スタッフブログ:2016年12月

中学校にアウトリーチへ。行け行けドンドン

投稿者:ヤマネ


自分が中学生だった頃のことって、どれぐらい憶えていますか。


個人的には、なんかようわからんけど楽しかったな、というぼんやりーとした思い出になっております。体力もあり余っていまして、わけもわからず授業中廊下で奇声を上げて「うるさい!」と先生に一喝されたり(個人的な思い出)、3時間目と4時間目の10分の休憩時間中にダッシュで早弁をしたり(個人的な思い出)、クラスの女子Y本さんに淡い恋心を抱いてちょっと意地悪をしたり(個人的な思い・・・略)・・・そんな思い出が、ほんのりと甦ってくるようです。


キョエエェェェエエ!!!!!!!!中学生に戻りたい!・・・(ウソ)


中学校、行かなくなってはや20年強、投票のためだけに行くようになって5年強。私という一個の存在は、武蔵野市立の中学校2箇所に行ってきました。ルーマニアのピアニストと共に。その名はアレクサンドラ・ダリエスク。名前の音だけ聞くとめっちゃやたらと強そうですが、しかしその実際はラブリー系の女性でした。


武蔵野市はルーマニアと関係があります。2020年のオリンピックで武蔵野市はルーマニアのホストタウンを務めるそうですし、武蔵野市の姉妹都市の一つにブラショフというルーマニアの街があります。そんなこんなで、生徒たちにとっては、不思議な音楽体験と同時に、ルーマニア体験ともなったことでしょう。


それでもって、その、お連れしたルーマニアのお姉さんがですね、めっちゃやたらとラブリー系で、子ども大好き、日本茶ラブ、キャピッという方でした。そのあたりも、生徒に伝わっていたらいいな、と思っています。伝わっていなかったとすればそれは通訳を務めました不詳ヤマネなにがしの責任であります。


しかし、まあまあ、盛り上がったんでないの?と思います(個人的・・・略)。とりわけ最後の記念写真撮影会とか、写真の時とか。もう、みんなノリノリ。ああ、中学生って、こういう乗りだったな、、、、、と。


ある中学校で、校長先生の最後の一言「このヤマネなにがしという人間は、ああああ、その奥様は、この中学校の出身だそうです」という一言に全教室がドッカーン!と大沸騰したのが、面白かったです。なんでそこで反応するんですかね、一種それは恋の話、略して恋バナだからですか。古いですかそうですかそうですか。


・・・とまあ、中学校に関する私の淡い記憶は、ほんのりと少しだけ色味を強化されました。


演奏も、楽しんでもらえたよね?


トランペットで武蔵野市の児童大爆笑、みたいな。

投稿者:ヤマネ


少しご報告が遅くなりましたが、先月末に私たちはえんやこらドットショーと小学校に行きまして、トランペット奏者のアウトリーチ、ワークショップ、ニコニコトークショーを実践してきました。武蔵野市立第一小学校です。


「楽器ごとに人の性格は異なる」というのはよく言われることなのですが、金管楽器の人は、いわゆる体育会系でノリのいい人たちが多いように思います。いや、もちろん例外もあるわけですが。昔お会いしたタマシュ・ヴァレンチャイさんとか、マーティン・クレッツァーさんとか、このお二人は師弟ですが、どちらかと言うと物静かな天才たちでした。


NHK交響楽団でトランペットを吹きまくっている菊本和昭さんはと言いますと、ひゃひゃひゃひゃひゃ、関西人ですな。小物も活用しつつの、素晴らしく愉快なアウトリーチとなりまして、場内ばかうけ、こんなに盛り上がっていいのか、と思うほどでした。菊本様、ご関係者の皆様、第一小学校の皆様、児童のみんな、ありがとうございました。


ところで、アウトリーチを最近していて思うのですが、子どもたちは、意外なところで反応しますね。え、そこに驚く?というような。


これは私自身の子ども2名がいずれも2歳に満たないから判らないだけで、いざ小学校や中学校に通うようになればどこがツボか手に取るようにわかるようになるのでしょうか。誰か教えて。


こっちが狙って行ったところは盛大にスルーされて、全く意図していなかったところでドッカーン!と来る(いや、私が受け狙いに行ったわけではありません。私はただ体育館の隅でぼんやり~と突っ立っていただけなんです。実際に児童を沸かして下さったのは神様、仏様、菊本様なのです)。


そう、つまりアウトリーチには危険がいっぱいひそんでいます。いつもアウトリーチはドキドキとワクワクとヌボヌボの連続なんですよ、言うなれば(最後意味不明)。


今回一番ウケた(と私が思った)のは、菊本さんの一言、「大河ドラマ真田丸、みなさん、知ってますか(知ってるー!)、あの最初のテーマソングの中で、私、吹いてます。」その瞬間、エーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!という驚きの声が場内に大爆発。・・・会場だったのは武蔵野市立第一小学校の体育館だったのですが、あまりの大声に屋根が吹き飛び、あるいはアメリカはカリフォルニヤまで届くんじゃないか、2、3日の後に。そんな暖かい心持ちになりました。ふふ。


アウトリーチ前後に関係者でお話をしていたのですが、こちらも京都の話で少しだけ盛り上がりました。菊本和昭さんは兵庫出身で京都芸大で勉強した、私は京都出身、菊本さんのマネージャーさんも京都出身、事務所からもうひとりお越しになった女性も京都出身、ということで実に京都が濃い武蔵野市の11月末だったわけですね。


京都、いいなあ。排他的とか言われのない悪口を言う人いますけど、そんなことないですから。長いこと京都に住んでないからわかりませんけど、多分そうやと思うよ。ほんまに。


ほなあんじょうおおきに。


  

セルゲイ・サロフ公演はブラボー大会へ

投稿者:ヤマネ


セルゲイ・サロフに、三大バレエを弾いてよ、と頼んだのですが、後悔してはいません。一昨日はなかなか素晴らしい公演になったようですから。特に三曲目の「春の祭典」が終わったときはブラボー祭り(座席数も少ないのでミニ祭り)になりました。


音もよく鳴るし、腕が4本ぐらいあるのとちゃうんか?と言うような分厚い和音の打撃連続に場内大興奮でした。


ところで私は「春の祭典だけは譜めくりが必要です」と言われていて、何も考えず軽い気持ちでオーケーしていました。で、出番直前になって、ようやく繰り返しの有無を尋ねるのですが(譜めくりをする時の基本事項として出演者と必ず確認することです)、爆笑が帰ってきて、「なかなかいいジョークだね!」(いや、冗談ではないんだけどな・・・)、「繰り返しはないけど繰り返しばっかりみたいな音楽だけどね・・!!」


・・・ガーン、そうだ。私はなんといううつけ者でしょう。春の祭典は変拍子てんこ盛りだし、同じような音形でガンガン進むし、と今ごろ思い出し、一人舞台袖で青くなったり白くなったりしていました。


(しまった、リハーサルやっている時にちゃんと楽譜を眺めさせてもらうべきだった!!)・・・・時すでに遅し。気づけば私はもう舞台上に出て椅子に座っていました。


そしてそこで楽譜をちゃんと見ようとして私はもう一度驚愕するのです。楽譜がやばい!ちゃんと見てなかったけど、よくみたら適当に糊付けされていたり(一部折れ曲がって読めなくなっていたりする、糊付の合わせ面はズレズレ)、ホッチキスであちこちガチャガチャ留められたりしてるやんけ!・・・・そう、几帳面な国の日本人なら絶対にやらない驚異的に"雑"な作りの「マイ楽譜」だったのです(雑とか書いて申し訳ありません。でも雑だったんだもん)。おいおい、一体全体、どこから弾き始めるんだよジョージ?


あとで聞けば、フィナーレ(=有名な楽譜制作ソフト)を使って自分で作った、とのことでしたが、いやいや、曲のタイトルもなければ演奏記号も全く、そう「完全に」「無謬なまでに」「徹頭徹尾」記載がなくて、ひたすらダラダラっと音楽を打ち出した楽譜だったんですよ。


当然ながら前置きなしにいきなりテンポが変わるし、多分弾くつもりにして書き込んだもののやっぱり弾くのをやめた音符も結構ありましたし、そもそも全然違う音を弾いている箇所もありました。それから・・・・休符も曲者でしたね。休符っていうのは普通、休符の長さに合わせて幅を広くとったり狭くとったりするんですが、それもわりと無視。すごい狭いところに長い休符とかあったりして、私は軽いめまいを覚えながらめくっていました。


自分は何度も弾いているから、その結果として自分の中で完成形が見えているのでしょうが、私には何も見えていません。あるのは音符と、ガチャガチャの楽譜のみ!すわ、絶体絶命!!(自分が招いたピンチとも言う)


岩城宏之の著書に確か「暗譜で春祭を振っていて生贄の踊りの一小節毎に拍子がころころ変わるところで暗譜がわからなくなって止まった事があった」(きっかけは確か「トランペットに合図を出したが反応がなかった」という所から恐慌状態に突入)とかいう恐怖の記述がありましたが、私の頭の中にはそのエピソードがぐるぐる回っていました。演奏してもいないのにね!!ええ、ええ。


やばいなこれはと思いながら、こけつまろびつしながら譜めくりをしておりましたところが、生贄の踊りのクライマックスの音がついに視界の隅に見えてきまして、ああ、ようようこのページで終わりだね、私はもうめくらなくていいのだ・・・おビール飲みたい・・・と思った瞬間・・・・終わっておりました。なので全然内容が私の頭には残っていないのですが、すごい拍手が来たので多分よかったんでしょう。うん。安心致しました。


最初うっかり楽譜が戻ってしまったり、間違って早目に立ってしまったりしたところ、ご容赦下さい。本人的には譜めくりぜんぜんオッケー。だったそうです。ありがたき幸せ。