スタッフブログ:2015年06月

アンダーソン&ロウ(ピアノ・デュオ)で、すっきり爽快。

投稿者:ヤマネ


2015年も今日で前半が終了します。明日から後半戦です。みなさん心の準備はよろしいでしょうか。私は準備できていません。明日からいったいどうしたらいいのか途方に暮れています。誰か助けて下さい。


というわけで、7月もチケットの発売をします。4日7日、(そして17日も)チケット発売日です。


え?イチ押しは何かって?そら全部ですよ全部!・・・とかノリのいい居酒屋みたいな回答をあえて避けるとするならば、個人的には4日発売のアンダーソン&ロウが一番気になります。


アメリカの二人組である彼らは、実にイケイケであります。ブラームスのハイドン変奏曲を真面目に演奏するかと思えば、ぶっ飛んだトルコ行進曲を演奏してみたり、春の祭典やバッハを無心で演奏したかと思うと、スターウォーズを弾き出して客席を爆笑させてみたり。


演奏する二人が、心から楽しんでやっているわけです。


クラシック音楽のコンサートを聴いて、皆さんはワクワクしていますか?最近コンサートではワクワクというよりも、なんだかサツバツとしてたりもする・・・かなあ?・・・そんなフンワリとした悩みをお抱えのあなたには絶対にオススメです。スカッとしようぜ!兄弟!


音楽とは本来楽しいものです。眉間に皺を寄せてうおおおおおブルックナー!!深いいいいいいいい!!と一人夜中にヨダレを垂らして叫ぶのもいいですが、ダースベイダー、ヒーハー!!ブッシャー!!と梨汁するのもまた、よろしいのではないかと。


アンダーソン&ロウが武蔵野に、という事を聞きつけた日本の複数のプロのピアニストたちからもおー、来るんですねー!と期待の声をいただいております。公演日は8月8日。すぐですね。すぐですね。発売日に必ずご予約下さい!


待ちきれないあなたは、YouTubeでも観つつお待ち下さい。当然のように映像にも凝っている彼らにはおもしろい映像がいっぱいありますが、たとえば下の二つとかどうでしょう。


■シューベルトの「魔王」


■コールドプレイの"VIVA LA VIDA" これはスムースで気持ちの良い音楽です。


 

湿度との戦い、チラシ印刷編

投稿者:ヤマネ


湿気が大好きだという人もいるでしょう。ぶわーっと全身に吹き付けるような重い空気があってはじめてほっとできる、という人もおられるでしょう。


しかし今日、私は、湿気と激しく戦い、ありとあらゆる怒りの言葉をもって湿気に対峙したのである(大げさ)。


ご存知の通り、私たちの作るチラシは伝統的にモノクロのもので、たまにビラとか、アジビラとか言われるのですが、デザインから印刷、封入まですべて自分たちでやっております。


このチラシ、最近A3型(サイズ)のものが登場しております。これは単にいつものA4のちらしを二つ並べてA3にしただけのものですが、これが今日の「大ブレーキ」だったのである。箱根駅伝ならきっとタスキが途切れ、みんな中継点で大泣きしながらブレーキのメンバーを許したに違いないのだ。よくやった、頑張った!お前は悪くない、と・・・。


このA3型のチラシを印刷機にかけたのですが、湿気からかクルッと紙が丸まって出て来て、ボヤンボヤンになってしまったのである。うまくきっちりと積まれていかず、あっという間に排紙トレイが百花繚乱。


印刷機は「エラーですよエラーですよ排紙エラーですよ」と数枚おきに大声をあげ、私は天を仰ぎながら排紙トレイをきれいにする。スピードが早すぎるからダメなのかな?と思い低速にしてもダメ、じゃあいっそのこと最高速で!と爆速にしてみても、ダメ。クルリンパのピーピーピー。(上の画像。画像はクリックすると拡大します。)


私は昨日つつがなく38歳を迎えたのですが、すっかりいい大人であることを忘れて取り乱し、役立たずの印刷機(濡れ衣)を手当たり次第にちぎっては投げちぎっては投げ、すっかり現場は阿鼻叫喚の地獄絵図である。


そういう構図でした。今日印刷しましたのは1400通。普段でしたら10-15分もあれば印刷出来るところ、途中で何度も止まりながら(エラーを出しながら)30分近くかかったのである。


湿気は大嫌いだと心の底から確信した。そんな日曜日の朝。

  

  

私の詰めの甘さを反省。クス弦楽四重奏団におけるステージセッティングのケース

投稿者:ヤマネ


クス弦楽四重奏団の演奏会もご盛況をいただきました。ありがとうございました。


四重奏はしょっちゅうやっていても五重奏はあまり武蔵野では多くありませんので、新鮮な感じが致しました。今後はぜひもう少し大きめのアンサンブルを、例えばエネスコの八重奏とか、素晴らしい曲がありますから、聴いてみたいですね。


ここからが本題ですが。この日は五重奏が2曲、間に四重奏一曲。これは何を意味するか。舞台上のセッティングを変えなければならぬ。・・・というわけで不肖私が舞台上に出て行ってえっさほいさとセッティング替えをさせていただきました(「転換」と言う)。


こういう場合、私はステージ上で適当に椅子を並べている~"ザ・目分量" Mebunryou ~と思われるでしょうか。


実を言いますと、そんなことはありません。リハーサルの時にあらかじめ舞台上に「5人の時の場合」「4人の場合」を作って、それぞれの椅子の後ろ、譜面台の下に目印のテープを貼り、移動するときに混乱したり時間がかかったりせぬよう、備えます。(この日は一人分を出し入れだけでしたので簡潔でしたが、出入りの激しい室内楽の公演だったりしますと、難易度がガツンとあがります。)


テープを貼るに当たっては、実際にリハ中に椅子を並べて自分たちのいいところに座ってもらったところで、はいはいはいはい、ほらほらほら、とテープを貼るわけです(バミる、と言う)。


で、今回は、バミるところまではよかったのですが、まさか前半と後半でヴィオラ奏者2人の座り位置が替わるとは思っておりませんでした。後半開演直前、ステージで物々交換などが行われ、公演が少し渋滞してしまいました。


座り位置が替わらないか、しっかり確認しなかった私のミスであります。お詫び申し上げます。最近「世界のトップを10秒で納得させる資料の法則」という本を読み、あいまいさ、甘さを排除することの大切さを学んだつもりだったのですが、まだまだでした!!


今後も精進いたします。


  
  

プロとプロによる、プロプロ対決。トムシッチVS調律師。

投稿者:ヤマネ


75歳にしてついに初来日のドゥブラフカ・トムシッチ。素晴らしいピアニストでした。


私が聴いて、招聘する決定打となった演奏は、実はやや古い録音でした。大変失礼ながら、ご年齢を考え「大丈夫かな?」と少し心配しておりました。


そのこともマネージャーに伝えたのですが、それについては全く心配に及ばない、という返事でした。結果的にそんな心配をぶっ飛ばす素晴らしくカキーン!クリーンヒット!でしたし、お客様からも大変なご好評を頂くことができました。演奏をして下さったトムシッチさんと、ご来場下さった満場のお客様に感謝しております。


個人的にはスカルラッティの見事さに心を打たれました。あんな辛口で鋭く、そしてまろやかさもブレンドされたスカルラッティを聴いてしまったらもう何も言うことはありません。


さて・・・ピアノについてトムシッチさんから一点だけ要望がありました。公演日の午前中に練習をしにきた際、おもむろに「下から三番目のF(ファ)の音がくすんでいるから直して欲しいと調律の方に伝えて欲しい」と言われたのです。素晴らしい耳であります。


で、調律の方にそれを伝えるのが少し遅くなってしまったのです。調律が終了した後になってようやく伝えました。「実は下から三番目のFの音がくすんでいるということだったので・・・」とお伝えしたところ、「ああそれならもう気がついて直しました」という何とも力強いお言葉!!私は感動致しました。


ここで終わりだったらハハハよかったねぐらいで終わるのですが。


トムシッチさんは調律後のピアノを触ることはなく、開演直前になってホール入りされたのですが、楽屋に入る直前おもむろに私の方を振り向いて曰く「さっき言い忘れたけどFの下のC(ド)の音もイマイチだったので直して欲しかったんだけど」。ほほお。もう開演15分前ですわ。


目の前に調律の方が居られたので「とおっしゃっていますが・・・」と言いましたら、「それも気がついて既に直してあります」。


・・・・これこそプロフェッショナルと言うものではないでしょうか?


すっかりうれしくなった私は、トムシッチさんと一緒に夕焼けに向かってスキップしました。


武蔵野市民文化会館のコンサートピアノの調律は山石屋洋琴工房という所にお願いしております。当日の調律は代表の岩崎俊(たかし)さんでした。プロであります。
http://www.yamaishiya.co.jp/