中央線が止まるとき。

投稿者:ヤマネ


武蔵野市民文化会館はJRの中央線が最寄りの駅です。そこから徒歩ですと15分近くかかるわけですが、コンサートをする時に私たちが気にしていることの一つが、中央線の運行状況です。


中央線がいろいろな事情で止まったり遅延したりしますと、お客様が予定通りホールに着けない、という状況が発生します。


13日の火曜日に開催されたウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラの公演の時もそうでした。中央線が止まっている、という情報が流れてきたのは18時前後だったでしょうか(ちょっと不思議に思っているのですが、中央線が止まると、隣を走っている総武線もなぜか・・・止まります)。


残念ながら「早く動かして!」とJRに頼めるわけでもありませんので、こう言うとき私たちの出来る対処法は、少し開演時間を遅らせる、しかありません。 


しかし、ちょっと待った!(1)「定刻に到着して座席でお待ちになって居られる方も非常にたくさんおられる」わけで、(2)その方達はもしかしたらなるべく早く帰宅しないといけない理由があるかもしれない。そう考えると、あまり遅らせることもできせん。


時折「電車が遅れているのだから開演を遅くして欲しい。私が着くまで」といったお願い電話を受けることがあるのですが、上記のような理由もあり、すべてのご要望にはお応え出来ません。申し訳ありませんが、なにとぞご了承下さいませ。


火曜日の公演は大きな混乱なく開演し、皆様にお楽しみ頂けましたようでした。胸をなで下ろしました。


2015年。本年もよろしくお願い致します。

投稿者:ヤマネ


ブログをご覧頂いている皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。


本年の主催事業は、一昨日のマルティン・フレスト、クラリネット・リサイタルが年明け初の公演でした。本日はイヴ・レヒシュタイナーのチェンバロ&オルガン・リサイタルです。明日は愉しいウィンナ・ワルツのニューイヤー・コンサート。


またチケットの発売を年明け早々、8日、10日、そして本日12日と行いました。多くの皆様にご予約頂き感謝しております。ありがとうございました。


発売日の朝、私たちは「チケットが売れるのだろうか」といつも気をもんでおります。この公演はどれぐらい売れるだろうか、と予想したりするのですが、良くも悪くも、予想とは異なる結果になる事がしばしば。宣伝し、お客様に伝えることの難しさを痛感しております。トライ・アンド・エラーの繰り返しです。


最近「広告の父」と呼ばれたというデイヴィッド・オグルヴィ関連の本をまとめ読みしておりましたが、私たちが常日頃心がけ実践していることを含め、肝に銘じておくべき事がたくさん書いてあり、勉強になりました。


閑話休題。今年も1年間、バラエティに富んださまざまな主催公演を計画しております。より多くの皆様に笑顔になっていただけたら、と思っております。


2015年が皆様にとって良い年となるよう、職員一同、祈念しております。

  

今年も一年間ありがとうござました。

投稿者:ヤマネ

 

本年の当事業団の主催事業は全て終了しております。今年最後の主催事業は平家琵琶二日公演でした。今年も一年間、多くの皆様にご来場いただき、まことに有難うございました。


いやはや一年が経つのははやいものですね。今年も始まったと思ったら夏になり、めっさ暑いな溶けるでこれ、と思っていたら凍える冬になってしまいました。


冬至も過ぎて、今年も残り5日と少々を残すのみです。紅白歌合戦を観て、行く年来る年を鑑賞するのみとなりました。そうして年が明けたらさだまさしの番組を少々観てから寝るのでありましょう。


皆様の、今年の思い出の公演は何だったでしょうか。一年の公演を振り返って見ますと、一つ一つに思い出がみっしり詰まっている・・・というのは言い過ぎですが、いろいろと思い出されます。キーシン、ツェートマイヤー、アフナジャリャン・・・。うーむ。


個人的に一番印象深く思い出すのはニルス・メンケマイヤーでしょうか。演奏も素晴らしかったですが、その後雪でえらい思いをした、という記憶です。武蔵野市でも爆発的な雪がふりました。来年も沢山の雪がふるのでしょうか・・・。


来年は1月10日のマルティン・フレスト(クラリネット・リサイタル)が、年明け初の公演となります。来年も一年間またよろしくお願い致します。またあっという間に時間が経ってしまうのでしょうね。


当事業団は、28日の午後5時をもちまして年内の業務を終了致します。年明けは4日の日曜日より再開致します。チケットのインターネット予約は年末年始関わらず動いておりますので、よろしければご利用下さい。


それではまた来年。どうぞ良いお年を。


  

ビニール封筒の封詰め、その大敵は。

投稿者:ヤマネ


友の会の会員の皆様にお送りしてるDMの封筒がビニールのものになってから早くも3ヶ月が経とうとしております。(右の画像は現在作業中の、次回DMの様子です)


これにより、DMの封入作業が一部機械化されたため、作業にかかる時間は「大幅に」短縮されました。


そうはいいましても、ビニール封筒にはビニール封筒の持つ難しさというものもあります。これまで使用していた長3と呼ばれるサイズの紙の封筒とは異なる難しさだ。


では一番の難しさとは、何なのでしょうか。


大きくてふにゃふにゃしているから中身を入れたり封をしたりするのが難しい
つるつるしているので、たくさん積み重ねると滑落が起こる


そういう問題もあります。しかし私の思いますに、一番の難しさ、もしくは大敵と言ってもいいのでしょうが、それはビニールであるがゆえの、静電気でありましょう。


糊の部分、そこには薄いビニールがついていて、それをぺりぺりっとはがしてのり付けするわけですが、はがした薄いビニールが、静電気を帯びて手にわーっとへばりつくわけです。特に今は乾燥した冬でありますから、ますますそうなるわけです。これはイライラします。懊悩致します。


そうだ、じゃあ水分があれば静電気は起こらないのかも!と思って手を水で濡らしてみましたら・・・今度は水でくっついて、しようがない。・・・Ohhhh..


この静電気の呪縛から逃れる方策はないか、ただいま絶賛考案中であります!!!


オペラで使用する小物類 字幕編

投稿者:ヤマネ


先日に引き続きオペラネタをもう少々。


オペラに欠かせない小道具?の一つに挙げられるのが、字幕。字幕があるので、お客様は言葉がわからなくても大丈夫。ストーリーが追えます。


字幕は、客席のどこからでも見えるように、ステージ両脇など、会場の複数箇所に設置されているのが普通です。


その字幕、音楽に合わせてちゃんと進んで行きますよね。あれはどういう仕組みなのか、ご存知でしょうか?え?自動じゃないか、ですって?テンポが決まっているから、自動的に先に進むようになっているのでしょうか?


・・・現実を申しますと・・・あれは・・・人力です!!人が一人、字幕専用のオペレーターとして、字幕の見える場所に陣取り、音楽の進行に合わせてパソコンを操り、字幕をチョンチョンと先に送っているのです!!ガガーン!!私はこれを知ったときはめまいがしましたね。冗談抜きで。


楽譜と首っ引きで、ひたすら間違いの無いようにえんえんと適切な場所でクリックする、という、考えただけで卒倒しそうな仕事が、あるのです!!


字幕が見える場所に陣取るのはなぜかというと、担当者と話をしたわけではないのですが、表示をチェックするのはもちろん、トラブルが起こった時にすぐわかるように、でしょう。そしてこれはパソコンがフリーズしたときのためだと思うのですが、パソコンが、2台用意されています!!

上の画像をご覧下さい。(1)と(3)がパソコンです。(2)が楽譜です。このようになっております。


私もその実際の作業をひっそりと拝見させて貰ったのですが、実に孤独だ。


片手で大きな楽譜(指揮者の使う巨大なフル・スコアではなく、練習用などで使用される、オーケストラをピアノ一台用に編曲した楽譜)を追いかけていきながら、もう一方の手でパソコンを操る!!


非常に神経を遣う・・・。私にはとても無理だ・・・。しかもマイスタージンガーやアッシジの聖フランチェスコとか、強烈に時間のかかるオペラの字幕をやるとなると・・・。想像しただけで神経衰弱になりそうであります。


蛇足ながら、私はベルギーのブリュッセルに住んでいたことあります。モネ劇場というオペラハウスがあるのですが、そこにも字幕がありました。ブリュッセルの公用語はフランス語(の方言)とオランダ語(の方言)だったので、両方の言語の字幕が必要。


2行ある字幕スペースの1行ずつにそれぞれの言語が表示されるので、猛烈な勢いで、ガンガン字幕が切り替わっていきました。操作している人は・・・絶望的なまでに大変なのでありましょう。

  


  

トゥーランドット終演。休憩時間が長かった?

投稿者:ヤマネ


昨晩、トゥーランドットが武蔵野市民文化会館で久しぶりに上演されました。2006年10月31日以来、8年振りでした(前回も昨晩と同じキエフ・オペラでした)。昨日も喝采のうちに幕がおりまして、一安心をいたしました。


ところで、今回は第2幕と第3幕の間の休憩が30分間ありましたが(1幕と2幕の間は20分間)、これに対して「なぜか」とか、「長い」などというお言葉を頂きました。なぜ30分だったのかお答え致します。それは団員の方々が夜ご飯を食べていたからです。ウオトカ片手に。日本のSUSHIは最高さ!!


もちろんウソです。


本当を言いますと、ステージのセットを大幅に入れ替えていたからです(転換、と言う)。これに30分近い時間がかかったのです。


巨大で近代的なオペラハウスなどには呆れるほどにばかでかいバックヤードがあり、舞台を何個もセッティングしておくことができます。そして電動でそれらをウィーンガチャウィーンガチャとスライドさせることで、あっという間に転換は終了するのですが、そういう豪華な設備のある劇場は、日本広しと言えど、それほどありません。スペース的にも予算的にも「逆立ちしても無理」なわけです。

なので、ツアーをするオペラカンパニーは大変です。転換のことも考えたステージを作って持ってこなければならないのです。昨晩のトゥーランドットでは、休憩時に30名弱のスタッフが群がって全速力で大道具をばらし、片付け、そして組んでいました。


怒号が飛び交う緊張と集中の瞬間であります(上の写真がその様子。クリックすると少しだけ拡大します)。


無事、予定時間内に転換が終了し、関係者一同、胸をなで下ろしたのでした。


トゥーランドットのツアーはまだまだ続くということ。つつがなく、大きな事故もなく全公演が終了することを、影ながら祈念申し上げております。


  

  

あさって公演「コミタス弦楽四重奏団」はアルメニアの星

投稿者:ヤマネ


世界は狭くなったとはいえ、まだまだ広いなと実感しています。


あさって武蔵野市民文化会館小ホールで公演があるコミタス弦楽四重奏団は今年が結成90周年!ものすごく古い団体で、かつてハチャトゥリアン(「剣の舞」で有名なアルメニアを代表する作曲家)が激賞したという団体です。


もちろんメンバー交代を繰り返して今に至っているわけですが、世界でも貴重な、大変興味深い存在だと思います。チャイコフスキー(ロシア)の四重奏曲第3番も入っておりますが、後半にはアルメニアの作品をたくさん入れて頂きました。


ここだけの話、個人的にはアルメニア作品にものすごく心を動かされております。こういう滅多に聴けない音楽の実演に触れるというのは、大変わくわくしませんか!


券売という意味では当初心配しておりました。ほぼ無名の団体(私も恥ずかしながら存じ上げませんでした)が、全く知られていない作品を演奏するコンサートに、果たしてお客様は来て頂けるのだろうかと危惧しました。たしかに出足は少し鈍かったですが、結果的には完売!ありがとうございました。


あさっての公演が非常楽しみです。ご来場の皆様もどうぞお楽しみに。明後日まで、youtubeを見て気持ちを盛り上げて下さい!この曲も演奏して頂ける予定です。


  
コミタス(アスラマジアン編)「私の赤いハンカチーフ」

  

平日昼間の公演、ダン・タイ・ソンは完売御礼

投稿者:ヤマネ


ダン・タイ・ソンのピアノ・リサイタルは今週の火曜日の昼間、午後2時に開催されました。


「平日昼の、贅沢」などと銘打って販売致しました。ダン・タイ・ソンは何度も何度も武蔵野市民文化会館小ホールで演奏して下さっていますが、平日の昼間は今回が初めて。


ダン・タイ・ソンのチケットは毎回即日完売していたのですが、さすがに即日とはいかず、売れ残りましたが、結果的にはスーッと減っていって完売致しました。


昔も今も、コンサートと言えば平日なら19時から、土日は午後、というのが基本ですが、平日の昼間にも需要があるのではないか、とは最近の私たちも考えている所です。昨年ぐらいから折に触れて平日昼間の公演を開催しており、いずれも完売のご好評を頂いております。


世の中が多様化し、平日が休みという方も増えております(シフト制で働く私たちも、言ってみれば平日が休みです)。また、年齢の高い方々も昔よりずっとアクティヴになりました。コンサートに出かけたい、というお気持ちはおありになるものの「夜は出かけづらい、だから昼間が嬉しいのですが、、、、」という電話やお声を頂く事がたまにあります。


なので、画一的な考えにとらわれることなく公演は開催してもよいのだ、という事を考えさせられております。


そんなわけで、満席のお客様に(実際のご来場者数と言いますか「出席率」も非常に高かったです)お楽しみ頂くことができ、嬉しく思っております!!私も舞台袖におりまして、素晴らしいスカルラッティだな!と唸っておりました。


今後も時折平日昼間の公演を開催すると思いますが、またその折はどうぞよろしくお願い申し上げます。

  

  
  

チケットが売れる時、売れない時

投稿者:ヤマネ


チケットは(相対的に)売れる月と売れない月が、あります。二八(ニッパチ)と言われる、いわゆる2月と8月が売れないという話は多くのビジネスの世界で知られるところです。確かに2月8月はあまり売れないかも?


しかし、9月や1月、あるいは5月もいまひとつ売れないよう気がしています。もちろんこれらの月でも爆発的に売れる公演もありますが、それでも、全体的にややおとなしめな感じがします。その反対に、11月や12月は堅調です。


今年の10月は、会員の皆様にお渡ししているチケット発売の月報(「information」)の形が変わり、カラーになりました。それに伴い封筒も、「長3」と呼ばれる形の紙封筒から、A4が入るサイズのビニールに変わりました。そのせいだかどうだか、ガタッと売れ行きが下がりました。(その後回復しました。・・・・ホッ。)。


一時的に売上げが落ちた原因は、なんだったのでしょうか。


(1)長年使われていたものから、雰囲気が変わったこと、これだけでも「前の方がよかった」と思われ敬遠される可能性があります。(2)新しいデザインは、長い間考え込まれ、使い込まれて作られた(完成度の高かった)以前のものほど練りきられておらず、求心力が落ちた。(3)デザインや形が変わったため当事業団からのDMだと気付いて貰えなかった、という事も考えられます(実際に、「DMが届いていない」という電話を普段より多く頂戴いたしました)。


その他、もちろんいろいろ理由は考えられるのですが、11月はその反省を込め?インフォメーションのデザインを微調整したほか、チラシにも工夫をしてみました(いつもと一緒ですやん!と言われそうですが・・・。三つ折りチラシをパタパタパタと開けるのと、A4をぱっと見るのとでは、視線の動かし方もきっと違いますよね、という事も念頭において作ってみました。)


そのおかげか、11月はかなりの数のご予約を頂きまして、少し安堵したという所です。これからも試行錯誤や微調整を繰り返しながら、皆様にご関心を持っていただけるような告知をしていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。(なお、上の画像は12月号のinformationの一部です。間もなく皆様のお手元に届くかと思われますので、お楽しみに。)


明日はベルリン放送交響楽団のチケット発売日です。2夜連続でブラームスの交響曲全4曲を聴く!2晩で1万円ぽっきり(友の会&武蔵野市民、S席)!!と言う、本当に30周年だから実現できた驚きの公演です。どうぞお見逃しなく!


  
  

デュオ・アマルの電子楽譜はSONYのVAIOで

投稿者:ヤマネ


当事業団の主催公演で電子楽譜を使った人はこれまでにも何人かいましたが、私の記憶が確かなら、その全てがiPadでした。しかし一昨日のデュオ・アマルはと言うと、なんとSONYのVAIOでした。


公演前日に「VAIOを使います」という連絡が招聘元のカメラータトウキョウから来たので、ほほう、と思っていたのですが、しかし実物を見てみますと(右写真)、意外としっくりときますね。むしろなんで今までこれが使われなかったのかと不思議に思うほどよくフィットしていたようでした。


なぜiPadではないのかと問うたところ、「iPadだと小さすぎる」との答え。なるほど。確かにピアノデュオは楽譜のページ数がソロより格段に増えますし、左のページに第1、右のページに第2ピアノの譜面が書かれる場合もありますから、あのぐらいの大きさで「見開きになっている状態の譜面を表示させる」のが、ちょうど良いのでしょう。


アプリは何を使っているのか・・・を聞き損ないましたすいません。しかし、SONYを使って頂けるとはうれしいではないですか、日本万歳!!苦境のSONYですが、今後も期待しております。頑張って下さい!!


実際にはどうやって使うのか、と申しますと、まず舞台上に出て来て、チョンチョンチョン、あチョン、と画面をタッチし、必要な楽譜を呼び出します。足元にパソコンと通信するペダルを置き、それを踏むことで、次のページへとどんどん流して行くのであります。


唯一怖いのは、パソコンがフリーズすることなのですが、これには解決策はありません。せいぜい、パソコンがフリーズしないようにお祈りするぐらいでしょう。


もしそうなった場合はどうするのかな、といつも(ほんの少しだけ)ドキドキします。今回はピアノの譜面台の上に紙の楽譜が(「紙の楽譜」と書く時代が来たのか!!)ありましたから、万が一の時はそれを使用するつもりなのでしょう。


万が一・・・と申しましても、実際にはほとんど事故など起こらないと思うのですが、紙はフリーズしたりいきなりダウンしたりするような事はないですから、そこは安心のクオリティー。