考えてみました。順不同に書き出してみます。結果論かもしれませんが、原因を探ってみることで今後の傾向と対策をナニしたりアレしたりできるかもしれません。


■ロシア人とはいえ、長年アメリカを拠点に活躍しているから?・・・アメリカのクラシック音楽家は、傾向としてヨーロッパの演奏家よりも低く見られがちです。


■東京都内で同じプログラムで3公演が予定されているから?・・・・もっと回数の多いピアニストもいますが、ここまで売れない、ということはありませんでした。


■チラシが良くなかったから?・・・・これは痛いところです。いつも熱い思いどばっと注入してチラシを作成しておりますが、熱ければ売れるというものでもありません(結局チラシは6種類作成しました)。


■値段が高めだから?・・・友の会5,400円というのは当事業団の公演として安くはありませんが、ここにも理由があったのかもしれません。


■プロコフィエフを弾くから?・・・プロコフィエフの人気のなさは飛び抜けています。ピアノのマニアならプロコフィエフのソナタというとそれだけでボルテージが上がったりもするのですが、そうでない方には全く受けない。一般的に言って、やはりピアノを聴くならショパン、ベートーヴェン、そしてモーツァルトなどでしょうか。プロコフィエフをなまじ知っていると、不協和音でしょイヤよ、ともなりがち。


理由はただ一つではなく、いろいろと複合的にからみあうのでしょうし、上記以外の理由もあるでしょう。いずれにせよ、今回得た経験を大切に、今後に生かして行きたいと思っております。


月曜日は、皆様を会場でお待ち申し上げております!


 
 

3月2日(月)に、ブロンフマンの凄さを体験しませんか?

投稿者:ヤマネ


イェフィム・ブロンフマン。現在世界でも最も著名なピアニストの一人です。え、知らない?


そういう方ももちろん多くおられるでしょう。ツィメルマンやブレハッチのように、人気の国際コンクール(ショパン国際コンクール)で優勝したわけでもなければ、アリス=紗良・オットやエレーヌ・グリモーのように「きれい」というわけでもない。


むしろ、ふとっちょで(失礼)、イケメンでもないので(大変失礼!!)、外見的な意味での吸引力はない(・・・・申し訳ありません!!!)。だがピアノを弾かせると、怒髪天を衝く豪放な音楽を演奏するので、私たちは目を白黒させるよりない。


昨年、テニスの錦織圭が、世界ランキングの"トップ中のトップ"しか出られないという「ATPファイナル」に出場して日本国内ではおおいに話題になりましたが、皆さんは昨今の活躍をご覧になっていますでしょうか。錦織圭選手の勇姿を。え?知らない?・・・バカな!


このテニスに例えるなら、ブロンフマンは毎年ATPファイナルに出ているに違いない、世界のピアニストの中の大物中の大物なのです。


たとえば同じくATPファイナルに出ていたバブリンカという選手を知ってた、という人はある程度以上のテニスファンだけでしょう。フェデラーやジョコヴィッチと比べて知名度は低い。しかしその腕はモーレツなのです。爆発的に上手なのです。


ブロンフマン、みためはブサメンだし(*何度も申し訳ありません。このあたりは個人により考え方が異なる)、決してキムタクのような華麗な存在ではないが、演奏はド派手そのもの。無差別級で、開始早々の一本勝ちであります。


・・・・・おそらく決まり手は背負い投げか内股でありましょう。崩れ上四方固めや蟹挟みなど、小難しい(?)技は出ません。がっぷり組んで、投げ飛ばす。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、そういう事のできる希有な存在でありましょう(注意:蟹挟みは反則技です)。


しかも、今回、3月2日(月)にブロンフマンが武蔵野で演奏するのは、本人が極めて得意としているプロコフィエフの「戦争」ソナタ3曲。「ドビュッシー以後、最高のピアノ音楽作曲家」とさえ評されることもあるプロコフィエフの傑作です。


ブロンフマンは集中的にプロコフィエフに取り組んでいるのであります。来年は「世界の音楽の殿堂」カーネギーホールで、全曲演奏も予定されています。


いま、ブロンフマンを聴くならプロコフィエフ。いま、ブロンフマンを聴くならプロコフィエフ。いま、ブロンフマンを聴くならプロコフィエフ。あ、三度書いてしまいました。しかし、何度書いても書きすぎという事はないでしょう。


現代のピアノの巨人演奏を、絶対に聴いて下さい。間違いなく、今年の目玉公演の一つであります。みなさまが度肝を抜かれること、請け合います。


■残り63枚。3月2日(月)ブロンフマンの公演詳細は:
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2014/11/post-392.html

■インターネットでのチケット購入はこちらから(座席指定可):
https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/index.jsp?id=2703021&type=N

 
 

あるピアニストのサイトで見た一枚の衝撃画像

投稿者:ヤマネ


インターネットの時代である。いろいろなサイトが世界中にあり、アドレスさえ判れば自由に訪れることが出来る。いや、むしろグーグル会長のエリック・シュミットが先月語ったように、インターネットは意識されない時代になる、「インターネットは消える」時代なのである!!ババーン!!


・・・なんつって、もったいぶっていますが、要するに変なページを見付けてしまったNEハハハハ、という話です。


一週間ほど前、アレクサンドル・タローAlexandre Tharaudというフランス人ピアニストのサイトを眺めていたのですが、そこのコンセール(CONCERTS)というページで、はて?と私の手が止まりました。


アレクサンドル・タロー公式サイト(フランス語です)
http://www.alexandretharaud.com/


そこで見付けた画像がなにやら見覚えのあるものだったからです(上の画像。大きい画像が見たいという方は本人のサイトのCONCERTSをクリックしてをご覧下さい)。


うーん?と考える事およそ0.00024秒、それが武蔵野市民文化会館の小ホール舞台袖にあるモニター画像である、ということに!!気がついたのであります!!ガガーン!!


誰が撮影したのだろうなあ、本人だろうかなあ。でも開演時刻過ぎてるよなー。5分押しで(定刻よりも5分遅らして)開演ということになっていたのでしょうなあ。前の前の理事長の後ろ姿が映っているなあ。などと私は瞬時に読み取ったのである。


そう、その画像には日時も写っております(07.10.27 15:01:00)。タローが武蔵野市民文化会館で弾いた日付、時刻と間違いなく一致しますから、これはもう、動かしようのない事実なのであります。


タローという人は、CDのジャケットなどを見てもわかるとおり、かなり細部にこだわるというか、自己全体の表現に重きを置いている感じの、というか何と言うのでしょう、エスプリの人(?)ですから、撮ってみて「ウイウイ、ビヤン、この画像・・・使えるな・・・俺のサイトに!セ・マニフィック!!」などと、ビビビと思ったのに違いありません。だからこそ、使用して頂いているのに違いありません!!ありがたい事であります!!


こうして、誰知らぬ所でひっそりと咲いていた一輪の花を私は見付けてしまい、一人でニヤニヤしたのですが、一人で悦に入っているのも、どうもあれかなと思いましたので、ブログに書いてみたというわけです。決してネタに困っているから、というわけではありません。断じてそんな事は!!ええ、ええ!!

  

マキシム・リザノフ。時には弾丸ツアーも

投稿者:ヤマネ


昨日のマキシム・リザノフ(ヴィオラ)とコンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)、すばらしい公演でした。ヒンデミットでお客様の心をガッと持って行きました。そして後半のショスタコーヴィチで、さらに盛り上がりました。


リフシッツはもう何度も日本に来ていて多くのファンがついていますが、リザノフは2回目。2006年にラクリン、マイスキーと共にオペラシティでゴルトベルク変奏曲を演奏しています。リサイタルは初めて。


OnyxというレーベルからCDを出していて、評価が高いのは知っていました。しかしヴィオラという楽器のリサイタルは人気があるとはなかなか言えないので、皆様にご来場いただけるのか、心配しておりました。しかし今回は人気のリフシッツがピアノを弾くからか、さすがに即完売とはいかなかったものの、チケットは好調に売れ、早い段階で売り切れになりました。ありがとうございました。


チラシ等にも書きましたが、リザノフは今回、武蔵野一公演のためだけに来日しました。しかも、到着したのは公演前日、つまり一昨日。着いたその足でリハーサルをし、昨日午後にはもう公演。そして今日の午後離日、というむちゃくちゃなと思えるスケジュールでした。


(ちなみに、ピアノを弾いたリフシッツも、一昨日の午後は14時から所沢で平均律第1巻(2時間半)を演奏しており、その終演直後に武蔵野に移動してきてリハーサル、という、こちらもかなりタイトなスケジュールでした)


来日の前日はスウェーデンの、マルティン・フレストがやっている音楽祭でローランド・ペンティネンとコンサートをしてきたそうですし(フレストとペンティネンの先月の公演も素晴らしかったですね!)、ヨーロッパに戻ったその翌日にはもう次の室内楽ツアーのリハーサルがあるのだとか。まさに弾丸ですね。


いやー、いやー、しんどそう、と思うのですが、ご本人は至ってハッピー。こういう弾丸の方が、時差ぼけを直す必要がないし(というか直らない)、そういう意味では楽だよ。と語りながらアップルジュースをチューチュー飲んでおられました。


さすがにロンドン、オーストラリア、カナダ、アメリカ、ロンドンと10日間で世界一周みたいな動きをしたときは、自分がどこでいつ何をやっているかわからなくなったけどね、アハハハ。


だそうです。つくづく音楽家とはタフな職業なのですなあと思いました。


またあえるといいねー(「ポチたまペットの旅」のナレーション風に)。


    

  

雪が降るのか降らないのか

投稿者:ヤマネ


雪。個人的には好きです。景色が一変しますし、空気も澄んでいるような気分になります。雪の少ない京都出身だからということもあるのでしょうか。


雪が降りますと私は嬉しくなって窓の外を、猫Aと共にじっと眺めていたりします。猫Aはふりしきる窓の外の雪に向かって猫パンチを出そうとするのですが、うふふ、愚かだな(かわいい)、と思いながら、私は紅茶をすするのです。一方の猫Bはと言いますと、全く雪には興味がなく、だらしなくホットカーペットの上に伸びているか、恐ろしく悪い寝相でソファーにひっくり返って寝ているかのどちらかだ。


しかし、ですよ、仕事の上では雪は大敵です!!雪かき。そう、体力を消耗する雪かきが必要になります。今年は去年のような大雪が今のところきておりませんから、雪をかく行為もほとんどなくて済んでいますが、雪かきは楽ではありません。


そして主催公演と雪が重なると気をもみますね。「公演は実施するのか」など、じゃんじゃん電話もかかってきます。昨日も、主催公演カール=ハインツ・シュッツのフルートリサイタルがありましたが、朝の段階の予報では東京でもかなりの積雪が予想されていて、はたしてどうなることかと思っておりました。


武蔵野市でも朝から雪が降り続いていたので「どうなるのですかどうなるのですか」と電話がかかってきたりもしたのですけれども、結局気温が下がりきらなかったのか、夜になっても雪は積もることはなく、やがて雨になってしまいました。


こういう時(午前午後と天候不順の時)、残念ながら客席は寂しいことになります。遠くからお越しになる予定の方々は、早々にあきらめていたかもしれない。「雪が夜になって雨になった」というのは結果論ですから、しょうがないことですね。


昨日の客席は335名と、テレビカメラのために押さえられていた50席を差し引いても、少ない集客数でした(小ホール客席数は470)。


天候には勝てません。


昨年夏はNHKの収録のある公演開始直前に落雷と停電があり、公演開始をかなり遅くせざるを得なかったこともありました。公演とはとかくにトラブルとは縁を切れないものなのであります。