本日発売のフランス・ヴァン・デル・フーヴェン

投稿者:I.D

本日(4/9)、ジャズ公演「フランス・ヴァン・デル・フーヴェン&小橋敦子」を発売します。この公演ジャズ・ファンはもちろん、ジャズを聴かないクラシック・ファンにも是非来ていただきたい公演です。

 

フランス・ヴァン・デル・フーヴェンという名前は知らなくても、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」なら聞いたことある方も多いのではないでしょうか。1988年に結成以来、スタンダード・ジャズに加え、クラシック、映画音楽、ポップスなどの曲を取り上げ、『風のささやき』『哀愁のリベルタンゴ』『哀愁のヨーロッパ』『ファンタジスタ』などのCDアルバムを発売して、幅広い層に支持されているトリオです。日本にも幾度も来ています。

 

この「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」のベーシストであるヴァン・デル・フーヴェンと、アムステルダム在住のピアニスト小橋敦子は、すでにデュオ・アルバム「アムステル・モーメンツ」しており、小橋さんのホームページで試聴することもできます。

http://www.atzkokohashi.com/samplemusic.htm

 

曲目はスタンダード・ジャズやポップスの名曲、そして「アムステル・モーメンツ」から何曲か、という予定です。

 

予定曲目(あくまで予定であり、変更になる場合があります)

デューク・エリントン:「ソリチュード」

ビリー・ホリディ:「ドント・エクスプレイン」

アントニオ・カルロス・ジョビン:「エストラダ・ブランカ」

ビートルズ:「アンド・アイ・ラヴ・ハー」

チャーリー・チャップリン:「スマイル」

ジェローム・カーン:「イン・ラブ・イン・ヴェイン」

 

この公演、主催は(株)カメラータ・トウキョウです。クラシックの音楽事務所カメラータ・トウキョウの公演ならば…、と安心されるクラシック・ファンの方もいるんじゃないでしょうか。マイクとスピーカーは今のところまだ使うかどうか、決まっていないのですが、使用したとしても極力抑える予定です。

 

アルテ友の会会員は1000円とお求めやすくなっています。音響のいい小ホールで“しっとりとした大人のジャズの夜”を是非お楽しみください!

 

小橋さんがヴァン・デル・フーヴェンにインタビューしているページもあります。

http://www.jazzpage.net/kohashi_atzko/amsteltoday.html

 

 

新人の季節

投稿者:あ・と・お
 

春は異動の季節。オフィス内の席の移動もあり、私は「整理のプロになりたい」人の隣りになりました(前のブログはきっと暗に私にプレッシャーをかけているに違いない!)。期待の新人たちも加わり、新年度スタートです。
 
新人といえば、今月29日(祝・月)に武蔵野市民文化会館小ホールで「第40回 日本オルガニスト協会 新人演奏会」を協力事業としておこないます。音楽大学などでパイプオルガンを専門的に学び、今年卒業したばかりのフレッシュな新人演奏家が8名、全国から一堂に会し、競演します。日本のオルガン奏者(約650名)が会員となっている日本オルガニスト協会が発足直後の1974年より毎年開催しているコンサートで、今回で40回目を迎えます。
 
日本オルガニスト協会
 
過去には、プラハとブダペスト両国際コンクールに優勝した松居直美さんや、ライプツィヒ国際バッハ・コンクール入賞の椎名雄一郎さん、まだ記憶に新しい昨年の武蔵野市国際オルガンコンクール優勝の福本茉莉さん、2位の長田真実さん、リューベックのブクステフーデ国際コンクール優勝の大木麻里さんなど、その後世界で活躍することになるオルガニストをはじめ、各地のコンサートホールや教会のオルガニスト、音大で後進の指導に当たっている方たちも多数、新人の時に出演しています。
 
今、日本のオルガニストのレベルがどんどん上がってきていて、大木さんのほかにも、近年、本場ヨーロッパ各地の名だたる国際コンクールで日本人オルガニストがバンバン優勝・入賞しています。
 
今回、新人演奏会に出場するオルガニストの中からも将来世界で活躍する人が出てくるに違いありません。ゴールデンウィークのはじまりに、ぜひご来場ください!
 
第40回 日本オルガニスト協会 新人演奏会(オンライン予約)
 
 

 

整理のプロになりたい

投稿者:ヤマネ


整理整頓が割と好きな方だと思います。


机の上が乱れていると、落ち着きません。私の隣に座るO君(仮名。プライヴァシー保護のため)など、机が一時期荒れておりましたので、ついつい口を出してしまい、後刻(ほんの少しだけ)申し訳ない気持ちになったものでした。


なんせ机の上はいつもすっからかんというのが理想だと思っていますが、パソコンなどもあるため実現出来て居らず、まことに忸怩たる気分なのです。どうしたら机の上は綺麗になれるのかと、日々格闘の毎日であります。そのせいで生産性が落ちているとしたら、本末転倒であるなと思います。


全然関係ないですが、パンク・ロッカーで作家の町田康さんも、著書などを拝読致しますとどちらかと言いますと整頓大好きなようで、「冷蔵庫の卵をどういう順番で使っていくか」などについて丁寧に(怒りを持って)書かれていた事など、強度の共感と共に呼んだ記憶があります。


なぜこんな事を書くかと申しますと、今、武蔵野市民文化会館の小ホールの裏側は、デュオ・アマルNHKテレビの収録のため様々のケーブルや機材が所狭しと置かれておりまして、雑然としているからなのです。


いや、これがイヤだというのではなくて(実にしっかりと準備をされております)、これが終演後に一気に片付けられ楽屋などがすっきりする、というのが実に私にとって快感である、というその事なのです。ああー、楽しみー!!(もちろん公演そのものの方が楽しみです)


・・・とここまで書いてアップロードが遅くなっている間に、公演が終わってしまいました。

  
 

"希望"のデュオ、来日しております。

投稿者:ひよこちゃん


4月1日です。新年度が今日からスタートです。
朝、文化会館に来たら、Director's Choice氏は勿論おらず、その席にはあ・と・お氏が座っておりました。かなり新鮮な眺めであります。年度初めということもあって、他館からもたくさん人が来るのですが、皆が好奇の目で「新鮮な眺め」を「新鮮~」と言って眺めております。


ブログの流れ的には、彼との思い出などを書いた方がいいのかも知れませんが、それだとあまりにも"内輪感"が続く気がするので、あえて空気は読まずに別の話題をぶっ込もうかと思います。


明日4月2日公演の「デュオ・アマル ピアノ・デュオ」の2人、ヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニは既に無事来日しております。彼らはまだまだ若いだけあって(かどうかは知りませんが)、基本的に「自分たちでホールまで来られるから大丈夫!」と言っているので、特にお迎えなどもせず、気ままに自由に行動していただいております。まあ、2人で一緒だし心強いのかと思いきや、結構別々に行動しておりまして、今もビシャラ・ハロニ1人でピアノを弾いています。(そもそも来日も別々ですしね。)


昨日の午前中は、ヤロン・コールベルクが1人で来ることになっていたのですが、彼が「大体この時間に行く」って言っていた時間に来ないので、「道にでも迷ってるか寝坊しているかですかね」とか話していたら、「なんか英語のお電話が入っていますー」、電話に出てみると案の定のヤロン・コールベルク。


「いやあ、電車に乗って地図見ながら歩いてきたんだけど、ホールが見つからないんだ」
「なにか目印はあるかい?」
「トウキョウ・トミン・バンクがあるよ」
「了解!すぐに迎えに行くよ」
(以上4行、アメリカ映画の吹き替え口調でお贈りしました。)


彼はどうやら道一本間違っていたようです。
余談ですが、私も初めて市民文化会館に三鷹駅から歩いた時は、コールベルクと同じ道を来てしまい、「あれ、ホールないない」とかなり慌てました。人間の心理としては大きな道を行きたくなりますよね、わかります。


夕方に再度リハーサルにやって来た時はデュオでおいでになり、無事道に迷うこともありませんでした。
なんか同世代の若者2人で楽しそうなので、コンサートが終わるまでに少し仲良くなれればいいなと思っているのですが、さてさて目論見はうまくいくでしょうか?(でもこういうのって大体失敗する星の下に生まれているのですよね・・・。)


さて、世界中で絶賛を浴びる"奇蹟のデュオ"、公演は明日武蔵野でのみ!です。
当日券は・・・申し訳ありません。今の段階では未定です。。また明日お問い合わせ下さい。
チケットお持ちの方は、お忘れ無きよう、お越しをお待ち申し上げております。
 
 
 

武蔵野チラシの生原稿

投稿者:I.D

面接の時、一番始めにDirector's Choice氏に聞かれたのは「ボルドーとブルゴーニュ、どっちが好き?」でした。その時はDirector's Choice氏がワイン・ファンであることはもちろん、音楽界でどのような業績がある人かもよく知らなかった私ですが、彼のもとで働くことになり、事業団在籍最終日の本日もビシバシとしごかれておりました。そうDirector's Choice氏は最後の最後まで、仕事に関して一切の妥協のない人なのです。

 

あの武蔵野チラシ、以前はDirector's Choice氏がワープロでパタパタと打っていたのですが、最近は手書き原稿を書き、私がタイピングしていました。

最初、「これ打っといてね」と原稿を渡された時に驚いたのは、原稿を書き直したあとがほとんどないのです。Director's Choice氏の頭の中では、文字の大きさなども含めてチラシの完成図が見えているようなのです。

 

私は、モーツァルトを描いた映画『アマデウス』の、モーツァルトの妻コンスタンツェがサリエリに、モーツァルトの楽譜を見せるシーンを思い出しました。サリエリが楽譜を預かると言うと、コンスタンツェがこれはオリジナルだからダメだと言う。サリエリは、その楽譜がオリジナルなのに、直した跡が全く無いことに衝撃を受けるのです。モーツァルトは楽譜が頭のなかで出来上がっているのか、と。

 

Director's Choice氏のようなことが出来るのは、Director's Choice氏しかいないかもしれません。しかし私たちは幸運にも彼から多くのことを学ぶことができました。4月からは、残った私たちが全力で事業に取り組むので、武蔵野文化事業団事業を末永くよろしくお願いいたします。

 

 

線路は続くよどこまでも。

投稿者:あ・と・お
 
春は異動の季節。昨日のブログのとおり、武蔵野名物Director's Choiceが市役所に戻ることになりました。そう公務員だったのです。いつかこういう日が来るだろうとは思っていましたが、今年でした。
 
振り返ってみると、十数年前(いや、もう20年前ですかね)、その頃大学生だった私は、何かの拍子で武蔵野主催のコンサートのことを知り、いつしか自転車で通うようになっていました(最初に来たのが何のコンサートだったか、はっきり思い出せないのですが…)。
 
やがて、“あの”チラシの束が私の下宿にも送られてくるようになりました。白いコピー用紙にワープロ文字。ガリ版かと思えるような印刷。徹底的にコストダウンしている感と手作り感。他のコンサート会場では見かけない名前の音楽家たち。チラシから溢れる独特な言葉の数々。聴きごたえありそうなプログラム。しかも低料金。すべてが不思議でした。昨日のブログにもあったトラジコメディアのチラシが入っていたのも覚えています。
 
1日でドビュッシーのピアノ作品全曲演奏なんてコンサートにも来ました。鈴木雅明さんのバッハのシリーズもありましたね。これも今や武蔵野名物になっている藤原真理さんのバッハ全曲演奏会にも来ました。バルトルト・クイケンのマスタークラスの後で、私「クイケンに会ってみたいんですけど」⇒「どうぞどうぞ」という会話を交わしたのが、Director’s Choiceだったのかなと思います(でも、別人だったかも)。
 
たまたまバイト先で広げた新聞に職員募集広告を見つけて応募したところ、何かのご縁でここで働かせてもらうことになりました。といっても、コンサート通いとコンサートを企画・制作することは全く別物。社会経験も乏しく、右も左も分からない私は文字どおり一(いち)からビジバシしごかれました。
 
すべては“あの”チラシから始まりました。
 
さあ、思い出話はここまで。
 
Director’s Choiceが降りても、そのスピリッツを載せながら、列車は走り続けます。でも、レールが敷いてあるわけではないので、道なき道を、野を越え山越え谷越えて、スタッフみんなで歩いていきます(私の後にもユニークな職員が入ってきました。4月にもひとり加わります)。今後もこれまでと変わりなくご愛顧ください。面白いこと、いろいろ考えています。
 
 

お別れのブログ

投稿者:Director's Choice


Director's Choiceこと栗原一浩は、21年間の文化事業団での仕事を終え、市役所に戻ることになりました。時間の列車を一人降りることになりました。また新しい旅に出なければなりません。お別れです。
 
  
文化会館に私がやって来た時は、市民の方のアンケートに「もう見捨てました」と書かれるほど人が入らない状態でした。事業計画を立て直し、失ったお客様に戻ってきてもらう(会館オープンの時はたくさんの方が来て下さったのです)ため、毎日毎日お客様にいらしていただくために何でもやりました。三鷹の駅前で土下座して「チケットを買って下さい」と頼もうと何度も考え、3年間くらいは毎日熱が37℃くらいありました。都心のホールとは違う、暖かく演奏家に力とエネルギーと愛を贈ることができる聴衆を作ることが目標でした。
毎年コンサートにいらして下さるお客様が増え、いつの間にかチケットが買えなくてお叱りの電話をたくさんいただくような会館になっていきました。


初めはこんな激安王になるつもりはありませんでした。「東京なら○○円、武蔵野なら□□円」というコピーを書いたのは、トラジコメディアという古楽グループの公演がキッカケです。招聘元の社長が、「カザルスホールの5千円はおまえのホールの2千円より安いんだよ。そのくらい武蔵野はダメなんだ」と言った時でした。
そうかなあ・・・じゃあ、チラシに書いてみよう。安いと思って来て下さるかも知れないもの・・・と考えたのでした。


その後、数え切れない方に助けていただきました。やがて自分も人並みに歳を重ねるごとに、人を助けるために仕事をするようになりました。「世のため、人のため、自分のため」に生きなさいと、私に言ったのは、若くして医者を廃業した柳沼医師でした。
海外の超一流マネジメントと仕事をするようになると、日本人の誇りを胸に信頼関係を築いてきました。決して不可能と言わなくなりました。どうしたらできるかを考えるようになり、「信じて」ドアを開けるようになりました。人としての成長以外、世界を相手に仕事ができないと考え、朝から寝るまで勉強を続け、こんなにワガママな人間である僕も「おまえとは仕事ができる」と初めて会って言われるようになりました。
こうして世界中から、演奏家がやってくるようになったのです。


最近はやっと自分のことが少し分かってきました。僕はファンタジックな人間で、音が物に見えます。アルゲリッチが弾けば、音が魚になって鍵盤を飛びだし、シュタットフェルトがバッハを弾けばホールは桜の花で溢れます。天と地のエネルギーを集めて力をもらうようになると言っても理解してもらえる人に出会い、心は安定し強くなりました。この世に存在する"神の手"と呼ばれる人たちには及ばないかも知れませんが、全てを藝術にかけて、人のために生きられるようになりますようにと願ってきました。


最近やっとお客様に最高の寿司を出すように心をこめて一つ一つのコンサートをお出しすることができるようになりました。そして、世界が美しさと奇蹟に満ちて、輝いているような気がしています。
この仕事に就いた時は自分の知識や引き出しの少なさに、自分にガソリンをかけて火をつけるような幻想の中でものを作りました、命を削って。
けれども最近は、幻想の扉を開けて、沢山の美しい奇蹟が星のように僕の上に降り注ぎ、幸福な気持ちの中でものを作ることができるようになりました。


皆様、チケットを買い、沢山のコンサートにいらして下さり、本当に有難うございました。
あと数日で、僕は新たな列車に乗り換えることになります。
そうそう、企画はかなり先まで決まっていますので、事業はおもしろそうなコンサートが次々にこれからも登場するのです。

 
 
では、最後の一皿は、トラットリア・ガルガの、エリオのボロネーゼです。銀座三越にありますので、どなたでも気軽に入れます。なぜこの皿を・・・というと、


これが普通の人の考えるボロネーゼと違い、トマトを主体としており肉っぽくないのです。
これでもボロネーゼ。
これは既成概念をどこまで崩していけるかという見方に繋がります。


「ベートーヴェンはこうあるべき!」とか


「いや、ここまでならアリ!」という演奏とか・・・。


色々考えながら食べてみて下さい。

 

カルロ・グランテ(ピアノ)が初来日致します。

投稿者:ヤマネ


イタリアの名ピアニスト、カルロ・グランテを9月、招聘いたします。来月9日(火)にチケットを発売開始します。


カルロ・グランテ。この名前にピシリと反応をされた方、いったいどれほどおられるのでしょうか。おられたら手を挙げて下さい。あなたはなかなかピアノ好きの方であるに違いありません。あの辛口の批評家ハロルド・ショーンバーグも賞賛した、知る人ぞ知る名手です。ざらっとした口当たりの、味わいある演奏をする方です。ウィーン楽友協会などで演奏、シュターツカペレ・ドレスデンやファビオ・ルイージ指揮ウィーン響などと共演した名手なのですが、日本ではほとんど知られておらず、今回が初来日。


「あなたの弾きたいプログラムで」とお任せし、(ただし、彼のこれまでの録音の好みなどから、例えばスカルラッティのみ、とか、そういう、テーマ性を持ったプログラムだと嬉しい、とだけ言いました)、「オーケー分かった、そういうのはまさに自分の得意とするところだ!」と、出たのがこのプログラムです。


ショパン:「4つのバラード」と「4つのスケルツォ」


これで行きましょう!と即決でした。


脱線しますが、グランテは、ショパンと同郷の作曲家ゴドフスキー(→Wikipedia)の演奏でも有名です。ゴドフスキーは、ショパンの練習曲を強烈に難しくした編曲作品などで有名、グランテはその練習曲全53曲の演奏を果たした、私の知る限り世界でたった3人のピアニストのうちの一人なのです。


全曲演奏を果たしたあと2人とは、フランチェスコ・リベッタとマルク・アンドレ=アムラン。両者ともに既に来日を果たしています。これら2人よりも大幅に遅れ、ついにグランテが日本デビューを飾ります。ピアノが好きだという皆様、この機会を逃さず、ぜひ足をお運び下さい!チケットの発売は来月、4月9日(火)を予定しております。


■ 9月3日(火)カルロ・グランテ "ショパンを弾く"
公演詳細は近日ウェブでも公開予定

 

公演にはトラブルがつきもの?

投稿者:ひよこちゃん


午前中に、中止が決まったガル・ジェイムズ公演のご返金をしていたところ、お客様から「こういうのは大変ねえ。経費もかかるし、損するばっかりよね」とねぎらって?いただきました。


いやはや、お客様にこそご迷惑をおかけして申し訳ございません。こういうトラブルは、無いに越したことはないのですが、とはいえ100%防ぐというのもまた不可能であります。公演を作るということは、トラブルがくっついてくるということなのでしょう。


今年に入ってから1番驚いた(けれど、お客様や私たちには損害のなかった)トラブルは、某アーティスト(ご本人の名誉のために名前は伏せさせていただきます)が、搭乗予定の飛行機に乗り遅れたことでしょうか。普段からフライトを頼んでいるトラベル・エージェント(在スペイン)より突如電話がかかってきた時には皆びっくりしつつも少し笑ってしまいました。
そのアーティストはトラベル・エージェントの方がすぐに別の便を見つけてくれ、急遽別の空港に移動し、予定より6時間ほど遅れての無事来日となりました。めでたしめでたし。トラブルが全部こういう感じなら、あまり困らないんですがね・・・。


今回のガル・ジェイムズは妊娠した、いわゆる「おめでた」とのことですので、来日キャンセルは残念ですが、無事に元気なお子さんを産んでいただきたいと思います。


ちなみに。
これはトラブルではなく、急遽判明したサプライズなのですが、先日公演を行ったヴァイオリニストのアリッサ・マルグリスは、来日直前に1728年製(←これはたぶん)のグァルネリが貸与されたそうで、早速武蔵野でもグァルネリの音色を響かせてくれました。こういう嬉しいサプライズならいつだって大歓迎なのですね。
(あまりに直前に発覚したので、配布したプログラムのプロフィールは差し替えられませんでした。申し訳ございません。)

 

春の松露庵、春の俳句

投稿者:I.D

昨日、子供といっしょに井の頭公園で遊びましたが、桜をはじめ沢山の花が咲きだし、すっかり春ですね。

 

旧古瀬邸を改修した、本格的な茶室「松露庵」は4月申し込み分から施設使用料が約半額になります。例えばうららかな春の日に俳句の会などでご使用になってみてはいかがでしょうか。

 

僕の好きな春の俳句を、いくつか並べてみました(作者が入ってないのは、僕が俳句だけ知っていて、ちょっと作者がわからなくなってしまったものです。)。

 

窓あけて虻を追ひ出す野のうねり  富澤赤黄男

 

ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう  赤尾兜子

 

梅の花匂ふや匂ふところまで

 

伏目聖母へ落花踏まねば近づけず 

 

片隅で椿が梅を感じてゐる 

 

毛皮はぐ日中桜満開に  佐藤鬼房

 

揚雲雀死より遠くは行きゆけず  河原枇杷男

 

桃園の誰もゐぬ日の桃の花 

 

遠蛙酒の器の水を呑む  石川桂郎

 

雁帰る幕を揚げてもおろしても  橋閒石

 

手にありし菫の花のいつかなし  松本たかし

 

村遠くはなれて丘の桜咲く  飯田龍太

 

腸の先ず古び行く揚雲雀  永田耕衣

 

先頭の男が春を感じたり 

 

青天や白き五瓣の梨の花   原石鼎

 

 

みなさんは俳句とか興味ありますか。ありましたら、好きな句を是非おしえてください。