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『フィガロの結婚』出演の名花イザベル・レイ

投稿者:Director's Choice

プラハ国立劇場の『フィガロの結婚』の武蔵野公演にはスペインの名ソプラノ イザベル・レイが出演する。

 

もちろんプラハの専属歌手だけの公演でもよいが、世界の名花が一人入っていることも、オペラ・ファンには大きな楽しみだと思っている。(新国立劇場などなかった時代、藤原歌劇団に客演するイタリア人歌手を待っていた方も多かったと思うが、似たような感じである。)

 

プラハの公演の場合、日本の主要都市で客演を入れるので、ある程度長い間日本にいることが出来、べらぼうにギャラが高い人は避け…、地方でもその歌手の良さが分かってもらいやすい人を選ぶことになる。

 

これはけっこう至難のワザだ。

 

今回も色々考えたが、一人目に打診した若いイタリア人は、「え!何で私のこと知っているの?どうして、どうして?」と聞いてきたほど全く無名の人だが、この時期にスカラ座からオファーが来てしまった。ああ…、スカラは歌手をよく探してキャスティングしているのだ…。

 

次にオファーしたのがイザベル・レイ。

 

アーノンクールの『フィガロの結婚』のDVDも出ていて地方のどこに住んでいる方でも、このDVDを買えばレイがチェック出来る。その上、ウィーン国立歌劇場のフィガロにも出ているし…。実は「スザンナを歌って」と頼んだのだが、「ウィーンで伯爵夫人でロールデビューが決まったから、コンテッサにしたい」と言ってきた。ウィーンより一足先に、日本で彼女の伯爵夫人を聴くのはいいね!と即決。

 

東京ではコンサート・ドアーズ主催の2公演と武蔵野だけにレイは出演。あとの東京都内での公演にレイは出演しませんのでご注意を。

 

KAATに行くことが多くなった今日この頃、横浜中華街に行く回数が増えました。中華街のはずれにある華都飯店は美食ガイドなどには出てませんが、近くの中国人学校の迎えの人や、地元の中国系の方が次々と立ち寄り、一見の客にも親切です。聘珍樓の方がスタンダードが高いとか、福満園の内臓料理が良いという人も多いですが、清潔な店で誠実な料理と快いおもてなし…、美食の基本だと思っています。

 

 

2度と実現しないコンサート

投稿者:Director's Choice


コンサートは一期一会の連続です。
企画する方も、「ああ2度はできないから、このチャンスにやってお客様に喜んでいただこう」と思う企画がよくあります。
例えば、残券が31枚となったクラシック・バスカーズなど、その典型です。

 

   
この公演を友の会料金1,000円でお出ししましたが、まあ、もう2度とできないでしょう。
パルテノン多摩さんとか以前4,000円でしたし、地方の会館でも3,500円・・・というのが本来の姿で、このくらいの値段でないと採算が合わないんですね。


どうして1,000円でできたのか!? それは申し訳ございませんが、コーラの成分をお答えできないのと同じで、ちょっと秘密なんです。


もちろんバスカーズはこれからも他のホールで聴くことができるでしょう。しかし、その時は4,000円くらい払わなければならないでしょう。企画者としては「この機会に聴いて欲しいなあ・・・本当にお得な公演なのだから・・・」と考えてしまいます。
まあ、寿司屋で今日はいつもと同じ値段ですごくいいマグロが手に入ったから、常連さんの顔を浮かべながら「来てくれないかなあ・・・」と思う感じでしょうか。


さて、池袋西武にケンジントン・ティールームがあります。ここのイチゴのタルトは絶品であります!熱中症気味で参っていた私も一気に元気に!!
  

  

演奏会の曲目はどうやって決めているのか

投稿者:Director's Choice



公演のプログラムは1つ1つ考え抜かれて作られています。今月の発売を例にして少しお話ししてみます。


カタリーン・ロタール(コントラバス・9月30日公演)は演奏家本人の希望そのままです。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲やパガニーニのカプリースの編曲版を入れるなど、多くの方にコントラバスを楽しんで欲しいという彼の意図が見てとれます。彼の超絶技巧を見ていただき「驚愕」していただけるだけでなく、深い音楽性も伝えることができると考え、まったくこちらからは注文や依頼を出しませんでした。


12月13日のクラシック・バスカーズの公演は、英語で彼らがやりたいことのアウトラインが数種類送られてきました。曲目というよりコンサートのコンセプトを考える形です。私達はクリスマスの名曲を採り上げるプランを希望し、「第9」などの名曲が組み込まれました。


逆にこちらからリクエストしたのがスコダの公演(完売)です。
最近の東京公演では、シューベルトを多く採り上げていますが、私にとってはどうしても納得のいく演奏ではありませんでした。そこで、ベートーヴェンの最後の3つのソナタを提案したのです。


最近でこそ若いピアニストが弾くこともありますが、やはり長い人生を経てきた者にこそわかるベートーヴェンの世界は、ピアノという楽器を超え、人としての魅力が重要ですから、まさに人間スコダの集大成という公演でもあります。スコダはこちらの提案を快諾し、曲目が決まっています。

 
 
隣のヤマネ氏がKuK(カーウントカー。閉店)のシェフが、ハプスブルクという店を開いたというので行ってきました。オーストリア、ハンガリーの料理を巧みにアレンジし、夏にはぴったりの軽い料理。ワインもオーストリア・ワインに詳しい方は色々相談してみて下さい。リストにないものも多数アリ。


ただ、ランチでも5250円なので、少し余裕のあるときにどうぞ。


   

チケットが売れない公演は内容が充実している!?

投稿者:Director's Choice

 
 

  
  
「私、売れなくてチケットが残っている公演なんて見たくない。あの即日完売のが見たいんだ」という声をいただきます。


あっという間に売れた公演は、数年後にまた実現することも多くあります。しかし、すぐに売れない公演の方が内容的には面白く、日本では武蔵野くらいしかやらないようなものも数多く含まれています。


例えば、カタリーン・ロタールのコントラバスの公演はまだ少しチケットが残っています(昨日前売り開始)。これは実に素敵なコンサートであります。CDも出ていないし、一般の音楽ファンは誰も知らない演奏家です。


本人はアリゾナに住んでいるというので「なぜ?」と訊くと、「ウィーンやベルリンで教授になったら自由がなくなる。アリゾナはいつでも好きなときに公演を行っていいと言ってくれたから」という答えが・・・。


コントラバス奏者は彼が如何に凄いか知っていますから、世界のコントラバス大会やコンクール審査員の常連です。
音楽的にも自分の心や体の奥の何かにもぞもぞと訴えかけられて、それがだんだん大きくなって、感動が体中に溢れるようなものです(変な表現ですが)。音楽漬けの僕も一瞬で魅了されます。


百聞は一見にしかず。
ここには間違いなく人の心を動かす音楽があります。


 
さて、今日は吉祥寺のコーヒー店を紹介します。Ryumon coffee stand
コーヒーマニアには納得していただきます。酸味と渋みのバランスなど、素晴らしいです。


  
   

明日、ルース・パルマー&東野祥子のチケットは残り9枚

投稿者:Director's Choice


明日7/29(日)に吉祥寺シアターで開催するルース・パルマー(ヴァイオリン)と東野祥子(ダンス)のチケットはあと9枚になりました。


市民文化会館だけでなく、吉祥寺シアターの演劇・ダンス公演の企画もするようになって数年になります。その当時は音楽ファンの多くの方が吉祥寺シアターに足を踏み入れたこともない、、、という状況でした。ですからダンスファンだけでなく、音楽ファンにもこの劇場にいらして欲しい、そして演劇も観るようになって頂けたら、、、という意図からこの音楽とダンスのコラボレーションシリーズは生まれました。


このシリーズがなかったら招聘しなかったかもしれない多くの外国人演奏家をお招きしましたが、コンテンポラリーを得意とする芸術家のコンサートは市民文化会館でやるには人が集まらないので、招聘をためらいます。しかしこうした機会を通じて、例えば本日(28日・完売)公演を行うルチアーノ・ベリオの名手、フランチェスコ・ドラツィオを招聘出来たことは本当に良かったのではと思っています。


このシリーズはこの後少しお休みするかもしれません。明日の公演は完売すれば立ち見席も出しますので、いらしていただきたいですね。


クラシック音楽だけでなくポップスから演劇・・・なんでも観て聴く私は料理もフレンチからエスニックまで幅広く楽しみます。今日ご紹介したいのは大久保のベトナムちゃんです。普段着のベトナム料理で、美食追求型というより自然体であります。いつも混んでいるので要注意ですが・・・。


チャンスの神様は二度来ない

投稿者:Director's Choice


チラシに二度とこの公演は出来ません、とか、この値段では次は出来ません!と書いてあるとき・・・これは要注意なのです。


「きっとまた来るよ」とか「次でいいかな・・・」と僕を含めみなさん思いがちですよね。でも武蔵野はチケット料金が他と比べて相当安いので、公演はあるタイミングで「ツボ」のようなものにピタリとはまった時はじめて出来るのです。


たとえば8月にはクラシック・バスカーズ公演の前売りを致しますが(注:詳細近日公開予定)、彼ら、というか彼らの前身であるケンブリッジ・バスカーズを聴いたのは、僕の母校に彼らが遊びに来たときで、それから30年以上もたって初めて彼らの公演を作ります。


そしてそのチケットプライスは友の会が1,000円!本当にもう二度と出来ない人です、この値段では(3,000円とかなら、出来ますけれどね)。


リーダーのリコーダー奏者、マイケル・コプリーはドイツ・グラモフォンにソロのレコーディングをしている名手なので、楽しくわかりやすいコンサートであるように思え、実はリコーダーのテクニックは素晴らしいと思うのです。


もし、チラシの中に、もうこの値段では二度と出来ません!とあったら、本当に本当にお得なので必ずチケットをゲットして下さい。チャンスの神様は二度と来ません。


ところで、オーチャードやシアターコクーンに行ったとき、開演前や終演後などにおすすめなのが「宇田川カフェ」のココナッツミルクカレーです。絶対美味の900円!

  

プロデューサーは何を考えているの

投稿者:Director's Choice


ホールには事業の企画を立てるいわゆるプロデューサーがいます。その考え方やタイプは色々で、「イケメン」セレクション派、「トップ・アーティスト」主催者などなどです。


僕は非常に数少ない「夢見るプロデューサー」派に属し、このグループの代表的な方にテレビマンユニオンの故萩元晴彦さんがおられたと考えています。


「ああ、こんなことができたらお客さんに喜んでもらえるかな」とか「うわー!おもしろい。こんなのアリ?!もうぜったい日本に紹介したい」と思って、無理だとか言う前にやりたくて仕方なく、毎日どうしたら出来るのか夢のように思い巡らします。


22日のエヴァ・ダラック=アンテスベルガーも他のホールだったらやらない企画かもしれません。この公演は1日目が子供向きに、2日目が大人向きに考えられています。子供こそ感受性が強く、本物であることを全身で感じると思っている僕は、フランスの鬼才エヴァ・ダラックにダンサーを付け作ってみないかともちかけました。


彼女の選んできたダンサー、キャロル・ガリーガは全然動きません。ウルトラ・ミニマルなのです。「絶対に子供も大人も楽しんで欲しい」と彼女。僕はこういう冒険心に満ちた試みにはどうしても心が動いてOK!と言ってしまいます。


もちろん、ディズニーメドレーをやったり、トトロを一緒に歌ったりするコンサートも、子供も大人も楽しめると言うことが出来ますね。でも"芸術"なんですもの。本物は必ず心を打つものと信じています。21日の子供向き公演のチケットは完売。22日の大人向けの公演はまだチケットがあるので観て欲しいです。


さて、秋葉原にブラジル料理のトゥッカーノという店があって、ランチタイムとか限定でなく一日通して1,000円前後でステーキが食べられます。良心的です。CDを買いに行ったついでに、お昼の時間をのがしても、安くて美味しいものを食べたい方は大満足!

  

どうやって演奏家を見つけるのか?

投稿者:Director's Choice


よく音楽事務所のマネージャーから、どうやって演奏家を見つけるの?と質問されるのです。世界の新星や、日本では知られざる名手を次々と招聘しているのですから・・。


でも答えるのは、「うん、その人が僕を呼んでいる気がするのだ」とか、「頭の中から、えい!と取り出すんだ」とかなので、不思議がられています。


世界中の音楽家の情報を絶えず追っていて、これを小学校からやっていると、頭には様々なことが詰まっていて、その場で何か取り出すんですね。


7月28日(土)に登場するフランチェスコ・ドラツィオもそのようなプロセスで、招聘してみたい!と思った一人なのです。バッハもベリオも、マイケル・ナイマンまでも弾きこなす心の自由さを持ち、世界のCDの名門レーベル、デッカから数々の録音をリリースしているのに、東京で演奏をしたことがないのです。


フォーサイスのカンパニーで踊っているダンサーの安藤洋子さんとの共演1回のために来日となります。


レナ・ノイダウアーとかカロリン・ヴィットマンもそうですが、現代から古典までを弾く時代の先を行こうとするアーティストが日本のマーケットには合わないので、大手マネージメントによって呼ばれない真の名手がいるのです。


さて、先日、渋谷VACANTに芝居を観に行き、道に迷ってしまいましたが、そこはEco Farm Cafeというなかなか美味しいパンを売っているカフェからほど近いところにありました。ここのぶどうパンが僕はとても好きです・・。原宿の裏の方にあるので、表参道から一歩はなれたところでの一休みにぴったり。もちろんテイクアウトもOKです。
  

  

パトリック・デュポンか、エヴァ・ダラック=アンテスベルガーか

投稿者:Director's Choice


 アンファン・テリブル(恐るべき子供)と呼ばれてスターダムに登ったパリ・オペラ座の天才ダンサー、パトリック・デュポン。彼と同様、フランスのボルドーを拠点に活躍するエヴァ・ダラック=アンテスベルガーも同じように"アンファン・テリブル"と呼ばれた。


ウィーン国立音楽大学のミヒャエル・ラドゥレスク門下には二人の天才が居る。一人はピエール・ダミアーノ・ペレッティ。武蔵野市国際オルガンコンクールの審査員として来日するが、ラドゥレスクの後を継いで、ウィーンの教授に若くして就任。もう一人がエヴァ・ダラックで、ボルドー音楽院の教授として活躍している。ダラックはラドゥレスクの後、オリヴィエ・ラトリー、ミシェル・ブヴァールの2人のフランス人の薫陶を受け、ウィーンとパリの両方の美点を受け継いでいる。7月22日(日)に公演を行うため初来日を果たす。


ちなみに、ダラックの前任のボルドーの教授はフランソワ・エスピナスで、武蔵野のコンクールで3位に入っている。このエスピナスが転出したのがリヨン国立高等音楽院の教授ポストで、ここはかつて武蔵野のコンクールで審査員を務めたジャン・ボワイエが教授をつとめていたポストなのだ。・・・世界のオルガンの世界で活躍する名オルガニストたちが次々と武蔵野のために来日を続けているのである。


さて、神楽坂に東白庵かりべというソバ屋がある。ここの天ぷらそばは、書き上げが別に出てきて、つゆに自分で入れると"ジュ!"と音のする極めつきの一品。職人のこだわり抜いた技は、芸術の域に達している。こだわりの音楽マニアにはうってつけだ。

  

プラハ国立歌劇場の「フィガロの結婚」は武蔵野公演もあります



投稿者:Director's Choice


   

1月に来日するプラハ国立歌劇場(スタヴォフスケー劇場)の武蔵野公演のチケットは9月発売予定です。伯爵夫人は東京公演と同じくイザベル・レイが客演致します。レイはこれまでスザンナを持ち役としていましたが、来年はウィーン国立歌劇場に伯爵夫人役でロールデビューをすることが決定。現在ほかのキャストの詳細も詰めておりますので、発表までしばらくお待ち下さい。


さて今回は銀座のフレンチ「レカイヨ」についてちょっと書いてみたい。ソムリエさんと話していると、シェ・イノ時代にルイサダ(ピアニスト)とジャンヌ・モローのCDを買った次の日に、自分の店のガラス窓をのぞき込んでいる外国人がいて、見るとルイサダだったという。あまりの偶然に驚いたと言っていた。シェフはピアニストの横山幸雄さんなども使われていた広尾のプティ・ポワン(閉店)の北岡さんの息子さんだ。


ランチでサン・ペレグリーノをとって、安い方のムニュを頼んで5,080円。2時間近くかかるが、その間にストレスやら疲れがとれていく至福の時間が待っているのだから激安と言っても過言ではあるまい。