スタッフブログ:2015年03月

年度末です。平成26年度の公演は全て終了。ありがとうございました。

投稿者:ヤマネ


3月末です。つまり、年度末です。当事業団でも、平成26年度の事業が全て終了致しました。4月から年度が変わるわけですが、次年度も引き続き、どうぞよろしくお願い致します。


最後に素晴らしい演奏会が続き、嬉しく思っております。


先週日曜から3日間、レジス・パスキエ(見事な味わい深さ!)、そしてベルリン放送響二夜連続(ゴシゴシと弾きまくる弦楽器!)と、連続でいい音楽を聴くことができ、心が晴れやかになりました。帰宅して赤子の顔を見ましたらさらによろこばしくなって、ゴーゴーゴーゴー!と抱っこしてゴーカートごっこをして遊びました(ただし遊んだのは私だけ。赤子は眉間にシワを寄せ、実に迷惑そうだ)。


ところで、一般のお客様はお入りいただけませんが、バックヤード、すなわち楽屋のあたりには、ペットボトルの水、多数のポット、コーヒー紅茶など、いわゆるひとつの、出演者の方々が口に出来る簡単なものが用意されています。(ホールによってはバナナなどのフルーツやスナック菓子、サンドイッチなどが用意されることもありますが、当事業団ではかなり簡素なものです。)


紙コップも用意しているのですが、ドイツ人はさすがにピシッとしている、というか、先日も非常に綺麗にお使いになっていました。そのあたりをみていた方の話によりますと、紙コップはひとり一個ね、コップに名前書いてね、と頼んだら皆さんそのようにして下さったとのこと。


うーむ、素晴らしい!!ではここでミニ・クイズですが、ドイツ人とは反対に大変なのは、どこの国の人々かお解りになるでしょうか。


答えは・・・・ロシア人です(異論はあると思います。あくまでも私の主観です)。彼らは大量に、かつ、めちゃくちゃに紙コップを消費する。そしてホールから帰って行った後の楽屋のぐしゃぐしゃぶりには目を覆いたくなります。


異常なまでに砂糖がなくなります。これは強調しておきたい、「ロシア人は砂糖に異常に執着する」。いったいコーヒーにどれだけ砂糖を入れるのか、日本人の感覚では理解できません。ロシア人、甘い物大好き。プーさんならハチミツが大好きです。


そしてロシア人は、集合をかけても、時刻通りには集まりません。オーケストラの日本ツアーで、一行が新幹線に乗ってから、あー、そういえば、あいつがいない、という話になったという事件も聞いたことがあります(まあ後から追いつくだろ、ハハ、とオーケストラの面々も平然としていたという恐ろしい話。青くなったのは日本側のマネージャーさんたちだけ)。


いやはや、めちゃくちゃな人たちだからこそ、めちゃくちゃ面白いことも出来る・・・のかも・・・・しれません・・・ね!!(無理やり結論)

  
   

2015年5月22日ホアキン・アチューカロ(ピアノ・リサイタル)は完売間近

投稿者:ヤマネ


スペインの大御所ピアニスト、ホアキン・アチューカロの公演はまもなく完売となります(このブログを書いている2015年3月23日の13時現在の残券は16枚)。


日本ではほぼ知られていないピアニストだけに、多くの皆様に早々にご予約を頂き、本当にありがたいことだと感謝しております。ありがとうございます!!


ところで・・・曲目がご本人の希望で変わりました。お詫び申し上げます。ショパンのソナタ第3番が「英雄ポロネーズ」「幻想即興曲」、「夜想曲」、「ワルツ」と小品集に変わり、バッハ/ブゾーニがブラームスのシューマン変奏曲になりました。ご購入者には既にメールで通知を出しており、当事業団のウェブサイトにも掲載しておりますが、なにとぞご了承下さいませ。


この公演の企画は、フランスのピアノ・オ・ジャコバン・フェスティバルの主催者からきたものです。アチューカロの公演を中国でやるのだが、東京でも出来ないか?という問い合わせがスタートでした。それが去年の3月の話。


クラシック音楽の公演のブッキングはかなり前からやるものなのですが、時が経つのは早い。気がつけば今年ももう3月後半です。アチューカロ氏も去年からまた1歳お年をお召しになりました。1932年うまれ。今年で83歳を迎えられます。


日本で公演をするのは20年振りとかそれぐらいだったりするのではないでしょうか。アチューカロとは懐かしい名前を聞いた!と業界の関係者の方々からも、そのような声が聞こえてきました。


いや、実はアチューカロ氏は昨年9月17日に、在日本スペイン大使館の招聘で来日をしており(銀座王子ホールでクローズド公演があったと伺っております)、その時の短い映像がyoutubeに上がっていました。


5月まで待てないよギャヒーン!という方、以下の動画を見ながら首をながーくしてお待ち下さい。インタビュー映像もありますが、かくしゃくとしておられますね。



  
■2015年5月22日(金)午後7時開演
ホアキン・アチューカロ・ピアノ・リサイタル
武蔵野市民文化会館小ホール
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2015/02/post-425.html


公演詳細とチケット予約は上記URLからどうぞ。

  

いろいろとこだわる人、こだわらない人。マルシン・ディラの場合

投稿者:ヤマネ


ホロヴィッツが語ったとされるジョークに「ピアニストには3種類しかいない。ユダヤ人かホモか下手くそだ」というものがあります。(あまり上品ではないジョークを持ち出して申し訳ありません)


これが正しいかどうかはさておき、わたしは音楽家分類シリーズに「こだわりを持つ人と持たない人」というジャンル分けを無理やり追加したい、と思います。(誤解のないように付け加えておきますと、こだわりのない人が悪いとか言いたいわけでは全くありません。)


こだわらない人は、もう本当になんだっていい、という場合があります。例えば、日本に来たからにはスシを、ぐらいの事は口にしますが、スーパーのスシでオーケー、みたいな感じだったりもします。あるいはそもそもそんなこと興味がなく、ビールが飲めればいいよ、とか。日本のベストのビールを持って来てよ。それからピザのデリバリーお願いシマース。トッピング?適当でいいよー。


一方、こだわりをもつ人は、服装や食べるもの、飲むもの、車などに徹底的に凝ります。高級なものを揃えるのではなく、高級であろうがなかろうが、いろいろと自らのポリシーを持って選びます。


先日武蔵野市民文化会館で素晴らしい演奏をしたギタリスト、マルシン・ディラ(※)はこだわりの人でした。


(※)当事業団ではマルツィンと記載しておりましたが、ご本人に確認しましたところマルシンが正しい発音だとのこと。今更ですがお詫びして訂正致します。


見た目からしてこだわっている。同じ国ポーランドの傑物ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンを彷彿とさせるような外見でした。彫りの深い顔、青い目、トレードマーク?の髭など。


そして最初の印象としては「物静か」なのですが(実際それほど爆発的におしゃべり、という人ではありませんでしたが)、いろいろと聴いてみれば、葉巻をたしなんだり、わざわざひとりでシガーバーに出かけていってサントリー山崎を飲んでみたりと、音楽以外の面でもいろいろと凝っている。


「ウィスキーはそのテイストを楽しんでいるのだ。スモーキーなのが好きだよ。ラフロイグとかいいよね。ウォトカはテイストを楽しむ物じゃないからあまり好きではないんだよね。」


音楽に対してももちろん凝っていて、どうやってプログラムを決めるのか、と質問したところ、曲はともかく慎重に選んでいるとのことでした。自分のテイストに合う物であることがもちろんだが、そうでなくても、全体の構成を考えてプログラムの中に組み込むこともするとのこと。好きな曲でも何度も演奏してフレッシュな感じがなくなったらプログラムから外す、など、どんな話よりも身を乗り出して語ってくれたのは印象的でした。


素晴らしい演奏家ですから、また来日する機会がありましたら、ぜひ足を運んで聴いて下さい。


  

  

インターネット予約、もっとご活用下さい!発売直後の繋がりにくさは改善

投稿者:ヤマネ


本日はチケット発売日でした。本日もたくさんのご予約をいただき、ありがとうございます。


チケットをインターネットで販売するようになって、早くも3年が経過致しました。はたしてどうなることかとおっかなびっくりですだったのですが、おかげさまでご好評をいただいており、導入してから登録の数は順調に伸びております。(このブログを書いている2015年3月19日13時現在の登録数は5,417件です)


インターネット予約については、導入前より多くのご意見を頂いておりました。


「ネットをやらない人に不利だからやらないで欲しい」「使えるカードの種類が少ない、増やして欲しい」「発売直後はつながりにくい」「メールが届かない」「登録ができない」「パスワードを忘れた」「ログインできない」「使いにくい」「毎回カード番号を入力するのが面倒くさい」「決定ボタンが画面上にない」「座席をクリックしても何も起こらない」「フラッシュってなんですか?」「ツールバー??」など、本当に多岐にわたる内容です。


貴重なご意見を受け、(100%「全員に」ご満足いただく、ということは難しいのですが)、より多くの皆様にとって使いやすいシステムを目指して、システム会社と話し合いをしつつ、少しずつ・・・ではございますが、進歩していると思っております。


現実問題として、「発売直後ネット予約がつながりにくい」という、とくに昨年末ごろより頻発していた状態は、現在かなり改善されており、10時の発売開始直後でもエラー表示が出ることは少なくなりました。


「繋がらないからネットはやめた」というお言葉も頂戴しておりましたが、現在はそのような事はほぼほぼありませんので、ぜひまたインターネットでご予約頂ければと思います。


電話予約のみだった頃は「電話が繋がらない」というお叱りの言葉を度々頂戴しておりましたが、インターネットでも同様のお言葉を頂くとは、当初は想像しておりませんでした。これも皆様がご利用下さっているからです。ありがとうございます。


蛇足なのですが、電話予約のみだった時の頃を思い返しますと、大ホールの発売があった日など、午後2時すぎぐらいまでずっと電話回線がふさがりっぱなしと言う事も多々ありましたが、現在は午前中で落ち着くようになりました。


これからも、亀の歩みかもしれませんが、改善をしながらよりよい予約システムとなるよう努力し続けてまいります。何卒よろしくお願い致します。


そして皆様、インターネット予約をもっともっとご活用頂けますと幸いです!


  

外国人アーティストから納豆は(だいたい)絶賛不人気

投稿者:ヤマネ


武蔵野市民文化会館の近くにくら寿司ができてしばらく経ちます。くるくる寿司の大手です。私は先日、ここのくら寿司に行きました。ウクライナのアーティストたちと共に。


居酒屋に行きたい、このへんに何かないか紹介して欲しい、と武蔵野市民文化会館でのリハーサル後に突如言い出したその人たちが、「ここがいい」と閉店間際のくら寿司へ入ったのは、お店の佇まいが目立っていたからでしょうか。


しかし、ここは日本語を解さない人にとってはなかなかにハードルが高いですね。


●タッチパネルで寿司やサイドメニューを注文する(表示は日本語のみ)
●注文した皿は通常とは別のベルトコンベアーでざーっと流れてくること
●皿がたまったら机の端に突っ込んでいくこと
●5皿に一回びっくらぽんというゲームがあること(ゲームといっても映像を眺めるだけ)
●酒は別の場所に自分でとりに行くこと
●会計するときもやはりタッチパネルを操作すること
●カード払い不可


自宅には赤子も待っているので、説明だけして失礼させていただこうかなと一瞬思ったのですが、説明を試みて約5秒後に私は腰を落ち着けておりました。日本人抜きでくら寿司の攻略は困難である。


結果的に、なかなか興味深いひとときでありました。


それはさておき、欧米人が嫌いな日本の食べ物は何かというと、やはりナットーでありましょう。くさやがあるだろうとか鮒寿司はどうだとかそういう異論は認めない。「圧倒的知名度」で「まずい」と「欧米人より」「認知されている」のが「ナットー」「Natto = MAZUI」であります。


この日も、ナットー食べるかと聞いたら1名知っている人がいて、オオー、ナットー!!ディスガスティング!と非常に強い言葉で嫌悪感を表明されたのでした。


私は関西人ですがナットーは行ける口です。カレー+ナットーもOKです(ただしパン+ナットーは認めない)


さて、納豆を知らない人に向かって、ナットーとはなんぞやと英語で説明するときには何と言えばいいでしょう?


×「糸を引いた豆」・・・糸を引くって英語でどうやって説明するのか解らない。
△「腐った豆」・・・納豆は腐っているわけではない。(その昔のことですが、ナットーとは腐った豆(rotten beans)だよとフィンランド人の少年少女合唱団の子達に説明したら、その場にいた全員がサーっと引いたのを覚えています。ていうかフィンランド人の子供、英語よう通じんなー、と私は感心していました)
○発酵した豆(fermented beans)・・・これは大体ふーんと理解してくれます。特別な臭いがするよ、と付け加えるのを忘れると後で恨まれます。

  

キット・アームストロングのリサイタル

投稿者:ヤマネ


今週の月曜と火曜は、ブロンフマン、アームストロングと、二晩連続で個性的なピアニストの演奏会が開催されました。


台湾系アメリカ人のアームストロングは、あの巨匠アルフレッド・ブレンデルが惚れ込んだ才能で、ブレンデルが「出会った中で最高の才能だ」と絶賛しているのだとか。


実際に生の演奏を聴いてみますと、ブレンデルに学んだらしく?フレージングなど細かな部分でのこだわりをたくさん持っているなと、感じさせるものでした。


素晴らしかったのは最後のベートーヴェン。ピアノソナタ第28番の終楽章のフーガで、これは圧倒的という言葉が相応しかった。小さな身体(お辞儀もまだまだぎこちなく、これからという印象を持ちました。まだ23歳になったばかり)から出ているとは思えぬ力強さと説得力がホールを満たし、非常に感銘を受けました。


たとえて言うと、たとえとして適切かどうかはわかりませんが、イチローのようなタイプなのではないかと思いました。大きな身体があるわけではなく、当たればホームランというパワーヒッターではないが、他人は絶対に拾わない(拾えない)広範囲の球を拾って確実に外野手前に飛ばすことで、結果を出していく。そういうタイプだと見受けました。


ホームランを見に来るお客様には物足りないかも知れないが、優れた才能を持つ演奏家であることに間違いはないでしょう。そしてやはりイチローのように、時にはホームランだって打ってみせる。そしてイチローは、アメリカでもスーパースターなのです!!


才能は磨いていけばどんどん輝きをましていくもの。今後に期待したいですね。彼はいったい何を演奏すれば28番のフーガみたいに超強烈な演奏をしてくれるのだろうか?と、考え込んでしまいました。