武蔵野シティバレエのオーディション

執筆者:I.D

今日は涼しいですね…。この雨で桜がいよいよ終わってしまうのでしょうか…。

昨日は悔いのないよう、たっぷり桜を見てしまいました。

 

 

さてさて、武蔵野シティバレエは、日本のバレエ界でも珍しい毎回出演者公募という形式をとっています。

 

そのオーディションが明日大ホールで行われます。(これは非公開です。)

 

今回もこんなにたくさんのご応募をいただきました!

 

 

合格した方は11月の公演に向けて、6月頃からとても厳しい(?)練習が始まります。

 

今年の演目は「白鳥の湖」!

武蔵野シティバレエでこの名作を上演するのは10年ぶり!なのです。

 

プティパ=イワノフ版に武蔵野らしさを加えるとの意気込みも、振付家から届いています。

 

皆様この秋をご期待ください!

今年は何の年?

執筆者:あ・と・お

 

今年一番のビッグイベントといえば、やはりロンドン・オリンピックでしょうか。同じく4年に一度、オリンピックイヤーに開催されるのが(意図的に合わせている訳ではないと思います…)、「武蔵野市国際オルガンコンクール」です。今年も、9月21日~30日に武蔵野市民文化会館で開催いたします。1988年に第1回が開催され、今回で第7回目を迎えます。回を重ねるたびに世界的にも認知されるようになり、今回は21ヵ国から計120名の応募がありました。その中からオーディションで選ばれた15名が第1次予選に出場します。

 

ただ今、このコンクールにあわせ、夏からの様々な関連コンサートを企画中です。これまでにオルガン・コンサートに足を運ばれたことのある方もそうでない方も、もっともっとオルガンの魅力を知っていただき、コンクールを楽しんでいただくために、いつものオルガン・コンサートとはひと味もふた味も違う公演も数多く取り揃えます。来月発表予定です。どうぞ、ご期待ください!

 

武蔵野市国際オルガンコンクール公式ホームページ
www.musashino-culture.or.jp/iocm

シュクルーハンというバリトン歌手

執筆者:Director's choice


クラシックとトラッドの双方ですばらしい美しいヴァイオリニストを見つけました。日本に紹介できたらと考えていますが、最も魅力的なレパートリーが日本になじみのないものであるため、少し迷います。


バーデンの歌劇場で来日するシュクルーハンというバリトンにつてい少し。彼はチェコで活躍している多くのロシア系バリトンの中でもトップの実力を持っていると言っても過言ではありません。ただ、人間は器用に生きられる人と生きられない人とがいますが、彼は後者に属するのです。アーティストといっても劇場に生きる者はいわゆる"おぼえがめでたい"タイプの人が使われてしまいます。


シュクルーハンは歌も人間もよいのですが、妥協ができない芸術性を持っているが故に、その実力は海外に伝わって来ません。彼の良さを判る耳をもつ者だけが起用しているのです。ダブルキャストの一人で、武蔵野で必ず歌うとは限らないが、注目してほしい実力派です。


最近ギョウザをよく食べます。目黒の鎮海楼のギョウザはなかなかのものです。新橋の一味玲玲もよい。トッパンホールの通り道?にある白龍もわるくないです(ただし他のメニューもすべておいしいわけではないので、あくまで餃子をとる事を前提にお勧めします)。

 

ひよこちゃん、『一握の砂』を読もうとする

投稿者:S.O.S改め、ひよこちゃん

皆様、石川啄木をご存知でしょうか?
私は知りません。ウソです。でも、あまり知りません。


小学校や中学校の国語の教科書にもよく載っているらしいなのですが、ひよこちゃんはその昔から国語の授業がとても嫌いでした。国語の教科書もつまらなくて大嫌いだったので決して読みませんでした。今では国語の授業の思い出といえば、春の日ざしが刺す教室で授業中に気持ちよく寝ていて、友達と楽しく遊ぶ夢を見ていたら国語の先生に「バカタレ」と起こされたことくらいでしょうか。カワイイ思い出です。


そんな私でも唯一、啄木について知っていることは、彼が『一握の砂』という詩集の人だということだけでした。しかし、6月30日(土)と7月1日(日)に石川啄木原作・結城座公演『雲は天才である』が武蔵野芸能劇場で上演されることになったので、私は慌てて石川啄木さんについてお勉強を開始することにしました。


ひよこちゃんは典型的な「形から入るタイプ」ですので、たまたま入った古本屋で見つけたこんなものを買ってみました。


......うーむ。ハードル高し。。。い、いきなりこれは厳しいですよね......。


というわけで、もう1冊買い足しました。


こ、これなら、教科書を読めなかった私でもなんとかなりますよね...!
そして、もう1個。今回の結城座公演の原作にもなっている『雲は天才である』を青空文庫(著作権が切れた本をWeb上で公開しているページ)にて発見しました!!興味のある方はこちらからどうぞ→http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/card45462.html


そんなこんなで、結城座『雲は天才である』公演の準備が着々と進むなか、私ひよこちゃんの啄木学習もちびちび進んでおります。併せてご注目下さいませ!

アンコール、その恐怖

執筆者:ヤマネ


アンコール、と言う言葉はご存じでしょう。音楽会の場合は、いわゆる本プログラムが終了した後に拍手が鳴り止まないため、追加で何曲か演奏したり歌ったりする事です。武蔵野文化事業団では終演後、ロビーにアンコールの曲目を書いて掲示しております。


このアンコールがくせ者なのです。だいたいの人はアンコール曲を用意していて、あらかじめ教えてくれるのですが、中には「アンコールの事でしたならば出たとこ勝負で行きます」みたいな事を言う人もいるわけです。


そんなわけで、はい、アンコールの始まる時が、人生で一番緊張しますね。全身を耳にして、ドレミファ・ドン!(古い)しています(演奏家のレパートリーが判っている場合はレパートリー・リストも参考にします)。私はそれでもピアノ科出身ですからピアノ曲は判るほうです。でも、ショパンの夜想曲とかワルツとかは作品番号が判らず往生しますし、フレデリック・ジェフスキーの「不屈の民」変奏曲から第21変奏、なんてやられたら絶対に判りません。


そういう場合は袖に戻ってきた演奏家を捕まえ、アーアー、今ノ曲ハ何デアッタカ?と聞くのですが、ごく稀に、演奏者自身も曲の正確な名前を知らない、と言う場合があり、すわ!舞台袖は阿鼻叫喚こだまする錯乱状態へと突入するのです!ババーン!


アンコールは心臓に悪い、と申し上げて過言ではありますまい。


第1回 武蔵野寄席 ネタ帳

執筆者:I.D

さて、昨日は武蔵野公会堂で武蔵野寄席“春”が開催されました。

 

私は武蔵野文化事業団に入るまでは、落語にほとんど接したことがなかったので、初めはわからない事ばかりでした。

 

落語好きの方は当然知ってらっしゃることですが、落語家さんはその日やる噺を、事前に決めることはあまりなく、多くの方が当日に噺を決めると聞いたときには驚きました。

 

当日楽屋に入ると、以前その落語会でどのような噺をしたのかが書かれているノート「ネタ帳」や、お客様の年齢層や雰囲気を参考にするとのことですが、なんと高座に上がってから噺を決める方もいるとのことです。さすがプロ!という感じです。

 

武蔵野寄席でも昭和60年の第1回からの、全ての出演者と演目が記されている「ネタ帳」があります。

 

 

これがネタ帳に記された第1回目の武蔵野寄席だ!!  あっ、つい興奮してしまいました。すいません。

 

出演は、まだ前座で「昇八」を名乗っていた春風亭昇太さん、「愛橋」を名乗っていた二つ目時代の瀧川鯉昇さん、内海桂子・好江さん、春風亭小柳枝さん、松旭斎すみえさん、そして春風亭柳昇さん!

 

柳昇さんの肝いりで立ち上げられた武蔵野寄席を成功させよう、との意気込みが伝わってくる、盤石のメンバーでございます。

 

皆様のご愛顧により、それから27年もの間続いてきた武蔵野寄席を、これからも益々発展させていかなければ!と気を引き締め直す思いでございます。

 

これからも武蔵野寄席をよろしくお願いいたします。

 

 

おまけ 舞台袖から見た高座です。前座さんたちが、真剣なまなざしで師匠の芸を見つめていたりします。

 

 

武蔵野は春爛漫

執筆者:あ・と・お


今年の春は寒い日ばかり続き、火曜日には嵐まで吹き荒れ、桜が咲く気配がいっこうになかったのですが、ここ数日で一気に花をつけ、今、武蔵野は春爛漫です(でも、やっぱりちょっと寒いです...)。武蔵野市民文化会館のとなり(西側)の桜もきれいに咲いています。きっと井の頭公園などもたくさんの桜で彩られていることでしょう。花と言えば、桜。この週末は、ぜひ武蔵野にお出かけください!

文化会館通り2012.4.7


武蔵野市(井の頭公園)の桜開花情報

日本気象協会
http://tenki.jp/sakura/point-320.html
ウェザーニュース
http://weathernews.jp/sakura/pinpoint/?id=108#//ddm=week


 

クリストフ・バラーティのこと

執筆者:Director's choice


武蔵野はヨーロッパで活躍しながら日本でリサイタルを行ったことがない実力派アーティストの日本デビュー・リサイタルを次々と実現させてきた。


来月登場するクリストフ・バラーティもその一人だ。指揮者の大植英次が是非日本に紹介したいと推薦し、日本でのマネージメントがついたので、今後彼の名を日本でたびたび目にするようになる日も近いだろう。


マズア、ヤノフスキ、スピヴァコフ、ペトレンコ、バシュメットなどの指揮でベルリン放送交響楽団など世界のオーケストラと協演している。


演奏スタイルはシゲティ、ジェルジ・パウクなどハンガリーの血がもたらすある意味"土(つち)のような"音に、ミルシテイン、シェリング、メニューインの伝統を師のエドワード・ウルフソンから注入されたもので、安定度も非常に高く、聴く者を裏切ることがない。


彼の十八番といえるバッハの無伴奏は、ベルリン・クラシックスからCDが出ているので、興味がある方は是非聴いていただきたい。


さて、今日のワインはセブンイレブンで398円で買えるスペインのLos Molinosだ。正直セブンイレブンオリジナルのボルドーなどはあまりおすすめできない。しかしこのテンプラニーニョとガルナッチャからできた赤(白も悪くない)を冷やして飲むのはありだ。缶ビールを2本飲むよりお得であることを考えれば立派なものだ。


■バラーティの演奏 (バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ハ長調 第4楽章)

記憶の話

投稿者:ヤマネ


コンサートに来られる皆様は、指揮者、ピアニスト、ヴァイオリニストたちが楽譜を見ずに演奏しているのを見て、どうやって2時間分の音楽を記憶するんだろう、と思ったことはありませんか。プロだから憶えていて当然、でしょうか。


聞いたり調べたりしてみますと、いろいろな憶え方が世の中にはあるようで、特に有名?なのは、カメラのシャッターを切るように、楽譜一ページ一ページをカシャッ、カシャッと記憶していくという方法です。あの曲のこのページ右下にはコーヒーのシミがあって、何てことまでもが画像のように"見える"そうなのです。


少し前に、数字が景色に見える「共感覚」を持つ人の話を読んだことがあります。この記憶方法も凄くて、この人はその特殊な能力を使って円周率をひたすら憶えて行き、ギネス記録を打ち立てたそうです。


全然関係ないのですが、不肖私も、食べ物で昔の景色を思い出しました。昨夜私は阿佐ヶ谷にあるトルコ料理の名店「イズミル」に行ったのですが、出された前菜の一つ、レンズ豆のペーストを口に含んだ瞬間に、ヨーロッパ留学時代のことが突如うわーっと思い出されました。当時つるんでいた大学の先輩と、しばしばトルコ料理を、裏通りの狭くて汚くて安いお店で食べたことを思い出したのです。


一日ピアノを練習した後、トルコのポップスがガンガン流れる店へ行き、3.5ユーロ(400円ぐらい)でドゥルムと呼ばれるサンドイッチの一種を食べ、1.2ユーロ(150円ぐらい)でビールを飲んだなあ。ソースがいろいろ選べた、アンダルシアだとかマヨネーズだとか、サムライ(ぴりぴり辛い)だとか、そんなのが選べたな、と思い出し、しばし遠い目をしたのでした。料理でそんなことを思い出すなんて、脳って、面白いではないですか。


トルコ料理はフランス、中国料理と並び世界三大料理の一つとも言われるようなのですが、あまり口にする機会がないのではないでしょうか。阿佐ヶ谷駅徒歩1分の「イズミル」は内装も落ち着いており、流暢な日本語を話す店員さんたちの感じもとてもよくてお勧めです。同じ中央線沿いですし、武蔵野での公演の前後にも行けるかも知れませんね。


■ トルコ料理レストラン阿佐ヶ谷イズミル
http://www.asagaya-izmir.com/
月曜と第3火曜 休み 18:00 - 24:00

ひよこちゃん、カロリン・ヴィットマンさんと出会う。

投稿者:ひよこちゃん


1番下っ端のS.O.Sです。
有能な先輩・上司のお尻についていくような感じでございます。簡単に言えばお荷物でしょうか。オブラートに包めばヒヨコでしょうか。
早くお荷物から脱せるよう精進したいものです。


私のことはさておき、昨日リサイタルが行われたカロリン・ヴィットマンさん、成田空港からホテルまでお送りする役目を私はじめて1人で任されました。
怖い人だったらどうしようと、神から見捨てられた仔羊のような気分で成田空港まで馳せ参じたのですが、ところがどっこい!厳しい女教師のような写真とは裏腹に、女神のように優しい素敵なレディでした。長時間のフライトで疲れているはずなのに、不慣れであたふたしている私にイヤな顔1つせず微笑んでくれます。ああ、女神さま!


英語が拙い私ですが、ヴィットマンさんがいい人であることに甘え、かなりブロークンな英語で色々とおしゃべりをさせていただきました。来日中のスケジュール、彼女が暮らすドイツのこと、日本で起きた悲しい地震のことや、彼女は東京に来るのが初めてだったので、東京のオススメ、JRの切符の買い方などなど、色々と話をしているうちに、あっという間に東京都内の某ホテルに到着。無事任務を果たすことができました。


かなり仲良くなれたことにすっかり気をよくし、コンサート当日の午後も彼女が宿泊するホテルにお迎えにあがりました!彼女は数日のうちにしゃぶしゃぶ、蕎麦、うな重といった日本食を堪能したようで、とても東京を気に入ったとのこと。日本は素晴らしいわと何度もおっしゃっていました。
しかも「日本では英語が通じないし、英語のメニューがないお店も多かったことを考えれば、あなたの英語は素晴らしいわ」という、とても優しいお言葉まで頂戴してしまいました。


彼女の強い希望で急遽曲順を変更することになったことや、シャリーノという現代的でちょっとアクの強いプログラムをお客様が受け入れてくれるのか彼女は大変心配していました。新米の私は、彼女の演奏をそれまで聴いたことがなかったのですが、もうリサイタルの前からすっかり彼女のファンになってしまったていたので、お客さまが彼女の演奏を気に入って下さればいいなと開演前からドキドキ。お客様をお迎えしながらも実はドキドキしておりました。


そして、リサイタル本番、は書くまでもないですね。それは聴きに来て下さった皆さまが1番よくわかっていらっしゃると思います。終演後やツイッター上でも多くのお客様から「よかったよ」「素晴らしかった」というお言葉を頂戴しました。ご来場下さった皆さま、どうもありがとうございます。
終演後のサイン会にも多くのお客様がCD片手に列を作って下さいました。


ヴィットマンさんは本日帰国の途につきました。
フライトの時刻の関係で、彼女はかなり早起きをしなければならず、昨日の帰り際には大変不安そうでしたが、今朝、私が起きて少しすると、携帯にメールが届きました。そこにはヴィットマンさんからのメッセージがありました。


「今、成田空港に着いたよ。ちゃんと電車に間に合ったわ。この数日は本当にどうもありがとう。また会いましょうね!」


"一期一会"という言葉を、私自身はあまり好まないのですが、このときは確かに「その通りなのかも知れない」と思いました。1年前の自分が出会うなんて想像もしなかった人と繋がって、心を通い合わせる瞬間がある。それは本当に奇跡のようなことだと思います。
そして、コンサート会場や劇場といった場所が、皆さま1人1人にとって、そのような機会をご提供できる場であれるように努力していこうと改めて思った次第でありました。


「こちらこそ本当にありがとう!また、必ず会いましょう!」