ラトヴィア放送合唱団売れ行き絶好調!ブリュッセル・フィルのこともお忘れなく

投稿者:ヤマネ


皆様ありがとうございます。武蔵野小ホールにしては相当高額な公演なのですが、皆様が多大なるご関心を示して下さっているおかげで、ラトヴィア放送合唱団のチケットは、発売から5日が経過した本日、券売率がまもなく80%を突破いたします(正確を期するならば、券売率79.529411764%です。なにこの長い数字。割り切れない)。


高い高い高い!と何カ所からお言葉を頂戴しまして恐縮しきりだったのですが、このような素晴らしく熱い券売率を頂戴致しまして、感謝しております。心引き締まる思いであります。


今年はリニューアルイヤーだけに豪華な公演(高額なとも言う)が比較的多めなのですが、高級路線に鞍替えしたわけではありません。これからも武蔵野文化事業団は皆様のために格安で頑張ります!!今後とも何卒よろしくお願い致します。


ところで・・・ラトヴィアラトヴィアと連呼しておりましたけれども、その裏で実は気になる公演も先日発売しております。そう、ブリュッセル・フィルです。あのオーケストラが名前を変えてこういう名前になったのですが、創立から80年、ついに来日。


蛇足ですがこのオーケストラには私の先輩も演奏者として働いておられます。先輩、お元気かな・・・。ベルギー懐かしいな(じつは私ブリュッセル留学経験者です)・・・昨年のクリスマスケーキはピエール・マルコリーニ(ベルギーのショコラティエ)を買ったよ・・・。高くて小さかったよ・・・。「ちっさ!!!」と驚く妻に、上質なものを少しだけ、それがお菓子の極意なのであるよ、と懇々と説きましたが、その実、自分でも「うん?小さいネ」と思っていた事はナイショだよ。


・・・はっ。そういう問題ではありませんでした。


ブリュッセル・フィルは今、フランス気鋭のドゥネーヴという指揮者が2015年から率いてまして、それはもう、妥協をしない方だそうです。一生懸命オーケストラを鍛えているそうです。そうしましたところがこのコンビは昨年、いろんな賞を受賞しているではないですか。コネソンの作品の録音で。早くも実績を上げている!!いま上り調子のオーケストラを聴けるのはチャンスですよ。初来日だ!と言ってオーケストラ側も相当気合いが入っているそうですし。


漏れ聞く話によれば、ツアーに行こう、じゃあどこに?と自分たちの中で話が出たとき、どこよりもJAPAN!だぜ!圧倒的支持を得て日本行きが決まったそうです。うれしいですね、そういうお話を聞きますと。ウィーラブ・ジャパン!ウィーラブ・ジャパン!!!


「海」も「ボレロ」も当事業団主催で採りあげるのはなかなか久しぶりなんではないかと思います。「シンデレラ組曲」(第1番です)に至ってはもしかすると初めてかもしれないなと。


ブリュッセルって実は電車でパリから1時間30分なんですよ。そんな意味でも(どんな意味?)フレンチな香りが漂う公演にぜひお越し下さい。


■6月9日(金)19時開演 武蔵野市民文化会館大ホール
ブリュッセル・フィル 指揮:ステファン・ドゥネーヴ
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2016/12/post-630.html


  

武蔵野小ホール再始動、ラトヴィア放送合唱団あした発売

投稿者:ヤマネ


市役所8階からこんにちは。2017年も役所の8階は、燃えてる階?・・・精密なギャグが華麗に決まったところで今年もどうぞよろしくお願い致します。


新しい小ホールのリニューアルオープンに「誰も聞いたことのない新人が来て弾きました」というのも、それはそれで武蔵野らしいのかもしれないけれど、華やかさに欠けるかな?かといって「みんなの知っている有名な人が、知っている曲を弾く」というのもこだわりが感じられなくて面白味に欠ける。そんなわけで、強烈に上手い合唱団であるラトヴィア放送合唱団で幕を開けることになりました(公演詳細はこちら)。


バルト三国は合唱が有名だと言うことはご存知でしょうか。なんかあっちの方の人たちは伝統的に合唱が大好きで、例えば「14人で14声部を歌ったりとかも楽勝で出来るらしいよ」とその昔だれかに聞いたことがあって、ほげえーーすごいなー自分なんて1人で1声部すら歌えないよ、としょんぼりしたものです。


だいたい、子どもを寝かしつけるためにシューベルトの子守歌を歌ってみたのに気がつけばふーじーはにっぽーんいちのやまーとか言って終わってるからね。なんで富士の山になっとんねん、と己の未熟を問い詰めたい。


バルト三国中でも最も優れた合唱団の一つと言われるのが、ラトヴィア放送合唱団です。当初この公演のお話をありがたく頂戴致しました時に「何でも好きな曲を提案してよ」と言われて、うむ・・・と考え込みました。


ラトヴィアか・・・バルト三国とかの知られざる名曲を、というのでもいいけれども、でも折角なら小ホールのリニューアルイベントとしてどでかいのをやろうぜ!と思い立ち「聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼」と「徹夜祷」の両方が聴きたい、とむちゃくちゃを言ってみました。


さすがに両方はむりだけど徹夜祷全曲ならいーよーオッケー、ということでメインが決まり。さらには、それだけだと少し短いから何か足しますけど、ということになりまして、バッハのモテットとかどうよ、みたいなアイデアが来たのですが、うーん、いまいち気が乗らないな、今年ザクセン声楽アンサンブルでモテット歌ってもらいましたし。


と考えながらプログラム案をちらっとながめたところがリゲティのルクス・エテルナが入っていたので、そうか、キューブリックかー。リゲティ+ラトヴィアとかロシア系の宗教曲というのはありです?と質問したところ、いろいろ考えたけどあまりフィットするのがないから前半は現代作品にしちゃうです?ということでアデスとハーヴェイが加わったプログラムが入ることになったのです?・・・流れとしても美しいです?


問題はチケット代金だが・・・。さすがに著名団体だけあってお客様には大変申し訳ないながら高くせざるを得ないのですが、しかしこういう機会もなかなかないでしょうし。せっかく一度しかないリニューアルなんだから、素晴らしい音楽で華々しく幕を・・・。あしたの発売日、どのような反応を皆様から頂戴するのか、心臓がキュッと音を立てて締まっております。みなさま、何卒よろしくお願い申し上げます。


■チケットは明日2017年1月7日(土)午前10時発売。ご予約は以下URLから:
ラトヴィア放送合唱団
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2016/12/post-631.html


ではまたかしこ。


 

中学校にアウトリーチへ。行け行けドンドン

投稿者:ヤマネ


自分が中学生だった頃のことって、どれぐらい憶えていますか。


個人的には、なんかようわからんけど楽しかったな、というぼんやりーとした思い出になっております。体力もあり余っていまして、わけもわからず授業中廊下で奇声を上げて「うるさい!」と先生に一喝されたり(個人的な思い出)、3時間目と4時間目の10分の休憩時間中にダッシュで早弁をしたり(個人的な思い出)、クラスの女子Y本さんに淡い恋心を抱いてちょっと意地悪をしたり(個人的な思い・・・略)・・・そんな思い出が、ほんのりと甦ってくるようです。


キョエエェェェエエ!!!!!!!!中学生に戻りたい!・・・(ウソ)


中学校、行かなくなってはや20年強、投票のためだけに行くようになって5年強。私という一個の存在は、武蔵野市立の中学校2箇所に行ってきました。ルーマニアのピアニストと共に。その名はアレクサンドラ・ダリエスク。名前の音だけ聞くとめっちゃやたらと強そうですが、しかしその実際はラブリー系の女性でした。


武蔵野市はルーマニアと関係があります。2020年のオリンピックで武蔵野市はルーマニアのホストタウンを務めるそうですし、武蔵野市の姉妹都市の一つにブラショフというルーマニアの街があります。そんなこんなで、生徒たちにとっては、不思議な音楽体験と同時に、ルーマニア体験ともなったことでしょう。


それでもって、その、お連れしたルーマニアのお姉さんがですね、めっちゃやたらとラブリー系で、子ども大好き、日本茶ラブ、キャピッという方でした。そのあたりも、生徒に伝わっていたらいいな、と思っています。伝わっていなかったとすればそれは通訳を務めました不詳ヤマネなにがしの責任であります。


しかし、まあまあ、盛り上がったんでないの?と思います(個人的・・・略)。とりわけ最後の記念写真撮影会とか、写真の時とか。もう、みんなノリノリ。ああ、中学生って、こういう乗りだったな、、、、、と。


ある中学校で、校長先生の最後の一言「このヤマネなにがしという人間は、ああああ、その奥様は、この中学校の出身だそうです」という一言に全教室がドッカーン!と大沸騰したのが、面白かったです。なんでそこで反応するんですかね、一種それは恋の話、略して恋バナだからですか。古いですかそうですかそうですか。


・・・とまあ、中学校に関する私の淡い記憶は、ほんのりと少しだけ色味を強化されました。


演奏も、楽しんでもらえたよね?


トランペットで武蔵野市の児童大爆笑、みたいな。

投稿者:ヤマネ


少しご報告が遅くなりましたが、先月末に私たちはえんやこらドットショーと小学校に行きまして、トランペット奏者のアウトリーチ、ワークショップ、ニコニコトークショーを実践してきました。武蔵野市立第一小学校です。


「楽器ごとに人の性格は異なる」というのはよく言われることなのですが、金管楽器の人は、いわゆる体育会系でノリのいい人たちが多いように思います。いや、もちろん例外もあるわけですが。昔お会いしたタマシュ・ヴァレンチャイさんとか、マーティン・クレッツァーさんとか、このお二人は師弟ですが、どちらかと言うと物静かな天才たちでした。


NHK交響楽団でトランペットを吹きまくっている菊本和昭さんはと言いますと、ひゃひゃひゃひゃひゃ、関西人ですな。小物も活用しつつの、素晴らしく愉快なアウトリーチとなりまして、場内ばかうけ、こんなに盛り上がっていいのか、と思うほどでした。菊本様、ご関係者の皆様、第一小学校の皆様、児童のみんな、ありがとうございました。


ところで、アウトリーチを最近していて思うのですが、子どもたちは、意外なところで反応しますね。え、そこに驚く?というような。


これは私自身の子ども2名がいずれも2歳に満たないから判らないだけで、いざ小学校や中学校に通うようになればどこがツボか手に取るようにわかるようになるのでしょうか。誰か教えて。


こっちが狙って行ったところは盛大にスルーされて、全く意図していなかったところでドッカーン!と来る(いや、私が受け狙いに行ったわけではありません。私はただ体育館の隅でぼんやり~と突っ立っていただけなんです。実際に児童を沸かして下さったのは神様、仏様、菊本様なのです)。


そう、つまりアウトリーチには危険がいっぱいひそんでいます。いつもアウトリーチはドキドキとワクワクとヌボヌボの連続なんですよ、言うなれば(最後意味不明)。


今回一番ウケた(と私が思った)のは、菊本さんの一言、「大河ドラマ真田丸、みなさん、知ってますか(知ってるー!)、あの最初のテーマソングの中で、私、吹いてます。」その瞬間、エーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!という驚きの声が場内に大爆発。・・・会場だったのは武蔵野市立第一小学校の体育館だったのですが、あまりの大声に屋根が吹き飛び、あるいはアメリカはカリフォルニヤまで届くんじゃないか、2、3日の後に。そんな暖かい心持ちになりました。ふふ。


アウトリーチ前後に関係者でお話をしていたのですが、こちらも京都の話で少しだけ盛り上がりました。菊本和昭さんは兵庫出身で京都芸大で勉強した、私は京都出身、菊本さんのマネージャーさんも京都出身、事務所からもうひとりお越しになった女性も京都出身、ということで実に京都が濃い武蔵野市の11月末だったわけですね。


京都、いいなあ。排他的とか言われのない悪口を言う人いますけど、そんなことないですから。長いこと京都に住んでないからわかりませんけど、多分そうやと思うよ。ほんまに。


ほなあんじょうおおきに。


  

セルゲイ・サロフ公演はブラボー大会へ

投稿者:ヤマネ


セルゲイ・サロフに、三大バレエを弾いてよ、と頼んだのですが、後悔してはいません。一昨日はなかなか素晴らしい公演になったようですから。特に三曲目の「春の祭典」が終わったときはブラボー祭り(座席数も少ないのでミニ祭り)になりました。


音もよく鳴るし、腕が4本ぐらいあるのとちゃうんか?と言うような分厚い和音の打撃連続に場内大興奮でした。


ところで私は「春の祭典だけは譜めくりが必要です」と言われていて、何も考えず軽い気持ちでオーケーしていました。で、出番直前になって、ようやく繰り返しの有無を尋ねるのですが(譜めくりをする時の基本事項として出演者と必ず確認することです)、爆笑が帰ってきて、「なかなかいいジョークだね!」(いや、冗談ではないんだけどな・・・)、「繰り返しはないけど繰り返しばっかりみたいな音楽だけどね・・!!」


・・・ガーン、そうだ。私はなんといううつけ者でしょう。春の祭典は変拍子てんこ盛りだし、同じような音形でガンガン進むし、と今ごろ思い出し、一人舞台袖で青くなったり白くなったりしていました。


(しまった、リハーサルやっている時にちゃんと楽譜を眺めさせてもらうべきだった!!)・・・・時すでに遅し。気づけば私はもう舞台上に出て椅子に座っていました。


そしてそこで楽譜をちゃんと見ようとして私はもう一度驚愕するのです。楽譜がやばい!ちゃんと見てなかったけど、よくみたら適当に糊付けされていたり(一部折れ曲がって読めなくなっていたりする、糊付の合わせ面はズレズレ)、ホッチキスであちこちガチャガチャ留められたりしてるやんけ!・・・・そう、几帳面な国の日本人なら絶対にやらない驚異的に"雑"な作りの「マイ楽譜」だったのです(雑とか書いて申し訳ありません。でも雑だったんだもん)。おいおい、一体全体、どこから弾き始めるんだよジョージ?


あとで聞けば、フィナーレ(=有名な楽譜制作ソフト)を使って自分で作った、とのことでしたが、いやいや、曲のタイトルもなければ演奏記号も全く、そう「完全に」「無謬なまでに」「徹頭徹尾」記載がなくて、ひたすらダラダラっと音楽を打ち出した楽譜だったんですよ。


当然ながら前置きなしにいきなりテンポが変わるし、多分弾くつもりにして書き込んだもののやっぱり弾くのをやめた音符も結構ありましたし、そもそも全然違う音を弾いている箇所もありました。それから・・・・休符も曲者でしたね。休符っていうのは普通、休符の長さに合わせて幅を広くとったり狭くとったりするんですが、それもわりと無視。すごい狭いところに長い休符とかあったりして、私は軽いめまいを覚えながらめくっていました。


自分は何度も弾いているから、その結果として自分の中で完成形が見えているのでしょうが、私には何も見えていません。あるのは音符と、ガチャガチャの楽譜のみ!すわ、絶体絶命!!(自分が招いたピンチとも言う)


岩城宏之の著書に確か「暗譜で春祭を振っていて生贄の踊りの一小節毎に拍子がころころ変わるところで暗譜がわからなくなって止まった事があった」(きっかけは確か「トランペットに合図を出したが反応がなかった」という所から恐慌状態に突入)とかいう恐怖の記述がありましたが、私の頭の中にはそのエピソードがぐるぐる回っていました。演奏してもいないのにね!!ええ、ええ。


やばいなこれはと思いながら、こけつまろびつしながら譜めくりをしておりましたところが、生贄の踊りのクライマックスの音がついに視界の隅に見えてきまして、ああ、ようようこのページで終わりだね、私はもうめくらなくていいのだ・・・おビール飲みたい・・・と思った瞬間・・・・終わっておりました。なので全然内容が私の頭には残っていないのですが、すごい拍手が来たので多分よかったんでしょう。うん。安心致しました。


最初うっかり楽譜が戻ってしまったり、間違って早目に立ってしまったりしたところ、ご容赦下さい。本人的には譜めくりぜんぜんオッケー。だったそうです。ありがたき幸せ。


        

黒い塊を投げるタメスティ

投稿者:ヤマネ


アントワン・タメスティ、またの名をスーパー・ヴィオリスト。吉祥寺シアターにて、おととい。素晴らしい演奏でした。


吉祥寺シアターは残響が1.1秒で、いわゆるコンサートホールのような長い残響ではありませんが、こういう小さな楽器のソロ・リサイタルなどにはとても向いているように思います。照明も暗めにすれば、とてもいい集中力が発生。


照明に少し変化があって、前半は赤、後半は青の色味がややつけられていましたがあれは本人の希望。前半は黄色がいいかな、と最初は言っていましたが最終的には赤になって落ち着いたというわけ。しまった!なんで赤でなんで青なのか、聞くのを忘れた!バカバカバカ!!自分のバカ!


うむ、自分を責めるなんてまるで新島襄のようだ。偉い人なんだな僕は。


阿呆は脇へやって、演奏中、黒い塊がぶっ飛んでいったのに気づいた方、どれほどおられますでしょうか。リゲティの無伴奏ヴィオラ・ソナタの途中での出来事です。


あの曲の第3楽章は「弱音器つきのプレスティッシモ」というタイトルでして、弱音器という名前のいかついゴムをブリッジのところにぶっ刺して弾くんですが(上の画像みたいなやつ)、それを、次の楽章に入る瞬間に投げ飛ばす!というのがリゲティ大先生の指示なわけです。


それが一昨日もつつがなく実行され、コンコロコロと舞台の上を転がっていったのですが、私たちはどこに転がっていったのか、よく見えなかった(見ていなかったとも言う)。曲が終わり休憩に入り、タメスティ選手が、ソルディノ拾ってきてくれよ、と言うから、オーライ、とドスドス探しに出かけたのですが、照明のあまりついてない黒い舞台ですから、どこにあるのかようわからん。


客席の方へ行ったんじゃないか、と言う人もあり客席の方へ。だがない。勇気を奮い起こしお客様に質問する。・・・・「えーと、ソルディノ見ませんでしたかね?」なんて専門用語を使って、はッ?なんやこいつ、格好つけて専門的なこと言うてるわ、ちゃんちゃらおかしいわ、おまえヴィオラ弾けるんけこのナス野郎、とか恐ろしい返事が返って来ても困りますので、できるだけ平静を装って「あのう・・・そのう・・・黒い塊がこちらの方に飛んで来ませんでしたでしょうか」と恐る恐る問うてみました所、ああそれならあっちの方、舞台のうしろのほうに転がっていきましたよ、と。


ははは、よかった。下手に難しい言葉をつかうとろくなことにならないよね、と密かに快哉を叫びながらようよう我々は回収に成功したのである。


ちなみに、タメスティにあとで聞いたところによると、一度アムステルダムで誤って(身体のバランスが崩れて)うっかり客席に飛ばしてしまった事があったとのこと。お客さんめっちゃびびってたそうです。


人生は、驚きの連続だ。たまにはそういうのがあってもいいかもね。


   

明日、杉並公会堂で、どえりゃー事が。

投稿者:ヤマネ


明日、杉並公会堂でどえりゃー事が起こるらしい!!!という噂がかけめぐっています。全武蔵野文化事業団の事業課職員(全5名)の中で、勢いよくかけめぐっています。


どえりゃーこととは何か。それはですね、よくお聞き下さい。日本を代表するヴァイオリニストの一人である堀米ゆず子さんが・・・・やってしまわれるのですよ。何をって、そりゃあ、ねえ。ほら、全曲を。モーツァルトの。協奏曲の。ヴァイオリンの。


こんな無茶な企画、どこの誰が聞きたいと思うのか?という疑問も当初ありました。実際の所、さすがにチケットは速攻完売というわけにはいきませんでした。だが、じりっじりっ、と追い上げて行き、モーストリー完売。


■公演詳細とチケット御予約は以下から:
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2016/05/post-566.html


そう、話がずれますが、当事業団の今年の公演は券売に苦労致しました。特に市外で開催をする公演については。ええ。


ご存知ない方のために申し添えておきますと、当事業団の音楽公演の主戦場であります武蔵野市民文化会館は改修工事中で、今年度1年間、がっつり閉まっているのです。なので、ここ以外の場所で公演をしています。市外にも何回か出て行って公演をしております。小金井、三鷹、あるいは成蹊学園の御関係者各位に深く感謝致します。


そして明日の公演も・・・武蔵野市外での開催なのです。ウルトラマンの聖地、すすす、す、杉並公会堂ッ!!


杉並の御関係者皆様にも深く深く感謝致します。ここの大ホールの座席数は1180席です。武蔵野市民文化会館よりも駅から近いし(荻窪駅徒歩7分)、武蔵野市民文化会館大ホールより音響もずっといい。行ったことがない、という皆さんにもぜひお越し頂きたいと思っています。


ここでチケット持ってないよ、という方のためにお知らせ。なんとあと29枚だけ(午前9時12分現在)、チケットが残っております!オーマイゴッド!何と言うことでしょう!!!そりゃあすごいぜ。さあ、手帳をめくって明日の予定を今すぐチェックだ!空いている?じゃあゲットだ!!ナウだ!


■公演詳細とチケット御予約は以下から:
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2016/05/post-566.html


ここで明日の公演について、このブログをお読みの方だけに、裏情報をこっそりとチラ見致します。「明日のカデンツァは全部、堀米さん自作のカデンツァだぜ?」(※)


いまマニアの方の鼻が音を立て"ひくひくっ"、と動いたのが目に見えたようです。ふふ、躊躇しなくていいんだぜ?


※カデンツァ:協奏曲において、独奏者がオーケストラの伴奏全くなしに自身の技を披露する箇所、フリータイム。だいたい楽章の最後の方に位置する場合が多い。いきなりジャジーになったり、フリーダムな音楽が繰り広げられたりすることもごく稀にだがある。


 


 

進め!武蔵野文化事業団君

投稿者:ヤマネ


武蔵野文化事業団には車があります。商用車というやつです。この車、武蔵野文化事業団君です(たった今、名前が付きました。つきたてホカホカ)。はいどうぞ。



ザ・商用車ですよね。そうですよね。わかります。通常この車は武蔵野市民文化会館の地下にひっそりとたたずんでいます。地下駐車場に入るゲートの手前ぐらいが根城なので、目にした方は多いはずですが、この車の事をきちんと認識している方は少ないと思います(改修中の今は、市役所の駐車場が仮住まいです)。


で、この車の主なミッションはなんでしょう。はい、クイズ。カチカチカチカチ・・・ブー!!0点。


お教え致しましょう。この車は主としてチラシを運んでいます。チラシって紙なんですよ。紙って、重いんです。めちゃめちゃ重い。その重たい紙を、うおりゃーっと我々が積み込んでは運び出し、積み込んでは運び出し、という事をしています。


普段は武蔵野市内でしか走っておらず、市外に出ることは滅多にありません。もし見かけたら、あ!!いた!!急いで頭の中で願い事を3つ、車が消え去る前に唱えることが出来れば、もしかしたらあなたの願いがかなうかもしれませんよ(かなわなかったからと言ってうちに怒鳴り込まないでNE!)。


車体が深く沈み込んでいたら、チラシ運搬中なんだな・・・クスッ。って微笑んであげて下さい。車体が沈んでいなかったら・・・・運搬終わったんだね(運搬していないんだね)・・・クスッ。って微笑んであげて下さい。手なんか振って頂いたら、喜んでクラクションをパアアアアン、ってやりますよ(迷惑な運転手だ)。


商用車はたまに人も運びます。あんな指揮者や、こんな大歌手もホテルからホールまでお連れしました(近距離限定です)。えっへん。グラツィエ!ノルマ!!・・・・ちなみに諸般の事情あり、急遽羽田空港にアーティストのお迎えに行ったこともあるんだぜえ?


さすがにそのときは気が引けて、こんな車で申し訳ありません、と言ったところ、いいって事よ、という感じのお返事を頂きましたので少しだけ安心いたしました。少しだけ。でもってその羽田からの戻り、大渋滞に巻き込まれ猛烈に時間がかかっちゃったことはあの子にはナイショだぜぇ?


しょうがないから高速を出て、オペラシティの駐車場に入れて、アーティストと大戸屋でご飯を食べて休憩しました。オペラシティって、入り口は小さいですが地下に特大の駐車場があるんですよ。べんりー(※迷子注意)。オペラシティ駐車場も知っている武蔵野文化事業団君は、なかなかのやり手だねっ!!


武蔵野文化事業団には実はもう一台、車がありますが、それはもっとレアキャラなので、今ここで触れることはいたしますまい。


 

イスラエル・ゴラーニ、あるいはバロックギターという楽器への誘惑

投稿者:ヤマネ


先週開催しましたイスラエル・ゴラーニ バロックギター・リサイタルについて。


イスラエル人のイスラエル、変わったファーストネームだな、と思いましたが、昨今の日本のキラキラネームからしますと、さして変わった名前ではないのかもしれませんね。


以前、あるイスラエル人歌手と話をしていましたところ、イスラエルでも、リンゴとかイチゴとかそういう意味の風変わりな名前を子どもに付ける親が増えている、という話を伺いました。ちなみに私はラヘルという名前で、聖書にも出てくるとても古典的な名前よ。と言っていました。


いきなりですがクイズ:ラヘルというファーストネームを持つ歌手が武蔵野市民文化会館に出演したのはいつか。またそのフルネームを答えなさい(5点)。なお、スマホ等での検索についてはこれを禁止とする。


ゴラーニ、遠目からみますと、何かに似ている・・・。そうだ、セサミストリートの・・・エルモかな?カーミットかな?(赤いやつ、緑のやつ。キャラクターに例えるなんて失礼な事をしてすいません)。


しかしバロックギターという楽器をご存知の方はどれほどおられましたでしょうか。超マイナーな楽器です。ゴラーニの持って来たギターは後ろが丸く膨らんでいて、リュートのようにも見える形状。


ギターのリサイタルも少ないですが、バロックギターのコンサートはなお少ない。ギターに詳しい専門家に聞きましても「ほとんどない」との事でしたから、そういう意味でも貴重で、興味深い公演でした。招聘をしたのはムジカテミスという会社。


この楽器は、サイズ、音量から言っても、親密な空間という意味でも、スイングホールという場所によくマッチしていました。プログラム的にも、楽器的にも、本人が書いたプログラムノート的にも、いろいろな意味で知的好奇心を満たす公演だったことはまちがいありません。


しかも最後にご本人から「ステージに楽譜と楽器を置くから自由に見てってね」というお言葉に皆一気に興奮。写真を撮りまくりの素晴らしい満足度。みんな額に汗かき顔を朱くボッと染めつつ、喜色満面、帰途につかれたのに違いないのである。


知的好奇心が、人間を成長させるのである。好奇心万歳!!バロックギター万歳!エルモ万歳!!
 

  
  
  
  

アウトリーチ万歳、イオニーツァ万歳、薗田奈緒子万歳

投稿者:ヤマネ


最近このブログが更新されないようだ。どうしたのか。怠慢ではないか。やる気があるのか。と、全国の皆様からお叱りの言葉を多数頂戴しております(だいたい2件くらい。多めに見積もって3件ぐらい)。膨大な数の皆様にご期待いただき、心の底から震えるほど感謝しております。有難うございます。


最後の更新は7月ではないか。ヴァルダイ以降、他にもチェリストが来て、帰って行ったよね。そう、ソルタニも、すごかった。アンドレイも、凄かった。


私たちは肝を冷やしました。アンドレイ氏のスイングホールでの公演はスイング公演史上最高の拍手が出ていたと思います(当社比)。あれは、うまい。


浜離宮朝日ホールでイオニーツァの公演を聴いたという、ある都内のオーケストラマネージャーに、サンとか鳥居とかそういう名前のホール脇のキャフェーで、マレイとかペライアとかそういう名前の人のコンサートの時にばったり会いましたのでお話していたのですが、ビールやワインやウィスキーを飲みながら、いや、あれはうまかったネ、ぜひやりたいネ、ととぐろをまいて・・・いや、力説していました。


しかも、ピアノの薗田さんがまたよかったので、さらにとぐろを・・・いや、テンションが上がって盛り上がった午後9時52分でした。


さあさあ、ここからが薗田さんの話になります。薗田さんは私こと不詳ヤマネ選手の、大学の後輩ということになります。私は薗田さんの存在を知らなかったのですが、ご本人よりの申し出により私の事を知ってくれていた、という事が公演の何日か前に発覚致しました。


ってそんな些末なことはよろしくて、彼女がですね、イオニーツァ選手と、武蔵野市内の小学校に出張コンサートに出かけてきてくれたのですが、そこで彼女のトークが、非常に炸裂しまして、これは面白い、学校公演というのはこういう風にやるもんだな、と、私たちは痛く感動したのである。


超アップテンポで、コロコロと話題が変わり、しかもためになる話題が山盛りで(スピッカート奏法とか知ったところでためになるかどうかは判りませんが)、4年生児童の心は釘付け。薗田節ぶっしゃー!って出てましてな、これは負けたなと思ったですよ。


こうなるともう児童もいけいけですわ。質疑応答コーナーで「二人が出会ったのはいつですか?」(恋人ちゃうって)、「先生の年を教えて下さい」(これこれ、女性に年をきいちゃいかん)、など、痛快な質問が出ること出ること。


そらあんなうまいことしゃべられたら、関西のおっちゃん、負けたわあ。