スタッフブログ:カテゴリ
お茶を一服どうぞ。
投稿者:ラピスラズリ
梅雨明けからずっと暑い日が続いています。
松露の“茶の湯”は、夏はしばらくお休み、次回は9月22日(日)の予定です。先日発売しましたが、14:00~のお席に少し余裕がございます。最近はすぐにチケットが売り切れ、なかなか買えないというお声もいただいていましたから、今がチャンスです!!
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2013/06/post-212.html
前回のお席は裏千家の茶箱のお点前。‘七夕’が近いということで、玄関には大宮八幡様の七夕飾りが飾られ、そこかしこにその趣を感じられるお席でした。
裏千家にはいくつか茶箱のお点前があるそうですが、今回は14代淡々斎(たんたんさい)の創案された、御所籠を利用した茶籠による「色紙点前」というお点前でした。御所籠に四枚の古帛紗・茶巾箱・二個の重ね茶碗の中に小ぶりの棗・コンペイ糖を入れたふりだし、その他必要な道具が入っています。それぞれの道具は傷まないよう、大津袋・網袋・袋・仕服に収められています。ひとつひとつがとても可愛らしく、おままごとのようでとてもうれしくなりました。
茶箱は旅先でお茶を一服いただけるようにと考案されたもののようですが、今ではちょっとした趣向で座敷や庭などでも楽しまれているようです。
松露の“茶の湯”には時折、お子様連れの方がいらして下さいます。(お子様もチケットをお求めいただきます。)玄関で靴を脱いで、足袋代わりの白いソックスに履き替えてから、待合へ入っていく様子を拝見していますと、和室の文化を体験していただくちょうどよい機会ではないかと感じます。正座して手をついてのご挨拶なんて、最近はなかなかしませんから。30分程はじっと座っていないといけないのがチョッピリ辛いかな~。でも、きっと「足をお楽にどうぞ」というお許しが出るに違いありません。お席にお子様が入られると、なんとなく和やかな雰囲気になるから不思議です。どうぞお気軽にいらして、ぜひ特製のお菓子とお茶を一服召し上がれ。
最近の猛暑でお野菜の値段が高めで困りますね。こんな時の優等生が“もやし”です。
ほんとに一年中変わらず・・でも、ちょっと手をかけるとよそ行きの姿になるのをご存知ですか?髭をつまんで取ってしまうと見かけは別人、口当たりもよく、シャキシャキして美味しくなります。高級中華料理では欠かせないひと手間!だから、調理場では‘未来の巨匠’が山のようなもやしと格闘しています。ちょっと面倒かもしれませんが、一度お試しあれ。
この人が聴きたい Part 2
投稿者:ラピスラズリ
先日、とても素敵なママさんにお会いしました。颯爽としたパンツ姿で赤ちゃんを抱っこしてスイング寄席にいらした、女流講談師の「日向ひまわりさん」です。ちょっとだけお話させていただいたのですが、そのお人柄のチャーミングなこと。「この子は置いてきたかったのに、お昼寝してくれなくて連れて来ちゃいました」って。ママの気持ちよくわかりますよ。何か企てていると、赤ちゃんは置いていかれるのを感じるのでしょうか、なかなか眠ってくれない・・出かける時刻は迫る、迫る・・・・そしてママの負け!!そこで一緒にお出かけとあいなる。
ホントに朗らかなママ。お名前の通り、周りを明るくして下さいます。
ということで、お待たせしました、「日向ひまわり、9月29日(日)“松露寄席”に再登場!」です。この方が語る講談ってどんなかしら?是非とも聴いてみたい。講談になじみの薄い私も、期待感で一杯です。35名様限定のお席、毎回大人気で完売必須。発売日は来る6月20日、お早めにご予約をどうぞ。
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2013/05/25.html
ちなみに松露寄席当日、お子さんは残念ながら(?)お留守番の予定だそうです。
ママさんといえば“アンナ・ヴィニツカヤ”のパワフルぶりについてヤマネ氏が触れておりますが、そのピアノ演奏はほんとうに感動的でした。演奏後、楽屋で拝見した様子はリラックスして、小柄なとても可愛らしい方でした。来月、二人目の出産を控えていても自然体な演奏活動をされていて、頼もしい素敵なママです。こんなママさんたちを心から応援したくなります。
梅雨、うっとうしいですね。こんな季節、色々なお野菜を甘酢に漬けてピクルスを作って保存しています。定番はきゅうり、にんじん、かぶ、セロリなど。変化球でカリフラワーやラディッシュ、そして茗荷も。甘酢はオリジナル。好みで酢加減し、甘さを調節して漬けます。冷蔵庫で冷やしておいて‘シャキシャキ’っとサラダ感覚で。すっきり、さわやかな気分になること請け合い!お弁当にもどうぞ! お勧めは出盛りの新生姜。お試しあれ。
歌舞伎座へ。
お休みの日に新しい歌舞伎座へ行ってきました。
「柿葺落五月大歌舞伎」公演の第三部、二幕目『京鹿の子娘二人道成寺』がお目当て。
坂東玉三郎と尾上菊之助が白拍子花子で共演しています。新装なった歌舞伎座の杮落し公演で連日盛況と聞いていましたが、運よくお得な幕見席チケットをゲット!歌舞伎好きの方はご存じのことと思いますが・・・幕見席についてはこちらをどうぞ↓
http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/makumi/index.php
二人の踊りの艶やかなこと!絶妙な掛け合いに息をもつかず、アッという間の1時間余り。幕が閉まるのが惜しく、ずっと観続けていたい~と思っちゃいました。「チョーン」という“析(き)”の鳴る音が響き、カーテンコールは無いの?このまま帰るの?と思ったほどでした。つい、いつもの癖で。
でも、歌舞伎は幕が閉まったら、これでお仕舞い!
アンコールの感動もいいけど、もう一度観たいと思わせる幕引きもいいものですね。
「道成寺はもう踊らない」と宣言した玉三郎が杮落しでその封印を解除。菊之助と玉三郎の新旧絶世の美女競演は見ておかなくちゃ損です。もう観られないかもしれないと思うと、観るのは「今でしょ!!」
さて、休日の朝は、フレンチ・トーストがいいですね。牛乳と卵を混ぜ合わせた液にパンを浸して、バターを溶かしたフライパンで両面を焼き、粉砂糖とメープルシロップをかけていただきます。ネーミング通り、フランスパンで作るのがオリジナル。硬くなったフランスパンを美味しく食べる知恵ですが、フレンチ・トーストが食べたくて、ついバゲット買っちゃいます。
蛇足ですが、『クレイマー・クレイマー』という、古い映画でダスティン・ホフマン演じる仕事人間の父親が、妻が家出してしまい、幼い息子と二人で作る初めての料理がフレンチ・トーストでした。涙・・・続きは映画をご覧くださいませ。
タンゴはお好き?
連休はいかがお過ごしでしょう? どちらかへお出かけでしょうか・・・?
いつの頃からか5月の連休には出かけなくなりました。人混みを避けたいという理由もありますが、最大の理由は「スプリング・クリーニング」です!!
日本では年末の大掃除が恒例行事。以前は新年を迎えるに当たって1年の汚れを落とさなくてはって寒い中、頑張っていたのですが、「スプリング・クリーニングにすれば?」とアメリカ人の友に言われてから、我が家も"春の大掃除"になりました。欧米ではこちらが一般的。日差しが明るくなって汚れが目に付く(!)し、なんと言っても体を動かすのにはちょうどいい気候じゃないですか!
というわけで、このところのいいお天気に衣替えから始まり、カーテンの洗濯、窓拭き&テラスの大掃除と張り切ってこなしちゃいました。ホントに気持ちの良いことったら・・・空気も乾燥しているから洗濯物が良く乾くこと!
ここで欠かせないのがBGM。お気に入りのCDをいつもより音量大きくかけて失礼しちゃいます。(ご近所の皆様はお出かけ中!)
さて、今秋、情熱のタンゴ「カンバタンゴ楽団」が小ホールに登場するのをご存知ですか?タンゴと聞いて、「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ」というCDを取り出し、タンゴのリズムに乗ってお掃除を!これが、なかなか良いのです!!(大音量にするとテンションが上がって、元気が出ます。)
ちなみに「カンバタンゴ楽団」のチケットは5月12日発売予定ですので、タンゴのリズムに興じたい方は是非どうぞ。
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2013/04/post-188.html
新緑の芽吹く香りがしています。新鮮な"蕗"が手に入ったので、早速、いただくことに。お鍋に入る長さに切った蕗を粗塩で板ずりしてから熱湯で茹で、冷水にとって皮と筋を丁寧にむきます。面白いようにツルリとむけるから、楽しくなっちゃいます。蕗を使ったレシピは色々とありますが、油揚げと一緒にシンプルに炊くのが"蕗"独特の味わいが出て、美味しいかな~♪ チョッと癖のある香りが大人の味。
おもてなし
昨日、28日(日)松露庵にて「茶の湯」が開催されました。幸い、お天気にも恵まれ、お庭の緑がキラキラと美しく輝いてお客様をお迎えしていました。
事業団主催『松露の茶の湯』については、あ・と・おさんが何度かブログで紹介をしていますので、そちらにお任せして・・
『一期一会』ということばをご存知でしょう。「こうして出会っている時間は二度と巡ってこない大切な瞬間と思い、主客ともに誠心誠意をもってその会を最高のものにしましょう」という茶道の教えです。
茶会の亭主っていわば総合プロデューサーでしょうか。おもてなしのためにあらゆることに心を砕いて舞台を作り出します。季節や招く相手を思い、床の間に軸を掛け、花をあしらい、お菓子やお道具を調えます。招かれる客も亭主のそんな気遣いを思いやることで、互いの心が通い合う茶席が生まれます。
茶の湯からは本当に多くのことを学びますが、おもてなしの心は最も大切な原点ともいえる教えです。
昨日のお茶席で、「いつも何かひとつ被災地の物をお道具に選んでいます。」と仰って、福島の'三春駒'を象った可愛らしい香合を床の間に飾っておられました。なんて素敵なおもてなしでしょう・・
茶の湯に限らず、日々の生活で誰かを思いやってあれこれ調えていると、ほっこりと幸せな気分になります。親しい友人でも、家族でも、誰かを思いながらお料理をすると美味しくなるっていうじゃありませんか・・料理上手になる秘訣です!!
そろそろ新茶が届く季節。まずは美味しいお菓子を調達して。この時期なら断然、柏餅!!それも味噌餡で!
ゆっくりお茶を入れて、さて、誰とお茶しましょうか・・・
恐いこと・・・
先日、ボストン・マラソンの会場で爆発があり、CNNが現地の騒然とした混乱の様子を伝えていました。2001・9・11同時多発テロのことを思い出し、その折に抱いた不安な感情が光景と共に蘇ってきました。当時、娘が米国に留学中だったため、他人事ではありませんでした。それ以来、飛行機に搭乗する際のボディ・チェック、持ち込み手荷物の制限等々、より厳しくなっています。
「あ~、恐いことが起きている」・・・・あちこちでセキュリティ・チェックが強化されることでしょう。コンサート会場に入る際の持ち物検査は嫌ですが安全が確保されるのなら、それも止むを得ないことです。中止せざるを得ないイベントもあるでしょう。
以前のようにおおらかに音楽を楽しめるようにと祈らずにはいられません。
中止といえば2年前の"3・11"地震の後、事業団の主催公演が数多く中止になりました。残念ながら来日できなくなったリヨン国立管弦楽団の代役としてやって来て、震災で暗い気分になりがちな私達を勇気づけてくださったルノー・カプソンとダヴィット・ガドゥーシュの素敵なお二人が来週22日に小ホールに再登場! きっと感動的な演奏を聴かせてくださるでしょう!!
さてさて、イチゴがお安くなってきたので、例年通り、大量のイチゴジャムを作りました。大きなお鍋でイチゴを煮詰めていると家中に甘い香りがして、とても幸せな気分。ここでとろみを出すために夏みかんなど柑橘類の皮の内側の白い部分を細かく刻んで加えます。これが'ペクチン'。冷めるとトロッとするって?不思議! 出来上がったジャムは熱湯消毒した空き瓶に詰めて保存・・・・これからしばらく楽しめます♪
ごあいさつ代わり・・・
初めまして!! いつの間にか桜も散って、新緑がきれいな季節になりました。新年度、新人さんも加わったついで、フレッシュではないですが、ブログのお仲間に入れていただくことと、あいなりました。拙い文章で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
フレッシュといえば、今年度、最初の公演「デュオ・アマル」は一回目にふさわしく、フレッシュでさわやかなピアノ・デュオでした。二人の奏でる音楽は若々しく、息の合った"希望"に満ちたものでした。ひよこちゃんがブログで触れていましたが、彼らは武蔵野へやってきて近くのホテルに数日滞在し、文化会館へは徒歩で通っていました。武蔵野文化事業団の独自招聘公演では珍しいことではありません。
"独自招聘"って・・・・? 音楽事務所を介さずに事業団がアーティストと直接契約をする公演で、フライトやホテルの手配もいたします。そして、ほとんどのゲストは来日するのが初めて! だから、スタッフが成田までお迎えに行って武蔵野の某ホテルまでお連れします。このお役はひよこちゃんか、ヤマネ氏が担当していますが、まれにあ・と・おさんも!お迎えだけでなく、早朝眠い目をこすりながら成田行きバスへのお見送りもいたします。
一人で大きな荷物を抱えてやってきて、時差ボケなどは物ともせず、本番を終えると満面の笑みで挨拶し、翌朝、早々と成田から飛んで行ってしまうアーティストのバイタリティには敬服あるのみです。
付け足しですが、「デュオ・アマル」は5月9日(木)午前6時 BSプレミアム「クラッシック倶楽部」で放送予定です。よろしければ、感動のピアノ・デュオを是非ご覧くださいませ。
さて、新緑といえばたけのこ料理ははずせません!米ぬかを入れてゆでるのが少々面倒ですが、手間を掛けてもいただきたい春の献立です。というわけで昨夜の我が家は筍尽くしでした。美味・・・・