スタッフブログ:2015年05月

長いコンサート、短いコンサート

投稿者:ヤマネ


現代のクラシック音楽のコンサートにおける、適切な時間はどれぐらいでしょうか。


普通我々は「休憩込みで2時間」というのをなんとなくコンサートの長さだと思っていたりしますがこれは単なる習慣なのか、長い間歴史に積み上げられてきた集大成としての、現代人にとって心地よい長さなのか!!ババーン!!(大げさ)。


1時間30分を切るようですとやや短いなと思いますし、2時間15分を過ぎると、長いかなとソワソワしだしたりもします。当事業団の公演ですと、先日のユリアナ・アレクシュクの公演は1時間30分を切りましたので、まあ、短めでした。「短いよ」というクレームを頂戴致しました。


そして今週火曜に開催されたモーリス・ブルグ公演は2時間15分超えで、こちらはクレームはありませんでしたが、最後の曲を聴かずに帰られるお客様もちらほらおられ、終演後もダーッと全速力で皆様お帰りになり。いやー、やっぱりコンサートは2時間前後なんですかね、と思ってしまいました。


「あらかじめ長さを教えて欲しい」と言われることもあります。しかし、この曲を演奏するならこれぐらいの長さというのは大体わかるのですが、演奏家によって演奏するスピードが違いますし、繰り返しをしたりしなかったり、カットがあったりなど、様々な理由で長さが大幅に変わることもしばしば。


そんなわけで、公演の長さをプログラムに掲載したり会場に掲示したりする、ということは原則として(今のところ)やっておりません。


今までで一番面白かったのはスペインのスターテノール、セルソ・アルベロのリサイタルでしょうか。送られて来たプログラムの時間を計算してみましたところ、トータルで50分弱ほどしかない!これは若干気をもみましたね。


仮に長めに休憩をとったとしてもこれはいくら何でも短すぎるだろう、「もっと長くなりませんか」と尋ねたように記憶していますが、曲が追加されることはありませんでした。


そしてコンサート当日。


・・・一曲歌うたびに客席から出る大きな拍手!それに応えゆったりと出たり入ったりを繰り返す時間。それらがどんどんボーナスとして加算され、アンコールも3曲歌い、結局公演は1時間45分ほどの長さになりました。


スターは時間の使い方をよく知っている、と唸ったよき思い出である。



  

仕事には順番がある ~ピッチンと私~

投稿者:ヤマネ


仕事には順番があります。


急ぎの仕事、締め切りがはっきり決まっている仕事。急いではいないけれどダラダラやっていたら困ること。


火曜日の午後、私がやっていた仕事は「何となく後回しにしていた仕事」とでも申しましょうか。


多くの皆様がチケットを買って下さるおかげで、当事業団の公演のほとんどが完売しております。完売するとすぐにまた他の公演の販売が待ち受けており、どんどん新しい公演のチラシを作らなければならないのですが、売り切れればつぎ、売り切れればつぎ、と矢継ぎ早に出来るものではありません。


チラシは我々一同、夜ごと頭をひねり、一見関係のなさそうな本や雑誌や吊り広告などをボーッと眺めたりしながらチラシを考えております。個人的には入浴中にエウレカ!!と叫んでいることが多いです(ウソです。エウレカなんて叫ぶ人は世の中に存在しているのでしょうか)。


事務所のラックなどにありますちらし類。完売した公演のちらしなどの前には「完売御礼」と貼り紙をするのですが、この貼り紙が「だいぶ」くたびれておりました。聞いてみますと10年ぐらい使っているのではないかとのこと。


物持ちがいいということは素晴らしい!と思うのですが、それにしてもややくたびれの度が過ぎているのではないか、と。思って3、4年。ようやく手を付けてみることにしました。おもむろにワードを起動し、カチカチ。出来ました。


ただ紙を貼るだけでは弱いので、紙を強くする何かがないだろうか、途方に暮れていた私でしたが、なんと事務所の奥から「ピッチン」が出て来たではないですか。ああ、ピッチンだ!私は嬉しくなりました、紙を手軽に強くするためにこんな最適な道具はないからです。なお、私はピッチンというものの存在をついぞ知りませんでした。便利なものがありますね。


それで。私は「死ぬほど」という前置詞が付くほど図画工作がダメなので、ピッチンが得意というSさん(女性)にお願いしてきっちりと美しく張ってもらいましたところ、まあまあいい感じに出来ましたので、これを今後使う事にしましょうかねえ・・はてな。という事になったというゆるやかなブログでした。


あまりにもオチのないブログで申し訳ございません。


  

  

またしても通貨の単位を間違える私。

投稿者:ヤマネ


なんで日本は数字を4桁ごとに区切るのでしょうか。


万、億、兆、京、垓、杼、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数。子供の頃覚えましたが、全く使う機会がない・・・ため息・・・。


いや、ため息をついている場合ではありません。私はユーロとか、ドルとか、そういう通貨の金額を即座に暗算で円にするのがとても下手くそです。最近では「グーグルに聞く」という技を覚えましたけれど、会話をしているときにグーグルするのはなんとなくはばかられます。


日本と違い彼らは数字を3桁ごとに区切っている、まずここからがして、つまずきのもと。そしてユーロやドルを円に直して考える場合はゼロを2つ足さなければならない。ここでさらなるひねりが加わります。このダブルパンチでもって、私という生まれたての子ジカのような存在は軽くリングに沈められるのであります。


みなさんはいかがですか。ワン・ミリオン・ダラーと言われて即座に金額が日本円で浮かびますか?


さあ、やってみましょう、いち、にの、さんっ!!『サーティ・トゥー・ミリオン・ダラー』。えっ?


すぐに暗算出来ましたか。レートにより細かい金額が変わるのはおいておくとしても、32億円前後であると、ぱっと思い浮かべることが出来ましたでしょうか。素晴らしいことです。うらやましいことです。私はダメです。指折り数えて、頭から湯気を出し、鼻血ブーで考えた結果、3億2千万かな?とか思います。


先日武蔵野で歌いましたソプラノ歌手、エカテリーナ・レキーナとぼやぼや立ち話をしておりましたところ、ジャパニーズ・キモーノゥが欲しいわあという話になりまして、それなら断固アサクーサーがオススーメー、と言ったのですが、仲見世の近辺で売っておりますのはいわゆるスーベニアー向きの格安なものですから、リアルなキモノが欲しいと言う場合は高いよ高いよ、と、いらぬ事を申しましたところが「大失敗」でした。


え、いくらぐらいなのと聞かれて、さあもうダメであります。一生懸命頭をひねって、えーとえーと、ワン・ミリオン・ダラーぐらい?と答えたから、もうレキーナ女史仰天であります。た、たっけぇー!


そりゃあそうですよね、リアルなキモノが1億円もしたらそれはきっと淀君が着ていた着物とかに違いありません。


研鑽を積んでいるところであります。え、ビリオン?トリリオン?はっ?はっ?


  

  

舞台袖で起こっていることシリーズ ~ドアマンは見た~

投稿者:ヤマネ


舞台袖。アーティストが出入りをする扉の向こう側は通常、お客様からは見えません。


こういう体験はありませんか?「客席が暗くなり、さあはじまるかと身構えていたが、全然始まる気配がない・・・。」


しばらくはまあ、しーんとした雰囲気の中、待っていますね。誰もがまだかまだかと待ち構えているわけですから、緊張間が溢れる瞬間でもあります。ところが10秒経ち、20秒経ち・・・何も起こらず・・・と進んで行くにつれ、緊張間はやがて不安、いらだちへと転化していきます。


そうでしょう。聴く方はもう「拍手する気満々で」待ち構えているわけです。1分以上経って全然うんともすんともいわなければ、どうした、どうしたんでしょう。ひょっとして急病かしら・・・とも思われるかも知れません。あるいはだんだんとイライラして来て、早くっ、早く出て来なさいよっ!!と思われるかもしれません。舞台の扉を睨み付け、無言でイライラと戦うわけです(う、もしかしてこんな短気で自分勝手なのは私だけ?)。


こういう時の舞台裏でどういうことが起こっているか。いくつか考えられますが・・・。


例えば、出演者がのんびりしている場合。だいたいのステージマネージャーは、客席の照明を暗くする前に楽屋に行って出演者を呼ぶわけです。オーケー今行きます!と返ってきたとします。その言葉を信じて、袖に現れる前に照明を落としてしまったのだが、出演者はいっこうに出て来ない、というケースがあります(スタッフのミス)。


もしくは、いったん袖まできたものの、ああ!!アレを忘れた!と出演者があわててふたたび楽屋に駆け込むケース。これも多いですね。そしてそのアレが全然見つからないわけです(出演者のミス)。


会場の雰囲気を自分に集中させたいがためにゆっくり出て行く。スターは遅れて登場さ。そういうケースは、極めてまれです。というか、見たことがありません。


そうそう、稀にですが、照明が落ち、出演者も袖に居て、いざ始めんというときになって、「ああっ、弾けない!!キャンセルします!!」と出演者が大騒ぎをするシャレにならないケースもあるそうですが、私は見たことがありません。


私が客席で体験した「全然出てこない」は2回あります。1回はザルツブルク音楽祭で聴いたポゴレリチ:10~15分ほどして関係者が舞台に登場「体調不良だが本人は弾きます。万全の演奏ではないことをご理解下さい。」と宣告。さらに5分ほどしてから本人登場。演奏中もゴホゴホ咳をしていました。


もう一つは、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールで聞いたベルギー国立管弦楽団の定期演奏会。やはり誰も出てこないなと思っていたら、関係者が「指揮者(ミッコ・フランク)が急病のため出演できません。協議の結果、寛大にもソリスト(アンティ・シーララ)が前半弾き振り(ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番)をします。後半ですが、オーケストラは引っ込みます、ソリストがディアベリ変奏曲を演奏します」。


欧州の場合はこのあたり非常に寛大と言いますか、こういうハプニングを楽しまれるといいますか、このとき会場は大興奮でした。まさかのいきなりディアベリ。まじですか!すげえ!!


終演後客席がスタンディング・オベーションだったことは言うまでもありますまい。


  


  

生生生生アンドレアス・シュタイアー&生生生生ロベルト・ホル

投稿者:ヤマネ


私がアンドレアス・シュタイアーの本物を見た(なんて言うと失礼ですが)のは、今週11日の武蔵野市民文化会館公演が初めてでした。その最初の印象は・・・あら、小さい。


意外と小さい方でした。


CDは何枚も持っていますので、ジャケットの写真などで顔はよく存じ上げているつもりだったのですが、もっとずっと背の高い方だと勝手に決めつけておりました。190ぐらいあるでしょう。あるに違いない、いーや、絶対デカイ!!異論は認めない。と勝手に想像しておりました。なんということでしょう。想像は意外な方向に外れるものだ。


私自身の身長は、サバ読んで170cm(本当はぐやじいぐやじい169.4cmぐらい)なのですが、シュタイアーさんもその程度だったのではないでしょうか。これは写真だけではなかなか判らない事ですから、コンサートというのはこういう意味でも面白いものだなと、そのように思いました。


招聘元の方が仰るには、シュタイアーがいわゆるモダンピアノでソロ・リサイタルを開催するのは日本では初めての事だったのではないか、とのこと(未確認なので、間違っていたら申し訳ありません)。そういう意味でも、興味深い公演だったのではないでしょうか。やはりコンサートというものはおもしろいものだなと思いました。


そして昨日はバス・バリトン歌手のロベルト・ホルの公演がありました。この方は以前もお会いした事があるのですが、巨大です。身体も、お腹も、顔も巨大。歌手は身体が楽器。これほど巨大だからこそ、ワーグナーのように、咆哮する大オーケストラを突き抜けて客席に届くような「特大の声」が必要とされる作品でもご活躍が可能だったのでしょう。


あらためてしみじみとそう思いました。


コンサートとは、ただ生の音楽を聴くために存在しているわけではありません。他にもいろいろと発見があるものです。だからこそ面白く、デジタル全盛の今でも淘汰されることなく、残っているのでありましょう。


みんな、コンサート、行こうぜ!(意味不明な終わり方)


  

こんなものが押入れから!東京交響樂團(←この漢字)のチケット。

投稿者:Lepi
 
 
 
手元にこんなチケットの半券があります。
1951年8月25日のコンサートのチケットです。
演奏したのは、東京交響楽団。
 
 
東京交響楽団のホームページを見ると、1951年(昭和26年)は、東宝交響楽団から東京交響楽団に名称を変えた年とあります。名称を変えたのは3月末なので、新名称の最初のチケットではないのですが、その年のチケットです。東京交響楽団の歴史が感じられる資料です。
そして演奏会場は、今はなくなってしまった田園コロシアム。
私の年代だと、田園コロシアムというと、プロレスとポップスのイメージが強いのですが、クラシックの公演もやっていたのですね。
野外コンサートだったのでしょうか?
戦後の復興が始まったばかりの頃の時代を感じます。
 
 
そして2015年...今年ですが、
8月2日に、フレッシュ名曲コンサートが武蔵野市民文化会館大ホールで開催されます。
演奏するのは、東京交響楽団です。
指揮:クリスティーナ・ポスカ 
ピアノ:岡田奏 
 
これからの活躍が期待される有望な若手アーティストによるコンサートです。
若手支援を目的とした都の助成金により、超低料金でフルオーケストラの演奏を楽しむことができます。
東宝交響楽団として創立してから69年。1951年に今の名前になってから64年の伝統ある東京交響楽団とフレッシュな若手アーティストの共演、是非お楽しみいただきたいと思います。
 
チケットは昨日発売し、現在のところ942枚ご予約いただきいております(残り408枚)。
 
■8月2日(日)午後3時開演 東京交響楽団 公演詳細&チケット予約は以下のURLから
 

ゴールデンウィークもあっという間に終了

投稿者:ヤマネ


今年のゴールデンウィークが終了しようとしています。あっという間でした。なお、明日、明後日も休みをとってしまったという人はさらに10日の日曜日までお休みと言うことになりますが、それほど多数派ではないでしょう。


うらやましいぜこんちくしょう!!


不肖私も、この間少々お休みをちょうだい致しまして、地元の京都市伏見区にもどり、家族でダバダバしておりました。赤子もなんということか滞在中に寝返りがうてるようになり、みんなでキャッキャとはやしたてました。


ゴールデンウィークというのは、何か。人がどっ、とレジャーに繰り出す時であります。いろいろな場所が爆発的に混んでいたりするので、実はあまりレジャーにむいてはいないのではないかとも思うのですが、でも多くの人たちの貴重な連休ですから、どうにもしようがないといったところでしょう。ゴールデンウィークを地域ごとにずらす、という議論もあるようで、そういうのがあってもいいなとは思います。


というわけで(どういうわけで?)レジャーをがんばっちゃって、リフレッシュしちゃって、なんだかつかれちゃった、というあなた。そう、そこのあなた!!あなたです!!!そんなあなたに、武蔵野文化事業団。疲れた身体を素晴らしい文化で癒やす、それが武蔵野文化事業団。さあ、みなさまご唱和下さい。む、武蔵野文化事業団ッ!!


多くの皆様におもしろいね!と言って頂けるよう、わたくしども一同で頭をひねって、ジャンジャン公演を企画しております。ぜひ5月以降も多くの公演にお越し下さい。


会員の皆様、チラシはお手元に届きましたでしょうか。明後日8日しあさっての9日はチケット発売日です。また多くの皆様が予約してくださることを私たちは期待しながら、電話機を見つめております!