東京入国管理局へ行ってきましたお話。

投稿者:ひよこちゃん


先日、ヤマネ氏(またヤマネ氏!)の記事にもありましたvisa申請のお話ですが、丸投げ、もとい、任されている私ひよこちゃん、ここ数日にわたりせっせせっせと資料を集め(資料庫とデスクを行ったり来たり)、上司をせっつき(あれはできましたか?あれはもらえました?)、他のコンサートホールに丁重に頭を下げ(電話なんで頭下げても相手には見えないのですが)、なんとかギリギリで提出書類を完成させ、一刻も早くいざ出さむ!というわけで、行って参りましたよ東京入国管理局。



ここが天に代わって悪を討つ(?)泣く子も黙る「東京入国管理局」です。
そんな天下の入管様ですが、なんというか、隔離されています・・・。


 

     
以前は、入管は竹橋にあったそうなのですが、今では品川から更にバスで10分ほど行った海近くの倉庫街にあります。「不法入国、不法就労は水際で止めたるで~!」という気合いの表れなのでしょうか?
武蔵野からは結構遠くて、たっぷり片道1時間以上はかかります。ちょっと不便です。


そして、私たちが申請しに行くのは「在留資格認定証明書」のコーナー。窓口のお姉さんお兄さんに書類を提出します。
お盆の最中だったからか、申請に来ている人はいつもの半分くらいだったのでは?おかげで待ち時間5分で、本日の申請は終了です。ひどいときは1時間以上待つので、スーパーの特売で、お肉を4割引で買ったくらいのお得感でしょうか。


ちなみに、コンサート等で招聘する場合は「興行」という区分になるのですが、昔はフィリピン・パブなどいわゆる水商売系の方々も同じ受付だったそうで、手続きは今のようにはすんなりいかなかったそうです。ひよこちゃんはそういう意味では楽な時代を生きております。えー、ゆとりですとも。(ちなみに一応、円周率は3.14でした。)


そんなこんなで無事に申請も終え、帰りのバスの中では水商売風のセクシーなお姉さんの露出度の高いお召し物に目のやり場に困り、香水の香りにあてられくしゃみが止まらなくなりながらも、なんとか品川駅へ到着。あとは何事もなくvisa申請に必要なマスト・アイテムが届くことを期待するばかりでございます。

 
  

クラシック音楽のなかの戯曲

投稿者:I.D   

 

私は以前、演劇をやっていたせいで、クラシック音楽の題材に"戯曲"を取り扱ったものがあると、心の中のある部分がピクンと反応してしまいます。クラシック好きの方々は周知のことも多々あると思いますが、どんなものがあるか見ていきたいと思うのでお付き合いください。


まず、シェイクスピアの多さが目につきます。オペラの題材として数多く取り上げられており、ヴェルディの歌劇『オテロ』『マクベス』。『ファルスタッフ』は「ウィンザーの陽気な女房たち」という戯曲をもとにしています。オットー・ニコライ作曲の歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』という歌劇もあります。その明るく楽しい喜劇性のためか、欧米の演劇(ストレート・プレイ)の世界でもしばしば上演される戯曲です。グノーの歌劇『ロミオとジュリエット』、トマの歌劇『ハムレット』、ライマンの歌劇『リア王』、ブリテンの歌劇『夏の夜の夢』、ウェーバーの歌劇『オベロン』は「夏の夜の夢」と「テンペスト」を合わせるという荒技。


メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「テンペスト」。シェイクピアが原作を使用せず、自分で作った話は「夏の夜の夢」と「テンペスト」だけと言われています。「夏の夜の夢」のほうが有名ですが、「テンペスト」も勝るとも劣らない魅力を持った戯曲です。チャイコフスキーの「テンペスト」「ハムレット」「ロミオとジュリエット」が...。書き始めて思いました。シェイクスピア、ありすぎます。


先を急ぐので有名じゃないのだけ挙げます。


ベルリオーズの歌劇『ベアトリスとベネディクト』は「から騒ぎ」を、コルンゴルトの歌曲「道化師の歌」は「十二夜」を基にしているとのこと。「十二夜」はシェイクスピアの喜劇の最高傑作といわれています。悲劇が有名なシェイクスピアですが、喜劇も全く劣っていません。シューベルトの歌曲に「シルヴィアに」というのがあり、これは「ヴェローナの二紳士」という戯曲をあつかったもの。この戯曲は若いころ書かれたもので、ほかの戯曲に比べて高い評価は得ていませんが、私は好きですね。


きりがないので次にいきます。


ゲーテの「ファウスト」も人気です。グノーの歌劇『ファウスト』、ベルリオーズの劇的物語『ファウストの劫罰』、ボーイトの歌劇『メフィストーフェレ』、リストの「ファウスト交響曲」、「メフィスト・ワルツ」。シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」...。まだまだあります。しかしこれらで取り上げられるのは、ほとんど「ファウスト」の第一部なのですね。ゲーテの「ファウスト」は第一部、第二部があり、第二部は"国家(世界)の創造"という壮大な話になっていきます。あまりに壮大で完全版は演劇でも上演不可能ともいわれており、最近では、十数年前ペーター・シュタイン演出、ブルーノ・ガンツ主演で行われたぐらいです。(私の知る限りです。違っていたらすいません。)


ちなみに「ファウスト」はゲーテ以外も戯曲化しており、シェイクスピアと同時期の劇作家クリストファー・マーロウも「フォースタス博士の悲劇」というのを書いています。この人はエリザベス朝演劇でシェイクスピアに次ぐ天才といわれており、読んでみると圧倒されると思います。


ゲーテの戯曲は圧倒的に「ファウスト」であって、それ以外はあまり知られていません。ほかには扱われてないのかしら...、と調べてみたら、デュカスが若いころに序曲『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』というのを作曲しています。これは「ファウスト」に次ぐゲーテの重要な同名の戯曲を題材にしています。またリストの交響詩「タッソー、悲劇と勝利」は「トルクヴァート・タッソー」という戯曲を基にしています。


ギリシャ悲劇は間接的に甚大な影響を及ぼしているので、間接的なものは割愛します。直接的に使われているのは...、ストラヴィンスキーの歌劇『エディプス王』。一番有名なソフォクレスの「オイディプス王」ですね。メンデルスゾーンの劇音楽に『アンティゴネー』『コロノスのオイディプス』があります。「アンティゴネー」もオイディプスに次いで有名なんじゃないでしょうか。オイディプスの娘さんです。これはオルフやテオドラキスも歌劇にしています。「オイディプス」はご存じでも「コロノスのオイディプス」を知っている方は少ないのではないでしょうか。最晩年のオイディプスが登場する戯曲です。なにかリア王などを彷彿とさせる壮大な悲劇なので、オイディプスの最後を知りたい方は是非どうぞ。(そういう方はどれくらいいらっしゃるのだろう。普通いませんよね...)。


さてアイスキュロス、エウリピデス、そしてギリシャ喜劇のアリストファネスの作品を直接的に使った作品はあるのでしょうか。ちょっと調べたけど見当たりませんでした。知っている方がいたら教えてください。


このあと、時代順に挙げようと思ったら長くなりすぎました。続きは次回にします。


戯曲をよんで、演劇にも興味を持っていただけたら嬉しいですね。演劇に興味をもたれたら、吉祥寺シアターにもいらしてください。それでは。


  

演奏会の曲目はどうやって決めているのか

投稿者:Director's Choice



公演のプログラムは1つ1つ考え抜かれて作られています。今月の発売を例にして少しお話ししてみます。


カタリーン・ロタール(コントラバス・9月30日公演)は演奏家本人の希望そのままです。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲やパガニーニのカプリースの編曲版を入れるなど、多くの方にコントラバスを楽しんで欲しいという彼の意図が見てとれます。彼の超絶技巧を見ていただき「驚愕」していただけるだけでなく、深い音楽性も伝えることができると考え、まったくこちらからは注文や依頼を出しませんでした。


12月13日のクラシック・バスカーズの公演は、英語で彼らがやりたいことのアウトラインが数種類送られてきました。曲目というよりコンサートのコンセプトを考える形です。私達はクリスマスの名曲を採り上げるプランを希望し、「第9」などの名曲が組み込まれました。


逆にこちらからリクエストしたのがスコダの公演(完売)です。
最近の東京公演では、シューベルトを多く採り上げていますが、私にとってはどうしても納得のいく演奏ではありませんでした。そこで、ベートーヴェンの最後の3つのソナタを提案したのです。


最近でこそ若いピアニストが弾くこともありますが、やはり長い人生を経てきた者にこそわかるベートーヴェンの世界は、ピアノという楽器を超え、人としての魅力が重要ですから、まさに人間スコダの集大成という公演でもあります。スコダはこちらの提案を快諾し、曲目が決まっています。

 
 
隣のヤマネ氏がKuK(カーウントカー。閉店)のシェフが、ハプスブルクという店を開いたというので行ってきました。オーストリア、ハンガリーの料理を巧みにアレンジし、夏にはぴったりの軽い料理。ワインもオーストリア・ワインに詳しい方は色々相談してみて下さい。リストにないものも多数アリ。


ただ、ランチでも5250円なので、少し余裕のあるときにどうぞ。


   

ヴィザを取得する話。東京入国管理局へゴーゴー、ゴー!

投稿者:ヤマネ


海外からアーティストを招聘する、と言う現実に立ち至った場合、事務的な手続きをあれやこれやとする必要があります。私どもも、あれこれやっております。その中に、ヴィザの取得というものがあります。コンサートをするアーティストには「興行」ヴィザというのを取得してもらわなければなりません。地味ながらも大切な作業の一つです。


この作業、今はひよこちゃんに丸投げ・・・いえ、お願いしている私ですが、かつてはせっせせっせと書類を作成して、品川にあります東京入国管理局という場所に申請に行っておりました。時々ニュース映像なんかでも見かけるこの建物は、倉庫街と言ってよいでしょうか、コンテナ(船荷)を積んだトラックがうろうろするような場所にあります。通常はまず、足を踏み入れないような所です。


一連の事務手続きは、一度教われば誰にでも出来るものです。ですので難易度はさほど高くありませんが、作業開始から終了(ヴィザ無事ゲット、うわーい!)までけっこう時間がかかるという事もあり、余裕を持った行動が"切に"求められます。ぎりぎりになってドッヒャーまずいまずいまずい!と大騒ぎをする、という事だけは避けなければならないのです。しかし「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、誠に古来の知恵はないがしろに出来ない。時として現実は・・・(以下略)。


ちなみに、ここへ申請に行ってもヴィザが貰えるわけではなく、ヴィザ申請の際に非常に役立つ書類が貰えるだけなのです(即日ではなくて10日~2週間後に郵送されます)。それを海外に送り、海外で本人なり代理人なりが日本国領事館に行って申請をしなければならないのです。


ヴィザ取得、なかなか一筋縄ではいきません。ええ。いやほんと。

  

短い夏休み。そしてオルコン。

投稿者:あ・と・お

 

少し夏休みをいただいて帰省してきました。田舎で“の~びり”といきたかったのですが、来月にオルガンコンクールが迫ってきており、お家でもちょこちょこっとパソコンを開いたりもしていました。家にインターネット回線がないため、公衆無線LANに接続しようとしても、なぜかうまくいかず悪戦苦闘。結局、町で唯一(?)のインターネットカフェに行ってみたりもしました。そこそこ大きい町なんですけどねぇ…。

 

さて、戻ってきてみると8月8日(水)の読売新聞の武蔵野版で、オルガンコンクールが写真入りでバーンと大きく取り上げられていました。

 

来週からは、武蔵野の街のあちこちでプレ・イベントも始まります。街ぐるみでコンクールをどんどん盛り上げていきたいと思います。きっと今頃、出場者たちも最後のラストスパートと、練習にも熱が入っていることでしょう。こちらも抜かりなく準備して、各国から集まる出場者、審査委員、そしてお客様をお迎えしたいと張り切っています。

 

こんなポスターやチラシも武蔵野の街中でお見かけになると思います。

ブログの作法

投稿者:ひよこちゃん



ヤマネ氏が昨日の記事でとても真面目な問題提起をされているので、次が書きづらいひよこちゃんです。3日間くらいトップにしといた方がいいんじゃと思うのですが、毎日更新がモットーですので、対照的な軽い話題をお送りします。


こちらのブログをよく読んでいただいている方々はお気付きでしょうが、一応ですね、私どもこのブログを毎日更新する(水曜日以外)というルールに則って運営しております。自分が仕事が休みの日でもブログ当番の日となれば、自宅から原稿を送る場合もあります。万が一忘れようものなら、他の執筆者各人からの冷たい視線が待ち受けています(かなり誇張アリ)。


つまり、ブログは我々スタッフにとってはもはや「鉄の掟」のような存在となっています。
(まるで体育会系みたいですが、実際の私たちは極めて文化系です)


残念ながらヤマネ氏のような興味深い問題提起は私にはとてもできませんが、そんなわけで、ひよこちゃんは今日もブログを書かねばなりません。
(注:別にヤマネ氏を「よいしょ」している訳ではありません。世の数多ある職場の中には部下の「よいしょ」が尊ばれる所もあるのでしょうが、残念ながら?私が誰かを「よいしょ」してもここでは何のメリットも発生しません)


執筆者は見ての通り5人しかいませんので、毎週水曜日は休みだとしても5~6日に1回のペースで順番がまわってきます。
これは正直申し上げまして、私にはなかなか高いハードルですなのですが、他の執筆陣は意外とそうでもないようで、皆さんサラッとお書きあそばします。よくそんなにネタがあるなあ。もちろん仕事経験の差も感じますが、なんというかそれ以上に人生経験の厚みの差を感じる瞬間です。これがジェネレーション・ギャップというやつでしょうか。


ブログを書くって大変なことなんですね。プライベートでは全く書きませんもので、どんなものかと思っていたのですが、毎日ブログを更新し続ける芸能人の人(しょこたんとか)ってなにげに凄いんだと、最近初めて気づきました。一応、緩い縛りとして「仕事に関係あること」という曖昧なルールがありますので、8月のようにコンサートもなくお客様にもあまり会わないような時期にはより一層人生経験の差が出ることでしょう・・・。


もうしばらくはブログにうなされる日々が続きそうです。
 
 

ファンサービス、サイン会、握手会。サインをしてもらうのは当然の権利か?

投稿者:ヤマネ


先に謝っておきます。前回に続き、愉快な話題でなくてごめんなさい。


終演後、出演者によるサイン会が行われることがあります。出演者がロビーに出てきてCDにサインをする、とか、ファンが楽屋に行ってプログラムにサインをもらう、などという形態です。


これはアーティストにとってファンサービスの一環です。私もこれはとっても重要な事だと思います。ファンとふれあい、その人たちがリピーターになってくれたら嬉しいですし、CDにサインをしますと言うことでCDの売り上げがさらに伸びれば、それはそれでさらに喜ばしいNe!と言う事になります。なので、あのー、サイン会は・・・と聞くと、はいはいはいはい喜んでやりますよ!といってくれる人が結構多いです。


しかし、元来が内気なアーティストや、そうでなくてもその日は非常に疲れたため、もしくは体調が優れないため、そのようなサービスを行えない、と感じる人もいる、ということは想像できますでしょうか。


サイン会を行う直前に、「CDを買った人だけです」とか「写真厳禁でお願いします」とか「一人一枚でお願いします」というアナウンスが出る時があります。そこだけを聞くと、ええー、なんだ、けちだな。とか、プロならファンサービスは当然だろ、などと思われるのかも知れないのですが、しかし、その裏側には何らかの事情があることを是非みなさん想像し、理解して欲しいと思います。


私がなぜこういうことを書くかというと、様々の事情によりそのようなお願いをした時に、それを守ってくれない方が、多数とはいいませんが、残念な事に少なからずおられるからです。


一人一枚で、とお願いしているのにも関わらず大量のブックレット、サイン帳などを押しつけ、さあさあさあ、とおねだりする人たち。もしくは、こっそりと2度3度と並んで繰り返しサインをおねだりする人たち。あるいは、1枚だけと見せかけて、サインして貰ったらスッと2枚目を出す人(上目遣いでこちらをちらちらと見てくる人は要注意です)。


このような方々には注意しても、聞いてもらえる事はあまりありません。残念です。かえって開き直られたり怒号を浴びせられたりします。目の前にアーティストがいれば興奮するのは理解できますが、大人としての節度や、約束事はぜひ守って頂きたいと思います。


こういう時たいていアーティストは、ぐっとこらえて笑顔でサインしてくれますが、(そしてそれを見て、なんだ、本人は喜んでサインしてくれているじゃないか、と合点をする方も居られるようなのですが)実のところ彼らの心中はおだやかではありません。


楽屋に戻った時ぐったりとして、本番よりも疲れた、などと言われた時はけっこう悲しいものがあります。写真はイヤよとお願いしたにも関わらず携帯電話で写真を撮られまくったため「自分が動物園の動物のように感じた」と暗い顔で言われたこともあります。


プロなんだからサインぐらいしてくれて当然だろう、と思われるでしょうか?プロは疲れていても我慢してサインや握手をすべきでしょうか?


なんのかんの言って、答えのない問題なのでありますが。
 

夏休み気分

投稿者:I.D   

 

暑いです。

子供と共にプールに行き、スイカとトウモロコシを食べて、盆踊りに行くと、気分はすっかり夏休みです。

 

武蔵野市民文化会館には秘密の扉があり、その先には秘密の階段があり、その先の扉を開けると屋上に出ることができます。(一般の方は行くことは出来ません。すいません…。)そこからは武蔵野台地を一望することができ、都心の高層ビル群はもとより、スカイツリーを臨むことも出来ます(写真ではかなり分かりづらいですね)。夏休み気分で、いつまでも遠くを眺め続けていたいのはやまやまですが、あまりに暑すぎるので早々に階下に退散します。皆様も熱中症にはお気おつけください。

 

現在、武蔵野市民文化会館では集中的に保守工事が行われています。

今年は特に2カ所のエレベーターも工事しており、この大幅な改修で地震のときなどに益々安全性が高まることとなります。

 

文化会館では1ヶ月間公演が行われないのですが、今年は8月に、オルガンコンクールの無料プレイベントとして、吉祥寺南町コミュニティセンター本宿コミュニティセンター吉祥寺美術館と、通常オルガン公演がないところで“出張”公演を行いますので、普段コンサートに行く機会が無い方も“夏休み気分”で気軽においでくださいませ。

 

 

  • カテゴリ: I.D

チケットが売れない公演は内容が充実している!?

投稿者:Director's Choice

 
 

  
  
「私、売れなくてチケットが残っている公演なんて見たくない。あの即日完売のが見たいんだ」という声をいただきます。


あっという間に売れた公演は、数年後にまた実現することも多くあります。しかし、すぐに売れない公演の方が内容的には面白く、日本では武蔵野くらいしかやらないようなものも数多く含まれています。


例えば、カタリーン・ロタールのコントラバスの公演はまだ少しチケットが残っています(昨日前売り開始)。これは実に素敵なコンサートであります。CDも出ていないし、一般の音楽ファンは誰も知らない演奏家です。


本人はアリゾナに住んでいるというので「なぜ?」と訊くと、「ウィーンやベルリンで教授になったら自由がなくなる。アリゾナはいつでも好きなときに公演を行っていいと言ってくれたから」という答えが・・・。


コントラバス奏者は彼が如何に凄いか知っていますから、世界のコントラバス大会やコンクール審査員の常連です。
音楽的にも自分の心や体の奥の何かにもぞもぞと訴えかけられて、それがだんだん大きくなって、感動が体中に溢れるようなものです(変な表現ですが)。音楽漬けの僕も一瞬で魅了されます。


百聞は一見にしかず。
ここには間違いなく人の心を動かす音楽があります。


 
さて、今日は吉祥寺のコーヒー店を紹介します。Ryumon coffee stand
コーヒーマニアには納得していただきます。酸味と渋みのバランスなど、素晴らしいです。


  
   

聴衆のマナーと喧嘩

投稿者:ヤマネ


先日、東京は上野方面、天井界隈でバレエを観ておりましたら、私の前に座っていた男性が、通路を挟んで真横に座っていたご婦人を激しく叱って曰わく、貴女様の使用して居られるその扇子が自分の眼に五月蠅くてかなわないので直ちに使用を中止せぬか、との事でした。おおこわい。


またあるときは渋谷区初台で、やはり天井付近で歌劇を鑑賞していましたら、携帯電話マナーモードのブーブー音が聞こえてきました。即座に老紳士が身体をねじ曲げ、音のする方角を恐ろしい形相で睨め付けたのでした。おお、こわい。


劇場とは、多くの人が狭い場所に一時に集まる場所の事なのです。私どもも、皆様により良い環境をご提供出来るよう、いつも場内に神経を尖らせております。しかし(皆様の気がつかないところでも)お客様同士で様々のトラブルというのはぽつぽつ、発生しているのです。


やはり携帯電話、時計のアラームなど電子機器より発せらるる音に端を発するトラブルが一番多いでしょうかね。そのほか「いびきをかいての睡眠」「せわしなく身体を動かす」「隣人が巨漢(圧迫感があって嫌だ)」「友人同士でこそこそおしゃべり」「香水(体臭)がひどくて頭痛が痛い、オエー!」「楽譜を見ながら演奏を聴いている」「音楽に合わせて指揮をするお客様」「飴を申し訳なさそうにゆっくりと取り出すパリ・・・パリ・・・という音」「楽章間での拍手」「フライング・ブラボー(音楽が完全に消えるまでブラボーと叫ぶのはやめて欲しい)」「ビニール袋を下げて会場に入っている」など、トラブルの種は実に多様。


しかし、そういったトラブルが持ち込まれた場合、隣人に声をかける時は気をつけないといけません。トラブルの内容をよく聞き、どうお声がけするのか、そもそも声をかけるどうか、よく考える必要があります。自分の気になることが、他人も皆、同じように気になるとは限らないためです。この点はけっこう重要です。判断には経験と勘が必要ですし、正しい解答がない場合も多々あります。


・・・いやはや、パトロールにも細やかな配慮が必要だ、と申さざるを得ますまい。