4日と今日「ノルマ・ファンティーニ連続リサイタル」の延期・実地報告

投稿者:ヤマネ


本日と、3日前の4日(木)に実施予定でしたノルマ・ファンティーニのソプラノ・リサイタルはご本人の急病により急遽延期となってしまいました。チケットをご購入頂いて、楽しみにお待ち頂いていた皆様には、大変なご迷惑をおかけいたしましたこと、改めてお詫び申し上げます。


第一報を受けたのは、自宅で夜、くつろいでいたときでした。心優しき妻の手料理を頂き、「上喜元」(じょうきげん)という素晴らしい日本酒をナニしておりまして、私はすっかりいい気分でございました。お箸をバチのように両手に持ち、チンチンチン、あチンチンチン、と茶碗で音頭をとってニコニコしていた、正にそのときだったのでした。イタリアの事務所からメールがピローンと携帯電話に入りまして、バッドニュース!!


ガーン。


なおイタリアからの情報に寄りますと、ご本人はこのたびの事を非常に残念に思っておられ、中止、あるいは代役による公演実施ではなく、延期であることに感謝して下さっているようです。12月は行けない、という方々には大変申し訳ありませんが、皆様、12月12日、15日の代替公演をどうぞお楽しみになさっていて下さい。


さて、私たちは4日、そして本日と、文化会館のエントランスにスタンバイして居りました。通知をしておりますが、それでもお越しになってしまわれる方々にお詫びをするためです。本日はそのご報告を致します。4日にお越しになった方はゼロ、本日は1名でした(その方も、ハガキを受け取っていたけどうっかりそれを忘れて来てしまった、との事でした。)


むかしは、多いときは10名くらいお越しになったものですが、最近はその数が減っているように感じられます。ハガキに加えてメール、インターネット、などでの告知のチャンネルが増えたからでしょうか。


これからも情報の伝達について努力してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 
  

英文和訳における問題。曲目解説の和訳の際に心がけていること

投稿者:ヤマネ


先日のサラ・マリア・ズン公演メシアン:連作歌曲「ハラウィ」全曲演奏会には多くの方にお越し頂き感謝しております。ありがとうございました。


メシアンは素晴らしい作曲家で、もっと演奏されてしかるべきだと思っておりますが、あまりにも長いからか、不協和音が多いからか、その両方なのか、はたまた全然別の理由からか、なかなかチャンスがありません。今回その魅力をお一人でも多くの方に知って頂けたのでしたら、それに勝る喜びはありません。


さて、ご来場下さった皆様には配布致しましたが、今回はサラ・マリア・ズンご本人による解説の文章がありました。その量は、なかなかのもので、B5の用紙で4ページ分ありました。


「この公演について何かテキストを書いて頂けませんか?」と軽い気持ちで依頼しましたら、いいよー、オッケーとご快諾頂き、しばらくしてドバー!!っとすごい量の文章が来ました。絶句しました。長い・・・・。幸いなことに8月は時間が比較的取れますので、半日で前半のメシアンに関する部分を訳し、別の日に半日かけてハラウィに関する部分を訳しました。


実を言いますと、まずドイツ語のテキストが来ました。あなた方で誰か訳せませんか?と言われました。すいませんドイツ語判りません、と申し上げましたところ、了解、と言ってご本人が英語に直して下さいました。


英語に間違いがあるといけないので、誰か英語ネイティブに見せましょうと言うことで、それをなんと、アーヴィン・アルディッティ氏にお見せし、アルディッティ大先生が修正したのだとか(アルディッティ氏も文量にびっくりされたそうです)。それが日本に届けられたのであります!


つまり、ドイツ語から英語を経て、日本語に訳されたわけです。(これはいわゆるひとつの重訳と言って、あまり推奨されない方法なのですが・・・。すいません・・・。)


で、こういう翻訳で大切なのは、読みやすい日本語にする、ということだと思っています。小説や詩ではありませんし、コンサート会場で配られるものですから、難解な、あるいは逐語的な訳ではないほうがよいと思います。何よりも開演まで、あるいは休憩中などの短い時間でもスイスイ読めて、グングン理解出来ることが第一であるべきだと思っております。すなわち結果にコミットする(ライザップ)ことが大事なのである!ババーン!!


そのためにいろいろと知恵熱を出しながら、主語をばしばし省略したり、文章の構造がなるべく複雑化しないようにしたり、文章そのものを並び替えたりもしたのですが、もしも「意味不明だった」「難解だった」ということでしたら、その責は全面的に私にあります。申し訳ありませんでした。今後さらに精進致します!

 
  
  

実家で発掘された種々の楽譜の事

投稿者:ヤマネ


一般的な夏休み、お盆休みは明日で終わりです。なんと言うことでしょう。


先週私は家人と共に京都の実家に行って来ました。京都出身であると言うと、ほぼ必ず「いいねー」「いいなー」などといった肯定的な語が反射的に返ってきますが、京都と言いましても伏見区という所でして、伏見と言いますと伏見稲荷ですとか、伏見の酒などをイメージされる方も居られると思いますが、そして私も招徳玉乃光などの酒を飲みますが、実は伏見は厳密には京都ではないそうです。・・・・話がずれました。


帰省中、「私の荷物などが押入れに入ったままになっている。きれいにしたいのでこの機に何とかせよ」という親からのお達しを受け、整理に取りかかることにしました。


押入れの整理・・・・。なんと甘美な響きなのでしょう。ひなびた匂いがし、埃が舞い、懐かしのグッズが次々と発見せらるるのである。気がつけば私は、海底深くから発見された小林まことの漫画「柔道部物語」を読みふけってニヤニヤしておりました。ザス!サイ!サ!と叫んでおりました。様子を見に来た家人に叱られました。


私は音大を卒業しておりますが、音大に入るためにいろいろと頑張っていたのだなあと言う事を発見致しました。ツェルニー30,40,50,60番(←指の訓練のための楽譜です。誰もが通るいばらの道。)、ブルグミュラー、「すぐに投げ出した」グラドゥス・アド・パルナッスムなどの練習曲集に加え、コールユーブンゲンなどのソルフェージュの本(楽譜をぱっとみただけで歌うための訓練の本です)、楽典(音楽理論ですね)の本、「和声-理論と実践」(心の底から大嫌いだった和声の本!!)などがザクザクと出て来たのであります。


一般的に、過去を振り返るのではなく未来を見つめよ、とは申しますが、たまにはこう、過去を見るのもよいかなと思いました。一時、遠い目をして、そうして、それをまた前へ進む活力としたいのである。・・・なんつって。


皆様も、お盆をお休みになられたのでしたら、正月休みに至るまでの間、また新たな活力を手に爆走して下さい。いち、に、さん、ダーーーァァァアア!!(←テンション高すぎ)


  
  
  

空港で荷物が出てこない時→困ります。

投稿者:ヤマネ


夏です。夏休み真っ盛りです。旅行の季節ですね。旅、してますかっ!!


空港。あんなに猛烈にあっちからこっちから飛行機が来て去って行くのですから、荷物が一つや二つは行方不明になってもおかしくはない、とは思うのですが、そうです。預けたスーツケースが出てこないというやつです。ロストバゲージです。


私自身の経験はまだないのですが、来日したアーティストの荷物が来なかったことはございます。また、届かなかったのではなく、似たような色形のスーツケースを間違って持って行かれたこともあります(後でその方が誤りに気付き、航空会社に連絡を下さったので事なきを得た)。


ともかくそういう時は、「ない」というその事実を空港で告げておくしかないわけです。たいていの場合、1日~数日遅れで届き、おやおや、まあまあまあ、やれやれ。となるわけです。


しかしコンサートは待ってはくれません。


多くの演奏家は、貴重品でもある楽器を何とかして機内に持ち込みますから、当日になって「楽器がない!ホゲーッ!!」という事態が起こることはあまりないのですが、いつまでもスーツケース届かず、衣装とか、どれそれの楽譜は例のスーツケースの中だ、さあどうする。とかそういうトラブルはあります。


ある駅前のスーパーの二階でコンサート用のシャツとネクタイを買ったアーティストもいました。「あの楽譜がない!」と言われ、あわてて銀座ヤマハで探して買ったこともあります。


コンサート用の黒靴がなかったので、その時履いていた茶色い靴の上から黒い靴下を履いてごまかしたという話や、室内オーケストラのみなさんのスーツケースがごっそり届かず、貸衣装屋に走って全員分手配した(しかも結局半分ぐらいのスーツケースがついに行方不明のままだった)、という話も聴いたことがあります。


不思議なもので、この手の話は当事者や関係者に聞けば聞くほど、ザクザクといろんな事例が出て来るので、実に面白い(失礼!)のであります。


しかし、そんな状態でも、皆様じつにプロフェッショナル、とでも申しましょうか、むしろトラブルを楽しんでおられるように見受けられる場合もしばしば。すぐに頭にカッ!と血が上ってわけがわからなくなる私は、見習いたいものだ、と思っております。


それでは皆様、くれぐれも夏のご旅行はお気をつけて。ごきげんよう!また来週!!


  
  

学校では教えてくれないコンサートホールのひみつシリーズ

投稿者:ヤマネ


いろいろシリーズを作っては放置してしまいまして恐縮です。


写真をご覧ください。ここはどこでしょうか。武蔵野市民文化会館小ホールの入り口付近を撮ったものです。


通常ですと、私どもは開場時は二列でチケットを拝見しておりまして、①と②の場所でチケットをもぎっております。


いきなりですがここで質問です。①と②では、実は微妙に仕事量が異なります。つまり、①と②に来る人の数が違う、という意味です。えっ?!


普通に考えれば同じではないかと思われるかもしれませんが、そうではないのです。では、どちらが多いでしょうかっ!!というのが質問であります!!ババーン!!


考えるためのヒント:入り口のむこうは、階段になっております。写真奥の右側からお客様は上がって来られます。

  

  

  
  

  

  
・・・それでは時間になりましたので答えです。答えは・・・・①の方が多いのです。なぜか。


階段を登り切ったお客様は、①の方のもぎラーにまず視線が向くからではないか、というのが科学的な調査の結果です。科学的というのはもちろんウソです。単なる想像です。


ここからが、学校が教えてくれない秘密のテクニックなのですが、①の後方に用意してある配布用プログラムは・・・「微妙に数が多く配置されています」!!


今度お越しになったら左右のプログラム・タワーの高さを比較してみてください。①の方が高くなっておりますから。


以上、大学入試その他には全く何の役に立たない知識でした!!

   
  

落雷によりホールが停電したとき

投稿者:ヤマネ


誠にもって、コンサートは何が起こるかわからないのです。右の写真はイメージです。


昨晩のゲリラ豪雨は凄まじかったですが。不運なことに、ちょうどローマン・トレーケル バリトン・リサイタルの開場時刻と重なってしまい、お客様にはバケツをひっくり返したような土砂降りの中をお越しいただく、という事態になってしまいました。


さらに、開場後ほどなくして落雷による停電が発生しました。結果的には開演時間を15分遅くすることになりました。ご来場のお客様にはご迷惑をおかけ致しましたこと、お詫び申し上げます。


ポワーン、とすぐに非常灯が点いたので、場内真っ暗!ママー!という大混乱にはなりませんでしたが、裏方はドタンバタンの大騒動でした(←やや誇張あり)。


と言いますのも、この公演はNHKのテレビ収録があったため、NHKの機器が大量に搬入されており、停電から復旧しないとなると「収録が出来ない!」という事態に陥るからです。復旧しても、雷がガンガン鳴り続けている場合、収録をするのは(機器が壊れる可能性があり)危険なのだそうです。


とりあえず電気の復旧を待ちましょうということになりましたが、幸い5分もしないうちに回復したので、一同ほっとしたわけです。


それで、また停電したらどうします?ということで、その時はとりあえず公演を中断し、歌手とピアニストには袖に戻って来て待機して貰う→舞台に当事業団の係の者が出て行きアナウンスをする(停電したらマイクも使えませんから)→待つ。というような感じで段取りを決め、関係者各方面にも申し伝え、今か今かと停電を待ち構え・・・・ては居りません!停電しないといいなー、と思っておりました。


無事にその後は停電することもなく公演は終了、NHKの収録も問題なく、やれやれという事になりました。


いやはや、誠にもって、コンサートは何が起こるかわからないのです。


聞いた話なのですが。フランスのある都市でバレエの公演中に停電があったとき、客席も真っ暗になったそうですが、普通にしーんと静まりかえっていたそうです。そして30分(ながっ!!)ほどして電気が戻ったら、何事も無かったかのように公演が再開した、と・・・。


こういう大陸的おおらかさとでも言うのでしょうか、日本ではなかなか考えられませんね。


   
  

音楽業界の現場で使われる英語シリーズ【2】『Thank you for having me』

投稿者:ヤマネ


演奏家の方からThank you for having meと言われることがたまにあります。どういう意味かお解りになりますか。


このフレーズを口にするのは英語を母語とする方々、特にアメリカ人が多いような気がします。


これは「招待して下さってありがとうございます」というような意味で、試しに今グーグルでこの文を検索してみましたところ、「アメリカでパーティーに招待されたときなどに挨拶として言う」などと出て来ました。その他テレビのインタビュー番組なんかに出演した時にも言う、らしいです。コンサートの場合ですと「演奏する機会を与えてくれて嬉しい」という気持ちの表現になります。


初めて言われた時は一瞬戸惑いましたが、おお、そういう風に言うのかと、なんだか胸に熱いものがジワーッとこみ上げてきたのを思い出します。まるで昨日のように。


haveという単語には実に多様な意味がありますが、こういう使い方もするとは、本当に不思議な感覚がします。「いやいやわけわかんないよこれだから英語は嫌いなんだっ!!!喝だあっ!!」という方も居られるかもしれませんが。・・・・はい、喝ですね、ペタ(ボードに喝マークを貼った音)。


その昔、ご縁があって、アメリカで学んだスリランカ人演奏家の日本ツアーに、一ヶ月ほどマネージャーとして同行したことがあるのですが、その方が何度もいっておられたのは「コンサートの関係者全て、そして聴衆に感謝することを忘れてはダメだ」という事でした。ジュリアード音楽院でうるさいほどに言われたのだ、と仰っていました。


そして自ら進んで実践。各会場で関係者、聴衆に出会えば、直前までどんなにドガア!!と怒りの大噴火をしていたとしても、ニコニコと笑顔で挨拶をし、握手をしておられたのが印象的でした。自戒を込めて書きますが、やはり関係者や聴衆の皆様も、ムスッとした方よりも笑顔の方と接する方がずっと嬉しいですし、会場の誰もが笑顔になれますね。


   
  

「トイトイトイ」という言葉を、聞いたことがありますか?

投稿者:ヤマネ


toi toi toiと書きます。これはどういう時に使われるか。舞台袖で、今まさに舞台へ出て行かんとするアーティストたちが、お互いに向かって口にする言葉です。あるいは舞台監督がアーティストに向かい言う事もあります。


けっこうな頻度で聴きます。が、聴衆の方にはもちろん聞こえませんし、コンサートでの裏方経験がなければ、あまりご存じない言葉かと思います。「へーそんな事言っているのら」と思って頂ければ幸いです。(おっと、まことちゃんのような口調になってしまった!)


これはもとをただせばドイツ語で、魔除けのおまじないなのだそうですが、現代の音楽シーンにおいては、そんなおまじないではなく「演奏がうまくいきますように」とか「がんばれ」とか、そういう類いの意味合いを持ちます。


緊張をほぐすため、気合いを入れるため、まあいろいろな思いが含まれるのでしょうが、要は良い演奏会になりますように、という事です。


ドイツ語なのでドイツ人だけが言うのかと思えばそうでもなく、アメリカ人でも、フランス人でも、フィンランド人でも、(そして日本人でも)言う人は言うので、面白いなと思って見ております。Kawaii(カワイイ)やBento(弁当)が英語化して来ているのと同じような事でしょう。


なお、この他、気合いを入れる言動として、私の体験上で見知っているのは以下の二点です。


(1)「Merde!」(=メルド。フランス語で「糞!」の意味)と叫ぶ。なお、フランス語圏の街中などで、まことちゃんの如き勢いでこの語を大声で叫ぶと、思いっきり眉をひそめられるのでお気をつけ下さい。グワシッ!
(2)床につばを吐く(←さすがにこれはギョッとしました)

  
  
  

コンサートホール超トリビア:指定座席の埋まり方をお教え致します。

投稿者:ヤマネ


「え!もうそんなところしかないの?・・・じゃあいらないわ」


予約電話で、このようなお言葉をいただくことがあります。座席の位置がお気に召さず、購入を断念されるのです。当事業団の公演は、「全席座席指定」が多いので、このようなお言葉を受けるわけです。そんなときは「ちぇー、残念。」と私たちは(ちょっとだけ、ほんのちょびっとだけ)心の中で思っております。


大変興味深いことに、というか、ご想像頂ければ判るかもしれませんが、公演によって、座席の埋まり方にはパターンがあります。とぐろ型、左先行型、前方中心型、並んで座れればどこでも良い型、そして雲竜型です。(最後のは横綱の土俵入りの型ですから関係ありません)


■とぐろ型・・・・基本はこれです。客席の中心から、円を描くように無くなっていきます。真ん中に対する憧れは万国共通だと思われます。わかるわかる。


■左先行型・・・・ピアノのリサイタルあるいはピアノが入る公演はこれ。舞台を見て左側が人気です。その理由は「ピアニストの手が見たいから」。わかるわかる。例えば、つい先日発売したユンディ・リの座席表をご覧下さい。左側が大幅に削られております。


■前方中心型・・・・落語です。前から後ろへと売れて行きます。やはり表情、息づかいなどはなるたけ前で堪能したい、と思われるのでしょう。わかるわかる。


■並んで座れればどこでも良い型・・・・これは親子向け公演がそうです。良さそうな席をこちらで選び、ここはどうですか、と言うと、ほぼ「はいそこでいいです」と言って頂けるので実に快速サックサク!ただし、皆様並びで座りたいので、残券が少なくなると一席だけぽつっ、ぽつっ、と残ります。すなわち、最後がまだらになるのが残念です。「えー?バラバラしかないんですかあ。どうしよう・・・ねえねぇ・・・ゴワゴワガサガサ(受話器の向こうで相談する音)・・・・。じゃあやめときます・・・」(ガクッ)。


続きまして、上の画像の解説を致します。ある日の武蔵野市民文化会館小ホールの売れ行きを示す座席表です。


(1)中心はみんな大好き。「真ん中ブロック」という言葉もみなさん大好きです。もちろん私も好きです。
(2)中心部が売れてくると、今度は通路際の入りやすい座席が売れ始めます。
(3)中には、1列目が大好きな方々も居られます。やっぱり舞台の近くは臨場感もありますから。「もっと前ないの?もっと前!」が合い言葉。(※)
(4)入り口の扉の近く、本当に入ってすぐ、も人気スポットです。「足が悪いから」などという理由を挙げてこちらをお取りになる方も。
(5)最後まで残るのが、中心からも遠く、通路際でもない、後方の座席です。このあたりをご提案しても断れる場合があります。


※・・・「語り得ぬ事については沈黙せねばならない」などの名言で有名な哲学者ウィトゲンシュタインは映画館では必ず1列目に座っていたとか。うむむ、そう思うと何だか1列目が突如哲学的に見えてくるから・・・不思議だ!!


結局のところ、どこが良い席なのか?というのはお客様のお好みです、としか申し上げられないのは心苦しいところです。いやはや、いつもご来場、誠に有難うございます!!


  


  

ユンディ・リの武蔵野リサイタル公演は発売24時間で販売率70%

投稿者:ヤマネ


ユンディ・リのリサイタル、昨日発売致しました。おかげさまで好評です。発売24時間経過した段階で約960枚、7割強のご予約をいただいております。ありがとうございます!


ユンディ・リは、チラシにも書かせて頂きましたが、2000年のショパン国際コンクールで優勝。当時18歳になったばかりで(コンクール中に誕生日を迎えています)、コンクールの歴史上、最も若い優勝者です。


ショパン国際コンクール出身のピアニストと言えば、アルゲリッチ、ポリーニ、アシュケナージ、ツィメルマンなど多くの名前が次々と思い浮かびます。「世界三大コンクール」の一つと言われたりもしますが、今なお世界的に注目度の高いコンクールであることに間違いはない。若いピアニスト達が、栄冠を夢見てコンクールに挑み続けています。なお次回開催は2015年。来年の秋です。


ピアニストを、ちょっと乱暴ではありますが早熟型、大器晩成型と分けるならユンディ・リは早熟型に属するでしょう。びゅーん!と弾けるような才能を若い頃から見せ、キラキラと輝くような魅力を放っていました(今もまだまだ若いですが)。


私の知人に聞いた話ですが、ショパンコンクールを受ける前のユンディ・リが、それまで一度も弾いたことのないソナタ一曲を(記憶が定かでは無いですがショパンのソナタ2番か3番だったのではないかと思います)『明日までに用意して来なさい』と教授に言われ、「一晩で全てを暗譜し、翌朝レッスンに持って行って完璧に弾いて見せた」のだとか!ギャー!!


・・・と言われてもピンとこないでしょうか。周りに音大出身の人がいたら聞いてみて下さい。こういうことは出来るかと。返ってくる答えはだいたい「無理」「不可能」「絶対零度」「ヤメテ!」「敵前逃亡必至!!」そういう類いの内容であると思います。これは滅多な人に出来る事ではありません。一晩努力したら誰でも憶えられる+弾けるようになる、という物ではありません。こういう事が出来る才能を「天才」と言うのでしょう。


コンクール優勝から14年。その天才がどのような成長を遂げているのか・・・!!どうぞお楽しみに。

■11月4日(火) ユンディ・リ ピアノ・リサイタル
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2014/06/post-327.html
公演詳細およびチケットのご予約は上記URLからどうぞ