マキシム・リザノフ。時には弾丸ツアーも

 
投稿者:ヤマネ


昨日のマキシム・リザノフ(ヴィオラ)とコンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)、すばらしい公演でした。ヒンデミットでお客様の心をガッと持って行きました。そして後半のショスタコーヴィチで、さらに盛り上がりました。


リフシッツはもう何度も日本に来ていて多くのファンがついていますが、リザノフは2回目。2006年にラクリン、マイスキーと共にオペラシティでゴルトベルク変奏曲を演奏しています。リサイタルは初めて。


OnyxというレーベルからCDを出していて、評価が高いのは知っていました。しかしヴィオラという楽器のリサイタルは人気があるとはなかなか言えないので、皆様にご来場いただけるのか、心配しておりました。しかし今回は人気のリフシッツがピアノを弾くからか、さすがに即完売とはいかなかったものの、チケットは好調に売れ、早い段階で売り切れになりました。ありがとうございました。


チラシ等にも書きましたが、リザノフは今回、武蔵野一公演のためだけに来日しました。しかも、到着したのは公演前日、つまり一昨日。着いたその足でリハーサルをし、昨日午後にはもう公演。そして今日の午後離日、というむちゃくちゃなと思えるスケジュールでした。


(ちなみに、ピアノを弾いたリフシッツも、一昨日の午後は14時から所沢で平均律第1巻(2時間半)を演奏しており、その終演直後に武蔵野に移動してきてリハーサル、という、こちらもかなりタイトなスケジュールでした)


来日の前日はスウェーデンの、マルティン・フレストがやっている音楽祭でローランド・ペンティネンとコンサートをしてきたそうですし(フレストとペンティネンの先月の公演も素晴らしかったですね!)、ヨーロッパに戻ったその翌日にはもう次の室内楽ツアーのリハーサルがあるのだとか。まさに弾丸ですね。


いやー、いやー、しんどそう、と思うのですが、ご本人は至ってハッピー。こういう弾丸の方が、時差ぼけを直す必要がないし(というか直らない)、そういう意味では楽だよ。と語りながらアップルジュースをチューチュー飲んでおられました。


さすがにロンドン、オーストラリア、カナダ、アメリカ、ロンドンと10日間で世界一周みたいな動きをしたときは、自分がどこでいつ何をやっているかわからなくなったけどね、アハハハ。


だそうです。つくづく音楽家とはタフな職業なのですなあと思いました。


またあえるといいねー(「ポチたまペットの旅」のナレーション風に)。