緞帳とのしばしの別れ

投稿者:ヤマネ


武蔵野市民文化会館は、大規模改修のため、現在この時刻も、絶賛引越中です。引越に関する情報詳細についてはこちらをご覧下さい


ご注意下さい。仮事務所(武蔵野市役所内の秘密基地の中にあります)ではチケット受渡し業務、チケット販売はいたしません!!チケットの窓口販売や引取については当事業団の他の窓口をご利用下さい。


そんなわけで昨日からどんどん引越をしていますが、ブログのネタとなるような話題があちこちに転がっています。


昨日すばらしく面白かったのは「ザ・緞帳との別れ」。


大ホールには巨大な緞帳があります。緞帳、しかも2種類あるんですよ。それを外して、丸めて、くるんで、持って行くわけです。森平舞台機構という、舞台関係のお仕事を請け負う会社がありまして、普段はモリヘー、とみなさん親しみを込めて言っていますが、そのモリヘーの屈強な皆様が、こう、一斉にうわ、うわ、うわーっ!とかけ声を上げながら(あげません)わらわらわららわらーっと取り付いて、緞帳を外してくるくるくるくるーっ!!!!とくるんでいました。


こないだ知ったのですが、なんと緞帳は折りたためないらしいです。なので、ぐるぐる巻いて持って行くわけです。上下では無く左右に巻きます。そうじゃないと長くなりすぎるからね。それでも緞帳は長いので、10tトラック?かな?に積み込んで行くらしいです。出来上がった状態の緞帳が上の画像です(画像をクリックするとちょっとだけ大きくなります)。


さようなら緞帳さんたち。また綺麗になった会館でお目にかかりましょう!!君たちが帰ってきたとき、黄色いハンカチが文化会館から下がっていたら、君たちの事をみんなが待っていてくれたということだからな!!(その予定は今のところないけれど、ひねくれないでNEEEE!)

  

武蔵野市民文化会館から畳の楽屋がなくなります。養生との別れ。最後の養生。

投稿者:ヤマネ


「養生」と言う言葉をご存知ですか。養生。いろいろな場面で使われるようですが、汚れ、危険などを防止するためにとる処置のことなどを指します。


言葉だけ読むとちょっと抽象的ですか。武蔵野市民文化会館で具体的に「養生」という言葉が職員から口々に発せられる時はいつなのでしょう。


ずばり、「畳に座ることが苦手な外国のアーティストの皆様方がお越しになったときに、畳の上にブルーシート(養生シート)を敷く必要性が発覚したとき」、そう、そういう時です。


畳の楽屋の一番の問題点はなんですか。それは靴を脱がないといけないということです。つまり靴を脱ぐという習慣のない人たちにとって楽ではないことです。


そういう方々に向かい、靴なら脱いどきや、ここは日本でっせ、と強硬に出てもいいのでしょうけれど、この件でなめ猫の免許証のように「なめられたら無効」とばかり必死のパッチで突っ張ったとして、得られることは・・・・あまりないかもしれません。


いや、なんせ楽屋に出入りするたびに脱いだり履いたりするのは大変ですよ。かといって、靴を脱がずに畳の上を歩かれてしまいますと、畳が傷みます。畳の部屋を使わなくてすむのであればそれにこしたことはありませんが、部屋数も限られているので、どうしても使わなければいけないケースが多い。


ではどうするかということで、あまりスマートではありませんが、畳に養生シートを敷く、というのが一般的なわけです。こうすれば、あら不思議!!靴を脱がなくても畳の部屋に入れるよ!(海外の方でもごくまれに「畳OK!」という方おられますので、そういう場合は敷きません。)


しかしこれはちょっと手間な上に、日本人でも楽屋は洋室の方がいい、という方が増えていることもあり、武蔵野市民文化会館では、改修後には畳の楽屋がなくなります。ちなみに現状畳の楽屋は大ホールに2部屋(大ホールの楽屋は全5部屋)あります。


和式トイレと同様、だんだんと時代にそぐわなくなってきているのでありましょう。そうかそうか。和式トイレは、自分も反射的に避けますしね。


そんなこんなで先日のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ公演での養生が、最後の養生となりました!!


養生シート君、お疲れ!!!また会う日まで、さようなら!さようなら!!!俺らもお疲れ!もう敷かなくていいんだよこれ!!ワーイワーイ!!!!


先日のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの公演は、こういう意味でもアディオス・ツアーだったのです。深イイ話だなー。


  

武蔵野市民文化会館の休館まであと3週間を切る!

投稿者:ヤマネ


というわけで、ぼやぼや、うかうか、のびのび、ズベズベしている間にどんどんと時間が音を立てて過ぎていっております。


即ち、ついに、武蔵野市民文化会館の休館が目の前に迫ってまいりましたが、皆さんお元気ですか!(事務所内の皆さんに向けて発信した声)


あと3週間ですねえ。3週間だなあ。


私が武蔵野文化事業団に来てから6年半ぐらいが経ちましたが、いま一番感激しているのは、土日が休みになるということですね(なぜなら事務所が市役所の中に行くからです。仮事務所は市役所のお休みに準ずることになるのです)。


この建物は条例により水曜が休館となっておりますので、水曜日は基本的にお休みなのですが、土日はと言うとこれはもう全力で営業をしておりますので、土日と言う言葉がなかったわけです(シフト制で働いております)。


まさに曜日の感覚がないというやつです。今日が何曜日なのかというのは、ゴミ出しを頼りに記憶している感じです。今日はビン・缶の日だったな、ならば金曜だな、といったぐあい。やった金曜の夕方がやってきたTGIF!!!!うおおお飲みに行くぜええええええとか熱唱していたのはいったいいつのことだったか・・・・(遠い目)。


あ、そういえば今日は金曜ですね。ほら、金曜日と気付いたところで、いたって平静で波風ひとつ経たぬ我が心には、一抹の寂しさがこっそりと紛れているようだ。


それが、ですよ。来月からはTGIF!TGIF!!!T・G・I・F!!!!!!!!!!


※TGIFの意味がわからないと言う皆様方におかれましては、どうぞググって下さい。


しかも、我々には早番遅番というのがあり、遅番の人は夜遅くまで仕事をしている必要があった。だが、それも無くなるのであります!!(1年間限定)


そうだ。金曜日は花金だ(古いな)


金曜日/の夜は羽目を/外したい また一句できた!!!ギャオー!!


・・・ま、こんなに浮かれている訳ではないのですがね。土日も公演がガシガシ予定されていますし。公演につきましてはもちろん、ご期待下さい!!

  

4月からの武蔵野文化事業団のこと

投稿者:ヤマネ


武蔵野文化事業団は毎年どれぐらい公演を行っているかご存知でしょうか。最近は毎年130公演ぐらい実施しております。今年度は140公演を実施予定です。365日として考えて平均しますと約2.60714285714285日に公演1回の割合ですね。


この細かな数字に意味はあるのか。ないですが、循環小数と言う事だけ判りました。安心しました。あ、今年は閏年だから366日なのか・・・・。あああああーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!


4月から、皆様ご存知の通り、武蔵野市民文化会館は約1年間の休館に入ります。この間、武蔵野文化事業団は何をやっているのか。みんな遊んでるんちゃうか!!秘密を暴け!!というわけで、私たちは4月からいったい何をやっているのでしょう。こっそりお教え致しますが、武蔵野市民文化会館内の事務所は、工事期間中、武蔵野市役所内に移動致します。仮事務所というやつです。


そういうわけで、工事中の一年間は何もやらず暇なんでしょう?と言われることも、まだまだありますが、既に発表を始めております通り、あちこちで公演をいたします。また、いわゆる通常の公演以外にアウトリーチ事業(出張コンサートとかそういう意味です)も行います。学校へ行ったり、近隣の施設にでかけたりと、思いのほか忙しいことになりそうです。


数字だけで申しますと、来期はさすがに140までの数はないものの、現状で90公演近くを開催する予定になっております。(この数字には先に書きましたアウトリーチ事業は含まれません)現在も事業数は増えてきております。もしかすると100を越えるかも・・・???


なので、みなさん、4月からもじゃんじゃんバリバリ武蔵野に来て下さいね!


  

ヴィオラでヴァイオリンの楽譜を読むとき

投稿者:ヤマネ


少し時間が経ってしまいましたけれども、1月31日にウェンティン・カンのヴィオラ・リサイタルを開催致しました。


ヴィオラのために書かれた曲は一曲も無く、すべてヴァイオリンかチェロのための作品でした。でも、面白かったですね。


別にヴァイオリンのための作品をヴィオラで弾いてはいけないなんていうルールはこれっぽっちもないですし、いい曲は他の楽器で聴いてもいい曲です。


特にバロック時代とか古典の時代は、一応この楽器のために書いているけど、その楽器が手元になければ違う楽器で代用オッケー、みたいなノリだった、とも何かで読んだことがあります。なのでますますOK。


で、ウェンティン・カンだ。当日の解説文にも書かせて頂きましたが、ヴィオラが出す音は、ヴァイオリンより5度低く、チェロよりも一オクターブ高いです。(同じ弦の同じ場所を押さえて音を出したときに出る音の違いです。)


でも楽譜はどうなっているか。ヴィオラ用に書き直されていれば問題はないのだが、舞台袖で見ましたところ、バッハのヴァイオリン・ソナタとパルティータはヴィオラ用に編曲されたものではなかったです。つまりヴァイオリンの譜面でした。


えーと、これは・・・どうやって弾くのかな?と疑問に思った舞台袖の面々は、本番終了直後のウェンティン・カンさんを捕まえ、尋ねてみたのである。


ねえねえ、この楽譜、ヴァイオリン用ですよね、どうやって弾いてるのですか?教えて下さいやがれ。


あ、そのままヴァイオリンを弾くみたいに弾いてますよ、と涼しい顔。Ohhh...。


ドと書いてあったら、ヴァイオリンでドの音がなる場所を押さえて弾いているそうです(実際にはファの音が鳴る)。これはきつい。


大体クラシック音楽の弦楽器奏者は絶対音感を持っていますから、ドの音を読みながらファの音を鳴らすのは非常に困難。身体が自然にドの音を要求するわけです(絶対音感を持っていた方がいいとか悪いとかいう話ではありませんよ)。


いやー、つらいなー、パーフェクトピッチ、あなた持ってるでしょう?と聞いたら、もちろん。でも私はこういう演奏に慣れてるから。またしても涼しい顔。


・・・大物だあっっ!!!!!!!!!!!!!!!


それともヴィオラの人なら普通なのでしょうか。ヴィオラはハ音記号も日常茶飯事だし。っておっと、ちょっと専門的な話になりすぎましたね。私がインテリである事がうっかり露見してしまった。ゴホンゴホン、ゲホッゲホッ。
 

アンコールにSoundHoundはいかが?

投稿者:ヤマネ


アンコール、我々はいまでも基本はドレミファ・ドンです。「アンコールは、出たとこ勝負の人たちが多いからです」と言う事は何年か前にこのブログで書いた事があります。


勤勉な日本人な私たちですから、だいたいそりゃあ、アンコールは事前に聞きますよ。「アンコールナンデスカ?」、そうしたら、この曲って、しっかり答えが返ってくる場合はいいんですよ、舞台袖で連絡係として控えている身としては。


でも「アア、デタトコショウブダヨ」と言われると、リンダ、困っちゃうナ。


しかし最近の技術の進歩は凄まじい。スマホですよスマホ。


スマホのSound Houndというアプリ、誰に教えてもらったか忘れましたが、ええ、もちろんアンコールが判らないアンコール難民の人から教わったと記憶しますが、それを使用するのである!!


これは聞こえている音楽のタイトルを教えてくれるアプリです。どうやって動いているかとか、詳しい事はこことかをご覧下さい。


先日のオイストラフ弦楽四重奏団でも、出番がありました。事前にこの曲と聞いていた曲ではない、明らかに違う曲を彼らが弾き始めたからです。事前に聞いていたのはショスタコーヴィチのポルカだったと思うのですが、舞台上では「チャイコフスキー!」と叫んでいる。


で、案の定わからないわけです。でも、ま、こういうことはよくあることなので、慌てず焦らず、おもむろにスマホを取り出すわけです(客席のよい子の皆様は絶対に真似しないで下さい)。SoundHoundを起動し、SoundHoundに命ずるのです。この曲を当ててね!


そうすると、うに~、ふに~っていうような画面と共に検索を開始します。結構早く判るもんですよ。こんなんでました!!って言うから画面を見てみたら、チャイコフスキーの子供のアルバムOp39の21、と言う。しかもご丁寧に本当かどうだか"弦楽変奏版、編曲者はスピヴァコフ"とまで出ました(欧文表記です)。


こうやって集合知というものは、ビッグデータがビッグブラザーとなり、1984でGO!GO!!ということになるのだなと、ふふん、と鼻で笑って、ありがとうスマホ、ありがとうスマホ。と感謝をするのだ。


 

三鷹市で2夜連続!ベートーヴェンのピアノ・トリオ全曲

投稿者:ヤマネ


武蔵野市民文化会館は、4月より休館致します。そう、それはたくさんの方々に知って頂いていると思うのです。


時々「じゃあ4月からはどうするの?」などと聞かれることがありますが、公演は4月からも・・・・やります!!!やりますよ!!!!


さすがにいつもの通りには行かないだろう、と思われるでしょう。そう。確かにいつもよりは不自由いたしております・・・しかし・・・。


三鷹市を始め、近隣のホールでの開催を予定しています。えっ!!ホゲーッ!!


ホゲーッ!!って、声を立てて驚かれたりもするのですが(ウソです。皆様意外にスッと、ああ、なるほど、と言って頂けます)、はい。やります。


既に発表になっているのは、ますます磨きをかける名ピアノ三重奏団、トリオ・ワンダラーによるベートーヴェン2夜連続演奏会です。これは三鷹市芸術文化センター風のホールで開催致します。


トリオ・ワンダラー ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全曲演奏会
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2015/12/post-517.html


三鷹駅を挟んで武蔵野市民文化会館とは反対方向にある、そう、駅からの距離も同じぐらいの、625人入る美しいホールです。チケットは既に発売中です。ぜひお越し下さい。


三鷹市芸術文化センター風のホールURL
http://mitaka.jpn.org/geibun/wind.php


ベートーヴェンのピアノ・トリオを2日間、総計245分間かけて弾きます。両日のプログラムはこちら。ナクソスミュージックライブラリーでも、彼らの録音を聴くことができます。


そして間もなく会員の皆様に発送致しますinformation2月号も、おやこんなところで!と驚く、でやー!!ホゲホゲー!!という内容の公演が記載されているかも知れません。そう、XXXでもやるんやで。なるほど!と膝をうってそちらもぜひ、お越し下さいやで。


武蔵野文化事業団は、休館中も灼熱の炎が燃え上がることでありましょう!!ババーン!!!!・・・・ま、ようするに、アグレッシブに行きますご期待下さいね。急に冷静になって申し訳ありません。


  


    
  

 

今日はプラハ交響楽団のニューイヤーコンサート

投稿者:ヤマネ


ニューイヤーコンサート、毎年開催しておりますが、今年はこのプラハ交響楽団でした。ちょっと変わったプログラムになっておりました。前半が名曲集。後半はドヴォルザークの第6番。


第6番はそこまでメジャーな曲ではありませんが、とても美しい作品ですので、お楽しみ頂けたのではないかと思います。


ところで、舞台の上にはたくさんの人がいて、たくさんの楽器があるわけですが、そのセッティングというのが必要なのはご存知ですか。あ、知っていますか。それは失礼しました。


ひな壇をつくって、椅子を出して、譜面台を出して、きれいに並べるのです。さらには、バックヤードすなわち楽屋のセッティングとか、楽器の搬入もやります。トラックでハードケースに入れられた楽器を舞台の奥に搬入し、綺麗に並べるという仕事です。今日はそのお手伝いを、私もいたしました。


というわけでいきなりですがクイズ。この作業はいつもだいたい何人ぐらいでやっていて、どれぐらいの時間で完了するでしょうか?


カチカチカチカチカチ・・・・ブー!


正解は越後製菓!!もとへ、正解は、10人ぐらいで1時間弱です。


意外と時間がかかるものですね。


舞台監督と呼ばれる職業の方がおられまして、こういうオーケストラのツアーの場合は、全国をその人がついて回ります。各ホールの舞台図面をもとに何をどういう風に配置するかを決めて、連絡して、当日指示を出す、そういう方です。


今日も舞台監督の方の的確な指示を頂きながら、無事に終えることが出来ました。プロの仕事に感謝。ありがとうございました。


    
  

 

今年も一年、ありがとうございました。締めくくりの(やや真面目な)あいさつ

投稿者:ヤマネ


皆様、今年も激動していましたでしょうか。当事業団もいろいろと皆様の印象に残るような公演をご提供出来たのではないかな?と思っております。いや、思いたい。


来年もまた「面白い!」と言って頂けるような公演をたくさん企画したいと思っておりますのでどうぞご期待下さい(現在もせっせと企画中)。


そして多くの皆様がご存知の通り、武蔵野市民文化会館は来年4月より休館し、大規模改修工事を行います。約1年間休館してしまいますが、その間も別の場所での公演を開催したりなど、前向きの姿勢は崩しません。えー、遠いー、とか言わず、お越し頂ければ幸いです。


ジャズ、ワールドミュージック、寄席、お茶会などは例年とほぼ同様に開催予定です。クラシック音楽については武蔵境駅徒歩1分の武蔵野スイングホールでの開催回数が増えそうです。独自招聘の公演も、多くはスイングホールで。初来日で活きのいい演奏家も何人も招聘する予定にしております。ご期待下さい。


ちなみにですが、改修工事後は、椅子がややひろくなったりもします。ゆったりとお楽しみ頂けるようになるのではないかと思います。(駅からの距離について言えば、多分変わりません。)


当事業団の年内の営業は明日の午後5時をもって終了、新年は4日の午前9時からです。2016年もまたどうぞよろしくお願い致します。


皆様のお手元には、1月号のinformationが年明けに届くと思います(年が明けてからお手元に届くよう手配しております)。新年初の発売日は1月9日を予定しております。おおっ、と唸って頂けるような変化球もご用意致しました。お楽しみにお待ち下さい。


それではまた来年、ごきげんようっ!!来年もみんな、コンサートへ行こうぜ!!いち・に・さん・ダアーー!!!!!!!!!!!!!ギョエーーーーーム!!!


    
  

 

成蹊学園で音楽を

投稿者:ヤマネ


もう3日前になりますが、成蹊学園でコンサートを開催致しました。ご来場頂きました皆様に感謝致します。


フランチェスコ・コルティのチェンバロリサイタル。素晴らしい公演だったと思います。演奏も素晴らしく、会場もよかった。漆喰の壁が持つあたたかい雰囲気、高くて丸みを帯びた天井は響きもよく、皆で驚きました。


しかしやはりホールではないので、いろいろと勝手の違うことなどがあり、あたふた、ドタンバタン、ズシングラグラ、などしながら、公演を無事に終えることができました。関係者の皆様に深く感謝したいと思う次第です。


一番大変だったのは何か。それは、この成蹊学園本館という建物が「コンサートホールではない」と言う事です。そらそうや、何を寝ぼけたこと言うてんのや、君はタコか、それともナスなのかな?と罵倒されそうですが、いえいえ、そんな事はございません。


ここで開催にまでこぎ着けるのはかなり長い道のりが必要でした。公演を実施するにあたり消防署の許可をとらなければならなかったのです。これにかなりの時間がかかりました。


なにが必要だったかというと、緊急時の避難について、ルートの確保(座席の通路の幅の確保)、消火器の適切な場所への配置など、さまざまな事を加味した空間を作り上げなければならなかったのです。実際にこれに関連した資格の取得も必要で、I.D.氏が勉学に励んで試験を受けた結果、無事取得した、という行為も必要でした。


消防法の関係で2階席(建物の3階部分)の使用は難しいかも知れないと絶望的になったりもしましたが、何とかクリアし、実現に至ることができたのです。


なので、皆様がご覧になったあの空間は、一見なんの変哲もないように見えて、細かな部分でチューンアップされていたのである!!!バババーン!!!(おおげさ)


またあそこで公演を開催したいなと思っておりますので、今回お越し頂けなかった皆様も含め、ぜひご検討下さい。